こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

ジョー・ブラックをよろしく (1998)

2005年06月06日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

こっちゃんシアター

上映時間 181 分
製作国 アメリカ
公開情報 Uni=UIP
初公開年月 1998/12
ジャンル ロマンス/ファンタジー

大富豪パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のもとに突如客がやって来た。ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)と名乗る彼、実はパリッシュを迎えに来た死神で、ついでにパリッシュを案内人にして人間の世界を見に来たのだった。娘のスーザン(クレア・フォラーニ)は彼の姿を一目見るなり驚く。ジョーは街で意気投合した青年にそっくりだったからだ。それもそのはず、ジョーは死んだその青年の肉体を借りてこの世界に降りてきたのだった・・・・。
(goo映画より)

「死神」なんて呼び方を久々に耳にしました。1998年の作品ですから、ご存知の方も多いでしょう。っていうか、知らない人の方が少ないですよね?天下のブラピさまですから。(笑)
部屋の片付けていたらこのDVDが出てきたので観てみました。(やっぱり安易だわ) 

さてさて、”地上に降りた最後の天使”なんてフレーズは、歌にもなるくらいサマになるものですが(君の瞳は10000ボルト?)、この映画はちと違いますよぅ。なんたって舞い降りたのは「天使」なんかじゃなくて「死神サマ」ですから。いつの時代でも歓迎されませんよね、彼。ところがあろうことかこの映画では、やたらめったら美しいお姿で登場します。そうブラピ様の姿を借りて

世間では「ブラピ・ファン向け映画」とか「おすぎさん専用」なんて酷評らしき(?)コメントを多数見かけましたが、いえいえ、そんなコトはございません!この映画、実に美しいストーリーを持つ人生賛歌とも言える名作です。まだ観てないなんて方がいたら、こっちゃんの頭のおかしな感想文なんか読んでる場合じゃないですよ!とっとと、レンタルコーナーへ急げー!です。

ともあれ、65歳の誕生日を目前に控えたアンソニー・ホプキンスのもとへやって来た、死神ブラッド・ピット。「お迎え」に来たアンソニー以外には正体を明かさず、「アナタが死ぬまでの間 人間のことを学びたい」と言出だします。食事の仕方、ネクタイの締め方に始まって、ついには人生最大の醍醐味である恋する感情までをも味わう死神...。

ちょっぴりブラックな設定ですが、とっても夢のある良い話だなぁと思うわけですよ。だって、相手は死神。寿命の来た人間を無理やりでも「あの世」へ連れ去るのが「彼」のお仕事。なのにそんな彼が「この世」で生きるということの素晴らしさを学び取って行くだなんて。

素敵でしょ?

はじめは固く無表情な「死神」が人生の喜びに触れてゆくうちに次第に笑顔を見せ始める。もう、それだけでグッ!ときちゃいます。そうそう「あの」名場面。初エッチの後に「ピーナッツバターよりも良かった」なんていう彼の言葉ね。(ポッ)この映画ならではの名台詞ですね。

この映画のブラッド・ピット。彼の作品群の中でも特に光る美男子ぶりが素敵です。クレア・フォーラニの憂いに満ちた眼差しも魅力的。アンソニー・ホプキンスの顔のシワにも人生を感じる。素晴らしいメインキャストに加え、長女アリソン役のマルシア・ゲイ・ハーデンの名演技にも感動しました。そういえば彼女の出演作で、「この森で天使はバスを降りた」を観たばかりですが、そちらでも良い演技を披露してくれていました。

ラストの美しい花火を見ながら泣く死神のシーン。その美しさにため息が出てしまう。
そしてその後の
ブラピクレアの会話に、やはり泣かされてしまいました。

バックに流れる【What a wonderful world】と、【Over the rainbow】が良いですね。

去りがたい それが『生』だ...

心から素晴らしい言葉だと思います。最後までそう言って死んでゆけるような人生を送りたいですね。

《2006.07.09記事改訂》

 
【作品関連】ジョー・ブラックをよろしく

 


トスカーナの休日 (2003)

2005年06月05日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★

こっちゃんシアター

上映時間 113 分
製作国 アメリカ/イタリア
公開情報 ブエナビスタ
初公開年月 2004/06/12
ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス

サンフランシスコの女性作家フランシス(ダイアン・レイン)。夫と幸せに暮らしていたはずが、ある日突然夫の浮気が発覚、離婚へと至ってしまう。ショックを引きずる彼女に、友だちはイタリア・トスカーナ地方への旅行を勧める。こうしてひとときの休息のつもりで現地へとやって来たフランシスだったが、間もなくトスカーナのゆったりとした雰囲気に惹き込まれていく。そして、彼女はその道中で見つけたある一軒家に運命の出会いを感じ、衝動買いしてしまうのだった。彼女は、地元の人たちの助けも借りながら、その倒壊しそうなほど古い家屋の修復に夢中になっていく・・・・・。
(作品資料より抜粋)

