
今年の私の一番の目標、それは四国の東端の蒲生田岬から高知県の室戸岬までの四国南東部を繋げる事だ。
そもそも2006年6月に紀伊水道を横断して東端の蒲生田岬に到達、しかしそこから北には行ったものの南はずっとそのままになっていた。
そして13年経った昨年、ようやく蒲生田岬から9km地点の伊座利まで漕ぐことができた。
そして今年1月、最難関の室戸岬を天候にもめぐまれ廻ってくる事ができた。

しかし例によって1月からはじまった抗がん剤の影響でなかなか思うように行けず歯がゆい思いをしている。
なんといっても家からの距離も遠く時間がかかる。
短時間にちょっと漕いでくるといったスタイルでは難しい。
とはいえ諦める事はないので行けるチャンスを狙っていたら3月の3連休が行けそうな雰囲気になってきた。
抗がん剤も一旦打ち切りで次の分子標的薬の合間で少し期間があいた。
これは行くしかない!

では北から行くか南から行くかだ。
できれば距離の遠い南の高知県沿岸を先に行きたい。
ただ高知県の沿岸はそれこそ遠く移動も負担が大きい。
そこでそこはGWに1泊2日である程度漕ごうと思う。
そうなると北からだ。
特に電車がなく回送がしにくい伊座利から駅のある所までいってしまおう。

(海から見える日和佐城)
始めに考えたのは伊座利から由岐駅までの往復、しかしいっそ車で回送してもう少し先まで行ってみようかという気になる。
幸い車回送で協力して一緒に行こうという人もいてた。
それなら伊座利から日和佐駅までの15~16kmではどうだろう。
この区間は見どころもあるので距離を短めで楽しみながら漕いでみよう。

(スタートの伊座利漁港の横の浜)
そして集合は日和佐の大浜海岸、そこから車を分けて何台かで伊座利まで移動する。
あとは漕ぎ終わってから車を取りに行くというリバーカヤック回送方式。
今回は私を入れて5人が参加、朝7時に日和佐に集合。
伊座利に移動する途中県道から鹿が出てくる。
伊座利には3回目だが3回とも鹿に出会っている。
そういえば伊座利の近くの岬には鹿ノ首岬と鹿の名前がついている。
元々鹿が多いとこなんだろうなあ。

準備が終わっていよいよ出発、時間は8時27分。
では行こうか、まずは蒲生田岬の後半を終わらせて日和佐までだ。
※ちょっとアップが遅れましたが、3月にいった記録です。