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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

二日目カヤック 新宮ダム下~銅山川橋

2016-09-13 06:34:00 | ここはどこ?

(新宮ダム直下の変電所)
 一日目、新宮ダムから川之江経由で余木崎まで行き、いよいよ二日目。まずは昨日スタートした新宮ダムまでやってきた。今日は初めに新宮ダムから四国吉野川に流れ込んでいる銅山川を漕いで残りを歩く予定。やはり起点は漕いでおきたい。

 新宮ダムはかなり谷が深く艇を下すところがない。そして1kmほど下流に変電所がある。まずそこまでは艇をおろせないので変電所の下で出艇することにする。そこでそこまで歩いていたのだが、前に木に猿?それも5~6匹がこっちを見てる。そら山の中やから猿もいてるわな。でもこっち来ないでね・・・

(出艇準備、後ろに見えるのが変電所)
 その後はなにもなく変電所下に到着、さあここから川を漕ごう!ちょうど斜めにスロープがあったのでその上でパックラフトを膨らます。そして担いで降りて行くと・・・降りて行くと道がなくなっている!川までは約2m、しかもトゲのある草があたりに生えていて降りるところがない。

(飛び込みました!)
 一旦道路まで戻ったものの、サポートのmimipapaさんがなに帰ってきてんのや、行けと脅してくる。でも確かにここまでサポートしてもらって私も根性見せないとなあ。それに起点(この場合は銅山川の上流部)は漕いでおきたい。もうこれは仕方がない。この後歩くとか考えず、飛び込んでから乗り込もう!

(水上での再乗艇は得意です。真上から見ても草しか見えない)
 まずパックラフトを川に落とす。かろうじてパドルが届くので手前に寄せる。あとはトゲに引っかからないよう飛び込むだけ。意を決してGo!
 無事、引っかからず飛び込めました。しかし大概アホですね。ここまですることかと思いもするけど、納得してる自分がいてる。それにこれで何年たっても忘れられない思い出になりますし・・・

(銅山川橋をくぐる)
 そこからは普通に乗り込んで銅山川橋を目指す。水がきれいだ!そらここ愛媛と徳島の県境の山の中、人家も工場もないところだから水も汚れない。しかし順調に進んだのはほんの200mほどだった!

(黄色い矢印の先が私)
 橋の向こうは一面が草で、下をチョロチョロ水が流れている。もちろん漕ぐのは不可能。前もみえないし足元も悪い。もう藪こぎしかないです。ハァ~

(結局、漕いだのと担いだ距離はほぼ同じ)
 正直この藪こぎはきつかったです。なにをやってんやろなと思いながら少しでも草の密度が緩い所を探していく。しかしどんなにつらい行程も終わりがある。ようやく草が切れて歩きやすくなってきた。そしてその先に消防用の取水のスロープ。まだ400mほどしか来てないが川はもうやめ。その先も浅くて漕げそうになかったしね。

 はたから見たら、ただ時間がかかっただけ。普通に歩いたらすぐなのに、わざわざカヤック膨らませて、飛び込んで、藪こぎして・・・でも自分的には納得できる。やはり全部歩いたら悔いが残るだろう。
 さあではここから阿波川口まで歩くぞ!残りは18kmだ。



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一日目カヤック 川之江~余木崎

2016-09-11 06:30:00 | ここはどこ?

(立っている所は潮が満ちると沈んでしまう)
 新宮ダムをスタートして、山道から海まで14km歩いてたどり着いた川之江港。ここで下せそうなところを見つけたので、回送役と合流して車からファルトを出して組み立てる。さあここから3.7km離れた余木崎まで漕ぐぞ!

 普段なら海で3.7kmぐらいならほんのお散歩気分だ。しかし漕ぎ出すと身体が重い。これは徒歩の疲れが出てますね。もちろん炎天下の疲れも。
 本当はスタートした所から一気に東に行こうと思ったのだが、少し西に防波堤の切れ目がある。今回は距離も短いし、次来たらまたある程度長い距離なので少しでも西寄りの所から行きたい気がした。そうなるとちょっとだけ西に振ってから東へ向かうか!

