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こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境 試写会 上映時間 110分 製作国 アメリカ/フランス 公開情報 劇場公開
(角川ヘラルド・ピクチャーズ)初公開年月 2006/02/18
ジャンル アクション/サスペンス
雪の舞う大晦日のデトロイト。潜入捜査の失敗によるトラウマからデスクワークに就いている元麻薬捜査官ローニック(イーサン・ホーク)は、老朽化のため年内で閉鎖予定の13分署で残務処理を行っていた。TVでは暗黒街の大物マリオ・ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)の逮捕が報道されている。そんな折、囚人護送中のバスから、吹雪で進めないので13分署に一時避難させてくれとの無線が舞い込む。バスに中には話題の大物ビショップの姿があった。一抹の不安を覚えつつ囚人たちを拘留するローニック。その不安は的中する。ビショップの命を狙って何者かが署内に侵入したのだ!
(goo映画より抜粋)
一応、興味は根こそぎ殺がない程度に感想文は抑えるつもりですけど(いつもそのつもりですが、時々ハメを外しすぎますので・・・)、この映画に関して言えば他の作品以上に予備知識が無ければ無いほど楽しめるはず。これはそういうパターンの映画です。
言うなれば、それくらいチョット他ではお目にかかれない設定のストーリーとなっておりました。
この映画の面白さは、何と言ってもこの大胆奇抜なシチュエーションと、予想不可能な展開に尽きると言っても過言ではないでしょう。
だからここから先は、
”そうは言われてもイマイチ興味が沸かないので興味を沸かせて欲しいと願う方”
もしくは”どんなに薦められようがもうこの映画を観ないと固く心に決めている方”
さらには”別にそんなのどーでもいいからアンタのアホ記事に付き合いますという方”のみ、お入り頂く方が良いかと思います。
良いですか?ご了解頂けましたでしょうか?
さて・・・
ご了解頂きましたところで、それでは、おっぱじめましょう!
まず、この映画を観る前に、おともだちから、『これはジョン・カーペンター監督によるカルト映画のリメイクだよ』と聞いていましたので、実はその時点で【こっちゃん式 期待度わくわく測定器】の針がぴくっ!と幾分上昇しました。
おお!ジョン・カーペンター監督といえば、
あの有名な「イエスタディ・ワンスモア」や、「トップ・オブザ・ワールド」の名曲を世に送り出したカントク・・・・・
それはカーペンターズだろッ!(*o☆)\バキッ!
あ、またささやかな過ちを犯してしまいました。
上記のカーペンターズとは何の関係もございません。
(アホにつける薬をご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい)
ジョン・カーペンターといえば、「遊星からの物体X」「ハロウィン」「パラダイム」「光る眼」などの名作ホラーも数多く手がけながら「フィラデルフィア・エクスペリメント」「ニューヨーク1997」などのSFもこなすという、こっちゃん意外にお気に入りの監督さんなんです!
そんな彼が1976年に製作した日本未公開作品が、この映画のオリジナルにあたる「ジョン・カーペンターの要塞警察」らしいのですよ(かずろぐさん、コレであってる?)
どうやら、そのオリジナル版の評価は非常に高く、なんと「傑作」の呼び声まであるようですね。
そんな映画のリメイクを観終わった感想は・・・・・
「カルト色を上手く残しながら今風に仕上げた秀作!」ということでした。
とにかくそのストーリー展開の面白さに引き込まれます!
最大の魅力はこのハチャメチャ・シチュエーション!あり得ない状況にあります。
『警察と囚人が手を組んで、警官相手にドンパチやっちゃう!』なんて。
まったくもって前代未聞ですよ!
新年最初の深夜、いきなりの襲撃!
閉鎖目前のクタビレた13分署は周りを取り囲まれ、外部とはまったく音信不通。窓から投げ込まれたレンガには「牢屋に入ってるビショップを差し出せ!」という謎の襲撃者たちからのメッセージが。
「いったい、外の連中は何者だ?ビショップの手下か?」と思えば、なんとビックリ同業者!
警官ですよ、警官。警官隊が警察署を襲撃しちゃってるんですッ!
いったい何が悲しくて警官が囚人欲しさに警察署を襲うのか?