ダイアン・レインが好きだったりします。昔見たCMのイメージで「これぞ、アメリカの女優」というイメージを強く印象付けられた女優さんでした。特にどの作品を観たわけでもなく、「彼女」を初めて見たのは確かCMだったと思うのですが。つまりは勝手な思い込みということですよね。何を思ったか、そんな彼女の新作を観てみました。

まず、素直に「良い映画ですね」と呼べる作品に出会えたことに感謝します。この作品には特に、派手なアクションも無く、情熱にかられ生死までを賭ける程の恋物語があるわけでもありません。あるのは、美しいトスカーナ地方の景色と、そこで普通に生活する人々の姿だけ。なのに何故、これほどまでに、幸せな気持ちにさせられるのでしょう?
まるでヨーロッパ観光気分に浸るがごとく見始めた映画でしたが、今まで築き上げた生活をリセットし、新しい土地で一から生活を始めるダイアン・レインの姿を見ているうちに、不思議と生きることの素晴らしさを教えてもらったような気分になっていました。

モトモトは、離婚して落ち込む彼女を励まそうと心配する友人からもらったゲイ・ツアーの旅行チケットでのヨーロッパ巡りのハズが、その土地で、突然バスを降りほとんど衝動買いで築300年というボロボロの一軒屋を買ってしまった彼女。いくら伯爵家の由緒アルお家と言っても、窓はロクに閉まらない、あちこちから虫が湧く。
そんな家をナケナシのお金をはたいて買うだなんて。でもこの映画におけるボロ一軒屋、離婚に傷ついてメソメソした彼女自信の象徴なのでしょうと見て取れます。修繕しなければ、とても住めない家...。そんなボロ屋が月日をかけてゆっくりゆっくりと修復され、美しさを取り戻してゆく。
同時に彼女も、色々な人々との出会いと交流によって徐々に輝きを取り戻して行くという映画です。

住み始めた頃、嵐に怯え布団の中で丸くなる。洗濯機は落雷でふっとび恐さのあまり迷い込んだ一羽のふくろうに話しかける。蛇が出ればまた驚き、不動産屋のマルティニ(ヴィンセント・リオッタ)にすがり訴える。「家族もいない。大きな家に一人ぼっち。心細いの。」と泣きじゃくる彼女。

離婚では死なない。離婚は狙撃や交通事故とは違う。

「この家で結婚式を挙げたいの。この家で家族が欲しいの。」という夢を語り、自分の人生を見つめ直す女性作家を演じるダイアン・レインは、まさにこの映画にうってつけですね。

ふと気が付けば、欲しがっていたものはちゃんとそばにある。

マルティニが話してくれたアルプスの峠の鉄道の話。味があっていいですよ。

《2006.07.09記事改訂》

 
【作品関連DVDなどはこちら】 トスカーナの休日


トゥルーライズ (1994)

2005年06月04日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

こっちゃんシアター

上映時間 141 分
製作国 アメリカ
公開情報 ヘラルド
初公開年月 1994/09
ジャンル アクション

政府の最高機密機関オメガ・セクターの諜報員ハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、相棒のギブ(トム・アーノルド)と共に、スイスの兵器商人の邸宅からコンピュータ・ファイルの情報を奪うことに成功。彼の正体は極秘であり、家族にはコンピュータのセールスマンということになっていた・・・・。
(作品資料より抜粋)

1994年製作のこんな映画を観てみました。しかもLD(レーザーディスク)で。こっちゃんのコレクションには、まだまだこんな面白い映画があるんだな~と実感した次第です。

それにしても面白いデスね!『ターミネーター』シリーズを除けば間違いなくジェームズ・キャメロン監督の最高傑作と言えるのではないでしょうか?監督のみならず、製作・脚本まで自分で手がけたというこの映画は、魔法のような面白さを持つ作品です。しかも10年前にも関わらず1億2千万ドルという巨額の制作費をかけたお陰で、最初の10分過ぎた辺りから遠慮なくドッカン!ドッカン!ってなカンジで。最初から最後まで、キャメロン節が炸裂!なワケですよ。

