クッキングこめぞうの井戸端日記

こめぞう長屋の井戸端で縁台に腰掛けながら、暫し四方山話に花を咲かせましょう!
美味しいコーヒー入りましたよ

私とは何か さて死んだのは誰なのか

2010-01-15 20:32:39 | 読書(書評)(新)読書会


池田晶子著 講談社 P62より引用

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「そんなに景気が気になるの」

景気がようやく上向きになっているそうだ。
と知ったふうに言うけれども、それがどう
いうことなのか、じつは私はまるきり理解

していない。(中略)
お金に全く関心がないのではない。むろん
お金は欲しいと思う。しかし、そのお金を

増やすためにどうこうする気があるかとい
うと、これが完全にないのである。面倒く
さい。(中略)

なるほどお金は人生の大事なものである。
けれども、人生には、お金より大事なもの
がある。景気が悪くなれば人はそれを考え

始めるのではとも言われたが、さて、どう
だろう。何のために自分は生きているのか
ここらでちょっと考えてみては、如何でし

ょうか。
「初出」「産経新聞」2004年4月15日大阪夕刊

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▼名古屋地方ではお中元、お歳暮はけっして
景気に左右されない。常に悪くなった時の事
を考えて、それを基準にして品選びをする。

と昔聞いた事があります。普段は質素倹約だ
がいざという時の為に貯蓄をして立派な道具
で嫁入りさせる。伝統でしょうか。

景気の良い時は身体の倍ほどの毛皮のコート
に身をつつみ、両手の指に余るほどの宝石を
つけていた某社長夫人を見かけたことがあり

ます。自動車メーカーのH社ではボーナスが
当時100万円以上でたとかで「へ~」でした。
先日も相棒との茶飲み話で、「我が家では全く

いいめをしていないね」「そんな贅沢したこ
とがないね」…と「バブル」とは無縁の我が家
でした。
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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2010-01-16 11:17:02
名古屋圏の嫁入り道具や孫たちへの贈り物も、びっくりの事情はドラマで見ました。
確かに成り金さんたち、特別な贅沢をされてたのでしょうね。私も縁が無いです。
でも、手放さなくてはならない、それも惨めでしょう。
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☆ 浮き沈み (クッキング こめぞう)
2010-01-16 20:37:57
kazuyoo60さん
絶頂期を過ぎると必ずと言っていいくらい、下り坂が待っていますね。世の習いです。あまりお金に拘るのも考えものですね。
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