新年一回目のワンピース!今週はまたあの懐かしいヤツが登場しますよ!
お互いに協力することにしたルフィとバギー。
そこへブルゴリの大斧が迫ってきます!バギーに振り下ろしますが、
バラバラ緊急脱出!!
バギーの首は胴体から離れ、スポーン!と!
そしてブルゴリの体をがしっ!と抱えると、今度は腕だけが分離してブルゴリの体を空高く持ち上げていきます。
ぎゃははははは!落ちての脳天カチ割れろォ!!
“空中錐揉み(きりもみ)大サーカス”!!
ブルゴリの体はクルクルと回転しながら真っ逆さまに床に激突!バギーは体を合体させ、
んぎゃっはっはっは!! 参ったか、この海ゴリラ!!
ですがブルゴリはウホホホ・・・と言いながら、ムクッと起き上がってきました。
げっ!! 効いてねェ!!
ブルゴリは今度は素手でバギーに襲い掛かります!
どわっ!! 危ねェ!! ちょと、な・・・殴るのはやめろ!!
ズン!!
ルフィがブルゴリに向かって正面からパンチを浴びせました!ブルゴリは一発撃沈。
その威力に言葉も出ないバギー・・・。
お・・・お前、少しは腕上げた様だな・・・
強ェな、コイツら。何の動物だ!?
海の格闘家ブルーゴリラ、通称“ブルゴリ”だ!油断するな、まだあと4匹も・・・
とバギーが振り向くと・・・
終わってた!!! どーん!!
4匹のブルゴリはすでにルフィにのされちゃった後でした。
―でもこんなの全部と戦ってたら時間が足りねェや!!
それを見ていた囚人たちは大騒ぎです!
すげェ!! あいつ!! ブルゴリ倒した!!
おい!! お前何者だぁ!! 鍵開けてくれ、鍵~~!!
一方監視室にはその一報が入ったようです。
檻からの脱走者は1人じゃないのか?
・・・? 1人の筈だが・・・
見舞違いかも知れんが・・・影を2つ見た様な・・・とにかく10番雑居房前でブルゴリが5匹やられた!!
5匹も!? まさか・・・LEVEL1にブルゴリを倒せる様な囚人はいない筈だぞ!!
場面はルフィのところへもどります。
なにィィィ!!? エースを助けたいだぁ!!?
(し~~~~っ!! 見つかる!!)
おめェが叫んだよな、今。
おい、お前ら頼むよ、牢屋のカギ・・・
やかましい、黙ってろ!!!
バギーはそう言うと囚人たちの入ってる牢屋を蹴飛ばします。いつの間にか、背中にはブルゴリが持っていた大斧を背負ってますよ。
エースの事知ってんのか?
ああ・・・お前の兄貴はお前と違って礼儀正しくってなァ!!
この前すっかり飲み仲間になっちまったんだが、今回の事は非常に残念に思っている。
“白ひげ”の仲間に手ェ出すなんて、愚かだぜ海軍・・・!!
レベル5ってところに行きてェんだ。そこにエースいるんだろ?
知るか!! 行きたきゃ勝手に行け!おれとお前は友達か!? おれはそんな危ねェトコ行かねェよ。
じゃあな。お前ここを出るんじゃねェなら、おれァ一人で逃げるぜ。
バギーは立ち去ろうとしています。
外は軍艦が10隻以上もいんのに?逃げられるか?
!!? じゅ・・・!! 10隻!? 成程そうか・・・!! “白ひげ”に備えての布陣か・・・今、時期が悪ィな・・・!!
じゃ、ここで少し時間潰して・・・
そう言いながら振り返ったバギー、何か目に留まったようです。
え・・・!?
仕方ねェ。誰かに聞こう・・・!!
バギーは自分が今見たものが信じられないようで・・・
・・・!! イヤイヤそんなハズねェ、んなバカな事ねェよ・・・まさか・・・
ともう一度ルフィを見るバギー・・・。ルフィはもう行こうとしています。
ほんじゃあな!脱獄がんばれよ!
間違いねェ!!
