私には長すぎた・・・

’78 アメリカ 183分
監督・・・マイケル・チミノ
出演・・・ロバート・デ・ニーロ クリストファー・オーケン ジョン・サベージ メリル・ストリープ
ヴェトナム戦争のさなか、ペンシルバニア州のロシア系アメリカ人のマイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サベージ)の3人が徴兵され、戦場で地獄の体験をする。やがて帰還したマイケルは、行方不明となったニックを探しに、再びヴェトナムへ赴く・・・
作品賞をはじめとするアカデミー賞5部門を制した作品。
なのですが、前半戦争へ行く前の若者の日常が延々と描かれていきます。
ここで集中力を失った私・・・

「君の瞳に恋してる」は昔の歌だったんだぁ~、なんて思いながら見ていたら、
突然、ベトナムの戦地へ画面が変わり、
そこからは戦争の悲惨さが延々と続いていきます。
ロシアンルーレットが何回も出てきます・・・
二人を対戦させて、どちらが死ぬのか賭けをして楽しむ観客・・・
戦争はこんなにも人を狂わせてしまうんだろうか。
これを見ると、ベトナム人って悪いように感じてしまうけれど、
アメリカ側から見た視線ですからね。
ベトナムから無事に帰ってきたとしても、もう以前の自分とは別人になっている。
周りは以前と同じなのに、自分だけが変わってしまっている。
心に傷を負った人、体に傷を負った人、両方に傷を負った人、いなくなってしまった人・・・
後半はやり切れない思いだけが残ります。
でも、やっぱり私には長かったっ!
前半はもうちょっと短くても良かったんじゃないかとも思うけど、
あれがあるからこそ、後半の悲惨さが伝わるのかもしれないし・・・。
う~ん、難しい・・・

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