1945年のヤルタ会談3日目の午後3時まえ、ルーズベルトが「はらへったな」と言って、じゃあ皆で何か食べようという話になり、提供されたのがアップルパイに似たシャルロートカ(Шарлотка)という菓子と紅茶だった。紅茶は、ジャムを合わせるロシア風ではなく、ストレートだった。(この茶葉はスリランカのウバかな?)とチャーチルは思ったが、英国人なのに間違っていたら恥をかくので黙っていた。というエピソード . . . 本文を読む
なんかもう、巨匠の作品みたいな完璧なフォルムの尻ってのがあって、それはもちろん御婦人の尻に決まってる。いっぱんに成長と共に30歳前後を境にフォーヴィズムからキュビズムへと進化するのだが、あの変化には万有引力か何かが関与しているのだろうか。かつては尻に対して人並みほどの興味しかなかったんだが、とてつもない美しさの尻に、たちまち感動した。21歳のときだったかな。完璧だったんだよ。尻の形が。 尻の持ち . . . 本文を読む
昔の話だが「セポイの反乱」というのがあって、簡単に要約するとセポイが反乱した。うむ。なんも間違ってねぇ。あのときは大変だったよね、と言ってみたいが記憶にない。おれが生まれる100年もまえのことだからね。歴史を学ぶというのは、そういうことで、過去にあった事象を将来の判断材料にできる場合と全然参考にならない場合がある。そりゃそうだ。じゃあ歴史なんて学んだってしょうがないじゃないですか、と言われたら反 . . . 本文を読む
タイ料理らしいタイ料理に「ヌアファイファースティッ(เนื้อไฟฟ้าสถิต)」というのがあって、直訳すると「静かな牛肉」というような意味か。たしかに料理自体は静かであるが、総じて料理というものは音をたてるものではない。 新婚の頃、ゲイの人のお宅に招かれて出てきた料理の最初の皿が塩と酢だけの味付けをしたサラダで、「ちょっと待っていてね」とその皿に熱したオリーブオイルを回しがけると、ばちばちと . . . 本文を読む