 そして防波堤の間を通り針路を東へ向ける。しかししばらくはテトラが続くエリア。暑いし、疲れてるし早く通り過ぎたい。でもなんか進んでる気持ちしないんです。

川之江町長須の岸壁)
 単調なテトラ横を過ぎると、向こうに松の木の張りだした小さな岬、長須だ。近づくと地層の間に石を詰めている。補強かな?ちょっと珍しいですね。

 長須を越えると余木崎がはっきり見えてくる。ずっと奥には香川県の荘内半島、あそこを越えてきたんだなあ。もうかなり前のようだが、ほんの2ヶ月前だ。

(前と同じ余木崎で記念撮影)
 そして余木崎に到着。まあ距離が距離だから漕ぎだしたら早い。徒歩14km、カヤック3.7km ざっと18kmか!とにかくこれで家から新宮ダムまでは繋がった訳だ。
 上陸して艇を片づけまず足にサロンパスを貼る。明日も20kmほど歩くしね。それから16km離れた伊予土居駅前の蔦廼家(つたのや)に移動。早めにチェックインして身体を休めます。さあもう一日頑張りましょう!



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一日目徒歩 新宮ダム~川之江

2016-09-09 06:21:00 | ここはどこ?

(後ろに見えるのが新宮ダム)
 朝5時半に大阪を出発、途中で事故渋滞があったものの約4時間で愛媛県四国中央市の新宮ダムに到着。さあここから川之江港まで歩くんだ!

(全長1.2kmの堀切トンネル)
 スタートして1.5kmほどで堀切トンネルが見えてきた。徒歩行で長いトンネルを行くのは高見トンネル以来。まあ前は2.4kmで今回は1.2km。でもこっちの方が狭いです。とにかく早いとこ行ってしまおう!

 トンネルの中は真夏というのに涼しい。どこかジメジメして足元が濡れている。こういう所はつい足早になる。
 実は今回の徒歩行の注意点はゆっくりあるくこと。二日続けて下り下りなので、つい早足になってしまうのだが、そうすると膝に負担がかかりすぎる。幸い時間はあるのでゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせる。

 トンネルを越えるとかなり斜度のきつい下りが続く。上の写真でもわかるのだが、遠くのコンビナートの所が瀬戸内海。さああそこへ行くんだ!
 それからは県道5号線をひたすら歩く。約7km歩いた所で国道192号線に出る。ここからは斜度はぐっと少なくなる。ようやく半分通過だ!

 国道192号線に入るとすぐに松山道が見えてくる。そしてその下を金生川が流れている。本当はここから海までは川を下った方がいいのだが、浅いし漕ぐのが大変そうだ。まあここは海まで歩くとしよう。

(予讃線のアンパンマン列車)
 その頃、気温は35℃。暑い、とにかく暑い。途中コンビニでアイスを買う。でも買ったらすぐに出てきました。ゆっくり涼んでしまうと、歩く気がうせてしまう。
 JR予讃線を越えると累計約11km。ここから川之江駅までは約1.2kmだ。
 駅の近くまで行くと商店街のアーケードがある。ありがたい、これで直射日光を避けれる。

 そして遂に川之江駅に到着。ここまで約12.5km、もうかなり疲れている。でもここがゴールではない。ここから海まで歩かなくては!
 気持ちを新たに海を目指す。海までは約1.5km、今日は艇はないので楽だが、次来る時はファルト転がしてになるのかな。
 さて海にでてもまだ川之江まで漕いでいない。前に来た時は余木崎までで終っている。ただ川之江はGoogleマップなどで確認しても出れそうな場所を特定できない。そういう時は、海岸沿いに歩いて自分の目で確かめないと!

 そして海沿いに出て見ると真下にボラが密集している。うっこれは凄い。ざっとみて100尾以上?もう気色悪いぐらいの集団。こんなところがあるんですね。

 そのボラゾーンの100mほど横のテトラの所がなんとか出せそうな場所がある。水中の岩が平らで、水深もそれほどない。でもこれは航空写真ではわからないね。現地で見て初めて判断できる。そうと決まればここから余木崎まで漕いでみよう。回送役で車で移動していたmimipapaさんと連絡を取る。朝、香川県で所要があったmimipapaさんもこっちへ向かってくれている所だったので場所を伝えて艇を持ってきてもらう事にする。さあ次はカヤックだ!