本気の突撃モードで侵入してくる”特攻部隊”の容赦ない攻撃にやられ、あっという間に13分署の主戦力は死んじゃうし。残ったのはヘボっぽい連中ばかり。
昔の事件のトラウマに頭を悩ませる刑事や、老いぼれの警備員的警察官や、はたまたキャバレー嬢のような女刑事。
こんなんで太刀打ちできますかいな!
たまたま居合わせた精神科の女医を除けば、残りは囚人くらいしかいない状況。
やば!これって早くも絶対絶命ジャン!
根本的に迎え撃つ側は人手不足。このままじゃ皆殺しは目に見えてる。
「よ~し、こうなりゃ囚人どもと手を組んで、お外の警官と戦っちゃえ~!」
って、え”えぇぇぇぇっ!?「い、良いの牢屋から出しちゃって?( ̄∀ ̄;)」
「だって背に腹は変えられないだろ?」と言わんばかりの、こんなムチャクチャなお話ですわ。
とにかく朝まで持ちこたえなければッ!
その時、この13分署はまさに孤立無援の「要塞」となってしまったのでした。
お!ナルホロ~、それで「要塞警察」かぁ。意味が分かってスッキリじゃ (´∀`A フー
しかしながら、こんな”即席迎撃部隊”がそう簡単に上手くまとまるワケがないんだわさ。そりゃそーだよねぇ、モトモト囚人と警官なんだから。
どこまで信用出来るんだ?って言うのが最初から最後まで付きまとうわけです。
これって結構ハラハラものですよ。あくまで、署内の全員は、自分達が生き残るための「一時休戦状態」でしかないのですよ。そして自分が生き残るためだけに戦うワケです。だから仲間が死んでも悲しまない。そんなヒマない。それくらい必死なんです。
脱出を図れば失敗、必死に応戦するもジワジワと追い込まれる。ドンドン減っていく仲間達・・・・・。頭を撃ち抜かれたり、目玉を刺されたり、殺しの描写もアッサリと残酷です。
死ぬと思わなかった人が予想に反して死んじゃったり、逃げ出す囚人まで出ちゃったり、寝返るヤツまで現れたりで、映画はこの先の展開がまったく予測不可能な状態にまっしぐら。
こうなったらいつ誰が死んでもおかしくない!そんな雰囲気を実に上手く演出しますねぇ。これはなかなか巧みな作りですよ~。
それにしてもこの映画、音がやたら良いことにビックリ!
色んな銃撃戦を映画で観てきたけど、こんなにズシン!と腹にくる銃声は、そうめったにないですよ。
サラウンドもガンガン回るし、爆発音だってなかなかのド迫力だったりします。
この音響はなかなか楽しいですヨ♪ぜひ設備の良い映画館での鑑賞をオススメします(ってミニシアター系なのかな?これは・・・・札幌では1館のみの上映ですし)
今回イーサン・ホークは警官役、ローレンス・フィッシュバーンは大物犯罪者に扮します。ガブリエル・バーンも結構ワルな役なのですが、その汚れっぷりは徹底していますねぇ。自分の身を守るためなら殺しはヘッチャラな悪い男です。とにかく、ローレンスとガブリエルの悪役は、どちらもピッタリでよ。
ところで、ガブリエルおじさん、ちょっとシワ増えた・・・かな?
