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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

流れも速く二俣でゴール!

2020-02-26 05:00:00 | 川でカヌー

(スタートしてすぐの塩見渡橋、上流側から)
 船明ダム直下からスタートして久しぶりのリバーカヤックの感覚を楽しみながら下っていく。
するとすぐ先にある塩見渡橋が見えて来た。
橋に近づくと上流側の側面に何か書かれている。
「天竜川の源(諏訪湖)よりここまで185kmです」
私は佐久間ダム上流23kmの虫川の合流点から漕ぎだしたからここまでは約60kmぐらい。
まだ途中抜けてる所もあるがざっと三分の一か!
本当は諏訪湖から行けばいいんだろyがちょっときつい。
「天竜川チャレンジ213km+α 2017」のURL
でもこれ地元の人は行ってるんですね。
私も何度か見て参考にさせてもらいました。

(塩見渡橋下流側から)
「ここから河口(太平洋・遠州灘)まで28kmです」
ちなみに橋の下流側には海までの距離が!
なんかいいですよね。
河口から遠州灘経由で伊良湖水道を経て大阪まではもう漕いでるのでもう少しだな。
しかし私も長野県は鈴岡県に住んでたら行ったかもしれないな。
日本海から琵琶湖経由で大阪湾はかなり始めに行きましたからねえ。

(これぐらいの瀬なら写真を撮りながらくだれる安定感)
 塩見渡橋を越えると川幅が狭くなる。
所々波立っていて気持ちがいい。
途中本流の真ん中に木が垂れ下がっていて危うく避ける。
こういう動きがワイルドウォーターには不向きなんですね。
沈はせずに行けたと思うがやはりリバーカヤックの方がなんとでもなるし安心感は大きい。
まあ根本的に抗がん剤投与しながら漕ぎにくるなというのはありますが・・・

(冬の川という感じだ)
 漕いでると所々で川の中に枯れ木を発見。
流れて来たのか折れて落ちて来たのか。
いかにも冬の川という感じで風情がある。
やはり川遊びも夏だけでなく冬もいいもんです。

(ゴールの鹿島橋が見えて来た)
 5kmの行程なのですぐにゴールの鹿島橋が見えて来た。
とにかく今回は水量も多く漕ぎやすかった。
雪解けに3~4月ぐらいはもっと水量が増えるのだろうか?
 鹿島橋の下では回送サポートのDEEPさんが河原に出てきてくれている。
ありがたいなあ。

 今回ショートでも行ったのであと残りは30kmを切った。
今回ゴールの鹿島橋から東名高速の少し上流のかささぎ橋までの12km、そして1月にいった秋葉ダムの下から船明ダムの上までの15km。
昨年1月に天竜川の河口から浜名湖まで漕いでスタートした天竜川戦線。
もう少しですね。
頑張って抗がん剤打ちながらもちょっとずつでも前に行きましょう!

天竜川、少しずつ前へ!

2020-02-24 06:47:00 | 川でカヌー

 2月になりなかなか遠征に行けない今日この頃。
1月こそ1日に和歌山港、3日に天竜川秋葉ダム上、そして11日に室戸岬と始めて漕ぐ所に行ったのだが17日に抗がん剤が始まるとともにどうも近場ばかりになっている。
まあある意味仕方がない所もあるのだがやはり始めての所を漕ぎたい。

(ゴール予定の鹿島橋で河原へ降りれるスロープを確認)
 そんな中、海仲間のDEEPさんが天竜川行くなら回送しましょうかと言ってきてくれた。
なんと、お言葉に甘えていいのだろうか!
そこで身体が疲れない程度で5km1時間だけのショートコース、朝も6時発なので普段の出勤とあまり変わらない時間で早めに帰宅というプランを考えた。
たった1時間の為に浜松までというのもあるが少しでも前に進めるというのは今の自分にとって途轍もなくでかい。
では行こう、今年2回目の天竜川だ!

(船明ダム直下からスタート)
 大阪から浜松は高速で3時間ちょい、6時に家を出て9時に天竜川に到着だ。
天竜川に着いてまずはゴール地点の確認。
前に来た時にこんなショートコースで漕ぐつもりはなかったので今回のゴール地点は確認していない。
ゴールの予定地は二股本町駅近くの鹿島橋だ。

 ちゃんとゴールを確認してスタート地点の船明ダム直下へ移動。
1年前の2019年2月にこのスタート場所からダム上流の伊砂橋まで歩いたのを思い出す。
 ところで今回はワイルドウォーターは使わずケンドースターライトを使用。
抗がん剤の副作用で少しフラフラする時があるので(そんな時にカヤック行くかというのは置いといて・・・)ワイルドウォーターよりより安定のいいリバーカヤックにしようと言うのが一つ。
何と言っても始めてのコースなのでどうなってるかわからないし沈して身体を冷やしたくはない。
それと昨年譲ってもらってまだ使ってないというのがもう一つ。

 リバーカヤックは昨年8月に名張川で乗って以来かな?
いや池では使ったが、流水では全然乗ってなかった。
手早く着替えて川へ降りて行く。
後ろには船明ダム、昨年見た時より放水量が多い感じ。
これは楽に漕げるかな?

