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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

山陰ジパーク・浦富海岸!

2019-06-07 05:36:00 | 海・湖でカヌー

(田後港)
 羽尾の岬を越えてクールダウンの浜辺を過ぎると2本の灯台が見えてくる。
赤と白の灯台でこれが田後港、ここから先が浦富海岸だ。

 とにかく凄い。
岩場や断崖の密集地、今までにもいろんな所に行ったりしたが、これだけ近距離での密集はあまり経験がない。
これはまさにカヤックで散策するのが楽しそうだ。

 見どころの名前がわからないのでとにかく気に行った洞窟には入る。
さらに水路も狭い所をぬけていく。

 こんな狭いところもありました。
こういう所は大好物です。

 特に良かったのが水路、岩が重なり合って思わぬ所にぬけていたりして探検気分満載。
まさにロックガーデン。

 そのうち地元のアウトフィッターがお客さんを連れてきているのに遭遇、声をかけて仕事の邪魔しないように出来るだけ違うコースへと漕いで行く。

 ちなみに向こうはポリのレク艇で4mほど、こちらはファルトで4・5m、狭い所を当てながら行くのは向こうの方が適している。
ちょっと変えてほしい。

 しかしまあ久々に充分堪能しました。
時期もよく波も穏やか、これで荒れていたらとても近づけない。

(千貫松島)
 しかしこういう場所のBlogって思ったより書き辛い。
言葉で違いをうまく表現していけません。
どこもきれいやね・・・凄いなあとなる。

 これがかえって洞窟1つしかなかったら書きやすい。
ここは写真をみて綺麗なとこやったんやなとでも思ってください。

(浦富海岸ぬけたらであった海上保安庁)
 岩場を抜けるとそこは網代漁港、実に入口の田後漁港から2・5kmしか離れてない。
こんな短い区間に凝縮されてるんですね。
このあとはゴールまで4kmほどだ。
一気に行ってしまいましょう!

まずは龍神洞潜入

2019-06-05 05:56:00 | 海・湖でカヌー

(三角のギザギザ、なんか目につきました)
 東浜を越えて羽尾の岬に入る。
このあたりから浦富海岸にかけては岬や洞門、岸壁に名前が付いてる物が多い。
といっても私にはその名前は覚えきれなくてきれいな岩やなあといった感じ。

(龍神洞、一見ただのふたつの穴)
 そんな中これだけはと覚えて来たのが龍神洞。
二つの洞門が並んでいるのが特徴だ。
そして漕いでいて無事龍神洞を発見!
早速はいってみる。

(左から入ってみる)
 洞門の中はひんやりした空気、思ったより広く充分カヤックで漕いでいける。

 なんと奥で右の洞門と繋がっている。
カヤックでも通れそうなので早速いってみよう。

 中で写真を撮る。
あえてストロボを使わず、シャッタースピードが遅くなるのをできるだけカヤックを揺らさないように固定。

 外からの日が差し込んでなんともいえない。
こういうのはすきですねえ。

 1艇だけなのでゆっくり回れる。
ほんとに奥から龍でもでてきそうだ。

(ここまで龍神洞、関係ないけどパドルが見えなくなってる)
 ほんとに龍神洞以外にも見どころは多い。
他にも洞門にはいったし、水路を散策して楽しんだ。
どちらかというと沖合い一気漕ぎが多い私だがゆるゆるとした時間を楽しみました。
そして岬を越えて浦富海岸までに間に少しの砂浜、いいインターバルになってます。

(右の奥にクレーン車が見える)
 ちょうど岩場の終わりらへんでクレーンが見える。
近寄ってみると作業中。

 この羽尾だけでも充分楽しめた。
さあいよいよ次は浦富海岸だ!

