ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
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ハルくんの独り言(本編6話)その1へ
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種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ
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ハルくんの独り言(本編6話)その2
女の子の準備には時間がかかる。
着替えた佐々木にくっついて俺達も洗面所で待っている。
一護「おい、いつまで歯磨いてんだよ」
百花「あ、いちごふん。もうひょっとらっへ」
一護「…はあ? 何言ってんのかわかんねーよ」
そうか? 『一護くん。もうちょっとだって』って言ってるよね?
百花「ひゃひゃひかけるはられしょ!」
剛史「…全くわかんねぇ」
剛史にも分かんないのか…。
春樹「ははっ! 話しかけるからでしょ、って言ってるんじゃん?」
百花「ほう!」
理人「ハルくんよくわかるね~」
春樹「まともに話せない頃から一緒にいるんだから、わかるだろ!っていうか、何でみんなわかんないの」
竜蔵「一文字もわかんねえんだけど…」
百花「よし、終わった! あとは、ちょっと化粧して…」
春樹「え? 佐々木、化粧すんの?」
俺は驚いて佐々木の顔を見つめた。
化粧なんかしてなくても可愛いのに…。
百花「そりゃ、外に出るんだもん」
春樹「佐々木は化粧する必要なんてないじゃん。そのままでも十分、可愛いのに」
目を丸くしてる佐々木の後ろの時計が目に入った。
春樹「あ、やべ! 俺もう行くから。また後でな」
竜蔵「おー」
百花「え? ハルくん一緒に行かないの?」
春樹「これから部活なんだ。午後には合流するから」
百花「そっか…」
心なしか佐々木がしょんぼりしてるように見えた。
後ろ髪を引かれながら部活に向かう。
寝起きの佐々木、いつもとちょっと違ってて…でもそれも可愛かったな…。
って、何考えてんだろう、俺。
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いつもは楽しい練習も今日は早く終わりたくて気が焦ってしまう。
部活の練習が終わると急いで着替えてフリマに向かう。
フリマの店番をしている佐々木の姿が目に入った。
春樹「ごめん、遅くなった! どう? 繁盛してる?」
俺に気付いた佐々木は顔いっぱいの笑顔を見せた。
百花「あっ、ハルくん! お疲れ様。結構お客さん来てくれてるよ」
春樹「そっか。じゃあ、俺も並べようっと」
百花「…ハルくんの商品ってそれ?」
春樹「うん、可愛いだろ。動物型した花のオブジェ」
百花「う、うん…」
春樹「これ、何の動物だと思う?」
佐々木が少し自信なさそうに言う。
百花「もしかしてウサギ?」
春樹「当たり! 可愛いだろ? この耳のあたりとか頑張ったんだけど」
百花「うん…そうだね、可愛い耳だね」
春樹「佐々木ならわかってくれると思った」
百花「あはは…」
春樹「結構自信作なんだよな。睡眠時間削って作ったから」
昨夜はいつもの勉強が終わってから、オブジェの仕上げを始めたから2時過ぎまでかかっちゃったんだよね。
百花「…ふふっ…ハルくんらしくって、私は好きだよ」
佐々木にそう言ってもらえると、頑張ったかいがあったなって思う。
春樹「ハハッ! ありがとう」
百花「だんだん、混んできたね」
隣の店に来たお客さんが奥の物を覗きこもうとした。
そのカバンが当りそうになって佐々木は身体を縮こませた。
春樹「そうだね・・・もう少しこっちにおいでよ」
俺は少し腰を浮かせて、自分の横にスペースを作った。
百花「う、うん」
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うちの店によく来る子供たちが声をかけてくれる。
2、3会話をしてたら佐々木がぽつりと言う。
百花「ハルくんは、小さい子にも人気だよね」
春樹「そんなんじゃないよ、よく店にくるだけで…」
百花「そうなんだ…」
佐々木は俺のこと人気者とか思ってるんだろうか?
店番とかするから、確かに普通の高校生よりは顔が広いけど…。
でも、単にそれだけなんだけどね。