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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

到着、秋葉ダム

2020-01-12 04:10:00 | 川でカヌー

(高い所からの俯瞰写真はあまりなかったので嬉しい)
 天竜川を佐久間第二発電所前から漕ぎだし、まさに山間の清流という雰囲気を楽しんでたが川幅も広くなりダム湖という雰囲気になってきた。
ちょうど水窪川という川との合流点に大井橋という橋がある。
そこに今回の相棒が見ていてくれた。

 高低差があるので電話で少し話をする。
ここからはあと13km、この大井橋までの5.2kmは1時間チョイかかったがそれは担いだり座礁したせい。
ここからは水深もあり普通に漕いで行ける。
まあ平均7km/hぐらいかな?
その事を伝え先に進む。
上から何枚か写真を撮ってくれたので使わせてもらいます。
俯瞰写真は少ないので嬉しい!

 そこからは快調、時速7~8km/hぐらいでている。
この調子だと11時すぎには秋葉ダムにつくし、無理行ってその先の船明ダムまで行けるんではないかと考える。
佐久間から秋葉が18km、秋葉から船明が15kmで合計33km。
まだ休みは2日あるしゆっくり休憩して週明けから仕事に行ける。
それぐらい調子が良かった!

(前半ほどではないが川はかなり屈曲している)
 しかしそうそううまくいかないもんで、12kmぐらいの所で右足のふくらはぎに違和感。
ここは元々坐骨神経痛のある所。
そのふくらはぎがつりかけている!
慌てて艇の中で伸縮さすが完全には直らない。
前半で川の中を歩いて冷えたのがまずかったか!
ドライパンツを2重に履いてるのだが、それごしにも充分冷たかったしね。

(ゴールまであと5kmの所にある吊り橋)
 こうなると無理は禁物。
まあだいぶおさまってきたので秋葉までは大丈夫。
しかしその先更に船明はやめたほうがいい。
 普段も漕ぎながらいろんな事を考えるが、今回は特に景色も変化の少ないダム湖、取らぬ狸のなんとやらでつい先に進める事を考えてしまった。

 しかしほとんどGPSも携帯も繋がらなかった佐久間上にくらべてかなり楽。
前の反省を活かして地図や距離も頭に叩き込んできてるし後半はずっと電波も通じてる。
そして1時間ごとに相棒が確認の連絡くれるのが心強い。
漕ぐのは1人でだがサポートって本当に有難いもんだ。

(後ろに見えるのが秋葉ダム。かなりの逆光)
 そして漕ぎだして2時間40分、前方に秋葉ダムが見えて来た。
川面に相棒が降りてきてくれている。
ゴール! 総行程17.8km 全体平均6.2km/h 移動平均6.7km/h

結構GPSも衛星ロストしてたので屈曲部を直線で計算されてるかな?
距離も事前に計ってたより500mほど短い。
まああくまで参考にというとこか。
 しかしこれで長野県県境から海までのうちの2つの大きなダムが完了。
いい初漕ぎでした!

初漕ぎ第3弾は天竜川

2020-01-10 05:25:00 | 川でカヌー
※この記事は正月3日のものです。
一応私の中でここまでが初漕ぎ、(海・シーカヤック)(公園・パックラフト)(川and湖・ワイルドウォーター)


(JR飯田線をバックに。右側360mに佐久間駅がある)
 2020年になり海の初漕ぎ、公園の初漕ぎが終わった。
次は川か湖あたり。
その両方がいけるちょうどいい所で昨年からの繰り越しの目標の一つ天竜川。
川の部分を広くなってダム湖と呼ばれる区間を行こうと決める。
 天竜川は1年前から関わり始め長野県の県境から海まで漕ごうとしている。
家から天竜川の河口までは既に漕ぎ繋がっているので、それが漕げれば家から長野県まで繋げれるというわけだ。

 そして昨年のお盆に上流部の長野県県境から佐久間ダムまでを漕ぎ、残るはその次の秋葉ダム、船明ダム、そしてダム下から東名高速で完了する。
もうダムダムの連続で天竜川という川なのにそのダムの上流はバックウォーターの為佐久間ダム湖、秋葉ダム湖、船明ダム湖とも呼ばれている。
 今回行くのは佐久間ダムの続きから秋葉ダムまで。
高校の同級生が浜松にいてて車を回送してくれる。
これは本当にありがたい。
4時に大阪を出て7時に浜松到着、コンビニに寄り8時に佐久間へ。
そして8時24分、いよいよ出艇だ!

