Aloha Days

2010年、ハワイ暮らしを始めます♪
今までありがとうございました

エレクトラ

2005-06-10 | 映画 ア行
レディス・デー最後の鑑賞は「エレクトラ

「エイリアス」のジェニファー・ガーナー主演
マーベル・コミック(アメリカのコミック誌)作品「デアデビル」からのスピンオフ
最近マーベル作品が多いですね~
ついこの間の「コンスタンティン」や「X-MEN」「ブレイド」「スパイダーマン」「ハルク」、古いところで「スーパーマン」や「ワンダーウーマン」などなど、全てマーベル・コミックを映画化したもの。

元がコミックなので硬いことは言いっこなしよ~
と、言いたいところだけど、そこは問屋が卸さないわっ!
でも文句を言う前に、まずはよかった&面白かったところを挙げておきます

ジェニファー・ガーナー、さすがに「エイリアス」で鍛えてるだけあって、アクションを美しくこなしていますね~♪
特に銭形平次の十手みたいな短剣をシャキーンと構えるところはカッチョい~
それにボンテージルックみたいな深紅のコスチュームもス・テ・キ

サイドキャラに(私にとって)けっこう贅沢な配役を持ってきています
エレクトラの師匠役にテレンス・スタンプ・・・わぉ~!相変わらず渋いわ
今作は「スーパーマン」に続いてのマーベル作品になるのかな・・・でもこっちではいい人役♪
悪の組織「ザ・ハンド」を率いるローシ(たぶん老師)にケリー・ヒロユキ・タガワ
相変わらず悪人顔が冴えてます
ローシの息子・キリギにウィル・ユン・リー
「007/ダイ・アナザー・デイ」にも出てた彼、今回なんだかどっかの歌舞伎役者みたいなルックスになってた
結構美形だったのね♪髪は長い方が絶対いいよ・・・
エレクトラと軽くロマンス芽生える弱っちぃマーク役に「ER」のコバッチュ先生ことゴラン・ヴィシュニック、やっぱりカッコよかった・・・
なんちゃって日本語が沢山出てくるんだけど、漢字はちゃんとしてたよ
逆さまじゃなかったし、キリギの喉元の刺青も「反抗」っていちお~言いたいことわかるし(笑)
でもジェニファーの日本語はまるっきしペケ!字幕つけられちゃってるし・・・
よって、ユマ・サーマンの勝ち~(笑)

あれ、こうして書いてみるとストーリー以外のことしか書いてないわ、あはは
それじゃ、ストーリーについての文句たらたらを・・・
以下、思いっきりネタバレあるのでご注意下さいまし

出だしはよかった・・・音もなく忍び寄る女刺客・エレクトラ
お~!これは期待できるかしら!?
と、思ったのもつかの間・・・嗚呼!なんてこったぃ!

お話の要になってる少女アビー、「トレジャー(宝)」と言う割には全然大したことない描かれ方だった
善と悪の命運を分けるはずの少女・トレジャーなんだからもっと何かとんでもない力を秘めていればよかったのに・・・超能力とかさ
それに、触れたものの命を奪うことのできる「X-MEN」のロークみたいなお姉さん、タイフォイドも「かつては私もトレジャーだった」なんて言うもんだから、そんなにちょこちょこと現れるモンなの、トレジャーっつぅのは?と、なんだかありがたみゼロなのよね
しかも悪の組織「ザ・ハンド」、何が目的なのかよくわからん・・・
なんで命運を握ってるはずのトレジャーを殺したいの?死んじゃったらダメなんじゃないの?
キリギがエレクトラの母を殺した理由って?
続編への伏線になってるの?コミック読めばわかるのかしら・・・
それから十手みたいな短剣、確か1本折れたよねぇ・・・ストック有りなの?
五右衛門の斬鉄剣みたいなもの!?

もう頭の中は疑問だらけ~
つまらなくはなかったけど、できれば監督に隣に座ってもらって解説つきで観たいわ(笑)
なので星☆☆と半分

あ、そうそう
日本ではジェニファー・ガーナーの次にクレジットされてるサップちゃん、あっさりと消えちゃいます。
至近距離からの散弾銃がへっちゃらで、刀も折れちゃう肉体なのになぜに大木にぶつかっただけで死んじゃうのさ!?
でも次回作「ロンゲスト・ヤード」ではセリフ有りの役らしいから、ちょっと期待

気づいてみれば「ミリオンダラー・ベイビー」より感想が長い・・・(笑)
やっぱりツッコミどころが多い作品の方が言いたいことも沢山ってことなのかしら
そう思うと話題提供って意味では悪くない作品かも~