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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

紀の川は復旧中

2019-08-19 05:29:00 | 川でカヌー

(応急組立橋とは凄いネーミング)
 奈良吉野川の大川橋からスタートして橋を2つ潜る。
そこで和歌山県に入り最初の橋にさしかかる。
すると橋が2つ??
なんと手前のは国交省の応急組立橋となっている。
こんなの始めてみた。
去年の西日本豪雨それとも台風?
なんとも凄いです。

(応急組立橋の橋脚、いかつい)
 橋をくぐろうと近づくと橋脚も鉄骨むき出し。
紀の川も昨年は何度か危険水位まで上昇している。
ほんとに最近は自然災害が多い。
ただの雨でも降り続け被害が続出してますしね。
どこも木が少なくなって山が保水できないから溢れやすくなってます。
川を漕ぎだしてそんな事もよく考えるようになりました。

(南海電車を潜るのは久しぶり)
 橋を過ぎると小さい瀬があってそこからはトロ場区間。
このコースもここが一番の難点。
トロ場もフォワードストロークの練習と思ってたらいいんですけどね。
まあ普段から淀川漕いでる私にはまったく問題なしです。

(こちらもそれなりに老朽化している)
 トロ場の終わりに南海電鉄が見えて来た。
そういえば最近南海は下を潜ってない。
関西空港連絡橋を行くと南海電車潜るのだが今年はまだいってないという事か。
でもこの橋も下から見るとかなり古い。
ちなみにこの線路は南海本線でなく南海高野線。
前に痛んで補強したはずなので古く見えても大丈夫かな・・・

(下向いて下ってたら駄目だろう・・)
 線路を越えてちょっと行くと最後の瀬がある。
ここは人家やビルがバックでかなり街中感が強い。
私もだいぶ慣れたのでここではサイドサーフィン・・・と思って瀬に入ったらつかまって出れない。
N3さんからは沈しろ沈しとと怪しい念波が跳んでくる。
沈するのはいややあと必死に耐えてなんとか脱出。
とても遊ぶどころではない。
まあ私のスキルはこんなもんです。

(サイドサーフィン、いや捕まっているんです)
 そこからゴールはすぐ。
橋本橋の手前でもう一度身体を冷やしてからゴール。
10km弱のダウンリバー、とてもいい感じでした。

(暑い、上陸前にもうひと被り)
 上陸して着替えなのだが、車を置いた向副緑地には誰もいない。
エッ夏休みやろ?
暑いからか?
確かにすぐ熱中症になりそうな天気ではある。
でもちょっと寂しい気分。
確かに川の上で浸かりながらはかなりましだけどなあ。
といいつつ車に乗ると車内は42度、クーラー全開でスタート地点まで回送にいきました。
N3さん、また行きましょうね!

奈良吉野川から紀の川へ

2019-08-17 06:00:00 | 川でカヌー

 関西屈指の人気フィールド奈良吉野川。
通称ナラヨシは大淀町(下市町)の下市口駅あたりから五条市の栄山寺あたりまでの区間を漕指す。
しかしそれ以外にも上流部の大滝ダム下宮滝といった区間もあるのだが今回は栄山寺より下流の区間。
ちょうど奈良県から和歌山県に入る所で川の名前も紀の川へと変わる。

(スタートの大川橋)
 このコースもそれなりに瀬もあるし面白いのだが、上げる所が少なく最後が2kmほどのトロ場となる。
これが短い艇ではしんどい。
ただいいのはバーベキューなどの為に河原に降りてくる人や釣り師が少ない。
これは上げる所がないのの裏返し。
これが地味に嬉しい。

(スタート直後、後ろは大川橋)
 私にとっても久々のリバーカヤックでのダウンリバー、N3さんと二人で下る事にする。
まずはゴール地点の向副緑地に集合、車を1台置いてスタート地点の大川橋へ。
どちらも十台ぐらいは停めれるうえ川までも近い。
では早速下りましょう!

(二見の瀬? 多分まだ名前はない)
 この日も気温は34度ぐらいまで上がるとの事。
スタートは10時前ぐらいでもう充分暑い。
川までいったらカヤックに乗る前に浮かんで少し流される。
水が冷たくて気持ちいい。
夏はやっぱり川かなあ・・・

 スタートしてすぐ川が大きく左に曲がる。
そして左手から丹生川が流れ込んでくる。
この丹生川も狭くて難所、実はここはまだちゃんと漕いでない。
前に行った時が増水で核心部は危険なので行かなかった。
行ってみたい気もするが今の私では荷が重い。

 丹生川合流後から瀬が始まる。
ここはあまり行く人がないので瀬に名前が付いていない。
まあなんとなく二見の瀬としとこう。
何個かの瀬が複合的に繋がっていて、右でも左でも行ける。
岩盤が多く水が綺麗だ。
 ナラヨシの五條あたりが渇水でも丹生川が多ければかなりの瀬になる。

 見た感じけっこう落差もあったので久々のリバーカヤックの私はビビリモード。
でも漕いでると感覚が戻ってきます。
なんといってもリバーカヤックは今年3回目、海ばっかり行ってるもんなぁ。

(ここから違う瀬)
 同行のN3さんはガンガン瀬に入っていく。
私は沈しないようにソロッと入る。
まあリハビリなので安全第一です!

