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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

どうやって島根に繋ぐのか?

2019-06-23 05:50:00 | 海・湖でカヌー

 今年になって鳥取県の沿岸を漕ぎ、島根県に繋ごうとしている。
まだまだ鳥取県を漕いでる最中なのだが、どこから島根県に繋いで行くのか?
 上の図で見て、普通は青い線のコース。
ただ島根県の海岸線をずっと漕いで伸ばして行く気は今のところない。
そこで密かに考えているのが赤い線のコースだ。

(奥にうっすら見えているのが島根半島)
 これは日野川、加茂川という米子市内を流れている1級河川を漕いで日本海と中海を繋げれないかというもの。
この両川(日野川は支流の法勝寺川になるのだが)は分水界が狭く、法勝寺川は安養寺、加茂川は宗形神社のところがわずか700mほどしか離れていない。
行くとしたら当然そこは歩く。

 そんな事を考えながらもとりあえず東から繋いで行こうと思っていたら、鳥取行きの予定日の天気が悪い。
9時ぐらいからかなり風が出るようで予報では8~9mの風となっている。

(遂に伯耆大山が見える所にきた!)
 始めは日を改めようかと思っていたが、それならいっそ風が吹いてもなんとかなりそうな中抜きをやってみようかと思い立つ。
そしてどうせなら川の河口からJRの駅の近くまで海を漕いで、次に繋がるようにしておきたい。

(日野川の堤防、U-YAKとパックラフト)
 ちょうど日野川からJRの淀江までが5kmほどだ。
これなら朝早く漕ぎだせば風が強くなる前に着けそうだし、もし漕げなさそうなら上陸するなり中止するなりすればいい。
回送には車載できる便利なモトコンポで行こう!

(加茂川沿い、ヘルメットはバイク用のフルフェイス)
 そして前日にあわててグーグルアースで出艇場所やゴール地点、途中の堰堤、駐車スペースを確認。
おおまかな目処をつけておかないと現地で無駄に時間だけが過ぎていく。

 さああとは行くだけだ。
こういう普通でないコースには何故か燃えるんです。(面倒でもあるんですが・・)
では米子市三部作、うまく漕げますように!

ゴールは白兎海岸、神話の里

2019-06-16 05:43:00 | 海・湖でカヌー

(白兎海岸と兎が流れついたと言われる淤岐の島)
 海を漕いでいてよく「ウサギが跳んでいる。」といういい方をする。
誰が言い出したのか知らないが、海を見てウサギが跳んでるなあというと割合意味が通じる。
ウサギ=白波、要するに波が立って荒れてる事です。
ウサギさんいっぱいというともう怖い怖い状態、最近ではGWの佐田岬2日目がそう。

 そのウサギという単語、まさにそのままのが因幡の白ウサギの伝説で知られる白兎海岸だ。
実は私は10年程前に父親を連れて出雲から鳥取を回った時、この白兎海岸には寄っている。
11月だったのだがまさにウサギが跳んでる状態だった。
その時はカヤックを積まずだったので漕げなかったのだがウサギ=白波と合わせて強く心に残ったもんだ。

 もちろん神話のウサギが白波かどうかはわからないが、ここがサーフィンでも知られ波が立ちやすい所は間違いない。
 流石にうねりの少ない初夏なので波はほとんどなかったが、それでも海岸では走って行って一つの波に乗る練習をしているサーファーが何人もいた。

 私はこの白兎海岸でゴール、特にドラマもなにもないが自分的には大満足。
こkがゴールということは次はここがスタート、もう1回楽しめるな。

(道の駅から浜への歩道橋も凝ってました)
 カヤックを道路近くまで担ぎあげ、次に車で取りにきたときに積みやすい場所に置く。
それからあたりを散策、大国主とウサギの石像や神話の由来を読んで満足。
で、ここからどうやってスタート地点にかえろうか?

