婚活@港区

東京都港区にて、婚活、始めました。基本は、「待ち」だけど。
恋活・婚活事情、「歳の差婚」を研究中。

日本の若者はなぜ立ち上がらないのか

2011-11-12 13:40:56 | 日記
日経新聞より。面白いと思ったことをメモ。

日本の若者はなぜ立ち上がらないのか
中央大学文学部の山田昌弘教授(専門は家族社会学、53)は、「若者が立ち上がらないのは、不満がないから。将来を考えれば不安はあるが、今は楽しい。これが大方の若者の本音ではないか」と語る。

神戸女学院大学名誉教授で哲学者の内田樹氏(61)は、「若者が教え込まれたのは『能力のあるもの、努力をしたものはそれにふさわしい報酬を受け取る権利がある』『能力のないもの、努力を怠ったものはそれにふさわしい罰を受けるべきだ』という『ニンジンとムチ』の教育戦略」。「能力主義」「成果主義」「数値主義」の結果、「弱者の連帯」という発想や、連帯する能力が損なわれたという。
内田氏は「格差が進行している最大の理由は、社会上層にいる人間たちがその特権を自分の才能と自己努力に対する報酬であり、それゆえ誰ともわかちあうべきではないと信じ込んでいる点にある」としている。

エコノミストで大和総研顧問の原田泰氏(61)は、「年収200万円でも暮らしていける現実があり、欧米ほど失業が深刻化していない。不満が顕在化しにくい」と言う。
「現在の日本社会では、勉強ができる人はもとより、営業センスがある人や外食店などで現場を引っ張っていける人など、多少なりともリーダーの素質がある人はほとんど、企業が吸い上げている。その結果、企業社会の外にいろんな意味での優秀な人材が現れにくくなっている」


海外の若者と比べると、何ともおとなしいというか、不満を持っていないように感じる。デモや暴動がおこっては困るから、それでもいいんだけど。
かつては、高校や大学を出れば、どこかに勤め先があり、入社してから社会人として一人前になるまで育ててもらえる環境があった。誰もが同じような、つまらない人生のようにみえるかもしれないけれども、安定した生活をおくることができた。それが、いまや「勝ち組」。待っているだけで、社会から多くの投資が得られた世代。
それが、いまや、学生時代をおえて社会に出るタイミングが、人生の大きな分かれ道。非正規の道に進むと、正規の道に合流できるチャンスはほんのわずか。正規の道に進んだとしても、足元を踏み外すと、非正規の道なので安心できない。しかも、会社に余裕がないから、育ててもらえるのは一部。若者層の格差が広がっていて、それが「努力の結果」だと受け止められているから、世代間の格差に向く目はそれほど厳しくない。だから、「安心」というわけじゃないけど。

夫の5割が小遣い3万円以下

2011-11-12 08:06:00 | 日記
調査会社のソフトブレーン・フィールドの調査結果

夫の5割が小遣い3万円以下
「月3万円じゃ少な過ぎる」と鬼の仕分けに悲鳴続出! 家庭の緊縮財政に悩む“ロス婚夫”の哀しき小遣い事情
夫の小遣いの金額は3万円以下が54%で最多。20代になると3万円以下が81%。
共働きが当たり前となってきた昨今では「小遣い制」にこだわらず、生活に必要な「経費」だけを折半する夫婦も増えている。しかし、実際は76%の家庭で夫の小遣い制が導入されており、「折半夫婦」はまだまだ少数派とのこと。また、82%の家庭で妻が家計を管理している。


これじゃあ、ダイヤモンドの記事も納得。

インターネットの掲示板ではこれらの結果を受け、「結婚したら終わり」「独身最強」「部下に奢ることもできないな」などと、悲鳴にも似た書き込みが相次いだ。日本では、晩婚・未婚化が問題視されているが、調査結果の厳しい内容を見て、結婚への意欲が削がれる男性が出てきてもおかしくはないだろう

夫婦で稼いでいるのに、妻が家計を管理して、夫に「小遣い」を渡すのは変。子どもじゃないんだから、なんで「小遣い」なんだろう、なんで3万円なんだろうって思う。
もし妻が専業主婦なら、それこそ、夫が給料のなかから家計費を渡して、そのなかでやりくりするようにしたほうが自然。いまの時代、専業主婦なのに「夫の稼ぎが悪い」や「夫はキャッシュディスペンサー」なんて言うのは、「昭和の夫婦」と「フェミニズム」のいいとこ取りのように思える。