goo blog サービス終了のお知らせ 

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

忘れ物には気をつけて、病院も忘れずに!

2019-07-19 05:26:00 | 海・湖でカヌー

 白兎海岸を出て3時間半、ようやくゴールにたどり着く。
風裏でも浜には流石に小さいうねりがある。
まあこれぐらいなら問題はない。
総行程18.27km 全体平均4.8km/h 移動平均4.7km/h
沖合いで待ってた時間も入っているのではっきりわからないが、それを抜くと5・3~5・5km/hという所か。
特に最後の3kmが失速、疲れが出ました。

(泊の浜の横に艇を置く。車も止めておける)
 その後はカヤックを横の駐車スペースにもっていく。
そこで濡れたシャツを着替え駅に向かう。
この泊の浜は駅まで500mほど、この先はJRが内陸部を通るため海から離れる。
今回は電車回送なのでどうしてもゴールは泊でという事になった。

(泊駅)
 500mなのですぐに駅に着く。
駅に着いたのが11時40分ぐらい、12時台には2本電車があり、12時1分のとっとりライナーに乗れる。
しかし電車で回送できるのは便利ですね。
選択肢も増えるし・・
まあゆっくり待ちましょう。

(12時台は2本電車がある)
 時間になりとっとりライナーがやってくる。
なんとコナン柄だ。
流石鳥取というべきか!
そして電車に乗り込み気が抜けたようになる。
車を運転するのと違い電車だとほんとにのんびりできます。

(とっとりライナーはコナン柄)
 実は良かったのはそこまで。
ふっと車のカギは・・・あれ?
パドジャケのポケットに入れて着替えた時抜いてない!
参った、やってしまった!

(嗚呼、鍵よ、鍵があった)
 考えていても仕方ない、ないもんはないのでとにかく次の青谷駅で降りよう。
青谷駅は一駅といえど泊駅とは5.5kmも離れている。
道もはっきりしないし走るのもきつい。
とにかくタクシーを呼ぶ、なければ反対行きに電車を待つか。
しかしタクシーは前にも白兎海岸で台数がないので30分は待たないと無理ですと言われたし、電車は戻って更に次でとなると2時間近くかかる。
とにかく青谷駅でタクシー会社に電話してみよう。
 するとなんとした事か!
青谷駅前にタクシーが1台客待ちしてる。
何故ここに?
いやとにかくありがたい、すぐ乗って泊に向かってもらう。
そしてカヤックの中に突っ込んだパドジャケから無事鍵を回収、改めて泊駅に向かう。
幸い12時53分のには間に合った。
いや冷や汗かきました。

(末恒駅、ここから約2km歩く)
 今度は普通の電車、ただとっとりライナーなら20分ちょいで着くのに、駅での通過待ちなどが多く時間がかかった。
まあそんな事考えたら贅沢か、すぐ引き返せただけでもありがたい事です。

(白兎海岸に戻ってきた。やっぱり波は高い)
 末恒駅に着き白兎海岸まで歩く。
相変わらず波が高い。
今からもう一度出るのは無理・・でも今回スタートといい長尾鼻といい面白かった。
たまにはこういう時も漕がないとね。
 その後は泊にシーカヤック取りにいってから帰阪、泊から3時間10分ほど。
無料の山陰道、鳥取道が凄すぎです。
 ところでスタート時に陸で倒され砂浜に押しつけられたので私もNMさんも耳に砂が入っていた。
私は手前の方だけだたのですぐ取れたのだがNMさんはどうもうまく取れない様子。
結局翌日痛んで耳鼻科で取ってもらったそうです。
私も前に川でですが耳に砂が入って耳鼻科行った事あるんです。
今回はほんといろいろありました・・・

