食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

第○回運営懇談会

2010-04-10 | 行事
明日、私のホームの運営懇談会があります。






運営懇談会とは、簡単に言えば「ご入居者の家族の集まり」です。

一年に二回あるこの会こそが、ホームの主要スタッフにとっては、最大の剣が峰なのです。





なぜそんなに「家族の集まり」がコワイのでしょうか?

それは、入居前から無数に交わした「誓約書」を検証される場だからです。





有料老人ホームは、高いお金を払って入居して頂くに当たり、たくさんの「お約束」をします。

① 毎日筋力リハビリをして、再び歩いて頂けるよう支援します。

② 書道、華道、歌にお芝居、日々充実したアクテビティをご提供します。

③ 酸素吸入、胃ろう、末期状態にある方のペイン・コントロールと看取り…。医療処置の必要な方にも、対応は万全です。…。などなど。

約束のし放題。大盤振る舞い。

そうやって、数あるライバルたちから、「我がホーム」を択んで頂くわけです。





現場のスタッフは、内心みんな思っています。

リハビリ?アクテビティ?ペイン・コントロールだって?

それ、誰がやるんですか?

食事、排泄、入浴といった「日常業務」も、カスカスの人員でようやく凌いでいるのに!

そのスタッフも、「給料安い」「仕事キツイ」「人間関係ヒサン」な現実に疲れ果て、あっという間に散っていくというのに!





でも、我がホームのご入居者の家族は、「社会の仕組み」を充分にご存知な方ばかりです。

老人ホームの前線で働く私たちが、どういった労働条件で使われているかは理解されていますから、決して頭ごなしに非難はされません。





とはいえ、「空証文」「反古にされた約束」を突きつけられたら、私たち現場スタッフはひたすら頭を下げるしかない…というのが、明日の定例会です。

どうか、オンビンに済みますように。


アーメン!







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