あ!あとこんな人も出てました。ジョン・レグイザモ。
バズ・ラーマンの「ロミ&ジュリ」や「ムーランルージュ」でのヘンなキャラが記憶に残ってましたが、この映画でもなかなかクセのあるところを魅せてくれましたね。こっちゃん的には結構好きな俳優さんです。
さてさて。
もしこの映画を劇場等で観る機会がありましたら、そのときは「この先どーなる?」っていう感じの不安定感を存分に楽しんで下さい。
残念ながらラストは、ちょっとこっちゃんの好みから微妙にハズレてしまいましたが、こういう雰囲気の映画には「十分アリ」 的な締めくくりではあったと思います。トータル的には満足しましたよ♪
ジョン・カーペンター自身のオリジナル脚本をもとに、フランスの若き鬼才ジャン=フランソワ・リシェと、ハリウッド・アクションの金字「交渉人」を手掛けた脚本家ジェームズ・デモナコが再び世に送り出したこの作品。
根底にあるストーリーの面白さが光る一品です。
あらためて「アクション映画は派手なVFXだけに頼ってはダメ!ストーリーだって大切なのだ!」と気付かせてくれる作品でもありました。
ラリった風のイーサン・ホークの語りから始まるオープニングでは思わず息を呑んでしまいます。
不安定なカメラ、やたら吠える犬、そして腹の奥で響くような銃声・・・・・。
のっけから強烈なインパクトを植えつけられてしまいます。
この導入部分だけで、きっと多くの人が惹き込まれたに違いありません。
(隣に座った女性は口をぽか~んと空けてまスた)
最近の新作洋画のTVスポットは、あまりにもイメージを狂わされるものが多いので、そんなモノにお金をかけるくらいならこの部分をそのまま予告編として流して欲しいですね。
その方がよっぽどお客さんが入ると思いますよ。
《2006.08.15記事一部改訂》
おいらのいつも行ってる映画館でもやるようだし。
時間あったら見てみますね。
しかし、おいらには相変わらず、遠くからのイーサンはトム・クルーズに見えてまう(笑)
このリメイクはどういう風な作りになってるか興味津々ですわいなぁ~。
ストーリーの面白さは勿論だけど、このキャストがシブ好みですなぁ~~。
こっちでは上映されるんだろうか?
っていうか、カーペンターズは絶対来ると思ってまスタ。
こっちゃんの記事読んだら、更に行きたくなったよ
(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン・・・観に行けたら行くわっ!
何だか上映館数も少なそうだし、上映期間も短そうだモンね。
と、試写応募さえもスル~してしまいました(^ ^ゞ
「13」って、なんじゃら?
て、思ってたけど、13分署でしたか!
でも、イーサン・ホークカッコよいです~♪
▼mさんへ
おお。
そーなの?
こんな映画が行きつけの映画館に来るとですか?
そらスゴイ!
ちょっと覗いてみてよ~
話はホントオモロイからさ~
イーサンがトムに見えるアナタはチョット異常です(笑)
▼かずろぐさんへ
読まれてたか!・・・ってダレでも読めるワナ~
そろそろこんな低レベルから脱出せねばなりませんな~
かずろぐさんには観て記事にして欲しい作品ですねぇ
▼miyuさんへ
そーですねー
コレはきっと息の短い映画ではないかと・・・・
客はあまり入らんでしょうねぇ
って言いながらも試写会は超満員だったのですが・・・・
イーサン好きなら良いかもね♫
▼ありばばさんへ
イーサン好きなの?ありばばさんも?
miyuさんといつも似てますねぇ~
13は13分署のコトでした
でもこの不吉な数字がもたらす災いが結構面白いんですよ
たぶんクチコミでこれから良い評判が聞けると思うのですが
時間とお金に余裕があれば是非ドーゾ♪
絶対これってB級映画なのですよ♪
それも超絶品の一品♪
なんたって B級神様のオリジナルですから
それと い~さんが良いのです
ゆまさんと別れてから 良くなったんじゃないの?(笑)
い~さん すっご~~いっ って感じ♪
あらら ↑銀座のお姉さま風になってしまった
それも知らんかった
B級のカミサマですかぁ~
なるほろ~
イーサンは良いんですよね♪
こんなカンジで今後もOKですよ
ガタカも悪くないけど・・・・
どっちをみるべきか…
とっても観たくなっちゃったんで、早速調べたら、私の行きつけの映画館でもやるようなので、こっちゃんの記事は、観た後にゆっくり読むことにしました~。
出来れば他のダブった方を観て下さい
この映画はこっちゃん、もう分かったので(笑)
ってそれじゃあイジワルってもんだね~
うそ、うそ!
この映画はまぁ面白かったですよ~
どーしますかぁ?
▼km_achinさんへ
ゴルゴ????
松本じゃないよね?「13」の方だよね?
あ?そっかー
アサルト13と同じ「13」だ~
なる~!
気がつかなかったわ~
お?観る気になったのですね?
残酷シーンが多いのでお子さんは連れて行っちゃダメだよ