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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

10月は神無月?神在月?

2019-10-27 03:46:00 | 海・湖でカヌー

(朝、ゴール地点の島根県のコンビニで合流する)
 今年は鳥取県の沿岸を漕ぐという目標を立て、5月から8月の4ヶ月を掛けて東浜から米子市の中海まで漕いできた。
そしていよいよ島根県にあと900mで入るという所でストップ、それというのも私には島根県に入るのは10月にという思いがあったからだ。

6月に来た加茂川河口、ここから1kmで島根県だ)
 それというのも10月は昔の言い方で神無月という。
神様がみんな出雲に行ってしまっていなくなるからだが、逆に出雲では神在月と言われている。
実際には出雲大社までいけるわけではないし、現在の行政区で鳥取県から島根県に入るだけなんだが気分は因幡の国から出雲の国入り。
だからもうすぐ島根県という所まで来て止まっていたわけなんです。

(出艇場所は高さ2mほど、案外砂浜歩くより楽)
 今回の相棒はasobimannさん、米子に住んでた事もあるので思い入れのある場所を漕ぐ事になる。
一番始めの計画では電車回送で米子駅から東松江駅の区間、ただ当日かなり風が強い。
天気予報では北東の風で風速7m、前半の狭い所はなんとかなるとして東松江の手前がちょっと怖い。
ここはまあ無理せずコースを変更しようという事になり急きょ海に近い所に駅がある荒島駅近くに変更。
まあ天気予報みて万が一の場合の逃げ場兼変更ポイントとして荒島駅と安来駅近くは一応チェックしてあった。
そして久々に当日朝変更というスケジュールで回送は車でになる。
ゴール地点にasobimanさんの車を置きまずは米子へ向かう!

(レガッタがいっぱい浮かんでいる)
 今回は湊山公園という所から出そうと相談してたのでそこに向かうとレガッタがいっぱいい浮いてる。
これはレースか合同練習会でもあるのか?
レガッタ用の浮き桟橋も使わせてもらおうかとおもっていたけどどうも使いづらい。
そこでここでも急きょ変更、前に私が上陸した加茂川河口の深浦橋で出す事にした。
なかなかゴール地点もスタート地点も当日変更であわただしいがこれもツアーのうち。
普段から始めての所では何箇所か候補を考えておくので問題なく進めた。

(GPSで見てこのあたりが県境)
 結局スタートは8時40分、6時50分に荒島駅近くで合流してたのだが、ゴール&スタート地点の変更で時間が取られた。
まあ距離も短めになったし県境越えるのが一番の目的なので問題ない。
 漕ぎ出して早速レガッタと遭遇、前進のカヤックと違いレガッタなどのボート系は後進なのでとにかく前に前にと回り込んで進む。
レガッタをかわして少し沖になると風が吹き出す。
やっぱりきつい、これは距離を縮めて正解かな!

(右手が鳥取県、左手が島根県)
 そしてGPSでここらあたりと見当つけて島根県入り!
二人で代わる代わる県境越えのポーズで記念撮影。
asobimannさんはこういうノリがいいので嬉しいねえ。
今年は県境(府境)越えはこれで6か所目。
うち3か所は何回も行った所で、始めては元旦の豊予海峡の愛媛県~大分県、お盆の天竜川佐久間ダム上流の長野県~静岡県~愛知県の3県境越え、そして今回の中海での鳥取県~島根県というとこだ。
さあ無事島根県に入る=家から繋がった。
あとは荒島駅近くまで行きますか!