にも加えて、この圧倒的なストーリーの面白さ。至るところ笑いのツボだらけですわ。もう、こんなにお金をかけて笑わせてくれるなんて最高!の一言に尽きますね。のっけから始まる武器商人の豪邸に潜入するシーンのからして、もう完全に引き込まれますものね。
潜水服を着たシュワちゃん様が、池から這い上がる。彼は国家の重要任務を背負って立つスペシャル・エージェント。その潜水服の下にはタキシードが!(笑)おおっ!シワがついていない!(笑)さすがです。これがプロなんですね。(笑)

そんなことはともかく、この映画のシュワちゃんパパは、とにかく私生活においては何かと苦労が多い。円満な家庭を維持するのは大変なのですヨ。愛情はあるもののあまりの多忙さゆえ同僚のギブ(トム・アーノルド)からは、「1日5分だけの父親」だなんて言われちゃってましたがね。

ヘレン(ジェイミー・リーカーティス)とはマンネリ気味。14歳の娘は非行一歩手前。ナルホドこりゃ、頭が痛い。悩ましい問題ですね、シュワちゃん。そんな矢先、妻の浮気疑惑浮上でさぁ大変!組織の力を最大限に使いまくり、妻と密会相手の男(ビル・パクストン)を、グイグイ追い詰めて行く。この公私混同承知感覚(?)に拍手、拍手!実に面白い。とにかくストーリーはどこまでも延々と転がり続けるのでした。

キャスト陣たちの魅力も随所で光り、勢いを加速させます。娼婦のごとくベッドの棒に絡まって踊るジェイミー・リー・カーティスの捨て身の熱演には役者魂を感じずにはいられません。トム・アーノルド絶妙なツッコミに大笑い。「何でこの映画に出たの?」と思わず問いかけたくなるチャールトン・ヘストンの登場に、ただただビックリ!し、お漏らししちゃうビル・パクストン深く同情。(笑)

あらためて観てもやっぱり面白い

《2006.0709記事改訂》


【作品関連DVD】 トゥルーライズ

 


黒水仙 (2001)

2005年06月03日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★

こっちゃんシアター

上映時間 103 分
製作国 韓国
公開情報 ギャガ・コミュニケーションズ
初公開年月 2003/05/31
ジャンル ミステリー/アクション/ロマンス

50年間独房に収監されていた男ファン・ソクが釈放された。時を置かずして漢江に一人の水死体が上がる。被害者の名前はヤン・ダルス・・・・・。捜査を始めた殺人課のオ刑事は、ダルスが朝鮮戦争中、脱走捕虜を捕らえる任務についていたことを知る。その後、ダルスと同じ任務についていた元警察署長も死体で発見された。一方、捜査の過程でソン・ジヘという女性の古い日記が見つかる。そこにはジヘが“黒水仙”という暗号名で捕虜の脱走を手助けしていたこと、その作戦が露見しダルスに狙われた彼女を、ソクが救い出していたことが綴られていた・・・・・。
(作品資料より抜粋)

レンタルの韓流コーナーを物色しているうちに「おっ新作だ!」と思い込んで借りてきたら、実は「イルマーレ」よりも前の作品でした。こっちゃんの場合、結構こういうことがあります。

 「黒水仙」とは朝鮮戦争当時、巨済島で捕虜収容所に収容されている戦争捕虜を脱走させる任務についていた女性が持つ暗号名「イルマーレ」で好青年を演じ、「ラストプレゼント」で世間を泣かせたイ・ジョンジェがこの映画では冷めた目つきで犯人を追うアクション刑事を好演。それだけでも見ものですね。女性工作員「黒水仙」役はイ・ミヨンその彼女を少年のころから想い慕う小作人を、「武士-MUSA-」の名優アン・ソンギが演じています。

前半30分はなかなかテンポが早く、トントンと物語が展開します。 船上の結婚式の最中に海から浮かび上がる死体っ!ディスコでの乱闘シーンっ!そして再び起こる殺人事件と上司の死!!!こりゃ大忙し。

イ・ジョンジェの目の前に立ちはだかる悪ども。そんな連中に向かってジョンジェは「やめときな。後悔するぜ」と言い捨てケチョンケチョン!ちょっとカッコ良すぎない?「ラスト・プレゼント」の彼とは大違いですね。

作品全体に関して言えば、映像・音響も割と鮮明だし全体的に楽しめました。なかなか飽きさせない作りに仕上げる工夫が伺えます。

ただ・・・日本で撮影されたシーンですけどね。ここがあまりに痛すぎます。まず韓国から日本に移り、売買された戸籍から名前まで変え日本人になりすましているというアナタ。成りすます?ハァ?ちょっと日本語ヘタすぎでしょッ!そんなんじゃ、日本人じゃありませんてバレバレじゃないですか。あまりに聞き取りにくい彼の日本語は、ところどころ字幕が欲しいくらい。
他にも、宮崎市内を歩きまわる舞妓さんや、遠巻きに見てもニセ札に見える日本紙幣もどんなもんだろー?(笑)

