施設のスラム化を防げ！

今日の朝礼で、ホーム長が警告した。

「皆さん、Ｍ県のグループホームで起こったスキャンダルをご存知でしょうか？それは、
９０代の女性入居者の排泄介助中に、職員が鼻をつまんだりしている動画がYouTubeに投稿
された…というものです」

私はそのニュースは知っていた。でも、映像は見ていなかった。

仕事から帰って、今日、そのニュースの映像を見た。

件のグループホームの外観は、清潔でキチンとしている印象だった。

問題の映像のナレーションは、ハタチくらいの女性がしているらしい。

だが、端的に言えば、どの施設にとっても、これは「明日は我が身か…」という事件だと思う。

入居者の鼻をヒネリ上げた場面を撮影して、それをネットに投稿する…などというのは、まさに無恥・無教養・無思慮の愚連隊のみがし得る暴挙である。

だが（ハッキリ言おう）、現在、我が国の高齢者施設には、ほぼフリーパスで「誰もが」就労出来るのである。

なぜなら、圧倒的に員数不足だからだ。

低い賃金に不安定な雇用条件、社会的評価も高くないのが、介護職の現実である。

当然、まともな人間はなかなか応募してこないし、たまに来たとしても、実情にア然としてしまう…。

大きな声では言えないが、私の会社でも、介護職員の劣化に対する「お触れ書き」が出回って来ているところなのだ。


入居者を苛めない。

他人のものを盗らない。


こんな、「あり得ないくらい当り前」のモラルを守らせることや、守れない職員への対処方法が通達されるご時勢なのだ。

でも、これを放置していたら、あなたの両親が、そしていずれあなた自身が危害にあうことになるのです。


高齢者施設の職員の質を担保しよう！

このままでは、間違いなく施設のスラム化が進むだけだから！

理屈だけでは人材は集まらない。財源的な裏付けをしないと、おちおち老人になれなくなる。

これ、マジっすよ！

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