スタートは鳥取県・最東端東浜

2019-06-03 05:28:00 | 海・湖でカヌー

 鳥取県というと大阪からはかなり遠いというイメージがある。
そこで朝4時に大阪を出てひたはしる。
中国道の佐用から鳥取までは無料区間のバイパス、とても走り易い。
鳥取砂丘の近くの鳥取ICには6時半には着いてる。
エッこんなに近いの?
2時間半なら普通にカヤックでいける時間、ナラヨシに平日下道ならそれぐらいかかるし・・
3時間半ぐらいかと思ってたので1時間ぐらいはやい。
そしてゴールの福部駅には6時45分着、7時5分の電車にのるので余裕で準備できます!

(ガラガラの車内)
 時間になったので電車で3駅先の東浜駅へ。
ファルトで電車、ましてや遠征では久しぶり。
瀬戸内海の愛媛県戦線ではシーカヤックばかりだった。
でも電車に乗って時々車窓から見える海に思いをはせていくというものいいですね。
車の移動にはない自分はなにもしなくていいゆったりとした時間です。

(東浜駅から浜辺への道)
 20分ほどで東浜駅に到着。
前に餘部から東浜まで漕いだのはもう2年も前か。
ようやく脚を踏み入れただけの鳥取県の続きを漕ぐ事ができる。
 駅前からまっすぐ海の方へ行くと浜辺に降りる道がある。
階段になってるのでカートで転がせず担いで浜へ降りて行く。

 浜にでて早速艇を組み立て。
最近あまり組んでないとはいえ身体が覚えている。
前はもっとファルト使ってたけど最近はシーカヤックが多い。
今日はゆっくりファルトの旅を楽しもう。

(砂紋がなんともいえない。水がきれい!)
 浮かんですぐ思う事、水がきれいだ。
これ海開き以降はサンオイルなどで汚れでここまでの透明感は出ない。
そして海底の砂紋がまたいい。
どうしても写真では良さは伝えられないのだが、なんとなく砂の美しさから鳥取県なんだなという気になった。

(振りかえって兵庫県の海岸線をみる)
 漕ぎながら振りかえると今までに漕いできた兵庫県の海岸線が見える。
ちょっともやがかかったような感じがまたいい。
さあこれからしばらくは鳥取県の海岸線だ。
ワクワクしますね。

(人が岩を登っている?いや木がそう見えただけでした)
 湾を越えて羽尾の岬が近づいてきた。
その時岩を人が上っているのが見える。
人?いや良く見ると松の木か?
なんとも面白い形の木ですね。
出迎えてくれてるのかな?
さあ先へ進もう。


鳥取県は西から? 東から?

2019-06-01 05:02:00 | 海・湖でカヌー

 本州の大阪から西で私がまだ足跡を残していない島根県。
その島根県に到達するためには鳥取県の沿岸を漕がないとたどり着かない。
ではどうやっていこう?
まず考えれるのは東から。一昨年兵庫県の沿岸を漕いで鳥取県に入った。
その続きを漕いで行って島根県まで行こうというもの。
もう一つは西から、先に島根県からスタートして西に西にと漕ぎ進める。
 本来は漕いでいって最後に新しい府県に到達したい。
たださきの大分県のように、最難関の豊予海峡は先にいけそうな時に行っておきたい。
ただ鳥取県の沿岸は特にどこかが難関というわけではない。

(前の岬が兵庫県と鳥取県の県境)
 前に漕いだ人に教えてもらったのは鳥取県の沿岸は比較的変化がないとの事。
その中でも東側の浦富海岸は変化にとんだフィールドで一番面白い区間。
最初に一番面白い所を行くか最後にするか?
それでちょっと悩んでしまったのです。
結構悩んだのだがやはりここは既に到達している東端からスタート、西へ西へと伸ばして行こうと決める。
やはり最後に新しい地へというのが基本でしょう!

