第253話. ツツジとショウブ ~花鳥風月~

2019-04-28 16:28:30 | 花鳥風月
湖畔人です。

長いGWが始まりましたね。今回は仕事の宿題はあるにはあるにせよ、いつもの如く山積みではなく、少し気が楽な休みとなりそうです。昨日は土曜日、かんさい土曜ホットタイムが終わってからちょっと経ちましたが、まだ午後3時になるとラジオをつけそうになる慣性の法則からは抜け出せておらず、 “あ、もう終ってしまったんだった”と言う事を思い出しては、ちょっとまた少し虚しい気分にさせられています。また復活するといいのですがね。とても良い番組でしたし・・・。

さて、私は毎日通勤の為、自宅から最寄りの駅まで車で移動しているのですが、最近通勤路が渋滞が酷い時に、ショートカットとして裏路地を使う事があるのですが、その際、その裏路地にある民家の庭先に咲いている色鮮やかなピンク色のツツジ達に目を奪われてしまっているのです。その家のツツジ達は二種類の微妙に色合いと色の濃さの違った濃い目のピンク色のツツジ達が競うかのように乱れ咲いているのですが、通勤で急いでいると言うのに、かなりアピール力があると言うか、何か目を奪われてしまっているのです。(運転中に危ないですね…)でもそれらの花を見るとイラついていた心も一気に切り替わって何か華やいだ気分にさせていただいており、朝から得した気分にさせて頂いています。ツツジも至る所にありますし、以前から周りにいたはずなのですが、視界に入り始めたのはつい最近、今年からなのです。以前も申し上げた通り、かつて見えていなかったものが急に見えて来る現象は本当に不思議な現象で、年を重ねて心に余裕が生またせいなのか、何なのか正直言って判りませんが、美を感じたり、感心をする対象が増えて行くと言う事は、その分世界が豊かに見えて来ているはずで、それはとても喜ばしい事なんだろうな、なんて思っています。

ツツジと共に今年に入ってから視界に入り始めた花として他に菖蒲の花があります。この花も通勤路に咲いていて毎朝見掛けるのですが、菖蒲はアイリスとしてヴァンゴッホの絵画のモチーフにもなる位ですし、多くの人々に愛されている花なんでしょうけど、実は自分はちょっと苦手と言うか、白鳥が好きになれないのと同じ理由で余り好きになれなかったのです。白鳥も菖蒲もその大きさ故にまるでそこに人でもいるかのようなそんな圧迫感を受けてしまって、余り可愛いとか綺麗とか、そんな事を思える対象にはならなかったのです。でも、何故か今年に入ってからは、その紫色の鮮やかな色彩が目に入って来てしまって、見る度に何かポジティブなパワーを頂いているような、そんな感じなのです。この変わりようは自分自身が実は一番驚いています。何なんでしょうね?

花達はその姿を人間達に見せるだけで、人々に対し何かポジティブな力を与えてくれているような、そんな存在のようですね。これに香りの力も加わるのですからある意味最強ですよね。ありがたい存在です。

湖畔人

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