 この後も素直な瀬が続く。
気持ちいいなあ。
スタート直後に釣り師が一人いただけで誰にもあわない。
ナラヨシの普通行くコースだと川に荷物をおろしてバーベキューや跳び込んでいる人(結構これで死んでいる)などがいっぱい。
自分たちだけなので気が楽だ。

(御倉橋? ここはまだ奈良県)
 そうして橋を二つ潜る。
奈良県はこれで終わり和歌山県に入る。
距離にして大川橋から4.5kmほどでちょうど半分。
さあここから紀の川だ!

生田川、新神戸駅上流部

2019-08-02 05:53:00 | 川でカヌー

(JR新神戸駅 JRと接続のない新幹線専用駅)
 そういえば今年は遠くばっかり言って近畿地方あまり漕いでない。
毎年近畿の二府四県は漕ごうと思っているが今年はまだ大阪、京都、奈良の3府県。
そこでそれ以外の近場でどこかないかと考える。
そしてちょうど予定がなかったアニキやNSKさんと連絡を取り、JR新神戸駅へ行ってみようという事になる。
 実は新神戸駅周辺は前にも来た事がある。
その時は駅の下流側で百龍嬉水を見て生田川公園で浮いて帰った。
さあ今回はどうなるか?

(右側の上部にあるのが新神戸駅)
 まずは前回と同じく下流側の生田川公園から龍のモニュメントを見る。
正直、これはこれで素晴らしい。
しかし川に降りる通路には前回同様に鍵がかかっていて川に降りれない。
それなら上流にいってみよう!

(水はかなりきれい)
 そして高架を潜り線路の上流側に出る。
すると川に降りられる階段もあり何人かが河原でバーベキューをしている。
前回はここまでこなかったなあ。
 実はアニキは新幹線に新神戸駅から、ここを良く見ていたそうだ。
その見ていた所にいまやってみたわけだ。
では早速川に出てみよう!

(この岩場の上が瀬になっている)
 今回使うのはパックライト、まあパックラフトのぱちもんといったところで、強度も弱いがパックラフトより安い。
実はこれも私の艇、アニキに預けっぱなしでめったに使ってないんです。

(気合いの入るNSKさん)
 この生田川の線路の上流部の上には布引の滝がある。
そこから結構な落差で落ちてきてちょうど溜まりの上に狭い水路から水が流れてきている。
なんとかそこまで漕いであがるも流れが早くて上がれない。

(いつも新幹線からここを見ていたアニキ)
 しかしまあ水が綺麗だ。
神戸の街中すぐなのにこんなに綺麗とはすばらしい。
なんでも布引の滝の水は、昔そのまま船に積んでいてもなかなか腐らないとの事。
そらまた凄い水質なんだろうなあ。

 漕ぎ終わってそのまま上がり滝を見に行く。
といっても一番下の雌滝だけみて終わり。
もっと上も見たい気もするがサンダルが濡れて足も痛い。
また今度にしよう。

(布引の滝の一番下流側の雌滝)
 滝以外の瀬も結構えぐい。
幅が狭くストッパーもあり私ではくだれそうにない。
でもこういう所を見ると、ついつい漕げるかなと思ってライン見てしまうのはもはや病気ですね。

(駅から下流を見てみる)
 満足しての帰路、線路を越えた途端に3面コンクリートの川が見える。
こういう川は増水すると怖いんだなあ。
でもここから海まで2kmぐらいしかないんやね。
ちょっと行ってみたい気もする。
家からも近いしなあ。
機会があれば考えてみよう。

フィニッシュはやっぱり漕いで!

2019-07-28 04:35:00 | 川でカヌー

(中部大橋の前の公園の龍)
 佐久間ダムの上流からダムの横を通過、中部天竜駅まで歩いてきた私。
一応目的は達したのだが少し気になる事がある。
それというのも中部天竜駅の次の駅である佐久間駅の近くに堰堤らしきものがあった。
これは家で調べていた時に見つけたものでどんなふうになっているか見て行きたかった。
場合によったら手前から担いでポーテージもある。

(中部大橋のすぐ先にある中部天竜駅)
 そこでまず車でどうなっているか見に行ってみる事にする。
こればかりは実際に見てみないとなんとも言えない。

(中部大橋の下のザラ瀬は鮎釣りの人がいっぱい)
 どちらから行こうかと考えてまず右岸側から見ようといくとうまい具合に堰堤の横が広くなっていて車も置いておける。
川へのアクセスもいい。
肝心の堰堤はそこまで大きくなく楽に越せそうだ。

