こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター 上映時間 119分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (メディアボックス) 初公開年月 2005/03/19 ジャンル サスペンス/ミステリー 映倫 R-15
清らかで頭脳明晰な美少女ばかりが殺されるという、 猟奇的な殺人事件が続発。少女たちの美しい喉元には、 鋭利に研がれたハサミが突き立てられていた。やがて世間は、 この快楽殺人者を"ハサミ男"と呼ぶようになった。そんななか、 知夏と安永は事件の真相を突き止めるべく、 "ハサミ男"を探しはじめる。だが、 その先にあったのは、 想像を絶する戦慄の闘いだった…。(goo映画より抜粋)
錆付いたような音楽。どこかヌケの悪い映像。
手に取ったジャケットからは、全く違った雰囲気を想像していましたが、観てみるとこれが「この映画独特の味」になっているのだと気付きました。
これも原作が小説で「映像化不可能」と言われた映画だそうですね。だから・・・・そういうことをすぐに言っちゃう人はドコのダレなんですかっ?もうっ!
一度で良いから観ている途中でブチッと終わり、その後テロップで「申し訳ございません。ここから先が映像化不可能でした。またのご来場をお待ちしております。」と流れるような映画を観てみたいものです。そんなことを期待しながらこの映画を観たこっちゃんは、やはり頭がおかしいのでしょうね。
冒頭、一人の女子高生がチャリンコに乗ってやってくる。明るく「ごめんなさぁい。遅刻しちゃって。」という女の子。田んぼに囲まれた送電塔の真下に、いったいどんな用事で呼び出されたのかもわからないまま、その娘の喉にはハサミが突き立てられる。
どうやら呼び出したのは知夏(麻生久美子)刺したのは安永(豊川悦司)らしい。
「上手く刺さらなかったみたいね。」「人間の骨って固いもんなんだな。次はもっとよく考えよう。」「またやるつもり!?こんな残酷なことを?」「残酷?君の口からそんな言葉を聞くとは思わなかったな!」こんな会話をする二人は、女子高生の死体を後にして立ち去る。翌日の新聞には「ハサミ男出現!」の見出しがTOPを飾っていた。そしてまた次の犠牲者が・・・・。
さてさて。ハサミ男の目的は何なんだ?ってトコなんですが、この話には実はちょっとしたトリックが隠されています。「トリック」というだけあって阿部寛も出てます(笑)まぁ、それは冗談として、カンの良い人なら分かっちゃう程度のものかもしれませんが、あいも変らずニブいこっちゃんは「あれっ?もしかして?」とか「ん?なんか変だぞ?」などと考えながら、結局最後まで楽しんでしまったのでした。
第二の標的も女子高生。半年間のうちに二人目の犠牲者が出てしまったのです。しかも前回の教訓から、今度はハサミは念入りに研ぎ澄まされているのでした。そして更に第三の被害者の身辺調査を始める二人・・・・。そうです。「ハサミ男」は慎重な連続殺人犯なのです。
この話の面白さは、「ハサミ男が初めから分かってるってコトでしょうね。何しろ「ハサミ男」側の視点から話が進んで行くんですからね。にも関わらずその殺しの目的や、安永と知夏二人の関係なんかの背景にはなかなか触れない。何だか自分の喉にハサミが刺さったままドラマを見せられ、スッキリしないような気分になっちゃいます。
罪の意識からか、何度も自分の部屋で自殺を図ろうとする知夏。それを見ていながらも無関心の安永。なんだなんだ?この二人?おかしな関係です。単に安永は無感情なのか?それとも知夏のことをどーなっても良いと思っているのか?全く妙な関係です。
世間を騒がせながらもその手を休めない「ハサミ男」。警察も依然として何の証拠もつかめないまま・・・。
しかし、ココからがチョット面白い。この「ハサミ男」と恐れられる安永と知夏の二人が、ハサミを喉に刺さされ死んでいる女子高生の死体を発見してしまうんです。しかも、その娘はまさに安永達が次のターゲットにしていた女の子だったんですよ。
死体を発見して「ボクじゃないぞ」というトヨエツが妙におかしいですね。「大停電の夜に」って感じの役柄よりも、こういう方が好きですね、こっちゃんは。
のぺっとした麻生久美子のキレイさもこのキャラには合ってるんだと思います。
