ノエル、ダークエンド

行き倒れてオズワルドに助けられた場所に行き、記憶を取り戻したノエル。

そこで大好きな両親に捨てられたことを思い出す。
ここで待ってろと言われて、ずっと待ち続けたが戻って来なかった両親。

どんなに人を好きになっても捨てられていなくなってしまう。ならそんな感情は持たなくていい。

ヒロインはそんなノエルを思いつらくて涙を流すが、元の世界に戻る時を告げる赤い月が昇る。

ヒロインはこの世界に残ろうと思うが、元の世界にも大切なものがあり、それを捨てることはノエルの両親と同じではないかと思う。

その一瞬の迷いで審判はくだり、ヒロインは元の世界へ。

ノエルは以前のような無表情でヒロインに別れを告げる。が、最後に見たヒロインの悲しそうな顔が忘れられない。


もう以前のような悲しみを感じない心には戻れないのだ。

三たび愛するものに去られたノエルは自分を捨てたものへの憎しみだけが残っていることに気づく。

両親を探し出すことはできないが、居場所を知っているものがひとりだけいる…。

長い時間をかけてひたすら歩き、ルシアの屋敷へ。

夕日のさす美しい薔薇の庭園。
そこにはオズワルドがいた。


オズワルドは行き倒れのノエルを拾ってくれたが、彼もまた天涯孤独で、天使と悪魔混合の盗賊団に身を寄せる身だった。

ある時、盗賊の根城が討伐団に襲われ、オズワルドは熱を出して動けないノエルを残して逃げたのだった。

ノエルはその後、孤児院に引き取られるはずが、討伐に参加したミカエルに気に入られ、従者となったのだった。

そして、オズワルドも悪魔のルシアに引き取られ園丁となっていたのだ。

「俺を殺す気か？」とオズワルドに問われ「そうだ」と答えるノエル。

オズワルドは弁明をしようとするが、ノエルは「真実を知りたいわけじゃない。この胸の暗い思いを消したいだけだ」と答える。

「僕のために死んでくれ」と切りかかるノエル。短剣で迎えうつ、オズワルド。


ラストは「目を開けてくれ」というオズワルドの声を聞きながら心の中でヒロインの名前をつぶやくノエルだった…。

そしてそのまま闇が訪れる…。


一方ヒロインは元の世界へ。

ナイトメアに行った時のまま時間は経っていなかった。

しかし、服だけがナイトメアの…ノエルに買ってもらった服。

泣き崩れるヒロインを母が慰めてくれるが、心は晴れない。


ノエルを思い後悔に苛まれるのだった。





せめてロマンティックエンドを目指して2周目にいきます。

ナイトメアはダークエンドでもシナリオチケットがもらえるのが嬉しい。



それにしてもオズワルドがノエルの過去の重要人物だったとはね。

ノエルルートでオズワルドのことが出てきてから、オズワルドのことが気になりだした。

いずれオズワルドルートの話も出るのかな？

ぜひ読みたい。

今までは何とも思ってなかったんだけど…。

そう言えば、大っきくて、優しくて、ちょっと不器用な人って、好みだったんだわ、私(*^^*)

オズワルドルートがあることを祈っておこう。

ところで、オズワルドルートのダークエンドはノエルに殺されるんだったりしてね;^_^A