岸には寄れず沖合いまっすぐ、でも岬は苦戦・・・

2019-07-17 05:29:00 | 海・湖でカヌー

(合流直後、なんか楽しそうなNMさん)
 白波がたつことを一部シーカヤッカーはウサギが跳ぶという。
まさに名前の通りウサギが跳びまくった白兎海岸。
20分ほどの時間差ののち沖合いで私とNMさんはようやく合流。
沖合いまでくれば漕げないことはない・・というかあの波の中着岸は嫌だ。
ともかく前にすすむとしよう。

(私、沖合いはまだ漕げるな・・・)
 岸からは軽く1km以上離れているので浜の様子はよくわからない。
それでも沖合いから大きな波がきて我々を通り過ぎて浜で崩れるのは見える。
白兎海岸だけでなくどこも白波がたっている。
これは溜まらんなあ・・まあこのあたりは瀬戸内海ではない外に面した海の波質か!

(前方に見えるのは今回のコースで一番出っ張った長尾鼻)
 今回のコースは白兎海岸から泊駅近くの浜までの約18km、その中に2つの岬があり10km地点で長尾鼻、15km地点で尾後鼻。
特に問題となるのは始めの長尾鼻で浜から2kmほど沖に伸びている。
鳥取砂丘以西では一番突出した岬で、当然そこは出っ張った分風や波があたり荒れている。

 まあ行くしかないんですね。
徐々に近づいてくる岬を見ながらひたすら漕ぐ。
こけるようなことはないが気は抜けない。
 そしていよいよ長尾鼻に接近、岬からの返しの三角波がきつい!
今まで大きな右(沖)からの波だったのがそれに加え左からの返し波。
そして左右の波があたって小さい崩れた波が連続してくる。
流石に写真を撮る余裕がない。
まあもっと沖に行けばいいんだが戻るのがめんどくさいし岬をかすめるように行こう!

(長尾鼻通過後振りかえる。真横では波がきつかった!)
 長尾鼻を越えると三角波がなくなり元の大きな波に変わる。
正直ほっとした、やはり疲れました。
その次の尾後鼻はもう先端から500m以上離れた所を通過したのでなんということもなく通り過ぎる。

(入口が三角波でいっぱいいの泊漁港)
 スタートして3時間ちょっと、ようやく泊漁港が見えて来た。
この漁港を越えた浜がゴール地点、ここは沖を通り過ぎる訳にはいかないので仕方なく漁港の近くにやってきた。
そうなるとまた一文字なんかの返し波があり波立っている。
たださっき長尾鼻を経験したばかりだしあそこよりはましだ。
さっさと通り抜けましょう!

 漁港を過ぎて浜の方に入ると風裏になり穏やかになる。
ようやくここまで来た。
始めの出艇で疲れたのもあるがとても疲れた。
さあもう少しでゴールだ!

白兎海岸出艇困難・・・

2019-07-15 05:39:00 | 海・湖でカヌー

(上から見た白兎海岸)
 今年になって5月に鳥取県東端の東浜から福部、6月に福部から白兎海岸、淀江から中海と3回鳥取県を先に伸ばした。
この調子で今年中に鳥取県沿岸を行ってしまおう!
と思っていたがどうも天気に恵まれない。
そこでちょっと荒れるかなと思いつつも強引に行く事にする。
まあまだ7月の日本海のうねりならなんとかなるかな・・・9月以降は絶対そんな事しないが。

 そうして前にゴールした白兎海岸から西に伸ばそうと思ってNMさんと二人でやってきた。
一応白兎海岸から泊までで、そこまでは比較的海岸線にJRが通っているので電車回送が出来る。
泊からはしばらく内陸部を通るので仕切り直して行くつもり。
 そしてやってきた白兎海岸みて唖然・・・サーファーだらけや。
もう右も左もサーファー、波も高いしこれカヤック出せるんか?