(鳥取県の観光案内)
 そもそも何故鳥取県なのか?
今年行き始めた静岡県から長野県に至る天竜川ルート、伊勢から紀伊半島の東側を南下するルート、そういう既に取りかかってる所は後回し?
まあそうなんですね。
一つには西日本で未踏の島根県への道筋を開いて行きたいという事。
もう一つは日本海が漕げるのは5月中旬から8月ぐらいまで、ただ私の体調面で気温が35度を越えると実質漕げるのはいいとこ7月頭まで。
天竜川は冬でも漕げる。
そうなると日本海優先なんです。

(鳥取県最東端の東浜駅)
 では次にシーカヤックで行くかファルトを使うか?
鳥取県は比較的海岸線に近い所を山陰線が走っている。
久々にファルトを使ってみようか。
東浜駅から2つ目の大岩駅か3つ目の福部駅あたり、大岩も福部も海から川を遡れば割合近くまでこれる。
ただ大岩駅は岩美町だが福部駅は鳥取市、となるとなんとなく鳥取市まで行っとこうか。
では日本海・山陰ジオパークにいってみますか!

伊方原発、そしてゴール

2019-05-15 05:46:00 | 海・湖でカヌー

(遠くに伊方原発が見えてくる)
 愛媛県遠征3日目、食事休憩も終わりいよいよ残り8kmほど。
視界の悪かったこの日でも流石に前方に伊方原発が見えてくる。
私は福井県の沿岸は全部漕いだので、美浜、大飯、高浜、もんじゅなどの原発の横は漕いできている。
やはりあの独特のフォルムは存在感がある。、

 一旦見えると大きくなるのも早い。
凄いなと漕ぎながら見てると、原発の近くになって波立ってきた。
それも意外にきつい。
ここれレスキュー練習は怪しすぎるのでやらないよう慎重に慎重に。

(伊方原発の威容)
 そして遂にまん前に。
つい見ながら漕いでペースが落ちる。
やはり見てしまいます。
残念なのはこの距離でももやっていること。
ひょっとしたらカヤックで近づくともやが出てくるとか?
ついそんな事も考えてしまう。

(近づくと鉄条網が見える)
 原発を過ぎると残り3km、ただその辺りで肩がシクシク痛みだす。
酷い時の激痛ではないがどうも気になる。
ちゃんと昼食時に痛み止めも飲んでるのでこのぐらいでおさまって行けるかな・・
 あと肩が急に重くなったように疲れて来た。
3日目だしねえ。
こうなると昨日2回目漕げずに休んだのは天の配剤だったかな。
とにかくもう少し、ここでやめるわけにはいかない。

 最後の岬を回り込むと鳥津漁港が見えて来た。
身体が重いが心は嬉しさに沸き立つようだ。
そしてゴール、1日目にスタートした漁港のスロープに再び戻ってきたんだ。
これで家から大分県の佐賀関までが繋がった。
1月の豊予海峡、2月の大洲~伊予、3月の松山~伊予、そして4月の大洲から佐田岬。
よくぞ行けたもんだ。
嬉しい、本当に嬉しい。

総行程 25・4km  全体平均4.9kmh  移動平均5・6kmh
所要時間5時間12分(内 停止時間38分)


(さあもうすぐゴールだ)
 帰ってすぐ横に停めてある車を見ると左のミラーがちゃんと応急処置してあり、充分大阪まで帰ってGW明けの修理工場が動くまでもつようにしてある。
流石はミーミパパさん、大したもんだ。
ありがとうございます。

 こうして愛媛遠征は終わりを告げる。
その日はゆっくりと寝て令和になってから帰阪、だた帰って翌日は左手の握力がなくなっており3日間の無理がたたった。
身体に手ごたえが戻ったのは5月4日、4月30日に漕ぎ終わっていたので4日もかかっている。
その間に大阪国際ガンセンターで診察いったので前に書いた通り。
まあいろいろあったが本当によくぞ行けたもんだと思う.
改めて1月にサポートしてくれたOCHIさん、2月に同行してくれたDEEPさん、3月にサポートしてくれたYanoさん、4月にサポートしてくれたミーミパパさん、同行してくれたMomoさん、そして1月と4月に同行してくれたNMさん、最後に3日間お世話になった民宿みちもとのご主人、みなさんの御蔭で愛媛県西部から大分県が繋げる事ができました。
心より御礼申し上げます。   河野拝