四国・最東端の岬

2019-10-21 04:22:00 | 海・湖でカヌー

(伊座利漁港から船が出て来た)
 伊座利から蒲生田岬まで行っての折り返し、思った以上に風に苦戦するもようやく元の伊佐利漁港にたどり着く。
岬から始めての人工の施設なのでわかりやすい。
 ここからは割と漁港なども点在しており、約10km漕ぐとJR牟岐線の駅まで行ける。
そこまでいけば回送が楽になりますね。

(ラダーなし艇で振られまくったDEEPさん)
 そして無事ゴール!
総行程18.74km  所要時間3時間48分
全体平均4.9km/h 移動平均5.0km/h
 やはり岬いや端っこはそれなりの訳がある。
距離的にはそこまで苦戦する距離ではないのに、移動平均もギリギリ5km/hだし苦戦しました。

(炎症してる爪のケアは欠かせない)
 ところで前に書いたが私の爪は手も足も20本全てが薬の副作用で炎症を起こしている。
前の写真の時より更に酷くなっていてかなり痛い。
それもあって実は一ヶ月ほどちゃんと漕いでない。
でも漕ぎたかったんですね。
脚はドライパンツでOKだが手はシリコンの上から滑り止めの薄い手袋してその上からNRSのグローブ。
漕ぎ終わってすぐ消毒して薬を塗って指用ガーゼ、そんなにまでして漕ぎたいんですねえ。
カヌーバカなんです。

四国の東の端、ここから29kmで和歌山県の日の岬)
 それで伊座利は終わり、せっかくだから蒲生田岬にも行ってみようかという事で車で移動しました。
北側の海岸線を奥に奥にと入っていくと一番奥が灯台の駐車場、ここには始めて来たけど思ったより広いしここからでも出艇出来そうだ。

(伊島を指さして)
 そしてそこには四国最東端の石碑が!
今年は元旦に四国最西端の佐田岬漕いだなあ。
端っこに縁のある年になってますね。

(さっきあの岩の横まで漕いできたんだ!)
 岬からさきほど根性漕ぎでやってきた岩が見えた。
ああ、あそこにいたんだよなあ。
こういうのなんかいいですね。
見に来て良かったです。

(感動の徳島珈琲の自販機)
 あとは普通に大阪に帰るだけなんですがそこに現れた徳島珈琲の自販機。
徳島珈琲とは!
漕ぎに行って地域限定珈琲を探して飲むのを楽しみにしている私にとってピンポイントな嬉しさ。
コーヒーは4種類ありそのうちの2種類を買いました。

(2種類購入しました)
 南徳島へのスタートとしては充分です。
景観、漕ぎ、そしておまけの珈琲、堪能しましたね。
ただ帰ってカヤックのボトムをみてゲンナリ。
しっかり岩で傷ついてました。
マーリンさんごめんなさい。
でも同じ状況ならまたするだろうな・・・・

強風下の蒲生田岬の戦い!

2019-10-19 05:00:00 | 海・湖でカヌー

(左上に小さく灯台が見える。右奥は伊島)
 伊座利からスタートして蒲生田岬を目指す私とDEEPさんの2艇のシーカヤック、ようやく灯台が見える所までやってきた。
もうこのあたりまで来ると突風が吹いた時に風上側に体重移動しないと風で倒されるレベル。
正直岬の向こうを漕ぐなど無謀とはっきりわかる。

(灯台近くは岩が多く水路になっている)
 岬の手前は岩場も多く狭い水路になっている。
うねりはないので岩のそばでもなんとか漕げる。
岩の外側、沖側は風がきつくて身体ごと持って行かれるので内側内側と漕いでいく。

(伊島だ!)
 特に横風の時、体重移動で艇が曲がってしまうのをラダーとパドルで押さえつけ無理やり進路をKEEPする私と違いラダーないDEEPさんはラインを崩されて苦戦。
既に北側を漕ぐなどかけらもなく、せめてどこまで行くかのチャレンジになっている。

(向こうに舞子島が見える)
 そして大きな岩を回り込むと北側の舞子島が見えて来た。
ただ見えると行く事は北風が入ってくるという事で、強風が吹き荒れている。
そしてその先に私が13年前に伊島から渡ってきた時にタッチした岩が見える。
 そうなんです、もう13年前には繋げていたのでこの先に行く事を考えて上陸はしなかったものの灯台の北側が見える所の岩にタッチしていたんです。
 そしてその岩が約30m向こうに見える。
なんとか行けないかと漕ぎだすが風に押し戻される。
パドルも飛ばされそうになり一旦断念、戻ってDEEPさんと合流する。

