
(新宮ダム直下の変電所)
一日目、新宮ダムから川之江経由で余木崎まで行き、いよいよ二日目。まずは昨日スタートした新宮ダムまでやってきた。今日は初めに新宮ダムから四国吉野川に流れ込んでいる銅山川を漕いで残りを歩く予定。やはり起点は漕いでおきたい。

新宮ダムはかなり谷が深く艇を下すところがない。そして1kmほど下流に変電所がある。まずそこまでは艇をおろせないので変電所の下で出艇することにする。そこでそこまで歩いていたのだが、前に木に猿?それも5~6匹がこっちを見てる。そら山の中やから猿もいてるわな。でもこっち来ないでね・・・

(出艇準備、後ろに見えるのが変電所)
その後はなにもなく変電所下に到着、さあここから川を漕ごう!ちょうど斜めにスロープがあったのでその上でパックラフトを膨らます。そして担いで降りて行くと・・・降りて行くと道がなくなっている!川までは約2m、しかもトゲのある草があたりに生えていて降りるところがない。

(飛び込みました!)
一旦道路まで戻ったものの、サポートのmimipapaさんがなに帰ってきてんのや、行けと脅してくる。でも確かにここまでサポートしてもらって私も根性見せないとなあ。それに起点(この場合は銅山川の上流部)は漕いでおきたい。もうこれは仕方がない。この後歩くとか考えず、飛び込んでから乗り込もう!

(水上での再乗艇は得意です。真上から見ても草しか見えない)
まずパックラフトを川に落とす。かろうじてパドルが届くので手前に寄せる。あとはトゲに引っかからないよう飛び込むだけ。意を決してGo!
無事、引っかからず飛び込めました。しかし大概アホですね。ここまですることかと思いもするけど、納得してる自分がいてる。それにこれで何年たっても忘れられない思い出になりますし・・・

(銅山川橋をくぐる)
そこからは普通に乗り込んで銅山川橋を目指す。水がきれいだ!そらここ愛媛と徳島の県境の山の中、人家も工場もないところだから水も汚れない。しかし順調に進んだのはほんの200mほどだった!

(黄色い矢印の先が私)
橋の向こうは一面が草で、下をチョロチョロ水が流れている。もちろん漕ぐのは不可能。前もみえないし足元も悪い。もう藪こぎしかないです。ハァ~

(結局、漕いだのと担いだ距離はほぼ同じ)
正直この藪こぎはきつかったです。なにをやってんやろなと思いながら少しでも草の密度が緩い所を探していく。しかしどんなにつらい行程も終わりがある。ようやく草が切れて歩きやすくなってきた。そしてその先に消防用の取水のスロープ。まだ400mほどしか来てないが川はもうやめ。その先も浅くて漕げそうになかったしね。

はたから見たら、ただ時間がかかっただけ。普通に歩いたらすぐなのに、わざわざカヤック膨らませて、飛び込んで、藪こぎして・・・でも自分的には納得できる。やはり全部歩いたら悔いが残るだろう。
さあではここから阿波川口まで歩くぞ!残りは18kmだ。
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