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こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

Be Cool/ビー・クール (2005)

2005年08月31日 | むむむMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★

試写会 

上映時間 120分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (FOX)
初公開年月 2005/09/03
ジャンル コメディ/犯罪

映画業界での成功を果たしたチリ(ジョン・トラボルタ)だが、業界に嫌気がさした彼は、かつての稼業に戻ろうと思い始めていた。そんなとき、インディーズ・レーベルを立ち上げている古くからの友人トミーから、映画業界を描いた企画があると話を持ちかけられる。なんでも、売り出したい歌手がいるのだとか。だが、肝心のトミーはロシアのマフィアに殺されてしまう。しかし彼の言っていた新人リンダ(クリスティーナ・ミリアン)のパフォーマンスを見たチリは、その才能に惚れ、彼女をスターにしてみせると決意。早速、リンダのマネージャーに名乗り出るのだが…。(goo映画より抜粋)

 

トラさん映画の新作です!今回はヒロインにユマさんをお迎えして・・・・・。おおっと!まるで寅さんのような紹介をしてしまいました。そっちの寅さんじゃあないんだよっ!トラボルタさまです。

見どころはふんだんにあり。でもイマイチつまらない感覚漂うこの映画。何だか懐かしいような不思議な感覚。この映画の設定、どこかで聞いたことあるな・・・・。随分前に観た憶えが・・・・・。ん?チリ・パーマー?益々聞いたコトあるな・・・。と、思ったら、なんとあの「ゲット・ショーティ」の続編だったのね。その一言で全てが納得!あれも正しくこんな映画でした。そして、今回もその主役はトラボルタなのですね。相方にはユマ・サーマン、そしてそこへハーヴェイ・カイテルが絡んで・・・・と何とも「パルプ・フィクション」ちっくなノリが売りらしいですね。

 

監督はあの「交渉人」(真下正義じゃないよ)とか、「ミニミニ大作戦」でヒットを飛ばしたF・ゲイリー・グレイですが、あんな歯切れの良さを期待するとまるっきりの肩透かしを喰らっちゃう感じです。オープニングは永遠の名曲「宇宙のファンタジー」が流れ、さっそうと黒ベンツを運転するトラボルタの姿に「おお!」と思わされ、突然目の前でいきなり友人の殺人劇が起こっちゃったりしますが、その後の展開ときたら、あっちでむにゅむにゅ。こっちでこちょこちょってな感じの流れなんですね~。前作同様、コメディタッチのサクセスストーリーで、油断してるとたま~にわき腹をくすぐられる感じの笑いで責めてきたりもします。

今回は、映画界で名を上げたチリ・パーマーが、新人の女の子を発掘し、インディーズレーベルの社長イーディ(ユマ・サーマン)と組んで、彼女をスターに押し上げよう!なんてお話なのです。元ギャングというだけあって、どんな事態にもタジログことなく、クールに対処するトラボルタがカッコいいですね。その言葉使いや立ち回りが実に巧く、向けられた銃口を相手に自然に下ろさせる。まったくお見事!お見事!

でもね、これ明らかに演出不足の感じがあるんですよね~。そこが狙いなのかも知れないけど。わざとB級風味に仕上げたみたいなトコが見え隠れ。コレだけ個々のキャラクターに個性を持たせときながら、勿体無い感じがあって歯がゆいのですが、監督がそーしたかったならしょうがないモンなぁ。そうは言いながらも、そんな展開のまま、それでも次に何かが起こりそうな気がして最後まで観てしまったんだから、ある意味監督の狙いにハマっちゃったのかもネ。

この映画、とにかく俳優に目が行っちゃう。面白かったのは、エアロスミススティーブン・タイラーがまるっきり本人の役で登場!映画の中でライヴステージまでやってくれたって事。あの迫力ある歌声はまだまだ健在!シビレました~♪いいぞ!リヴ・タイラーのお父ちゃんっ!(映画の中でもリヴの名前出してたネ)あの顔って大きなスクリーンで見るとホント迫力あります。特にお口が・・・・・(笑)  