(13年前の岩場まで!左奥は北側の灯台の駐車場)
 DEEPさんはラダーなしでほとほと参ってました。
そして岬の先端にいってもそこで繋がるわけでもないので無理はしないとの事。
私は帰りもDEEPさんと一緒になったし沈したら助けてもらおうと期待して残り30mを再度アタックに!
 大きな岩を回り込む。
そこからは腕力まかせの手漕ぎ、残念ながら私のスキルでは強く握りしめてないとパドルを保てない。
目印の岩まで必死に上がって横を見る。
ちゃんと岬の北側が見えた!
風がましになった瞬間に記念写真(危ないだけなんですが・・・・)
ヨシッ繋いだぞ!!
 そして死に物狂いのUターン・・・も風で岩に押しつけられる。
クソッこんなん川で慣れてるわと気合いをあれて素早く岩側に体重移動、ガリガリと底を擦りながらも必死でパドルで岩を抑えて次のうねりが来た時に脱出。
また来ればいいだけなのに・・なんの為に無理して30mを・・・でも満足です。

(強風下、負けないように大きな漕ぎ)
 再び合流してそこからは伊佐利へ戻る。
相変わらず突風が吹くもなんとか頑張る。
特に後ろからの突風は見えないので怖い。
DEEPさんはかなり苦戦、私もラダーを上げたらカヤックごとスライドさせられた。
こ、こわかった・・・

(いい写真です。)
 まだ助かるのはずっと強風が吹き続けではなく、普段はまあ漕げるぐらいで時々突風なので合間合間に少し休める事。
コースもできるだけ岸寄りで風を減らす。

(思わず同じ構図を2枚使いました)
 いっても片道は10kmない。
ようやく伊佐利の漁港が見えて来た。
さあもう少しだ。頑張って漕ごう。

徳島県、南進開始!

2019-10-17 05:00:00 | 海・湖でカヌー

(伊座利の沖の海が見えて来た。さあ新しいエリアの始まりだ)
 下見も行き南徳島から高知に向けて気も滾ってきた。
この気持ちがなくならないうちにまず1回行っとこう。
そう思いいつも一緒に行くDEEPさんに声をかける。
 DEEPさんは徳島北部も漕いでないのでそれも踏まえてちょっと変形ツアーを考えた。
まず一緒に伊座利から蒲生田岬まで行く、そして私はそこでUターンして伊座利へ戻る。
DEEPさんはそのまま北上して見能林まで漕ぎ、車に戻った私がピックアップという計画。
私は蒲生田岬から鳴門までは漕いでるが、今年の6月に和歌山からその見能林まで漕いで渡ったDEEPさんはそこに繋げようというものだ。

(牡鹿が出現、前回の下見では雌鹿だった)
 二人でワクワクしながら伊座利へ向かう。
前回の下見はカヤックなし、当たり前だが今回は車の上にシーカヤック、この差はでかい!
 ちなみに前回下見の時は伊佐利の近くで雌シカが出て来たが今回はなんと雄鹿!
立派なツノが目立っている。
かなりちゃんと写真が撮れたので記念に載せておく。

(伊座利の漁港から外に出る。10月5日の記事の上から4枚目の写真と同じ場所
 伊佐利には3時間20分ほどで到着。やはり下道が長いので案外時間がかかる。
この日の徳島は波高1.5m~1m、風速4~5mで北からの風。
伊佐利から蒲生田岬までは北風は風裏になるが、岬から見能林まではまともに逆風、まあそのしんどいコースはDEPさんだけで私は岬から引き返すから気が楽だ!(笑)
そして準備が終わり7時40分出艇、さあいよいよ南徳島の旅の始まりだ!