(浜に降りて海を見る。ここで出すのか・・・)
 ちょっと辞めようかなと弱気になったが折角来たしやっぱり漕ぎたい。
とにかく行ってみよう!
 そして着替えて出来るだけサーファーがいなさそうなところにやってきた。
サーファーがいない=波もまし。
とはいえ幅は狭いな。
 見ていても仕方ないので意を決して出艇準備、ただいつものように浮べてスカートをはめようとしたら波で振られて戻されてしまう。
1回目は私もNMさんも横向かされた挙句砂浜の上に上にもっていかれた。
パドルが砂に取られ水圧で顔が砂に埋まる。
たまらんなあ・・

(サーファーが少なそうな場所を探して出艇準備)
 仕方がないので完全に砂の上でスカートを嵌めてズリズリ手で支えながら行くがとてもしんどい。
そんな事をしながらもうまくタイミングがあった時に一気に出る!
頭近くから波が3発、倒されないようにふんばり必死で抜ける。
サーファーの前は通らず後ろを通りながら沖に出ますと一声かける。
500mほど沖に出るともう安心、大きいうねりになり崩れることはない。

(NMさんの1回目のチャレンジ)
 そこでNMさんはどうかなと浜を見ると、出ようとした所からかなり西に流されてサーファーだらけのところにいた。
あそこでは出せんなと思いながらみていると何度も失敗、正直波とサーファー両方は避けれない、どちらか一方にしないと。
これはひょっとしたら出艇断念でツアー中止もありかと不安になる。
どこかで基準を決めないといけないとその時点から20分待ってこなければ根性決めて戻ることにする。
正直戻るのは怖いけど仕方ない。

(私の1回目、この後ひっくり返される)
 そして沖で揺られながら見ている。
ずっと見えてる訳でもなくすぐ見失う。
15分を越えもうアカンかなと思っていると、シーカヤックが波を乗り越えこっちに向かってきた!

(ようやく合流、タイムアウトギリギリでした)
 いやあ嬉しかったです。
やはりサーファーにかなりてこずったそうです。
ちなみに6回失敗して7回目で成功だとか。
毎回水抜いて運んででかなり体力をつかった様子。
一度出てしまったらもう戻るより進む方がまし。
幸い今回は距離も20kmないし、ゴールは漁港の横なので港の中で波がない所をゴール二もできる。
では行こう、しかし今日の白兎海岸はまさにシロウサギ、白波の海岸でした!


浦富海岸再び・・・

2019-07-09 06:38:00 | 海・湖でカヌー

(浦富海岸の西側の大谷ビーチ)
 先日、鳥取県の東端の浦富海岸を漕いだ時にいい所なので他の人にも漕いで欲しいもんだと思った。
普段の私は繋げるのがメインでそれ以外は近場なんだが、たまにはこういう遠くで綺麗な所もいいと思い普段漕ぐカヌー仲間やFBで繋がっている人に連絡して一緒に漕ぎませんかと言ってみた。
その結果私を含めて9人が参加というそこそこの人数のツアーになる。
この前の大阪湾といい大人数はやっぱり楽しいね。

 集合は大谷ビーチ、漕ぐのは浦富海岸だけで大谷ビーチから出てグルッとまわって帰ってくるパターン、移動もないし距離も7kmほどの予定なのでじっくり楽しもう。
今回はコースが岩場が多く、洞窟潜りやロックガーデンというのがわかっているのでほぼ半数の4人がポリ艇、岩場は4mぐらいのポリが一番使い勝手っがいいかも。
ちなみに9人中4人は鳥取県を漕ぐのは初めてだ。

 みんな集まって9:30に出艇、まずは1・5kmほど漕いで漁港を越える。
越えたらそこはもう浦富海岸、岩場が呼んでいる!

 浦富海岸についたら早速洞窟を潜る。
やはり楽しい!