(日の丸バス、大体1時間に1本鳥取駅行きが出ている)
 実は元々は末恒駅の近くで上がるつもりだったので帰りのルートを考えたいない。
そこで駅まで2km歩くか?タクシーで駅まで行くかを考える。
暑くなってきたのであまり歩きたくなかったのでタクシー会社に電話、一軒目はコールしても出ず、二軒目は車が足りなく配車できませんと断られる。
これは仕方ないから歩くかと思って歩き出すとバス停発見!
行き先は鳥取駅、もうこれに決めました。
バスまでは20分ほど待ちなので日陰で本読みながら待つ。(電車での待ち時間を考えて本をドライバックに入れて持ってきてました)

 バスが来て鳥取駅へ。
車内も空いてるのでゆっくり座れました。(値段は600円)
鳥取駅について電車の時刻表を見ると・・・いったばかりで45分ほどの待ち。
もういいやとここでタクシーを選択。
車が駅から遠い河口なのも大きかったし、流石に鳥取駅には待機タクシーがいてました。

(運転手さんに頼んで車窓から見える砂丘の海を撮らせてもらいました)
 そこからはあっという間に岩戸漁港へ。
運転手さんは70歳過ぎて元気に働いてる人でいろいろ話してくれました。
漁港からは車に乗ってカヤックを取りに白兎海岸へ。
あとは積んで帰阪、15時半には帰ってました。
まあ今の体力では無理せず早めに切り上げですね。
さあ今年はあ何回鳥取県いけるかな?


総行程15.93km 全体平均5・2km/h 移動平均5・5km/h
前半は6km/hで20kmは軽いと思って漕いでましたが後半失速。もう少しは漕げそうですが寝不足からくる疲れがきました。

鳥取港、そして鳥取砂丘コナン空港

2019-06-14 06:44:00 | 海・湖でカヌー

 鳥取砂丘を越えて進んでいくと陸から風が吹いて来た。
やはり漕ぎにくい。
砂丘という今回の大きな目的を過ぎ、景色的にも単調な海岸線が続く。
そのうちに川が流れ込んでいるところにやってきた。
これが鳥取駅の方から流れてくる千代川だ。

(鳥取港の入口)
 川と隣り合うように鳥取港が広がっている。
ただ最近よく漕いでた瀬戸内海と比べても船舶交通量が少ない。
御蔭で漕ぐのが楽だ。

 鳥取はこの鳥取港、鳥取駅、鳥取空港がかなり近いエリアでくっついている。
特に港と空港はお隣、まさに隣接している。

(うまく飛行機が飛び立つ所を撮れました)
 そして港湾部を過ぎるとそのまま飛行場の横になる。
この空港の名前は鳥取砂丘コナン空港、鳥取砂丘という全国区の知名度を誇る所と、鳥取県出身の青山剛昌氏の名探偵コナンにちなんだ名前。
まあわかりやすいといえばわかりやすい。

 私はカヤックで空港の横を通るのはこれで4つ目、1つ目は関西空港で少し離れた所、次が徳島空港、そして今年の3月の松山空港、そしてこの鳥取砂丘コナン空港だ。
 ちょうど漕いでる時に飛行機が飛び立ったのでうまく写真を撮れた。
これも漕いでると独特の重低音が響きだし来るなっとカメラ構えて待ってたので撮れたんです。

(空港から伸びている橋脚)
 ところでこの空港から長い橋?が伸びている。
どこかに続いているのでなく海中で途切れている。
始めはまさか滑走路?と思いここから飛行機が飛び立つなら見たいと思ったのだがどうもそれらしくない。
結局なのかわからなかったのだが、なんとも不思議な橋?でした。

 空港を越えた所で一旦上陸、実はここが末恒駅の近くでゴール場所と考えていた所。
でもこの2kmほど先に白兎海岸という所があるんです。
駅から遠くはなるがそこまで行ってみたい。
ただされだけの思いでもう少し先に進む事にする。
さあもう少し頑張ってみますか!

鳥取遠征2回目 いざ鳥取砂丘へ

2019-06-12 06:15:00 | 海・湖でカヌー

(朝もやの中、鳥取へ向かう)
 5月25日に鳥取県の浦富海岸、そして翌週6月1日に2回目の鳥取遠征に出発する。
それというのも6月4日から入院、新薬の臨床試験。
身体に薬を入れると体調が悪くなったりするし、流石にそこで無理は出来ない。
そのため6月の2週、3週あたりは様子見で漕いでも近場でチョイ漕ぎの予定。

(出艇の岩戸漁港の右岸サンセットロード)
 このBlogがアップされてる時はどうなってるかある程度わかっているかな?(6月2日に書いて予約投稿にしてます)
 まあそんなわけで2週続けての鳥取行き、2回目はソロでファルトではなく久々のWATERFIELDのU-YAK。
今回のメインはもちろん鳥取砂丘だ。

 まずは車で前回のゴールの福部駅の横を流れる塩見川の河口へ行く。
今回はファルトでなくシーカヤックなので移動するときは艇は置いて行く。
そうなると塩見川で狭い所や水門担いだりするよりその区間を歩いた方が楽。
途中でも良かったのだが河口付近には何箇所か無料駐車場がある。
 そんな事を考えながら河口のいさりび公園に車を止める。
手早く準備してカヤックを浜へ。
U-YAKは今年初使用、とにかくのりやすく軽い。
全長が短いので少しスピードが遅いがソロ漕ぎなので問題ない。
マイペースで行こう!