残念だったのは、期待ほどユマ・サーマンが綺麗ではなかったし、一番の見ものと言われていた、ユマとトラの(お!なんか双子の兄弟みたいな名前)ダンスシーンも「パルプ・フィクション」ほどハジけてはいなかった。やっぱ、黒髪オカッパ頭のユマじゃなきゃイヤ、イヤ(泣)ハーヴェイのコ汚い感じももうすっかり見慣れてしまって、あまりインパクトなかったな~。四六時中電話ばっかしてて忙しそうだったヨ。

思わぬ収穫だったのは、新人歌姫役のクリスティーナ・ミリアン。この人は知らなかったな~。結構売れてるんですね。確かに歌は上手いもん!いかにもアメリカ好みのボーカルなんでしょうね~♪今後、彼女のアルバムとかチェックしてみようかな?

さてさて、面白くもあり、面白くもなく・・・・薦めていいやら、悪いやら(笑)それでも、映画ネタや、ミュージシャンの名前などが実名でピュンピュン飛び交うし、そんな雰囲気が楽しいっちゃあ楽しいんですケド。BGMもなかなか、こっちゃん好みでしたし♪ただ一つ。今頃になって、ユマのオフィスにあったゲッターロボのフィギアの存在が気になります・・・・・・。あれは何だったんだろ?

《2006.07.22記事一部改訂》

 

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I Want You あなたが欲しい (1998)

2005年07月14日 | むむむMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★

こっちゃんシアター

上映時間 87 分
製作国 イギリス
公開情報 アスミック
初公開年月 1998/12
ジャンル ドラマ/ロマンス

港町のヘイヴン。当時14歳だった恋人ヘレン(レイチェル・ワイズ)との情交を彼女の父親に見つかり、彼を殺害した罪で服役していたマーティン(アレッサンドロ・ニヴォラ)は、ヘレンに会うため9年ぶりに帰郷した。23歳になったヘレンは美容院を経営し、町の人気DJのボブと交際していた。そんな彼女を難民の少年ホンダ(ルカ・ペトロシック)がずっと追い続けている。母親が自殺以来口をきかなくなった彼は、姉スモーキー(ラビナ・ミテフスカ)とヘイヴンに流れてきたのだった。
(goo映画より抜粋)

 

これ面白いかなぁ?何か良い観方があったら是非教えて欲しいのですが。
「コンスタンティン」「ハムナプトラ」のレイチェル・ワイズ主演です。

確かこの作品は2~3回は観たと思います。「なんとなく。」
特に面白いから観たくなるというわけではありません。
オカシナハナシですが。

観終わるといつも後悔。でもホトボリがさめるとまた観てしまう。
変な話ですけどそんな映画です。

マイケル・ウインターボトム監督の作品ですが、
この方っていつもこういう映画ばかり作ってるのでしょうか?
他の代表作といえばケイト・ウィンスレットの「日陰のふたり」なんかのようですが
未だ未見でして。
この作品の印象から、あまり観る気がおこりません。

そういえばこの映画の撮影は「ガタカ」担当の人らしいですね。
そうユマ・サーマンとイーサン・ホークの「ガタカ」。
そう聞くと
なるほど。
ブルーやイエローのフィルターをかけてカメラを回しているような、
ちょっとスタイリッシュな映像にも見えて来ます。
ちょっと妙なカンジですが。

9年前に殺人事件をおこした恋人。
しつこくつきまとうDJ男。
盗聴マニアの少年。
誰とでも寝るクリスチャンのその姉。

登場人物、ほとんど全部 変。

9年前の殺人事件に衝撃の真実が隠されているというとこがミソです。

レイチェル・ワイズはこの映画で大胆にもヘアヌードを披露しています。
だからといってお薦めは致しません。

《2006.07.12記事一部改訂》

 

【作品】I Want You あなたが欲しい

 


フォーガットン (2004)

2005年05月19日 | むむむMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★

試写会

上映時間 92 分
製作国 アメリカ
公開情報 UIP
初公開年月 2005/06/04
ジャンル サスペンス/SF/ミステリー

11人の死亡が確認された悲惨な飛行機事故で、9歳になる一人息子サムを亡くした母親テリー(ジュリアン・ムーア)。それから14ヵ月たったいまでもテリーは立ち直れずに、サムの思い出に浸るだけの毎日を送っていたが・・・・。 

