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おとうと…

2010-08-27 | 映画
今日と明日は、今月唯一の連休です。





だから、思いっきり好きなことをやろう!って思っていました。

それは…焼酎オヤジといっしょに映画をみること!

映画を二本借りてきて、どっちも泣きました。

まあ、私の場合、泣くために映画をみるようなものだけど。





まず、山田洋次監督の『おとうと』。

み始めて「これは失敗だった」と、後悔しました。

笑福亭鶴瓶が演じる、酒飲みでバクチ好きで性格破綻的な「おとうと」に感情移入ができず、イライラし、怒りさえ感じていました。

でも、次第に、焼酎オヤジのササヤキが効いてきて…。

最後の30分くらいはずっと泣いていました。





吉永小百合が優等生のお姉さん役です。

早くに夫を亡くし、女手ひとつで娘を育ててきた薬剤師さん。

今まで吉永小百合が出演した映画はたくさんみてきたけれど、初めてと言っていいくらい、彼女の演技に曳き込まれました。





優等生のお姉さんが、ダメな「おとうと」のために尽くす。

その複層的な事情は、映画の中で念入りに描かれています。

でも、こんなに泣けたのは、私自身が「ダメなおとうと」だからかなア…。

山田洋次の職人芸は、やはりスゴイと思います。

五十年近く映画監督を続けてきて、そのキャリアのほとんどを、商業的にも内容的にも成功させてきた。

こんな監督は、今では世界でも山田洋次くらいでしょう。

それと、映画を見終ってから、この作品のモデルになった「きぼうのいえ」のことを知りました。

とても興味深かったので、リンクを貼っておきます。


きぼうのいえ





もう一本見たのは、サンドラ・ブロック主演の『しあわせの隠れ場所』。

この女優さんは前から好きでしたが、今年のアカデミー主演女優賞をとった作品と言うことで、さっそく借りてきたのです。

率直に言って、胸に響かない邦題同様、どことなくギコチナイ映画でした。





サンドラ・ブロックは、お金持ちの奥さまです。

夫は、元NBAのスター選手で、今はファストフードチェーンのオーナー。

その彼女が、貧民街で育った巨漢の黒人少年の里親になり、肝っ玉母さんぶりを発揮する。

そして彼は、NFLのドラフト1位指名という途方もない成長をしてしまうのです。

これは、去年のNFLのドラフトで1位指名を受けた青年とその家族の実話…というのだからスゴイ。

つまり、現在進行形で制作した作品なのですね。

アメリカのショウビジネスは、そこまでやるか。そこまでやらなければ、成功できないのか…。

でも、終始クールに「セレブなスーパー奥さま」を演じていたサンドラ・ブロックが、最後にBMWの中で息子の成長に密かに涙するシーンに、もらい泣きしてしまいました。





ああ、眠くなっちゃった。

では、おやすみなさい…。












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