もっとましな嘘をついてくれ ータイ歌謡の日々ー

タイ歌謡について書いたり、うそをついたり、関係ないことを言ったりします。

大きな舟

2024年09月14日 11時08分29秒 | タイ歌謡
 20世紀末のことで、入籍は済ませたけど結婚式は済んでないから、まだ同居できないという時期のことだった。なにそれ、って感じかもしれないが、タイではそんな感じだ。好きだから一緒に暮らすなんていう野良猫みたいなライフスタイルではないのだ。 タイでの結婚式は当然仏式(フランス式ではなく仏教式)が殆どで、ムスリムやキリスト教、無宗教だから挙式せずという人たちを勘定に入れても余裕で仏式が9割を超える。カネが . . . 本文を読む

歩き方が間違っている

2024年09月07日 09時52分01秒 | タイ歌謡
 まえにも書いたが、よく中国人と間違えられる。それも華南人限定でだ。香港では何かの署名を請われたこともあり、氏名と共に「日本國」と書いたら「哎呀(あいやー)」と嘆かれた。でも、それだけじゃなくてタイやメキシコでは地元民と間違えられて道を訊かれたこともある。韓国の店では席を立ったら店の人に間違えられたのか「아저씨(アジョシ – おじさん)」と、声をかけられた。頼むから日本人だと見破ってく . . . 本文を読む

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2024年08月30日 22時41分11秒 | タイ歌謡
 もう年寄りだから、新しいことに抵抗があることだってある。コンビニでの買い物の支払いでは後ろに人が並ぶことも多いし、並んでなくても店員さんはにこやかに接してくれてはいるけれど、ここで現金出したら(うっわ、昭和かよ。ジジイ面倒くせぇ。老害なんて、どうにかなってしまえばいいのに)と思われるような気がして、スマートフォンで「おサイフケータイ」的な決済をしちゃったりするんだが、スーパーなんかだと違う。自分 . . . 本文を読む

ワニの串焼き

2024年08月23日 11時20分08秒 | タイ歌謡
 まだ若くて他人のことなんかに考えが及ばなかった頃、夏のフロリダに行ったことがあった。合衆国南部のオーランドだったが、あの街では差別された記憶がない。たまたまだったのだろうが、それが南部の街ってのは幸運ってことなのかな。憶えているのは、ひたすら暑かったってことだ。松岡修造に説教されたことはないが、ガミガミ言う松岡修造の手首に巻かれているサポーターに籠もった熱よりも暑い、と断言できる暑さだった。この . . . 本文を読む

おれに言わせりゃ

2024年08月17日 10時01分00秒 | タイ歌謡
 数年まえスーパーで、とうもろこしが安売りされていて、買おうかどうか迷っていたら、30代くらいの見た目の夫婦者か恋人同士っぽく見える男女の御婦人のほうが、「あ! とうきび、やっすーい♡」と言った。北海道では玉蜀黍を「とうきび」と言う者が多い。「あー……、うーん。一本99円か……。安すぎないかい? あれでないの? 2番手とか3番手とか」と男。「 . . . 本文を読む

12,000面の棚田

2024年08月09日 12時35分08秒 | タイ歌謡
 北海道弁と津軽弁に共通する「ぱりごりん」という方言があって、北海道弁だと「あの人だら、ぱりごりんだもね」というふうに遣う。津軽弁だったら「あんふとだば、ぱりごりんだべぉん」になる。何を言っているのかというと、どちらの方言でも「あの人は、パリのオリンピックでしょう」という意味になる。今思ったが、ひょっとしたら「ぱりごりん」は方言ではなく、標準語でも言うのかもしれない。横須賀昌美 恋のマグニチュード . . . 本文を読む

見ず知らずの初老の女を叱る

2024年08月02日 17時18分27秒 | タイ歌謡
 突然、思い出した。風呂場で洗髪していたとき、ふいに浮かんだ名が「マンスール メリア ホテル」だった。 ん? どんなホテルだっけ。ていうかどこの都市だったかな。いつ頃行ったんだっけ。同時多発的に疑問が湧いたが、思い出す手懸かりが微塵もなかった。 身体を拭いて、下着を穿くのももどかしくパソコンを起動してググった。そうしないと、また忘れてしまう。 ええと。まんすーる……。  . . . 本文を読む

あんパンと牛乳

2024年07月27日 10時01分08秒 | タイ歌謡
 1945年のヤルタ会談3日目の午後3時まえ、ルーズベルトが「はらへったな」と言って、じゃあ皆で何か食べようという話になり、提供されたのがアップルパイに似たシャルロートカ(Шарлотка)という菓子と紅茶だった。紅茶は、ジャムを合わせるロシア風ではなく、ストレートだった。(この茶葉はスリランカのウバかな?)とチャーチルは思ったが、英国人なのに間違っていたら恥をかくので黙っていた。というエピソード . . . 本文を読む

竜胆とモツ煮

2024年07月20日 11時31分33秒 | タイ歌謡
 なんかもう、巨匠の作品みたいな完璧なフォルムの尻ってのがあって、それはもちろん御婦人の尻に決まってる。いっぱんに成長と共に30歳前後を境にフォーヴィズムからキュビズムへと進化するのだが、あの変化には万有引力か何かが関与しているのだろうか。かつては尻に対して人並みほどの興味しかなかったんだが、とてつもない美しさの尻に、たちまち感動した。21歳のときだったかな。完璧だったんだよ。尻の形が。 尻の持ち . . . 本文を読む

イーペンの黒豹

2024年07月13日 14時06分01秒 | タイ歌謡
 昔の話だが「セポイの反乱」というのがあって、簡単に要約するとセポイが反乱した。うむ。なんも間違ってねぇ。あのときは大変だったよね、と言ってみたいが記憶にない。おれが生まれる100年もまえのことだからね。歴史を学ぶというのは、そういうことで、過去にあった事象を将来の判断材料にできる場合と全然参考にならない場合がある。そりゃそうだ。じゃあ歴史なんて学んだってしょうがないじゃないですか、と言われたら反 . . . 本文を読む