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サハラ

2005-06-14 | 映画 サ行
2005年上半期に公開される数多くの映画の中でも特に楽しみにしていた1本。
と言うのも、原作者のクライブ・カッスラー著「ダーク・ピット」シリーズの大ファンだから♪
カッスラーの著作を初めて読んだのは確か高校生の頃だったと思う・・・
どのシリーズを一番最初に読んだのかは覚えてないんだけど(現在17作出版)、とにかく主人公のダーク・ピットがカッコいいし、相棒のアル・ジョルディーノも強くて面白いし、お宝はザクザク出てくるし、アクション満載で、しかもいつも「ありえな~い!」って状況で危機を脱するし・・・これにはまらずにど~するの!?ってくらい読みまくっていた

なので少なからず登場人物に対する自分なりのイメージってのがあったんだけど、実はこの映画でキャストされた俳優陣とはかな~りかけ離れていたんだよね
まずダーク・ピットだけど、私の中でのダークはもう絶対に黒髪!しかもちょいとクセっ毛なの
これをマシュー・マコノヒー演じたんだけど、うーん、ピットはもっと知的なはずなんだけどなぁ
しかももうちょい黒い髪ほうが・・・でもちょっとクセっ毛のところは忠実だったのかな
背格好はイメージ通りだったからよしっ♪ってか、かなりよしっっ♪(笑)

アル・ジョルダーノ、名前からお分かりのようにラテン系
こちらは黒髪にポマードたっぷりつけ、眉毛も黒くて太く、背が低くてものすごくがっちりした屈強なラテン男のイメージだった
演じたのはスティーブ・ザーン、ありゃ、全然違う・・・
でも、アルのイメージとはまったく違ったんだけど、この映画の中ではスティーブ・ザーンが一番良かった!

このダークとアルなら是非ともシリーズ化希望だけど、作者のカッスラー氏が首を縦に振るかどうか・・・
今作でも納得いかない場面があって訴訟を起こしたとかなんとか・・・
ちなみに1980年に映画第一作目が作られたんだけど(邦題「レイズ・ザ・タイタニック」)、こちらに関してはカッスラー氏大激怒だったらしい(笑)

・・・他の登場人物、サンデッカー提督役のウィリアム・H・メイシー、イヴ・マサード役のランバート・ウィルソンもなかなか♪
欲を言えばサンデッカー提督の影が薄かったのと、原作では重要な役割のパールマターとイェーガーが出てこなかったのが残念!
ペネロペ・クルスも思ってたよりはよかった・・・かも(笑)

さて、今作はダーク・ピットシリーズ第11作目「死のサハラを脱出せよ」が映画化されたもの
なんせ原作を読んだのは遥か昔なので詳細が思い出せず、ネットで調べたあらすじを読む限り、映画はずいぶん違った内容になってたみたい(上記の登場人物も削られていたし)
ま、2時間弱にまとめなきゃいけないから仕方ないけどね・・・
なので、かえって原作の中味を忘れていてラッキーだったかも♪
しっかり楽しめちゃいました♪♪♪

反対に原作を読んでないと気づかないことも残念ながら映画には多数出てたので(私もわからない&思い出せないこと多し)、またしばらく図書館通いしてしまいそう・・・(買えよってか?笑)
特に冒頭、ダークの部屋を写す場面では、新聞や雑誌の切り抜きで過去のダークたちの功績がわかるようになっていたのね(後で「タイタニックを引き上げた、かのダーク・ピット」ってセリフはシリーズ4作目の「タイタニック号を引き上げろ」を示唆。ちなみに本物のタイタニック号はまだ沈んでます)
クラシック・カーの模型と最後にカジム将軍の車を頂いちゃうのは、ダークがクラシック・カーのコレクターだから
原作では毎回最後に、レアアイテムの車や飛行機などをもらっちゃいます
砂漠を脱出する際、ダークとアルが墜落した飛行機の部品でさっさと陸上ヨットみたいなのを作っちゃいますが、原作を読んでいるとこの2人ならこれくらいのことは朝飯前なのですね
出来ればAチームみたいに組み立ててるところもちょろっと写して欲しかったわん
あと、サンデッカー提督がCIAエージェントに「あのときのことを忘れたのか」って場面も確か原作で書かれていたはずだし・・・覚えてないけどさ

もちろん原作を読んでなくてもさらっと見れる楽しい冒険映画になっているので、是非映画館でご覧になって下さいね
これは大画面で見たほうが絶対に楽しいと思います
私の満足度は星☆☆☆☆ でした~♪

ところで、このクライブ・カッスラーって人はダーク・ピットシリーズで築いた財産で自ら小説の中に登場させている「NUMA(国立海中海洋機関)」を本当に立ち上げてしまいました
サイトはこちらです↓
NUMA
実際にこの機関では世界中で沈没船を数多く引き上げていて、その記録を本にまとめたものも発売されています。
さらにカッスラー氏、息子にダークと命名してしまいました(笑)

そして去年、カッスラー氏は息子のダーク氏と共作で、第18作目にあたる「Black Wind」を発表しました。
こちらは日本と北朝鮮が舞台になっているらしいです。

羨ましいほどに人生を謳歌してるおっさんですね♪