それでも何だかんだ言って、結局楽しんだんですけど。

韓国映画に抵抗が無く、時間を持て余すおヒマな方になら安心してオススメできますね。

《2006.07.09記事改訂》


 【作品】 黒水仙

 


オー!ブラザーズ (2004)

2005年06月02日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

映画館

上映時間 110 分
製作国 韓国
公開情報 エスピーオー
初公開年月 2004/08/07
ジャンル ドラマ/コメディ

不倫の現場写真を撮って生計を立てている興信所のカメラマン、オ・サンウ(イ・ジョンジェ)は、悪徳刑事に脅迫され、ヤクザからは取り立てに追われるという、さえないチンピラもどきの生活を送っていた。そんな彼のもとに、ある日、とんでもない知らせが届く。小さかったときに、浮気をして家庭を捨てた父親が死亡し、その借金をサンウが返済しなければならなくなったというのだ。銀行口座は差し押さえ。大金を準備することなど到底無理と考えたサンウは、一度も会ったことのない腹違いの弟ボング(イ・ボムス)を探しだし、彼に借金を押しつけることを画策する。しかし、初めて会ったボングは、12歳の少年のはずなのに、実物はどうみても自分より年上の30代のおじさん。弟は、実年齢より4倍のスピードで体が老いる「早老症」という奇病にかかっていたのだ。借金返済のために、いやいや弟との同居を始めたサンウだったが、二人の生活は思わぬ方向へ転がって行く・・・・。
(作品資料より抜粋)

韓国発のコメディです。2003年製作にも関わらず、残念ながら日本で上映された映画館は数少なかったようですね。「残念ながら」と書いたのは、この映画あまりに面白いから。「イルマーレ」「ラスト・プレゼント」のイ・ジョンジェと、「オー!マイDJ」のイ・ボムスが共演した。テンポが良くてほんわか泣けちゃうコメディです。

驚いたのはこの「早老症」って病気。ホントにあるんですね?何でも、遺伝子系の奇病とか。そういえば、ロビン・ウィリアムス主演の「ジャック」も”人の4倍のスピードで成長する子供”のお話でした。まぁとにかくこの映画は、イ・ジョンジェイ・ボムスのチンピラ姿が観れるという貴重な作品でもあります。

この二人の掛け合いは最高ですね。早老(早漏じゃないよ)症の弟と、それを利用しようとする兄。二人の兄弟ドラマはカン違い生みまくり。そしてどこまでも転がりまくりです。

だってね、見た目オッサンのボングは、本当は12歳なわけで。当然ながらその言動は子供そのもので幼稚だし。その分純粋ですからね。周囲の人間は戸惑うワケです。オッサンの外観を持つ子供男が見せるガキんちょ風のあどけない仕草は、ハッキリ言って十分恐い。コイツ完全にイッテるでー!」となるわけですわ。

オマケにボングは糖尿病持ち。日に2度インシュリンを打たなければならない。今度はシャブに手を染めていると思われる始末。そりゃ勝手にビビられるわ。そんなボングを有効利用しサンウは次々とヤクザの金を回収して行くのですが、これがなんとも面白いんですから。

コメディチックな恋愛あり、悪徳刑事絡みのブラックなドラマあり、家族愛や兄弟のつながりを感じさせる暖かいエピソードありの盛り沢山でてんこ盛り。韓国映画だけに、ちゃんと泣かせどころも用意されております。

いいだけ笑わせておいて泣き落とす。これたまりません。

まぁボングの顔を見てやって下さい。悪い夢に出てきそうですから。(笑)

《2006.07.09記事改訂》


【作品】 オー!ブラザーズ

 


う~ん♪順調!順調!

2005年06月01日 | だいあり
こっちゃんでぇぇぇぇぇっス♪

今日でお部屋の片付け&模様替えも3日目。

昨日はオーディオ機器の接続と音響チェック完了!

プロジェクターの設置&試写も兼ねて、1本映画観ちゃいました。

まだまだ、課題はあるなぁ~。

え?何企んでるって?・・・・へへっへ。

良いこと思いついちゃったのだ~。

ちゃんと記事にするので待っててねぇ~。

ところで、このぶろぐランキングって何?人気映画・TVBLOG

なんか基準が分からないけど、しばらく様子みてよ~っと。 


      こっちゃん