妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

映像撮影へ、“ 衝動買い ” と “ 衝動加工 ”

2019-04-18 04:13:40 | 整備&セッティングの基本・妖怪講座

先日(3/30)の “ スポット中継 ” 試験配信では、もっと詳しく伝えたい詳細映像が撮れず、撮影範囲や音声入力にも不満が残った。
今後、更に臨場感に溢れインスタントな映像を届ける為には、もっと改良すべき点は明らかになっていた。
 
先日、ふと思いついて、職人用大型ホームセンターへ足を運び、撮影に役立ちそうな器材を “ 衝動買い ” した。
「イヤーマフ」という耳を騒音から守る機材に、カメラ装着用ブラケット、オープンエア加工、ヘアーバンドクッションを加えるなど、一気に“ 衝動加工 ” をした。
 

 
早速、試験撮影をしてみれば悪くない映像だ。
手振れ防止機能解除や画角変更などの調整も完了。 
さあ、次はいつ? “ 衝動撮影 ” があるのか ? 乞うご期待だ。
 
 
 
 


ライダー へ 届けます

2019-04-16 14:14:52 | 夢を追いかけて ・・

既に、様々なメディアで報道され、ご存知の方も多いと思いますが、昨日(4/15)夜、パトカーに追跡されていた 少年の運転するオートバイと、交差点を右折してきた 別の少年が運転するオートバイとが衝突事故を起こしました。
 
この事故によって、追跡を受けていたオートバイ後席に乗っていた少女(18歳/大学生)が残念な事に死亡致しました。 この様な事故が発生する度、警察の取り締まり方法に対して批難する声が大きく挙がります。特に、死亡した少女が大学生だったという事もあって、「女子大学生」と記してセンセーショナルな話題にもなっています。
 
 
が、私達ライダーが注意すべきは、そういう声は 決して 全ライダーの権利を擁護するものではないという事です。
それどころか、ルールやマナー、モラルを守り、オートバイをいつまでも楽しもうと努力を続けている多くのライダーの権利を傷つけ、その存在を吹き飛ばしかねない圧力になるものです。
 
 
だから、警察に追跡されても逃げないように。
警察行政には、これまで以上に 毅然とした 公務執行を望みます。
 
 
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最後になりますが、亡くなられた女性のご冥福をお祈りします。 また、怪我をした 二人の男性の一日も早い回復を祈ります。
 
 
 


ジムカーナ か、 アジリティー か?

2019-04-14 10:48:21 | 日記


僕はジムカーナが大好きだ。
初めて触れて30年以上になるけど、今もずっと好きだ。
全国各地へ遠征したし、ジムカーナを広めるためにレッスンやパーティを開催する団体も設立した程だ。

走らせる芸術だから大好きだ。
コースは楽譜で、車両は楽器、ライダーは奏者なのだ。
譜面の解釈と奏法を組み合わせ、どんな演奏をするか試される舞台だから、大きな感動と喜びがあるのだ。

しかし、ジムカーナが少ない。
創造的演奏が試される、あのジムカーナが見当たらない。
あるのは同じ音符の繰り返し、犬のアジリティー用コースと同じ、知恵も創造性も必要ないコースばかりだ。

人生はジムカーナと似ている。
同じ事繰り返すだけでなく、創造性が求められる舞台だ。
知恵と工夫が試せるコースが生きがいだから、犬に生まれ変わっても、決してアジリティーな生き方はしない。



【 アジリティー競技動画 】 < 出展 : Wikipedia >
<iframe src="//commons.wikimedia.org/wiki/File:AgiSlalom.ogv?embedplayer=yes" width="854" height="480" frameborder="0" webkitAllowFullScreen mozallowfullscreen allowFullScreen></iframe>


4/7 “桜見” ツーリング リポートです

2019-04-08 20:16:17 | 旅行
30年以上振りの マスツーリングに参加して、色々と 現在のライダー達の状況など、考えさせられる材料のあった旅でした。

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『 朝、サービスエリアより 』
朝 8時、ツーリング出発地点となった サービスエリア(道の駅)から、ツーリングリーダーを始めとした他の参加者と出発。
このサービスエリアはライダー達には有名な場所らしく、早朝にも関わらず多くのライダーが集まっていた。 そんな光景を観ていて、親近感と同時に違和感を感じた。
普段は ツーリングに滅多に出掛ける事も無く、人と群れるのが嫌だから単独で走っているから初めて見るような光景だからか。
そんな妙な想いを胸にしての出発だった。