アベちゃんは・・・・・、相変わらずのトーンでした(笑)でも、観てて楽しかったですよ♫
題材はともかく、作品として観るならば結構好きな部類ですよ、これ。真犯人の「ハサミ男」がニセモノの「ハサミ男」を探すってコトなんか面白すぎますもん。きっとモトのストーリが良いんでしょうね。後半になれば「あああっ!なるほど!」ってな具合に妙な流れにちゃんとツジツマも合ってきますし。撮影もそこを踏まえた作りで。う~ん、この結末を観てから考えればあちこち伏線だらけの映画だったのですねぇ。こういうの悪くないです。
実はこれ、チラシの画が気に入ってしまってぜひ劇場で観たかった作品だったんです。残念ながら劇場鑑賞はならずのまま今日に至ってしまいました。でもこれは映画館よりも自宅でゆっくり観る方が向いるかもしれませんね。まだまだ新作レンタルでしたが、こっちゃんはまたもや「当日返し」でレンタルです(笑)ぱっ!と借りてぱっ!と返す。これに限ります。ハイ。
「ニセモノのハサミ男は誰だ?」「ハンバーガー中年って何者なんだ?」
しかしながら、この程度の映画トリックにいつもコロッ!と騙されちゃうこっちゃんは幸せ者ですネェ(笑)
《2006.08.04記事一部改訂》
ハサミ男 東宝 DVD |
ハサミ男 講談社 原作本(読む前にハサミ入れるのはお止め下さい。読みにくくなります) |
Edward Scissorhands : Roto-Cast Figure メズコ ハサミ男・・・。 |
今日、ツタヤに行ったのよね。
借りればよかったな~。
イルマーレ、ビデオなんだけど、借りてきました。
こっちゃんの言うとおり、トヨエツはこういうちょっとクレージーな役の方が似合うし好きだな。
「男たちのかいた絵」とか・・・。
ぬぬ、あなどれん。
これ、面白そうだね~。
「ハンバーガー中年」ってのが気になりますよ~。
なんだ、そいつは!
「たまごオバサン」より面白いのか
っていうか、たまごオバサンって誰?
なにやら、おもしろそうな感じですね。
いいなぁ、当日がえし。
本を読んでみようかなぁ。図書館にあるかな。
(本はたいてい図書館で借りてます)
映画は未見なんだけど、”映像化不可能”ってのはあながち嘘ではないと思うょ
ミステリー小説には、反則とか卑怯とかとも言われるけど、活字のトリックってあるでしょ?
そぅいぅ意味では、この小説をそのまま映像化するのは厳しいかと思う。
その辺を解消する為なのか?原作とは微妙に設定が違うみたいだねっ。
原作はかなり衝撃あったし、面白かったんだけど、映画はどぅかな?
今度借りてこよっと
トヨエツはイマイチ好きじゃないんですよね~。
でも、なんでハサミなのかな?
刃物じゃない理由もあるのかな?
あ!イルマ-レ借りたの?
ビデオデッキ治ったのかな?
よかったね~。
楽しんでね♪韓国ファンタジー
このハサミ男は、はんなさんには合わないかもネ♪
▼Swanさんへ
あ!原作読みましたか?途中まで(笑)
原作を読んじゃうと完全にネタ分かっちゃいますよね。
映画として楽しめるのかな~原作派は。
ちょっと気になるところですね~
▼かずろぐさんへ
たぶん「ハンバーガー中年」は「たまごオバサン」とは違うと思います。
っていうか誰じゃそれ?
アンタの母さんか?
▼km_achinさんへ
最近の図書館は宅配までやってくれるとこあるらしいね。
ビックリです。
これ、確かに小説の方が面白いかもって思ったりもしますね。
映画も悪くなかったですよ。
楽しめました
▼miyuさんへ
出た~っ!小説全部読んだ人!
なるほろね~。
活字のトリックかぁ。
さすがmiyuさん。
勉強になるなぁ。
その辺を映画は、映画として上手く仕上げたんだろうね。
違いっていう点は分からないけど
小説は小説で面白そうだにゃ~
miyuさんも観てみる?
▼やっぱり邦画好き・・・さんへ
あ!邦画好きさんも観てなかったんだ~?
そかー。
まぁチョット観てやって下さいヨ♪
チョキチョキではないんですけどグサッ!とやってました
▼mさんへ
恋愛映画とカン違いしちゃうのはダメです(笑)
全然、違います。
何でハサミかって?
こだわりです(笑)
▼yukiさんへ
怖いトヨエツはキライですか?
でもヨダレ流してえへへへへへ~ってカンジじゃないですよ。
それでもダメ・・・・ですね?
トヨエツいいですね~、トヨエツしかできませんね、この役
ストーリーも面白いしえがったです。