食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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忍び寄る人々

2010-06-02 | 高齢者介護業界
このところ、我がホームにも様々な売り込みがある。





つい先日、「パソコンを使った認知症のリハビリをしている○○ですが…」と、若い男性の声で電話の売込みがあった。

パソコンを使った認知症のリハビリって…、なんだろう??

ノートパソコンでも持ち込んでくるのだろうか?

操作を覚えることによるリハビリなのか?

それともパソコン画面を使った脳トレのようなものか?

いずれにせよ「限りなくウサンクサイ」雰囲気があった。





今日はまた、新手の売込みがあった。

インタホンがなったので、用件を尋ねた。すると、

「キリスト教精神による高齢者の心のケアをやっている者ですが…」

なんてことを言う。

「キリスト教精神による心のケア」だって??

私の事務所からは、モニターカメラにより来園者の姿が見えるのだが、インタホンを押したのは四十歳くらいの男性で、背後に、もう少し若そうな女性が立っていた。

二人とも、あまり冴えない感じのスーツを着ているように見えた。

忙しかった私は「ハア?」といった口調で対応した。

すると二人は、簡単に引き下がり、帰って行ったのである。

それにしても、彼らは何者だったのだろう?

ほとんど「口から出まかせ」を名乗って、ホームのドアを開けようとしたとすら思えるのだ。






確かなのは、老人の預貯金と年金を狙って商売を企んでいる人々が一気に増えている…ということである。

「オマエもその一員じゃないか」と、言われないようにしないと。





今日、総理大臣と、与党の幹事長が辞職した。

そのニュースを知ったとき、このところ続くワケの分らない業者の売り込みがフト頭をよぎり、「乱世だな」と、改めて心に凍みた…。











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