『 さくらロードとの出逢い 』
奈良県の北部から南下を始めると、多くのツーリングライダー達に出逢った。
僕達の前を走るライダー達も同じ目的地? と思ってしまうほど、交差点の度に同じ方向へと向きを変えていく。 よく使われるルートだろうか? いや、選択肢が少ないのだろう。
途中、R369 から R368 へと入ると急に道も景色も変わった。道が狭く曲がりくねっている。軽自動車でもすれ違いに気を遣う程の広さだ。しかも、両方の路肩側には杉の落ち葉が溜まっていて、オートバイが走れるのは車の “わだち” 部しかない。
決して嫌いなシチュエーションではないが、対向車が来るとたまらない。でも、マナーと人情の溢れたドライバーも多く、しっかりと 御礼返しのマナーは実践だ。

そんな “難所”(?)も無事に走り抜けた所で作戦会議。 次の目的地まで国道を使う予定だったリーダーに持ち掛けた。「途中で、この県道を行ってみませんか」
実際の選択はリーダーが状況判断しながら行なうものだ。が、リーダーは県道へと入ってくれた。
国道でハード(?)な想いをしたので、県道では? と想像していたが杞憂だった。いや、(手前味噌ながら)ベストな選択だった。
それまでの行程でも花咲く桜の樹を観てきたが、この県道の桜はケタ違いに良かった。明らかに桜の品格が違う。


街で見かける染井吉野(ソメイヨシノ)ではなく、濃い目の ピンクから薄いピンク、里に咲く桜から山の中腹をステージにして咲き誇る山桜たち。
道沿いでは、枝垂れ桜(シダレザクラ)や樹齢100年を優に越しいるのか空高く雄大な姿の桜の大木。 さらに山頂へと続く道端には、観る人も居ないのに 僕達を出迎える様に20mおきに咲く満開の桜たち。
山頂から下る道では桜の花吹雪でうっすらと白くなった道を走った。道幅も十分にあり、視界も開けて、交通量も殆どない 正に“ さくらロード ” 三昧でした。


『 帰路は一人旅 』
無事に、全員が目的地の食堂へ着き、一緒に昼食を摂った。


他の参加者との会話も弾み、少し年配のウエイトレスさんとの会話はもっと弾み、予定より少し長い昼食タイムとなったが、皆とはここでお別れだ。「また、会いましょう!」


近くのガソリンスタンドで給油。行程 約 230㎞ で 給油量は 約 6リットル。 悪くない。 やっぱり 250㏄ を選んで正解だ。 これで 高速料金が 軽自動車の半額なら文句は無い。
帰路に選んだ道は、奈良県を最南端から真っ直ぐに北上するような道で、途中はずっと山中の道程だ。 ツーリングに慣れたリーダーは居ないので、この時のために装着した NAVI が頼りだけど、自転車用に以前購入した機種なので、10年前の地図データしか入っていない。 「きっと、大丈夫だろう ♪」

途中、選択した “三ケタ国道” から外れて、更にアドベンチャー要素の強い “三ケタ国道” へルートを変えると通行止め、引き返すハプニングもあったけど、信号は少なく、センターラインは白の破線区間が多く、交通量もまばらな川沿いのワインディングロード。
それはそれは、快適なツーリング、と言いたいけど、二つの懸念が残った。
一つ目は、僕の VTR、ツーリングでは挙動が洗練されていない事がわかった。 元々、街中やさほど広くない場所を走るのがメインの用途。一週間前には、整備・セッティング講座用収録の為に、フロントフォーク内部の変更と整備を行なっている。
組み上げた後に必要なデータ確認と調整は手抜きのままだとは言え、追加したスラストベアリングは良い働きをしているのが実感できたとは言え、バランスが悪い。 「フォークオイルは少なくとも 5㏄抜いて、残ストローク 5㎜ 程度下げなくては」「イニシャル(プリロード)は 0.1~0.2 Kgf 程度下げるか?」「ツーリングしてみないと車両バランスは分からないかも知れないな」


『 気になるライダー 』
もう一つの懸念は、ライダー達の走らせ方だ。
これは僕の信条だけど、公道上では交通法規(ルール)は可能な限り順守すべきだし、公道上では限界域に近づく走らせ方はしてはいけない。
だから、車線変更前には 3秒以上ウィンカーを点滅させ、右左折時には 20m以上前からウィンカーを点滅、民家地区を走行する際には 必ず制限速度以下で走行し、車間距離は十分に取るし、コーナーへ進入する際には、回避と機動性の確保のため、必ずノーブレーキのままで入れる速度で走る。別の主義の人も居るだろうが、次の動作に備えて右手操作の選択肢は多い方が安全だと信じている。