 伊座利の漁港から出るとそこはそそり立つ岸壁と岩礁の世界。
考えてみれば当たり前だが、蒲生田岬から南側が普通に外海の波が入ってくる所。
先日いった室戸や、和歌山南部と同じうねりにさらされている所だ。
ただ感覚的に室戸岬や潮岬からかなり北なのでここまで凄いとは思ってなかった。

 次々と現れる断崖を楽しみながら漕ぎ進む。
ただ凄いなとしか感想が出てこない。
水も綺麗だ。
来て良かった。

 伊座利から蒲生田岬までは10km弱、案外すぐだ。
始めこそ風裏でのんびりと思っていたが時々吹き下ろしの突風が吹くようになってきた。
また風が舞いていて前からや横からと風向きが変わりながらふいてくる。

 ここでこれだと岬から北側はかなりきつそうだ。
DEEPさんも岬からは沖合いを抜けずに、いざとなれば逃げれるように湾の奥の椿泊あたりを巻いて行こうかと考え始める。

 普段のツアーなら海での洞窟や洞門は大好物ですぐ入りに行くのだが、今回は断崖などに目を奪われて何箇所かあった洞窟もほとんど入らずじまい。
こういう日もあるんです。

 今回スタートした伊佐利から蒲生田岬へは海沿いの道もなく、今回漕いでるコースには道も人家もない。
ここで上陸してもどこにも道はないんだなあとかつい考える。
岬への道も北側の海沿い。
今漕いでる南側から尾根越えて向こう側にいかないと道もないという事、人の手が入ってないというか入れれないからこそのこの景観なんでしょうね。

(伊島の島影が大きくなってきた!)
 そして前方に島影が見えて来た。
伊島だ、伊島が見えて来た。
風というか突風は段々きつくなってきた。
DEEPさんも岬から北側は断念して戻る方向に考えだした。
さあそもそも岬までいけるのか?

実はハワイに行ってきました!

2019-09-09 05:17:00 | 海・湖でカヌー

(上陸した川にいたカモメ)
 鳥取県沿岸漕ぎのラストで無事泊で上陸、回送の為に電車に乗るのだがちょうど出た所で次の電車は1時間後だ。
まあ着替えたりバタバタしてると30分ぐらいはすぐだ。
というかこれで10分後に電車が来るとなると駆け足して駅にとんでいかないと!
何度かそうこうこともあったが、漕いだあとはちょっと余裕があるぐらいがありがたい。

 前回はここで車のカギをカヤックに置いたままという失態をしたので、今回はまず鍵を確認する。
あと財布や携帯も確認して駅に向かう。
駅では待ち時間用に持ってきた文庫本を読んでるとすぐにやってきた。
電車の中はクーラーが効いて気持ちいい。
やはり炎天下を4時間はしんどいです。

(ミラーに写った自分と電車を記念撮影)
 電車は泊駅からスタート近くの浦安駅まで直通でなく途中の倉吉駅で乗り換え。
この乗り換えで更に40分待ち、まあのんびり行こう。
しかしこの鳥取沿岸漕ぎでは山陰本線にお世話になった。
比較的海岸近くにも駅が多く計画を立てやすい。
少々時間に縛られたりするのは仕方ないと割り切れば公共交通機関が使えるのは本当に便利だ。
まあそうでないと気楽に一人では来れないです。

 その後は米子行きに乗り換え浦安駅へ。
歩いて車を取りに行ってみるとうねりが強くなっているし風も吹いている。
改めて知らない所を漕ぐのは基本午前中、昼からは風が変わるので無理はしないという自分の原則を思い出す。
今日も11時すぎにゴール、これぐらいなら計画の変更もできるしまだ余裕がある。
午前中は風もなしな日が多いしね。

 さて今回はこの後いってみたい所がある。
実は天神川を越えて少しいった所にハワイ海水浴場がある。
旧羽合町というところでかねてから日本にもハワイがあるのかと思っていた。
まあ夏休み中だったので海水浴場には近寄らなかったのだが、ハワイの道の駅があるのでそこに寄ってみる。

 当たり前だがハワイの案内板、おおっこれでハワイに行って来たと自慢できる(笑)
一応アメリカのハワイ州でもシットオンを借りて漕いだ事はある。
もう20年も前の話ですが・・・
こうして最後にハワイでショッピング?(道の駅でおみやげを買うとも言う)を楽しみこれでミッション完了。
次はいよいよ県境を越えて島根県入りです。
今年中に行くか来年にするか・・・微妙ですね。