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承前 四国吉野川 大歩危・小歩危への思い

2016-09-07 03:23:00 | ここはどこ?
 関西でリバーカヤックを漕いでて、どこが有名かと言うと四国吉野川の大歩危小歩危。激流で有名な川で、私も始めたころはいつか漕ぎたいと思っていた!まあ御蔭様で大歩危が3回、小歩危が6回漕ぐ事ができた。そしてその吉野川をいつか私の一筆書きMAPの中に入れてみたい!それは秘めた私の願いだった。

(赤が漕いだ所、黄色が河口までの吉野川)
 しかし吉野川は、小歩危のゴールの川口から河口まで90kmある。水深がありすっと漕げるなら3日でいけるが、ダムあり堰堤あり、浅くてポーテージありではとても3日では無理だ。
 そう思ってずっと心に秘めたまま、実現の可能性は低いと思っていた。そんなとき、初めて四国吉野川に行くのに、川之江までフェリーで行ったのを思い出す。まだ明石鳴門の橋はかかっておらず、かろうじて瀬戸大橋は開通していた。そして川之江から吉野川までの道を見ると。まず港から新宮ダムまで15km、そして吉野川沿いの国道32号線まで19km。新宮ダムから吉野川には国道319号線沿いに銅山川という川が流れており、なんといつもゴールしてる川口の直前で流れ込んでいる川だった。

(川之江から阿波川口のルート)
 これなら二日で十分行ける。もうここはほとんど歩きやな。流石に漕いでると時間かかりすぎる。一応バス路線なので、朝バスで新宮ダムまで行って2回にわけて海側と川側へ行こう!そう思って実はもう2年ほど過ぎた。海のルートも愛媛県に入り、川之江はもうすぐ。まあ涼しくなっていけばいいかと思っていたら9月から仕事が決まった。これはフリーの内に行ってしまおうかな?そこで、2日に渡って車で回送サポートしてくれる人を探すと、mimipapaさんが快くOKしてくれた。これは行くしかないな!

 あとは土日で行くので土曜の晩の宿を取る。しかし二日で35km歩くのか・・・今回は下り、下りなので膝にくるな。更に予想気温35℃!しかしこういうのは強引にでも計画しないと達成できない。まあカヤックやパドル、PFDなどは車に積んだままでいけるのでかなり楽。さあ行くか!四国吉野川を私の中に取り込むために!


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朝の散歩はカヤック持って

2016-08-21 07:02:00 | ここはどこ?

(京阪電車 中之島駅)
 それはある日の事、カヌー仲間のアニキから一本のメール。明日、大阪市内行くからカヌーもって朝7時集合ね・・・えっ朝7時集合?調べると寝屋川市駅を6時前に出て、中之島駅から歩けば7時に着ける。
 アニキの命令とあっては逆らうことはできないので、艇をPFDを担いで京阪電車に飛び乗った。

(堂島川、そういえば今年はまだ漕いでない)
 駅について外に出る、まん前にリーガロイヤルホテル、そして土佐堀川と堂島川、そういえば今年はまだ中之島漕いでないな。妙に時間があるし、遠征ばかりいってる。
 懐かしさを感じながらなにわ筋に入る。そしてしばし歩いて目的地へ。そこでアニキと合流だ!

 アニキは噴水の前で佇んでいた。早速噴水の周りを見ると立ち入り禁止の看板!我々は良識ある社会人なので、看板があるところは入らない。うん、常識ですね。
 そこから移動していくと艇が浮きそうな水場を発見。そこに立ち入り禁止の看板は・・・なし。OKだ。では早速準備しましょう!

 大体いままでの経験だと、水深30cmぐらいで、子供がバシャバシャして遊べるところは立ち入り禁止の看板はない。まあ噴水なんかは、噴射口があるので、立ち入り禁止にしてる所が多いですね。更にそんな場所でもしっかりPFD着用!安全第一ですね。

 涼しげですね・・・

 ばうらだぁ!

 楽しそうです。

 まっ、50過ぎたおっさん二人で何やってんだか・・でも楽しいんですね。
 その後二人でモーニング食べてコーヒー飲んで、帰りの電車に乗ったのは8時半でした。たまにはこういうカヌーもいいもんです。アニキ、また行きましょうね!



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