こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境 映画館 上映時間 150分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (東宝) 初公開年月 2005/10/29 ジャンル ドラマ/ロマンス
幼い頃、名門華族の綾倉家へ預けられた松枝清顕(妻夫木聡)は、綾倉家の令嬢、聡子(竹内結子)とともに育った。時が経ち、清顕は久しぶりに聡子に再会するが、聡子への恋心を素直に表せずにいた。やがて聡子に宮家との縁談が持ち上がるが、清顕は目を背けたまま。清顕が聡子への愛を自覚したのは、正式な婚約発表の後だった。天皇の勅許が降りた婚姻と知りながら、清顕は聡子に求愛し、聡子もまた、その愛を受け入れていく…。(goo映画より抜粋)
ミッチーがちょっとしか出てこない。何故だ・・・?
予告編では、もっといっぱい出てきそうなニオイをぷんぷんさせておきながら、本当にちょっとのご出演。せめて、自分の部屋に竹内結子を招き入れた時、「ボクの可愛いベイベぇ~♡」と言いながら、彼女をギューッとして欲しかった。そんなのもナシに、彼は画面から消えてしまうのでした・・・。およよ。
あのね。あのね。「だめだよぉ~、もっと早く気持ち伝えなきゃ~。」なんて欽ちゃんが言ったかどーかは知りませんが(言ってない)、これは完全に反則の恋愛パターンです。いいだけ好きじゃない素振りを見せながら、その娘の縁談が決まった途端「やっぱり待った!」という展開。イケません。キヨさま、オイタが過ぎます。
当然ながら、宮家にドロを引っ掛けるよなこの行為が、到底許されるわけがないのでございます。
・・・などと、色々考えながら各々観ていただくと、結構楽しめる映画です。
原作は、文豪、三島由紀夫の遺作となった「豊饒の海シリーズ」の第1作、「春の雪」。宇多田ヒカルの「ア~ア~♪」って言うあの主題歌と一緒に流れる予告編でこの映画を知っている方も多いでしょうが、実にあの通りの映画でした。悪い意味ではないですよ。展開は非常にスムーズですねぇ。大正ロマンとも言える上流階級の生活なんかもチラホラ垣間見え、そこそこ楽しめました。
と、言いながらも一方では、自分の愛に気付いた時、その愛を守り抜こうと「どんな罰でも受けます!」と言った妻夫木クンの言葉は確かにカッコイイのですが、そこで涙できるほど感情移入を出来ない自分がいます。
早い話がこれは、不器用な恋愛表現しかできず、自分の気持ちを早くに伝えられなかった男と、そんな彼にずーっと子供の頃から恋心を抱いていた女性の悲劇ですね。「結ばれない恋にこそ美学がある」という考えも分からなくもないですが、そういう視点では、話の結びとして「蝉しぐれ」の方がよっぽど美しさを感じさせます。「20年も人を想いつづける」というあちらに比べれば、コチラの二人は感情まかせに行動しちゃってますものね。
聡子からは「キヨさまは子供よ。」と言われ、親友からは「松枝、お前はガキだ。」と言われてしまった清顕の恋は、確かにお子ちゃま思考。これを「純愛」で片付けるには難アリの感じもしてきます。
それでも楽しめたのは、やはり行定カントクの演出のお陰。二人の密会のシーンなどの映像イメージでは、絵に収めたいほどの美しい魅力が炸裂します。こっちゃんは、彼の撮り方がけっこう好きです。
ただ、キャスティングなんですが・・・
これは妻夫木クンと竹内結子でなくても良かったような。ダメって言い切れもしないのですが、何かスッキリしない感じが残ります。清サマの子供頃の役だったオトコの子が、妙に安藤政信に似てたのだから、彼でも良かったかも(なーんちゃって)
竹内結子は好きな女優さんですが、この映画では期待ほど綺麗には見えなかったのが残念です。
こっちゃん的には清サマの祖母役だった岸田今日子の腰の据わった演技や、綾倉家侍女役の大楠道代のちょっと怖い演技の方で楽しみました。
ミッチーの役は宮家の王子。「オージサマが王子様を演じる」というトコが、この映画一番のミソ・・・だったの?でも出番が少なすぎて肩透かしでした。
ラストに流れる宇多田の主題歌が妙に浮いて聞こえました。
歌は良いとしても、この映画の主題歌にはミスマッチすぎるでしょう?
《2006.08.03記事一部改訂》
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既に見ていると思っていました
TVでやったときにでも見ようかな?
でも、あの世界を今映像化するのは、チト難しそうだな~~って思いました。上手く作らないと、見てる方が恥ずかしくなるような・・・(^^;
宇多田の歌は、予告の時から、違和感があったよ、私も。
・・・って、訳の分からない怒り方をしてしまいました。
でも行定監督は好きだよ~。
は3つだから、まぁまぁってとこかな?
でも、脇を固める女優陣の演技は楽しめそう。。。
ちょぴっと辛口ねっ。
確かに竹内結子さんが、日本一の美女みたいなのはどうかしら?と思ったかも
ちなみにあたしは、両方食べて美味しい方を譲ってもらっちゃう人です。
清様タイプ?
清様からのトラバもらってちょ♪
そーなんです。まだだったんですよ。
終わる前に何とか観れました。ハイ
▼はんなさんへ
いや、ダメじゃないですよ。
でも、この主人公の心境はなかなかOK!と言えないってトコなんですよね。
そんな気分で帰ってきました。
映画自体はキレイな作りだったと思います
▼mさんへ
う~ん。
DVDを買うまでもないかな・・・・と。
そんな風に思いますよ。
テレビで良いでしょう。
待っててください
▼kuuさんへ
へぇ~原作読んでるんだ~。
kuuさんは本をいっぱい読むね。
ほとんど映画関係みたいだけど(笑)
観ている方は、それなりに
こっ恥ずかしくなります。
ご注意下さいませ
▼かずろぐさん
食べれますが、それが何か?
甘いもの食べながらビール飲めます。
それが何か?
これ、まぁまぁです
▼Swanさんへ
お子ちゃまでした(笑)
そんな風に見えましたよ。
竹内結子とあまり釣りあわなかったなぁ。
こっちゃんの感覚ですが
▼miyuさんへ
賢いなぁ、清miyuさまは。
清miyuさまからのトラバありがたく頂くちょ♪