そんな僕なりの交通法規やマナーに従った安楽な走りをしている中、道で出逢った多くのライダー達は、こちらが挨拶をすると 四人に一人以上の割合で会釈や腕を大きく上げて挨拶を返してくれたし、走らせ方も概ね平和だ。でも、一部のライダーは 知らずに限界域に入る走らせ方をしていたのだ。
公道では、一般乗用車よりオートバイの方が加速力が勝り、機動性も高く、機敏な走りが可能だ。 まして、山中の道でリッターバイクを走らせれば、その差が一気に大きくなるので、自分自身を誤解する機会があるので注意が必要だ。
気になるライダーが二人居た。

一人は 車列をリードする様に走る 2台の リッターバイク の内の一人。 やがて、追いつき、安全な場所でルールに従って追い抜き、そのまま景色を楽しみながら、センターラインも守って走っていると、先ほどの1台、CB1300SF が 僕を追走しようと試み始めた。
僕は、自分なりの安全ルールを守って走るけど、彼の走りは明らかに リッターバイクの性能まかせ、自分自身の限界を知らない走りだ。 30歳代できちんとした身なりの人。社会的にもしっかりと働いている方と思うけど、公道では自分自身のライディングスキルの限界域に近づいてはいけない。
見通しの良いコーナーの連続では 100m ほどに近づくが、ブラインドコーナーが続くと見えなくなった。「アクシデントか?」と思って、少しだけペースを緩めると、長いブラインド気味の右コーナー、100m以上対向車線を割って走ってやって来ている。自分自身のスキルの限界を公道で試してはいけない。「せめて、車線変更前 3秒間、ウィンカーは使うべし」

もう一人の気になるライダーは、狭く曲がりくねった迂回路、5 ㎞/h以下で走る四輪車の後、細かく左右に進路を振り、アクセルを軽く吹かしながら走るリッターバイクのライダーだ。
きっと、極低速路でクラッチワークをしつつ、いつまでも続く渋滞にイライラしている心中も出ていたのかも知れない。が、常時点灯のライトを車に当てたまま、左右に進路を揺らし、ノーマルマフラーとはいえ軽いブリッピング動作は、決して社会に良い影響は与えない。
極低速であれば、アクセル操作無し、クラッチワークだけで、まっすくに進む練習を心掛けないと、オートバイに対する印象は良くならない。

それとは別に、左の 20R 程度、ブラインドコーナーで、対向の 四輪車がこちらの車線の真ん中を走ってくる場面にも遭遇した。
一般道では、様々な車両、様々な運転レベルの人が混在している事は常に自覚しておく必要がある。
当然、想定範囲内、車両のフロントタイヤの向きを確認しつつ、運転席側ドアに最も接近する場所で一喝、大声で注意を促した。 誰にも勧められる対処ではないが、可能な場合には、未来の事故を未然に防ぐ為に、適切なタイミングで注意はしたいものだ。


『 無事に帰宅、今後の宿題 』
と、基本的には交通の流れに乗って、安楽なツーリングの旅、午後6時前にガレージ帰着で、無事に終える事ができたし、他の参加者全員も無事に帰宅との報を得た。
が、こうしてサービスエリア や 一般道でのライダー、特に リッタークラスのオートバイに乗るライダー達の存在や行動を目の当たりにして、色々と心に引っ掛かるモノが残った旅になった。
まあ、そんな事は一度は忘れ、名刺を渡した少し年配のウエイトレスさんの笑顔を思い出しながら、旅のリポートを終えたい。
今回の旅で得た知見は、いづれ何らかの形で活かしていきたいと考えている。




ツーリング、無事に “帰巣本能” 働きますように !

2019-04-05 22:55:43 | 日記
4月7日、“桜見” ツーリングに備えて、NAVI の手配をした事の追加報告です。
今回、手配した NAVI は、複数の方から「使えないのでは?」と指摘を受けた通り、10年程以前に購入した製品で、メーカーは取扱いを終了している為、地図データは最新のものではありません。

心配を掛けましたが、心配には及ばない事を伝えます。
それは、ツーリングルートを企画したツーリングリーダーに従って走るからです。


問題は、リーダーの居ない、三重県尾鷲市からの帰路で、尾鷲市から直線的に大阪市へ向かう道: 山中の三ケタ国道で迷わない事です。
民家の少ない山中で迷ってしまうと大変なので、今回の NAVI の活躍を期待しているのです。

もちろん、10年前のデータで大丈夫です。 山中の国道は大きな改修をされていない事は、最新の地図データとの付きあわせて確認済みです。

一番の問題は、三重県の南端近くまで行って、無事に “ 帰巣本能 ” が働くかどうか? を心配なのです。
もし、4/8( 月曜日 )になっても帰宅した様子が無ければ、NAVI の問題ではなく、“ 帰巣本能 ” の問題だとご理解ください。