(橋から離れて鮎釣りの下からスタート)
 折角だからここまで漕ごうかと思いたつ。
堰堤から中部大橋までは1kmない。
それならとパックラフトを担いで橋まで歩く事にする。

(佐久間発電所とJR飯田線)
 ちょうどそのころ小雨が降ってきた。
まあ小雨ならいいかとテクテク歩く。
やがて中部大橋が見えて来た。
ただ橋の下のザラ瀬は鮎釣りの人でいっぱい。
流石にあの中を漕ぐのはなあ・・・
そんな事を考えながら瀬の終わりまで結局歩く。
ここからならいいだろう。

(発電所前の堰堤)
 早速準備して出艇、やはり最後は漕がないとね。
水が透き通ってきれいだ。
いい感じだなあ。

 漕ぎだしてすぐに佐久間発電所が見えてくる。
その先はJRの架線がある。
堰堤はその先だ。
水量も多くなかったのですぐに越えれた。
でもこれ増水の時は怖いな。
確か秋葉ダムまではもう堰はなかったはずだ。
ここからダムまで約18km、佐久間ダムほどではないが大概ながいな。

(発電所の対岸、右岸側は駐車スペースあり)
 しかしこの日は一日かけて徒歩5.5km カヤック800m 合計6.3km行くのに7時間・・・
これだからダム越えは面倒だ。
しかし家でなんども映像見ていたのだが、実際に佐久間ダムには圧倒された。
地勢、水量、貯水量、高低差・・・やはり現地にきてみないと見えてこないものは多い。
 佐久間ダムの上は8月に漕ぐ予定、そこから秋葉ダム、船明ダムと漕いで東名高速まで行けば家から繋がる。
あと4回?5回?
焦る事はない、一漕ぎ一漕ぎ進んで行こう!

ダムからの路は・・一部通行止め

2019-07-26 05:34:00 | 川でカヌー

(右後ろの青いのが原田橋)
 ダムというのは大きければ大きいほど直下では川に出れない。
ましてや佐久間ダムは高低差も凄まじく何処から川に出ようかというのはいつも悩まされる。
今回ダム直下は道がなく2kmほど下の原田橋あたりから漕げればと漠然と考えていた。

(原田橋以外の川への道も通行止め)
 しかし実際に現地に行ってみると原田橋は改修工事をしていて通れない。
更にその周りに行く道も通行止めになっている。
探したら徒歩でしか通れない狭い階段とかはあるにはある。
しかし道路が通行止めで工事の人もいる状態で無理に押し行ってカヤックを漕ぐのは流石に躊躇われる。

(川の中を通る迂回用の沈下橋)
 一応、原田橋の下流に仮設の道路(橋)があるにはある。
しかしまさに沈下橋でダムが放流したら沈んでしまうサイズ。

(停まると注意される。放流時は使えない)
 一応車で見に行ってみた。
途中で車止めれそうな所があったので止めて外に出るとすぐ巡視員が跳んでくる。
車自体交互通行だし勝手な事をするなと怒られる。
確かにちょっとまずかった。
そんな所にカヤック漕いで・・・いや辞めよう。
これは行くべきではないだろう。

(遺憾ながらショートカットで中部大橋へ)
 そうなると原田橋、仮設道路は外してその先から漕ぐか!
ちょうどJR中部天竜の駅がありその前に中部大橋がかかっている。
よし、そこまで歩こう。
そう決めると駅前に車を止めて佐久間ダムまでモトコンポで上がる。
では歩きますか!

(ダムからの下りのトンネル、なんだかんだ言って広い)
 ダムからしばらくはトンネルの連続、ただ幅が違うし歩道とまではいえないが狭いけれど段差があるのでそこを歩ける。
車はダムの上流より頻繁にくるが怖さは少ない。

(ダンプが来ても狭いけど歩道のようなスペースがあり安心)
 何箇所かトンネル過ぎると視界が開ける。
道路からは中部大橋が見おろせる。
もう少し歩くと今度は原田橋が見える。
天竜川が原田橋から中部大橋の区間でもの凄く急なカーブを描いている。
そして仮設道路の下で天竜川と大千瀬川に分流している。

(トンネルを抜けると中部大橋が見えて来た)
 やっぱり漕いでみたかったな。
でもそこまで無理して漕ぐべきではないだろう。
実際3kmほど距離は短くなる。
まあ全体から考えたらそこまで大きい事はないがすっきりしない。
とはいうものの原田橋の工事が終わってから改めて漕ぎに来るまではしない。
まあ基本繋ぐ旅は一期一会、これもまた旅なんでしょう。

(上から見ていた中部大橋に到着)
 そんな事を考えながら歩いていて無事に中部大橋に到着。
今回の目的である佐久間ダムの上下を歩くのは出来た。
でも折角だから少しだけ漕いでおこうかな!