バギーの目の色が変わり、
ちょっと待て、麦わらァ~~~~っ!!
今度はルフィをがっしりとつかまえます!
何だよっ!!
二人の騒ぎを海兵が聞きつけたようです。いたぞ!と銃を撃ってきました!
見つかったァ~~~!!
お前、なんで大声出すんだよっ!!!
ルフィは怒ってバギーを殴りますがバギーは離れませんっ!海軍はまだ銃を撃ちながら追ってきます。
お・・・おい・・・その腕輪!! す・・・素敵だな!! くれよ!!
何だいきなり!これ、ナミに貰ったんだ!
エ~~スの所への行き方を教えてやるよ~~!!
ほんとか!!?
じゃ、その腕輪、くれるか!?
おう!! だったらいいぞ!!
よっしゃー!!! じゃあ、まず敵を振り切る!! おれの足を持て!!
足!?
全速力で走れ!!! LEVEL2入口へ案内する!!
ルフィはばらけたバギーの両足を持って走り出すとバギー本体は鳥になったように空を飛んでいきます!
ここで、道化のバギー“バラバラ”の能力解説――
体をバラバラにして各部を自在に飛ばす事のできるバラバラ人間。
その操作空域は決まっており、その際、必ず足だけは地についてないなければならない―!!
二人は逃げながら言います。
レベル2!? 違うよ、おれが行きてェのはレベル5!!
だからよ麦わらァ、そこにいきなりは行けねェんだよ!!
いいか、“インペルダウン”って監獄はな・・・!! この地下1階フロアを「LEVEL1」と呼び・・・
LEVEL2、LEVEL3と・・・下へ下へと行くにつれ強暴な罪人達が幽閉されている・・・!!
おれでも灼熱の拷問を受ける為、LEVEL4に行かされたくらいで、それ以下のフロアの事はわからねェ!!!
LEVEL5なんてのァ、確かに最低でも“億越え”っていうとんでもねェ奴らの行く場所だ。
―だが囚人の中にゃ、もっと“下の階(フロア)”があるという奴もいる!!
凶悪すぎて、過去の歴史から抹消されたような怪物共が眠ってるってな。
・・・まァ噂だが、エースはあるいはそこかも知れねェ。
とにかく!! おれが案内できるのはLEVEL4までだ!
そうか!お前急に親切になったな。
ぎゃははは、そりゃおめェ、キャプテン・ジョンの財宝のありかを示す“トレジャーマーク”をくれるってんだか・・・
はっ!! (言・・・言っちまった!!!)
バギーは調子に乗って言っちゃいましたね! 口を押さえたってもう遅い・・・
お前・・・弱ェからここにいるんだな。
やかましいわ!! 放っとけ!!
ルフィの的を外れたような言葉にバギーは・・・
(・・・き・・・気づいてねェか・・・!! 鈍い奴でよかった・・・)
そうか~~、この腕輪、宝の地図みてェなもんだったのか。全然知らなかった!
聞いてたのか!! 畜生ォ!! バレちゃ仕方ねェ!! かくなる上は力ずくで・・・
と背中の大斧を取り出したバギーでしたが・・・
じゃ、これ先にやっとくよ。
え?
バギー、ちょっと焦ります。
てめェ・・・!! “宝”だと知っても・・・!! それをくれんのか・・・!?
やるよ。そんなモンよりエースを助けたい!!
・・・それにおめェ・・・!! 今くれたらおれァこのままトンズラこくかも知れねェぞ!!?
そうか!でもお前、案内してくれるって言ったじゃねェか!
そう明るく言うルフィ。
バギーは思わずぶわああっ・・・と涙が溢れてきちゃいました…!
(そんなに真っすぐおれを見るんじゃねェよォ・・・
おれァズルくて・・・!! ろくでもねェ男だぜ・・・!!? そんなおれを・・・!! 信じちゃアいけねェよォウオウ・・・
念願の宝の地図、C・ジョンの“トレジャーマーク”!! しかと受け取り候・・・!!