(DEEPさんが道路から撮ってくれた写真)
 足を濡らさないように手前で乗り込み底を擦りながら水面へ。
こういうのはFRPのワイルド艇ではできないが、丈夫なリバーカヤックならOK。
やはり川の中にはいるのは寒い。
そして久々のリバーカヤックの感覚を楽しむ。
 DEEPさんに見送られながらスタート、いきなり波立っているところを通過。
ああ、やっぱり楽しいわ。
始めての川でテンションがあがる。
ではこのまま流れに乗っていきましょう!

最後は神崎川で大阪市もちょいと・・

2020-02-09 04:36:00 | 川でカヌー

 猪名川と神崎川の合流点を出発してゆっくりと川を遡上していく。
すると直ぐに川が二つに分かれる所に出る。
これが猪名川と藻川の合流点。
もともと猪名川が伊丹のイオンのすぐ下で藻川と猪名川に分流して、神崎川の合流点の上で再合流している。
その伊丹の分岐点を約12年前に漕いだのだが、名前が残る猪名川がとんでもなく細い狭い川で、藻川のほうが大きいのに戸惑ったものだ。

 そんな事を懐かしく思い出しながら合流点に到着。
猪名川はこの先すぐ浅くなったという記憶があるので、今回は藻川の方に進む事にする。
その合流点の少し下流に浮き島のようなものがある。
 どうやら小さい島になってるみたいで、根っこが露出した木がはえている。
なんというかマングローブとまでは行かないがそういう雰囲気かなあと思っているとその裏に鳥がいる。

 それまでも鴨やサギ、鵜などはいてたのだがどうも様子が違う。
そっと近寄って見ると白鳥?
 いやサギか?
でも浮き島と絡んでいい雰囲気でした。

(藻川の名神高速の下)
 いいもん見たなあと思いながら前方に見える名神高速まで行ってみようと漕いでいく。
そういえば藻川は始めて漕ぐ川、前に伊丹から漕いでみようかと思っていたなと思いだす。
いつか行く事あるかな?
正直そこまで漕ぐ気はないんです。
分岐すぐがかなり浅そうだし。

(神崎橋を見ながら)
 名神高速で折り返し今度は元に戻って神崎川を目指す。
新幹線を潜り目指すは神崎橋、尼崎と十三を繋ぐ路線だ。
この神崎橋は大学の時にバイト尼崎のキリンビールに行くのに渡っていたので割と思い入れがある。
神崎川もこのあたりが一番広い。
この先は中島川や左門殿川などに分流していくのでまさ狭くなるんです。

(ここはもう大阪市、向こうに見えるのがJR東西線)
 神崎橋まで来てあとは折り返して還るのだが、折角なので川の対岸まで行ってみようと考えた。
それというのも猪名川、藻川、神崎川右岸は兵庫県尼崎市、対岸の神崎川左岸は大阪市なので府境を越える事になるからだ。

 そして大阪市に入る。
なんとなく嬉しい、完全な自己満足です。
 しばらく左岸沿いに進み再び山陽新幹線の架線へ。
ここで架線沿いに右岸に渡る。
そしてそのまま猪名川に入ってゴール!
 約4kmほどなのでもう少し漕ぎたいがこの後の病院の診察時間があるのでここらで上がらないとまずいんです。

 ゴールしたのが11時半、着替えて出たのが40分、診察時間は昼の12時までなので急いで行こう。
そして病院のある豊中市の庄内まで10分で到着、ちゃんと間に合いました。
話をしてアドバイスもらって診察終了、帰りにこれまた近くなのでカヤックコウノトリに寄って話をする。
たまに場所を変えるのもいいですね。
思った以上に色んな事も思いだして楽しかったです。

まずは山陽新幹線を見ながら・・・

2020-02-07 07:12:00 | 川でカヌー

 骨髄抑制による白血球の減少は増量注射をうちまくることで仕事に行けるぐらいには戻った。
それと別に腸が動きが悪くなってきている。
元々6年前の手術で人工膀胱をつくる為に自分の腸を切って使っており(回腸導管といいます)、その影響で腸閉塞して以来腸の動きは悪い。
更に抗がん剤を打つといつもより動きが悪くなり消化が出来ない。
こういう時に家で安静にというのは逆効果で、歩いたりしないとそもそも腸のうごきを促せないし、じっとしてると腸が動かない。
まあそんな状態だったので行きつけの豊中市庄内にある消化器クリニックで色々と相談しようと思い車で向かう。
車の上には・・・当然カヤックを積んだいる!