 出艇は6時56分、朝大阪から出て6時台に出れるんだからありがたい。
河口はちょっと波立っている。
何人かサーファーが来ている。
ビッグウェーブではないのだが小さい波に乗って練習している。
 そこを過ぎるとパッと視界が開ける。
しばらくはなにもない海岸線、そして近づくにつれて景色がかわってきた。

 今までも砂浜はいろいろと見て来た。
遠州灘のように何十キロも延々と続く砂浜も経験した。
しかしここは砂浜ではない。
まさに砂の丘、近寄って下から見るとそそり立っている。

(まさに砂の丘!)
 これは凄い!
朝早かったので観光客も少なく砂の世界だけが広がっている。
でもこれ写真で表現難しいですね。
実物との違いが際立ってしまう。

 しばらく砂の丘を眺めながら漕いでいく。
こういう景色があるんですね。
ただ砂丘自体は2kmほどのもの。
名残りはあれどずっと見ている訳にはいかない。

 ちょうど砂丘を過ぎたあたりで牽引する船に遭遇。
小さい船で引っ張っているので全然スピードがでていない。
頑張れよ・・とエールを送り自分も先に進もう!

海から川、苦闘のゴール

2019-06-09 06:15:00 | 海・湖でカヌー

(遠くに見えるのが鳥取砂丘)
 浦富海岸を抜けて行くと遠くに白く見える砂浜がある。
ああ、あれが鳥取砂丘か!
次はあそこだなあと考えながら進んでいき、左手に小高い丘を過ぎる。
ここからは鳥取市だ。

(川の入っていく)
 そのうち小さな漁港が見えて来た。
ここが岩戸漁港で塩見川という川が海に流れ込んでいるところ。
ゴールの福部駅はこの川沿いなのでここを上がって行こう。
 ちなみに潮位差の大きな瀬戸内海や太平洋では逆潮の時はちょっと上がれないが、潮位差のほとんどない日本海は割合上がり易いです。

(水門があり通れない!)
 500mほど漕いで上がったぐらいに前方に水門がみえてきた。
これは事前調査で見落としていた。
多分ここで塩水と淡水にわかれているんだろう。
ぐだぐだいっても始まらないのでここはポーテージ、幸い下流にも上流にも階段があり、段差は急だが二人なので無難に運ぶ。
でもちょっと疲れた・・

(9号線のバイパスが見えて来た)
 水門を越えると前方に道路が見える。
これは国道9号線バイパスか!
海から福部駅まで2kmちょいでバイパスまでは1km、あと半分か!

(横に狭い)
 さらに先に進んで切ると川が二つに分かれているところにでた。
前に同じ日本海で京丹後の八丁浜から網野駅に漕いで上がった時、上がる川を間違えて漕げなくなったことがある。
そこでGPSをもう一度確認、地図には川が小さすぎて載っていない。
そして進んだのだが急に狭くなる。
おまけに水が澱んでいて絶対落ちたくない。
水深も浅くパドルで漕げないので底をつつきながらなんとか進む。

(高さが低い)
 しばらく狭い状態がつづきまた少し広くなる。
今度は低い位置に鉄の橋が現れる。
とにかく低くしてやり過ごす。
もうすぐゴールのはずだ。

(ゴール、福部駅200m手前)
 ようやく朝見た景色が出て来た。
福部駅だ!
ただ駅の横は足場もないし、一人あがってロープで引っ張り上げないとと考えていた。
それが駅から200mほど手前に足場を発見、しかもあがったすぐ横が広くコンクリートの上で艇を畳める。
そうなると無理に駅横まで漕ぐ必要もなく、そこで撤収。
バラして乾かしている間に車を取りに行く。
色々あったがゴールまで漕いで遡れたのでOK,

総行程15.7km 全体平均4・0km/h 移動平均4.9km/h

山陰ジオパーク屈指の景観を楽しみ、久々の電車移動ファルトの旅 いやあ楽しかった!