 コースも適当に行って帰ってだしみんな適当に漕いで楽しんでいる。

 私も前回見落としていた洞窟に次々と遭遇、もちろん潜ります。

 途中、注意するのは遊覧船、かなり内側まで入ってくる。
地元のSUPの業者さんが航路を教えてくれたりしました。
感謝です。

 みんなスタート地点からもすぐでこれだけ見どころが密集してるのには満足気味。
普通見どころがあって漕いで移動してというところが多いんです。
さすがは山陰ジオパークといったところか!

 今回相当細くパドルの幅ないところもいっぱいい入りました。
特にポリ艇組は遠慮なく入っていきます。
ちょっと羨ましい!

 大体はしっこまでいってUターン、その頃から徐々に風が出てきだす。
まあ初夏の日本海はうねりはないし風だけならなんとかなる。
でも帰路の漁港はきつかった!

 そして最後のゴールで向かう所は反射の三角波で漕ぎにくい。
でも距離も短いし時間も早くて体力もあるので無事ゴール。
ゴールはほぼ12時、2時間半漕いで約8kmでした。
 私もゆっくり見れて楽しかった。
またたまにはみんなで漕ぎたいですね。
みなさんお疲れ様でした!

米子の戦い まずは日本海を

2019-06-25 05:24:00 | 海・湖でカヌー

(日野川の皆生大橋すぐ上流の堤防)
 さあいよいよ米子市中抜きにチャレンジの日がやってきた!
今日はソロ漕ぎなので無理はしないように行こう。
まず朝3時20分大阪発、3時間ちょいで米子市の日野川に到着。
ここでU-YAKを降ろす。
続いてシーカヤックのゴールの淀江駅近くの浜へ。
駅の近くでゴールにしておくと、次が電車回送もできるので便利だ。
そこに車を置き、モトコンポで日野川へ。

 日野川に戻ってきたらかなり風が出ている。
予頬通り、まあ淀江までは1時間くらいなので大丈夫だろう。
バイクを置いてカギを掛ける。
この時点で7時22分、朝大阪を出てにしたら上出来だ。
 シーカヤックを担ぎ堤防から河原へ向かう。
本流の横に小さな流れがあったのでそこから出艇。
さあ風がきつくなる前にシーカヤックは漕ぎ終えておこう。

(河口はそこそこ波立ってました)
 スタートして直ぐは浅くて少し引き摺る。
皆生大橋を潜るともう目の前が河口だ。
川幅は200m以上あるのだが、海に流れ込むのはわずか30mほど。
他は砂が堆積して通れない。
こういう川幅は広いのに海への流れ込みが狭かったのは新宮の熊野川、そして浜松の天竜川がそうだった。
こういうところは狭く川の水が集中するのでそこそこ波だっている。
日野川もご多分にもれず肩ぐらいから波を被りました。

(人が歩いてる?太陽と雲がお出迎え)
 海に出ると浜からの風で振られる。
でも沖からの風ではないのでうねりはない。
琵琶湖の風、波みたいです。
そして右手の奥には雲のかかった大山、左手の奥は島根半島、鳥取県から島根県への境が見えます。

 まあ距離も短いし気楽なもの。
ただ遠くの景色はともかく、近くの浜にはあまり特徴のある場所がない。
今回のゴールの淀江は、港の手前という事、河口から4・5kmほど、小さな川がある事が目印。
 実はずっと前に川の流れ込みを目印に漕いでいて、一文字の蔭にかくれて見過ごして迷った事があります。
砂浜や漁港はどこも似てるし、そもそも始めての所ばかりなので間違う事もあるんです。

(ゴール、ずっと後ろに島根半島が見える)
 今回は慎重に地図を見ながら無事ゴールを発見。
浜から自分の車が見えたらほっとします。

パート1の行程6・3km 平均速度5・5km/h 


(淀江駅近くの浜横の駐車スペース、右がマイカー)
 シーカヤックを車に積んで撤収完了。
この時点で8時50分、まずシーカヤックは風も強くなる前に無事修了。
さあ次は第2段の日本海へ注ぐ川、法勝寺川。日野川だ!