東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

朝の草むらで

2020年06月02日 | バッタ
キリギリスの幼虫とホシササキリの幼虫

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
定点観察をしている区部のフィールドに訪れてみると、雨が降った訳でも無いのに下草が夜露により濡れていた。ここでこんな光景を見たのは初めて。その草中に眼を向けると2種類のバッタが上下に姿を見せてくれた。ここに棲むバッタ達にとっては、この先に待ち受けている草刈りが最大の難関だ。
無事に音を聴かせてくれる事を願っている。

撮影日:5月29日

春の草はらで

2020年03月25日 | バッタ
この日は次女と一緒に草はらで虫探し。


ヤブキリの幼虫


捜索して間もなく足元からピョンと飛び出してくれたヤブキリの幼虫。例年通りの発生。そして、多数見られるヤブキリの中から季節外れのヤツも飛び出した。

オンブバッタの幼虫

昨年末から発生は続いている様子にあるけれど、成虫になっている個体や数も増えてない。謎が深まるばかり。

キムネクマバチ ♀

地に咲く花を見て回ると早くも黒く丸いヤツを発見。暖かさに誘われて越冬から覚め、花蜜を吸いに来たようだ。この土日は強風で撮影がしづらい条件だったが、近所の草はらでも春の到来を感じることができた。

全てNikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:3月22日

2月のオンブ

2020年02月13日 | バッタ
オンブバッタの幼虫

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
1月の観察時から比べると発生数が減少している様子にあるが、オンブバッタの幼虫の発生は続いている。ただ、今のところ発見できているのは若齢幼虫と2齢幼虫まででそれ以降の個体は皆無。およそ1ヶ月経過しているにも関わらず2齢幼虫以上に成長している個体が見られないのは、おそらく食草不足と寒さにより成長できず死んでしまっていると思われる。でも何故、真冬の時期なのに発生しているのか謎が深まる一方だ。

撮影日:2月2日

冬オンブ

2020年01月12日 | バッタ
強風によりガマの穂綿が舞い上がる光景は真冬の池沼ならでは。

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
冷たい北風を感じながら陽当たりの良い草地を歩いていると足元から小さなバッタが飛び出した!

オンブバッタの幼虫

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
全く時期外れに発生しているオンブバッタの幼虫。名付けて冬オンブ。
不思議だけれどここでは例年通り。昆虫の活動が少ない冬場に見られるととにかくありがたい。だけどやっぱり不思議。

撮影日:1月5日

スイーッチョン

2019年09月23日 | バッタ
真夏日が去り、秋の気配に包まれたこの日は、山間部の細流でミルンヤンマの活動を狙ってみたものの残念ながら逃してしまった。そんな中、林道を歩いているとキリギリスの仲間を発見。

ハヤシノウマオイ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4.5 SS 1/320 -0.3EV ISO 400

ハヤシノウマオイ ♂(発音器)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4.5 SS 1/320 -0.3EV ISO 400
東京で見たのは初めて。
いつか日没後にスイーッチョンの音を聴きに訪れてみたい。

撮影日:9月14日