もっとましな嘘をついてくれ ータイ歌謡の日々ー

タイ歌謡について書いたり、うそをついたり、関係ないことを言ったりします。

ホホエミとシアワセ

2020年12月31日 21時37分41秒 | タイ歌謡
 心臓の病気で通っている病院が新札幌にあって、通院の途上で駅前を通りかかると、シェラトンだったホテルの名前が別の名に変わっていた。曰く、「ホテル エミシア」。 ふざけんなよ、とクルマの中で大声で吐き捨てたのだが、いちおう帰ってからググってみると、ホテルのサイトでは『「ほほ笑み」emiと「幸せ」siawaseを組み合わせ』てエミシアなんだそうで、それなら結構。 タイ語だったらเอมีเสีย(エーミ . . . 本文を読む

灰とスイートルーム

2020年12月31日 19時51分23秒 | タイ歌謡
 遺骨をタイから日本へ持ち込むには、遺骨の入った骨壷や死亡証明などを持参のうえ、在タイ日本大使館へ赴かねばならない。 骨壷の中を検めて、問題がなければ壺と蓋の継ぎ目に大使館の確認済みを証明するリボン状の封印の紙を、ぐるりと貼り付けてくれる。 この封印のない骨壷や、封印のあとで開封した形跡のある骨壷は日本に持ち込めない。骨壷に薬物などを仕込んで持ち込もうとする者が跡を絶たないからだ。 パトムワンにあ . . . 本文を読む

悲しき少年兵と、国境の東

2020年12月03日 20時53分37秒 | タイ歌謡
 つい先日の事のようで、でも落ち着いて思い返すと幾多の歳月が流れているという事は案外とあるもので、たとえば高校を卒業したのは、つい昨日の事のように思っていたのだが、改めて勘定してみるとあれから43年も経っていて、膨大に無為な時間を過ごしたことに呆然とする。 それでも、その43年間の塊を眺めていると、冷凍が溶けるように、じたじたと過去の場面が幾つも順不同に解凍され、思い出となって標準語の補正で蘇って . . . 本文を読む