(浅い!)
 気合い充分で漕ぎだしたものの50mほどいっていきなり座礁。
瀬の幅が狭くて通れない。
仕方なく担ぐのだが川の中を担いで歩くと水が冷たい。
もちろんドライパンツなので足が濡れるわけではないが冷えるのは止められない。
 そして再び漕ぎだし今度は浅くて水深が足りず座礁・・・堪らんなあ。

(水が綺麗)
 気を取り直し進むと少し深くなり水の綺麗さが際立ってきた。
これは綺麗だなあ。
冬場というのもあるがこう澄んだ水だとなんか嬉しくなる。

 この辺りは山の中になりGPSも携帯も繋がらない。
これは佐久間ダムの上流の時もそうだったので予想済み。
周りで鳥の鳴き声や猿の声らしきものがしてるなかただひたすら漕いで行く。
たまにはこういうのもいいですね。

(この先で川が左に蛇行している)
 スタート地点から5kmほどはかなり川の蛇行がきつく右に左に曲がっていく。
その時々で太陽が前にきたり横に来たり。
山陰になると日がささず少し寒い。

(スタートして1つ目の橋)
 小一時間ほどで前方に橋が見えて来た。
西渡という郵便局の横の橋。
この橋が5km地点、GPSも入るようになってきた。
この橋を過ぎてすぐに左岸側から水窪川という川と合流する。
それで水量川幅共広くなるのだが、その辺りからがダム湖になるのかな?
大概の川でダムがある場合、その上流の水が貯まった所はダム湖となるのだが、この天竜川は川幅も少し広くなる程度なのでどこからがダム湖かわかりにくい。
まあ漕ぐ事に関してはあまり関係ないのだが。
 一応ここまでが川の初漕ぎ、ここからが湖の初漕ぎという事にして先を進もう!


苦労あれどまた楽し

2019-12-14 06:03:00 | 川でカヌー

(スタート地点、これくらいの段差は楽勝)
 カヤックをやるときにスタート地点とゴール地点はいつも悩みどころ。
ルートが出来てるところはそこがしっかりしている。
とはいうものの基本的に私の漕ぎ方は一期一会、当然いろんなところで出したりするのでそれなりに出艇場所を経験している。
上の段差もそう、まあ慣れれば1m~50cmぐらいは楽勝です。

(街中の不思議な佇まい)
 さて今回漕ぐ市堀川、スタート地点は海に近く潮の満ち引きも大きい。
川沿いの家の下部は海水に浸食されいまにも崩れそうに見える。
上の写真の左側がそうです。
同じ海の近くでも大阪だと工場が多く人家がないので雰囲気がかわる。
この和歌山市の家々はちょっと凄いです。

(このあたりはちょっと都会風)
 そいから遡上していく。
遡上するといっても潮が干潮から満潮に向かって満ちて来てるので流れは海から内陸部へ流れている。
まあだから下流部スタートなんですけどね。
 先程の浸食された家々の景色から街中の護岸とビルにかわる。
ほんの数百メートルで景色が切り替わっていくのも興味深い。
漕ぎながらお城が見えないかなと思って見ていたが近すぎて無理だった、残念!

(ポンプ場ちかくにあるオイルフェンス)
ビルが並ぶ所から更に遡上すると公園なんかがでてきて景色が柔らかくなる。
やはり始めての所はいいねえ。
元々街中の川は割合に変化が多いし楽しいもんだ。
まあ何度も行く気はないんですが・・
 今回は距離は6kmなので1時間ちょいでゴールとなる。
もうすぐポンプ場というところで川一面にオイルフェンス。
一応、回送時に見ていたのであわてはしない。
でもこれ見てなかったら焦るだろうなあ。

(約150cmぐらいだが下部に牡蠣がついてあがりにくい)
 そして1時間ちょっとでゴールのポンプ場の近くまでやってきた。
ここが今回最大の難関、なんといっても上がりにくい。
段差はせいぜい150cmぐらいでファルトの上に立ては手が普通に届く。
しかし壁面一杯についた牡蠣の殻!
さあどうしたもんか?

(手助けすればなんとか上がれる)
 牡蠣があるので手や足もそうだがファルトも切れる可能性が高い。
まずタンデムで艇を押さえてもらって私があがる。
これこそタンデムでの乗り降りのありがたさ。
足場の艇が流れていったりを考えないでいいので手が持てればなんとかなる。
まあ立って手がつかめた状態で這いあがれるのが前提だが。
 あとはあがってロープを使い補助、最後に艇をある程度ロープで揚げてみんなで引っ張り上げる。

(ゴール横の階段、なんとも狭い。なんとなくこの写真を載せたかった)
 ここで上げれなければ1kmほど戻ってあげて歩かないと行けないとこだった。
なんとか上げれたけど一人できてたらきつかった。
少なくとも牡蠣にあてずに上げるのは無理だろう。
しかしこういう苦労もまた楽しい。
思った以上に手足、目の痛みはなかった。
怪しい目薬の御蔭かな。
さあもう少し距離伸ばしてみて漕いでいこうかな!

