恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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ハルくんの独り言(本編6話)その1

2015-04-18 07:47:00 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

アクセス数が減ってる今だからこそ、ボチボチと彼目線の話を書いたほうがいいのかもと思ってる。


このハルくんの独り言シリーズもそうだし、エピローグまでしか無い譲二さんの彼目線も続編のを書いて行くべきかなと考えてる。


記録という意味でも。


ただ譲二さんの3年後編に関しては、苦手な航くんの存在がネックになってて、普通の彼目線の話を書くのは難しい…なのでちょっと考えてることがある。

それと、彼目線の話はゲームを読み返しながらの作業になるから、二次創作のお話よりも時間がかかるんだよね。
だから、ハルくんの話も飛び飛びになってて申し訳ないです。

☆☆☆☆☆

ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

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☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編6話)その1

今日は商店街でフリーマーケットがあるんだ。

毎年俺達もみんなで一緒に店を出している。

それでクロフネに集まったんだけど…。


譲二「やあ、みんないらっしゃい。今年もフリマをやるんだって?」

春樹「ええ、恒例行事みたいなもんで…。あの…ジョージさん。佐々木は?」

譲二「ああ、百花ちゃんはまだ寝てるよ…。今日は休みだし…、なんか起こすのは可哀想でね…」

一護「おい、行くぞ」

理人「行くって? いっちゃん?」

一護「百花を起こしに行くぞ」


一護が二階の階段に向かう。


春樹「一護! ちょっと待てよ…」


結局、俺達も一護について佐々木の部屋に向かった。

☆☆☆☆☆

一護が佐々木の部屋のドアを開ける。


一護「開けるぞ」

百花「え? 何?」

理人「いっちゃん、開けた後に言っても意味ないよ」

そう言いながら、りっちゃんもちゃっかり部屋に入っていた。

リュウ兄はズカズカ入って眺め回す。


竜蔵「おお、これが百花の部屋か。結構キレイにしてんじゃねーか」

剛史「…日曜の朝からゴロゴロして…羨ましいな」

春樹「おい、みんな、佐々木はまだ寝てるってマスターが…」

百花「え…ハルくん…?」


ベッドに起き上がった佐々木が俺を見上げている。


春樹「あれ? 起きてたの?」

百花「起きてたって…」

春樹「もしかして、寝ぼけてる?」

百花「え…寝ぼけ…」



やっぱり寝ぼけてる…。

髪の後ろがちょっと寝ぐせになってて…ぼんやり俺を見つめる顔もとても可愛い…。

うわ…なんかドキッとした。


百花「う、うそ!…やだ…急に入ってこないでよ、みんな!」

一護「あ? 昔っからよく起こしにきてやってたじゃねーか」

理人「そうそう。百花ちゃんが起きないからって、みんなでのしかかって起こしたりしてたし」

百花「それは、小さい頃の話でしょ!っていうか、あんま顔見ないで…」

剛史「…何か見られたらマズイのか?」

百花「あのねぇ! 女子はね、人に会うには色々と準備がいるもんなの!」


やっぱまずいよな。


春樹「あ、そうだよな! ほら、みんな外出ろよ!」

理人「はーい」

竜蔵「とにかく、百花は早く準備しろよ」

百花「準備?」

剛史「…あれ、もしかして誰も佐々木に言ってない?」

春樹「そういえば…言ってないかも」


俺達みんなでフリマを出すのは、毎年のことで当たり前になってて、10年ぶりに帰って来た佐々木も当然参加するものと思い込んでた。

俺達は商店街のフリマのことを佐々木に説明した。

佐々木はみんなが何を出店するのかひとしきり聞いた後言った。


百花「そういえば、ハルくんは何出すの?」

春樹「俺? 俺のはすごいよ」

百花「何?」

そんな大したもんじゃないんだけどね。

頑張って手作りしてみたんだ。

興味津々の佐々木の顔をみたらちょっとじらしてみたくなった。


春樹「まだナイショ。フリマが始まったら教えてあげる」

百花「えーっ…気になる!」

春樹「後でちゃんと見せてやるから。それより、早く準備、準備」

一護「モタモタすんなよ。さっさとしろ」

百花「そ、そんな急かさないで!」

着替えるからと俺達はドアの外に追い出された。


その2へつづく