ルフィから渡された腕輪をギュッと握りしめるバギー・・・
かたじけねェ・・・!! 麦わら!!
まだ涙ぐんでいたバギーでしたが、次の瞬間・・・
さてどうやってコイツから逃げてやろうか・・・ぎゃははは!!
ボゴォン!! ボゲバブオウ!!!!
間抜けなバギーは、後ろを見ずに飛んでいたので思いっきり壁に激突しちゃったのでした。バカ・・・
勢いでバギーが壁を壊したのを見て、ルフィは、
ん!? その壁破ると近道か!? よし、任せろっ!!
違ギャアアアア!
ルフィはバギーもろとも壁をぶち壊しちゃいました!するとその壁の向こうは看守室だったのです!
何だ、コイツら・・・!!
脱走した道化のバギーと・・・!! 誰だ!? 2人いる!!
バギーは気を失いそうになりながら考えます。
(ここは・・・!! 看守室・・・!! ―って事は!! この部屋は抜けちゃマズイッ!!)
止まれ、麦ばがァ~~~!!!
ルフィはそんな事お構いなしにバギーを押し続けたまま突進!
とうとう壁をぶち抜いちゃいました。しかしそこは隣の部屋ではなく建物の外!
何だ、ここは!!? 監獄の中に・・・森!!? ばーんっ!!
真っ赤な森・・・!! 下にもいっぱい人もいる!
囚人達だ。ここはただの森じゃねェ!! 樹の葉っぱは刃物の様に切れる、“剣樹”!
下に敷き詰められた草は針の様に体に刺さる“針々草(ハリバリソウ)”!
足元に放たれた毒グモや獄卒達に追われ、森をかけ回る囚人達は葉に切られ草に切られ血に染まり、
切り裂かれる痛みに苦しむ・・・!!
総じてLEVEL1紅蓮(ぐれん)地獄!!! これがインペルダウン!!
針葉樹の葉がナイフの様になってる感じです。そこにいる囚人達は手枷をはめられ血だらけ・・・
助けでくれェ~~~
痛ェよォ~~~・・・!! 苦じいよォ~~~・・・!!
本当に地獄だな・・・!! エースもこんな目にあってんのかな・・・
そうだ、いいんだ!! このまま堕ちるぞ!!
何で!? 切れるじゃねェか!!
おれなら切れねェ!! 黙って捕まってろい!! おれの“足”を下に投げろ!!
ルフィは持っていたバギーの足をは針の草の茂った地面に投げました。
バギーの足は縦に割れ(縦にも割れるなんて知らなかったわ)、針の草などものともせずに歩きだします。
ぎゃはははは!足さえつきゃこっちのモンだ!!
ルフィはバギーの背中に乗り、バギーと一緒にギュオーッ!っと飛んで行きます。
このフロアから下へ降りるのに階段はいらねェ!! 階段への扉を開けるカギもいらねェ!!
紅蓮地獄にゃ苦しみから逃れる為の“逃げ道”が用意されてんのを思い出した。
地獄に“逃げ道”!?
見ろここだ!! 誰もここから逃げようとはしねェがな・・・
二人は大きな穴の淵に降り立ちます。
なぜならこの“逃げ道”はLEVEL2へ・・・!! 更に恐ろしい“地獄”へとつながっているからだ!!
うわ!! 真っ暗!!
地獄から地上へと脱獄を計る奴ァいても、地上から地獄へ堕ちて行こうなんてバカはいねェからなァ!!
そうか!おれには好都合だ!! 飛び降りりゃいいのか!!
ああ・・・ただし下にゃあ・・・
バギーがそう言いかけた時、
よっ!
あっ!! おい!!!
ルフィは勝手に穴の中に落ちていっちゃいました・・・!!
オーイっ!!
深ェな、何があるんだ・・・
気の早ェ奴め・・・!! あいつにゃ恐れってもんがねェのか・・・とはいえ・・・
もう・・・おれが逃げても、追っても来れねェな~~~・・・ぐふふふ・・・
ルフィにもらったトレジャーマークを握りしめ、にかっ!と笑うバギー。
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