 病院の受付は昼まで(土曜日だったのです)なのでその前に軽く漕ごうと思い前にいった十三あたりでいいかなと考える。
でも気分を変えたいというのもあり普段漕がない所、どうせなら兵庫県内もいいかもしれないと思い立ち、前に店やってる時にお客さんが猪名川と神崎川の合流の所で艇出せますよと言ってたのを思い出したのでそこに行ってみようと思い立つ。
 猪名川はかって能勢電鉄の鼓滝駅近くから何回かに分けて海まで漕いでおり、その時に神崎川との合流点も漕いでいる。
上流から猪名川と藻川という川がまず合流して、そのすぐ先で神崎川に再度合流する所だ。
でもあくまで通過しただけでありそこかえら出すというのはまた違った感じがするのだろう。

 そしてやってきた猪名川の合流点、楽に川に降りれて出しやすい階段あり。
車は路駐になるが止めやすい場所もある。
これはいいな。
淀川で駐車場から河原まで担いで歩くよりよほど楽。
そして何より嬉しかったのはすぐ先に山陽新幹線の架線があることだ。
 流石に新大阪駅のすぐ近くなので新幹線の本数も多く準備中にも何本か通って行く。
これはいいな。

 家からカヌーウェアは着てきてるので手早く艇を降ろしライフジャケットを着る。
階段というある意味最も出しやすい場所で艇に乗り込む。
そういえばワイルド艇乗るのは1月3日の天竜川以来か。
せめて隔週では乗ろうと思ってるのについ開いてしまった。
2ヶ月後には関西ワイルドウォーター選手権もあるんだがなあ・・・
まあ出れるかどうかも微妙ではあるんですが。

 そんな事考えながらも水の上に浮く。
2週間ほど漕げなかったので嬉しい!
そしてすぐ前を走っていく山陽新幹線。
いいねえ、やはり場所を変えて正解です。
 ではまずは上流に漕いで行こうかな。


ダム横歩いて次のダムもチェック

2020-01-14 05:35:00 | 川でカヌー

 無事に佐久間から秋葉まで漕ぎ終わり身体が冷えないうちに着替えをする。
手袋をはずすと妙な感覚、なんと左手の中指の爪が剥がれ手袋に残ったまま。
もう苦笑いしかないです。
これで12本目の爪が剥がれた。
相変わらずと言うかなんというか・・・
今年も苦労させられそうだ。

(秋葉ダム、上流から撮影)
 着替え終わったら秋葉ダムの横を歩かせてもらう。
前回ここを見に来た時もダム横は歩いてない。
漕げない所は歩くが私のルール、有難い事に相棒がダム下まで車を回してくれる。
この秋葉ダム横歩きは2kmほど。

(秋葉ダム、下流から撮影)
 ダムというのは近くで見ると威圧感タップリ。
佐久間ダムほど巨大ではないが秋葉ダムも充分大きい。
しかしこの天竜川というのはダムが多い所だ。
川を下っていても蛇行が凄いしさぞ暴れ川だったんだろうなあ。

(ダム直下の龍山橋)
 ダムを過ぎると真っ赤な吊り橋、これがたつやまばしだ。
なんとも雰囲気のある橋で、江戸時代にはここに橋はなく船で川をわたっていたそうだ。
 その橋を越えて河原の方へ行くと次の出艇予定地だ。
これで秋葉ダム横も歩けたので次はここから下るだけとなる。

 その次の船明ダムは昨年の2月に来た時にダム横を歩き、ダムの上流部、下流部の上艇場所を確認している。
でも折角ここまで来てるので船明ダムの上流部も再度確認にいった。
するとなんとした事か!
ダムの左岸から川への階段はちゃんとあるのだがその先が何本もの倒木があり道が塞がっている。
更には水辺にあった砂浜が漂流物でうまり近寄れない。
これは昨年の台風19号の影響か!
川へ降りるだけでなんもない所などよほどの事がないと手入れされない。
ここをカヤック担いではちょっと無理、見にきといて良かった。

(唖然、道がふさがっている)
 そして急きょその付近やら対岸を見て回る。
なんだかんだいって2時間ほど探してようやく上がれる所を発見。
しかしこれ冬の草木がない時はいいが春になると道がわからなくなる可能性がある。
これはせめて3月上旬までにはこないといけないな。

(夕陽を見ながら。西へ大阪へ帰ろう)
 そんなこんなで11時過ぎに上がったのに浜松をでたのは15時過ぎ。
草津あたりで渋滞があったものの4時間はかからず家へ。
回送サポートしてくれたのには感謝感謝です。
天竜川もあと2回、出来れば早々にいってしまいたいな。