(資料より抜粋)

 

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テレビ局主催の試写会で観てまいりましたっ!(^o^) 「物忘れ」の恐怖って感じたコトないですか?こっちゃんは”日常茶飯事”です。朝起きたら、メガネの置き場所を忘れてたり、ケータイの置き場所を忘れてたり・・・・って、置き場所ばっかり?!それじゃ~単なるボケでしょう?(そんな歳じゃないはずなんですが・・・)

まぁ、それは良いとして「記憶が消えていく恐怖」を描いたこの映画。息子を飛行機事故で亡くしてしまった母親をジュリアン・ムーアが熱演しております。

そういえば「記憶がなくなる」映画に、ココ最近公開されていた『エターナル・サンシャイン』がありますね。あちらはある意味、自ら望んで記憶を消す話でしたが、こちらは「見えない何か」の力によって、記憶が消されようとする不安をテーマに上げています。 それは、手元にあるはずのコーヒーカップが無くなってる程度の記憶錯誤から始まるのでした。

「あなたは今日はコーヒーを飲んでいない。」と精神科医(ゲイリー・シニーズ)は言いますが、テリー(ジュリアン・ムーア)の舌にはコーヒーの味がシッカリと残っている。そんなテリーに対して医師は「あなたは今日私が薦めたコーヒーを断った。でも昨日は飲んだ。それは昨日の記憶だ。」と答える。こんなやりとりを観ているうちに、ああ、この母親は息子を亡くしたショックで、記憶に障害が出ているのだな。と思います。

しかし家に帰ると、家族3人で撮った写真から息子の姿だけが消えている!夫に詰め寄っても怪訝な様子です。そしてその翌日には、テリーが最も大切にしていた息子のアルバムから、今度は写真全てが無くなっている!9年間の思い出を撮りためたビデオテープからは、ノイズしか流れない・・・・。もう泣きたくなります。目に見える「現実」から、どんどん息子の”存在そのもの”が消えて行く恐怖感!

取り乱すテリーは夫立会いのもと、精神科医に打ち明けますが、彼は冷静にこう告げます。あなたには、初めから子供などいなかったと・・・・。

思わず「なに?なに?」って身を乗り出してしまいますね。
しかし、散々期待を膨らまされた末に迎えた衝撃の結末とは??? オットォ!(・o・ノ)ノ

え”~~~~~~っ!そっちかいっ!ってカンジじゃぁあーりませんか!

不思議なトコロから汗が出てくるようなこの感覚(^o^;いやはや何と申し上げて良い物やら・・・。

別に『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラーなんてキャッチ・コピーを信じたわけではないんですけど、このキャッチはもう止めた方が良いと思うんですよね。過去、そう言いながらシックス・センス以上の衝撃を受けたコトなどありません。聞けば、この脚本家はフェノミナンの人だとか。ああ、納得の気がします。○○○が好きな人ですね(笑)これは絶対にネタバレは許されない映画。 言えば「あ、何だそんな話?」と誰もがなるハズです。そんなオチです。

こっちゃんは、不思議とこのジュリアン・ムーアが、あまり好きにはなれません。何故だか自分でもよく分かりませんけど(^o^;それはともかくとして、この映画のようにパニックに陥った母親の役にはピッタリの女優さんではありますね。

本来、脇を固めるハズだった(?)役どころのゲイリー・シニーズはチョットお気に入りの俳優さんなのですが、この映画では見所が少なくてこっちゃん的には不満でした。もっと出してくれ~~~~~ぃ!素敵なキワ者役者なんだから

ただ、映画全体の作りとしては、途中2度、3度ビックリさせられるようなショットも差し込まれており、お陰で隣の人や前後の人にツラれて一緒にシートから飛び上がってしまいます。そういうトコだけは巧いですね。(笑)

でもこの映画の脚本的に、どれだけの人が満足出来るのでしょうか?
違った意味で楽しみです♪

前半1時間は上出来サスペンス。後半はあれ~~~~~っ!ってカンジです。

《2006.07.08 記事改訂》


【作品】フォーガットン