いざ、和歌山市内未繋ぎ区間

2019-12-12 05:25:00 | 川でカヌー

(青が漕いだ所、オレンジがまだ)
 さていろいろあったが薬と休薬の御蔭か徐々に炎症もましになってきた。
そうなるとまず試しにチョイ漕ぎに行ってみたいもの。
距離は5kmぐらいでどこかないかと候補を絞る。
そしてそういえば和歌山市内の和歌川、市堀川がまだ残っていたなと思い付く。

(和歌山城です)
 和歌山城の周りに流れる和歌川・市堀川は2008年12月に和歌川のポンプ場から片男波まで、2013年11月に和歌山城横から和歌山港まで漕いでいる。
ちょっと途切れ途切れになっていて、あと紀の川の右岸から和歌山港と和歌川ポンプ場から和歌山城横まで漕げば紀の川から片男波というか家から片男波まで繋がる。
海岸線を漕いだ時は磯の浦から沖合い一気で漕いだので、まだ片男波やマリーナシティは私の繋がる輪の中にはいってないんです。

(和歌川のポンプ場)
 ちょうどいいのでこのどちらかを漕ごうと計画、今回はファルトで参加は私、NMさん、asobimanさんの3人。
こういう街中で漕ぐ時に何が問題になるといってスタート場所とゴール場所。
切りたった護岸も多いので乗り降りできる場所は案外限られてくる。
まあでも参加のメンバーも強行出艇の経験もあるし大丈夫だろう。
 コースは始めは紀の川右岸から和歌山港の予定だったがちょっと風がでそうなので風の影響を受けにくい和歌川ポンプ場から和歌山城に変更、あとは漕ぐだけだ。

(スタートの寄合橋、川が直角に曲がっているのはお城の近くだからなのか?)
 まずゴールの和歌川ポンプ場に車を置きに行く。
そして念入りにゴール地点を確認するがかなり段差もあり上げにくい。
正直一人で来てたらゴール場所変えるレベル。
しかし複数人数、流れはなし、ロープありなのでなんとかなるだろう。
 それから車で和歌山城まで移動、しかしここでアクシデント!
前に出した所にチェーンが入ってあって立ち入り禁止になっている。
もちろん乗り越えたら行けるが良識ある社会人?の我々はそんな事はしない。
急きょスタート地点を探してさまようと川が曲がっている横の寄合橋の横に川沿いへ降りる階段!
段差もそれほどでもなく立ち入り禁止の看板もなにもない。
多分ここはいまは使ってない船着き場ではないかな?
なんいせよ艇も組むスペースありなので迷う事はない。
早速荷物を降ろして車は近くの駐車場に停める。
いいとこうまく見つけれました。
よかった、良かった。

(目には風避けのゴーグル)
 ファルトの組み立ては爪が何本か剥がれ掛けてる私には荷が重いのでメインはお二人に組んでもらいちょこちょこ押さえたりして手伝う。
艇を担ぐとかは案外いけるんですけどね。
まあこればかりはしょうがない。
 しかし思わぬ流れで和歌山来たがやはり水の上、そしてツアーはいい。
とくに始めての場所というのは嬉しいもんだ。
ではゴールの和歌川ポンプ場めざして出発だ!

カヤックちょっとは漕げるかな?

2019-12-07 16:50:00 | 川でカヌー

 副作用が悪化してカヤックの約束や予定もキャンセルする日々が続く。
でももちろん満足できるわけもなくなんとか漕いでみようといけそうな所を考える。
 いま一番駄目なのは目と指、目は乾燥からの目ヤニがひどいのだが、水上ならちょっとはマシだろうか?
指は爪だけでなく指の腹の水ぶくれも酷く艇の積み下ろしが困難だ。

(サンダーバード)
 そこでまず艇、家まできて積み下ろしをやってくれるという人がいるので甘えることにする。
場所はすぐにやめれる車のそばで漕げる所で近場がありがたい。
そうなると木津川の笠置でいいか!
艇は幅の狭いシーカヤック、これでいってみよう。

 朝、相方が来てくれ一緒に笠置へ。
相方はカサラノ、ウィスパー、アルピナ450、アリュート、エアリス・・・と折りたたみは多く持っているがリジットのシーカヤックは漕いだ事がないという事なのでシーカヤックの試乗を兼ねて漕いでみる。
更にオールラウンドタイプのフジタカヌーA1を借りる。

(フジタカヌー製のリジット A-1)
 まず初めに私がA1、相方がサンダーバードに乗る。
やはりリジットのシーカヤックはレスポンスの違いがあるので始めは戸惑っていたがすぐに慣れた様子。
途中でA1と交替、更にスケグつきとなしも試してみる。
流石にA1、漕ぎやすいカヤックだ。
そうして1時間ほど艇をかえて試乗、やはり水の上は楽しいわ。

(スケグを付けてみる)
 副作用の方だが、指は漕ぐ前にテーピングしてガチガチに固めてたので1時間ぐらいは大丈夫だった。
とはいえ痛いのは痛く我慢して漕いでただけ。
そして目は駄目、どうしても乾いてカピカピになり視野もせばまり痛い。
これで遠征系は無理です。
でもこれでも新しい目薬刺しだしてからましになってきた。
まあ短時間浮くだけでもありがたい。
一人なら艇はエアリスかパックラフト、積み込みは無理、ファルトの組み立てはもっと無理かな。
しばらくはこういう漕ぎですねえ。
でも1週間たてばかなり病状も変わる。
焦らず身体と相談しながらこいでいきます。