二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

8角形二胡用の駒。

2014-12-19 12:26:34 | ■工房便り 総合 
これは8角形二胡の駒です。(左がフェルナンブーコで、右が虎駒の材料です) 北京系の8角形、6角形の二胡の為に作った駒です。 北京系の二胡は薄い皮をしています。 そのおかげでとても鳴りやすくもあり大きな音が出ますが、 その皮の大きな振動に耐えられない楽器も有り、音が割れたり、雑音が出たり。 経年変化で出ない音があったりもします。 その為に三味線や、胡弓の駒をモデルとして作ってみました。 . . . Read more
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二胡には音律などありません。(続きです)

2014-12-18 11:12:54 | ■工房便り 総合 
このように言うとまた物議を醸しだしそうですが、、、 でも考えてみてください。 音律は楽器にあるのではなく人の心の中にあるのです。 二胡は人の気持ちの中にある音楽を耳に聞こえるようにする道具です。 二胡は楽器です、それもまだまだ進化途中の、楽器です。 昔はと言っても60年ぐらい前に二胡はこの形と、お国が決めた形と構造がありました、 しかし、楽器つくりはそんな甘いものではありません、もっと . . . Read more
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二胡の楽しみ方、その3

2014-12-17 11:23:51 | ■工房便り 総合 
二胡の演奏は、中国の文化を身に着けない限り本格的な演奏が出来ない。??? と言うご意見があるようです。 まあ、ある意味正論という事は言えると思うのです。 反対に言ってみると、日本の三味線などは、日本人としてのその文化を知らなければ弾けないと言うのと同じかもしれません。 これも異論はないです。 しかし、新内や義太夫などの庶民的な本当に日本文化と言われる江戸時代に生まれた音楽を、いま普通の日 . . . Read more
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まだ途中です。全部読んでいただいてからコメントいただけると嬉しいです。

2014-12-16 17:38:43 | ■工房便り 総合 
先日も8角形の駒の事を書こうとしたら、色々コメントが入り、話がそがれてしまい、書く気が失せました。 ある意味、このようなブログは、コメントも自由に書けるのでしょうが、話をちゃんと理解してくれての上でなら、 問題はないです。 ですからコメントも消しませんし。 しかしせめて、今書いている分をちゃんとご理解いただいてからにしてほしいのです。 ですからせめて、この項は終わりましたと言うところまで . . . Read more
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二胡の楽しみ方、日本的でいいではないですか!?

2014-12-16 12:49:18 | ■工房便り 総合 
シンガポールの人口500万人の中に、二胡の愛好家が、4万人位いると言われています。 日本人だけの合奏団も3楽団もあるそうです。 元々からして華僑の多い国ですから、さもありなんという気はしますが、 むしろ、比率だけからしたら、中国本土より多いかもしれません。 マレーシアなどは中学生や高校生の二胡合奏団がかなりあるそうです。 その二胡達の頭はほとんど取れてしまって、「ただの棒」と笑っておられ . . . Read more
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二胡の楽しみ方。

2014-12-15 15:06:27 | ■工房便り 総合 
家庭楽器と、私は時々二胡のこをそう呼びます。 中国でもお年寄りたちが、公園などにあつまって、みんなで、ひたすら同じ曲を弾いていたりもします。 元々、中国全土に、あるいは、東南アジア一帯に、二弦の筒型をした二胡と同系の楽器と言うのはたくさんあり、 それぞれの、地方独特の音楽を楽しむ楽器でした。 また、それらが発展して、京劇などの伴奏楽器としても使われていたのが二胡です。 それが1950年代 . . . Read more
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12月7日(日) ごめんなさい!! 11:00~17:00 

2014-12-12 17:08:46 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。 二胡姫での販売予約が開始しました福音弓、 おかげさまで大好評につき、なんと受付開始後1日半で1月販売分が完売!! 西風にいたっては、1週間で2月分が完売した後も続々と予約が入っているそうです。 出足は西風の方がやや好調のようですが、どちらか買うともう一方もリピ買いしたくなる福音弓、 いまのうちに東風を予約するのも手かもしれませんよ♪ だれが言い出した . . . Read more
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福音弓の製作、その4、毛張り。

2014-12-11 10:03:10 | ■工房便り 総合 
竹の準備が整いました。 いよいよ、竹に毛をはります。 ヴァイオリンなどは毛を張るのに、横に寝かせて張ります。 二胡も中国のがオズなど見るとみな横に寝かせていますね。 この縦にしながら毛をとかし込んでいったり、結んでいくというのは、 クラフトの織物の先輩に教わりました。 糸物は縦に下げて自分の重さで自然に伸びるようにして作業するのが自然だという事です。 これは良いアイデアいただきました . . . Read more
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福音弓の製作、その3(気を付けなければいけない事)

2014-12-10 11:14:04 | ■工房便り 総合 
福音弓の製作で一番の難問は、手元の弓魚をコントロールするスクリューが入っているスクリューボックスの事でしょう。 ヴァイオリンのように木で作られていれば何の問題も無いのですが竹は、裂け易いものです。 竹の頭をポンと刃物を入れただけでも、パンと裂けてしまいます。 横方向の粘りが無いのです。 ですから、このスクリューボックスのエンドから裂けてしまう事も有ります。 殆どの場合、毛を竹から外そ . . . Read more
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福音弓の製作、その2

2014-12-09 13:02:54 | ■工房便り 総合 
これは火であぶる前の色です。 この福音弓に使っている竹は紅竹と言われます。 紅と言ってもそれほど赤いわけではなく、 経年変化で乾いてくると、少し赤みのある茶色になるのです。 或は過熱をすると、なかなかに渋い赤茶いろになるのですが、それも表面の皮だけです。 さすがに白髪三千丈の国ですね、、でも綺麗な表現です。 火をかけて弱いものや腰の無いものは、竹の強さを作り出します。 そうすると、焦 . . . Read more
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