こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

リプレイスメント・キラー (1998)

2005年05月25日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★

こっちゃんシアター

上映時間 87 分
製作国 アメリカ
公開情報 COLTRI
初公開年月 1998/10
ジャンル アクション

刑事スタン(マイケル・ルーカー)に息子を殺されたチャイニーズ・マフィアのボスであるウェイは、そのスタンに対して報復の殺害をジョン・リー(チョウ・ユンファ)に命じた。しかし、あろうことか彼は、標的に対してトリガーを引くことが出来なかった。ウェイの司令に背いてしまった彼はその日から命を狙われることになってしまう。息の根を止めようと執拗に追い回すマフィアから身を守ろうとするジョンは、国外逃亡に協力してくれた女パスポート偽造職人のメグ(ミラ・ソルヴィーノ)と供に、壮絶な戦いに巻き込まれて行く・・・・。
(作品資料より抜粋)

チョウ・ユンファのハリウッド進出第一弾の、懐かしいこの作品を観ました。お友達のふしみさんのコメントでじゃあ、久しぶりにちゃんと観るかぁなんて気になったので。(単純)
あ、それと最近ホームシアターの画質調整にハマってまして。色鮮やかなこの作品を調整TESTに使ったりしています。ハイ。ま、そんなわけで感想を書きませう。

この映画、賛否両論でしょうね。こっちゃんの勝手な予想は否50%、賛20%・・・・残り30%は勝手にせいやっ!って感じの評判だったのでは?、と。(笑)公開当時、「映画史上、最も美しい銃撃戦」などと謳われたキャッチで観客を集めたこの映画。え?ホントに?ってカンジでもありますが。ところが、そんな本作。意外にもこっちゃんは好きなのですよ。お陰でちゃっかりDVDまで持っていますからね。(そりゃ画質調整に使うくらいだもの)

ストーリーとしては、これ以上無いって程、単純明快。その気になれば、至る所ツッコミ放題!という面白さではあります。 腕利きの殺し屋を演じるチョウ・ユンファは、こっちゃん的にはどうしても小林旭の兄弟に見えてしまったりするんですが、この映画のヒロイン的ジャジャ馬娘のミラ・ソルヴィーノがとにかく美しいので、それに免じて許します。(笑)この映画、ミラ・ソル・ファンならのけぞること間違いなしですよ。(ほんとか?)至る所に彼女のブロマイドが出来そうなサービス・ショットが散りばめられています。(だからホントかって?)

そもそも、国外へ出るために必要な偽造パスポートを作ってもらうために、紹介屋を通して彼女のところへやって来たチョウ・ユンファ。その紹介屋が口にした「面倒な女だから滅多に使わない」と言う言葉が、こんな風な展開に結びついて行くとは思ってもみなかったでしょうな。彼女と会った途端、マフィアが追っかけてきていきなり大銃撃戦!そこから逃げる、撃つ。逃げる、撃つで大忙し。それでもまだ偽造パスポートを作ろうと、ゲームセンターで3分写真を撮ろうとする二人を、今度はマフィアの刺客がやって来てまたまた乱射!行くとこ行くとこ銃弾の洪水に呑み込まれそうな勢いです。エライ散らかるわぁ。

しかし、さすがスゴ腕の殺し屋チョウ・ユンファ。そんなヘナちょこ弾になんて一発も当たらず、(笑)逆にこちらの銃弾は片っ端から命中。そんなこんなで、マフィアや刺客連中を次々と倒していきます。ひたすらムダ弾を撃ちまくるマフィア団を見ていると、本来震え上がるほど恐ろしいハズの軍団が、なんだかヤラレ役のエキストラに見えてくるからアラ不思議。ま、とにかく頭をカラッポにして楽しめるガン・アクション映画に仕上がっていますヨ。

監督は、本作が初めての監督作品となるアントワ・フークアという人。さすが映像畑出身!というだけあって、ライティングやカメラアングルには中々の美しさがありますね。製作総指揮を「フェイス・オフ」のジョン・ウーがつとめます。銃撃戦のシチュエーションを見れば、「いかにも彼やんけ」といった出来栄えですからね。

テンポも良く、この話でこれ以上の作り込みは必要ないかとも思いますが、「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファ、期待の一作なんて思いで観るのはお止め頂いた方がよろしいかと思います。極度の失望感に襲われる危険性がありますよ。くれぐれも、ご注意を。

まぁ、ちまたの毒舌評では「ミラ・ソルヴィーノ台無し」とか、「ミラはユンファのお飾り」なんて言われちゃってるようですが、「いやいやそんなコトはないよ」と、こっちゃんは言いたい。きっとミラ・ファンなら分かってくれるはずです。

ま、自分のお気に入りというだけで、あえて誰にもオススメしませんが、ね。(笑)

《2006.07.09記事更正》
 


【作品】リプレイスメント・キラー