おじんの独り言

写真付きで気まぐれに日記や趣味、感じたことなどを書いてみたい

食糧事情逼迫?

2015-02-15 18:27:27 | 
これは世界の紛争地帯における難民キャンプの話ではありません、我が家のベランダにみかんを食べに来ている小鳥たちのお話です。彼らの食料事情が大変悪化している様子が見て取れましたので採り上げた次第です。
「くだらん! 大げさな題名を付けるな」とのお叱りを受けるかもしれませんね。
3日ほど前からみかんの皮(燈色の外皮)がかじられることが続いております。
こんなことをするのはヒヨドリなのですが、今までは中身だけしか食べていませんでしたのでどうしたのだろうと思いました。
そして思いついたのがよほどの空腹で食べれるものなら少しぐらい味が悪くても何でも食べようとしているのではないかということです。
それで彼らの餌となっている木の実を観察して回りました。公園の中、街路樹などを何十本も見て回りました。
センダン、ハゼ、ヌルデ、ピラカンサなどはほとんどありません。公園のクロガネモチがかろうじて極僅かに残っています。
隣の公園に植えてあるホルトの木、沢山のヒヨドリがやって来ていたのですが、ガジガジの未熟な青い実が十数個残っているだけでした。今更ながらほんとうに餌が無いのだと気付いたのです。
彼らを少しでも助けることは出来ないかと思い温州みかんの皮が沢山ありましたので、ママレードモドキを作ってみました。
白砂糖は自然の動物には善くないだろうと奮発して蜂蜜を用いました。与えたところ綺麗に食べてくれるではありませんか、思いが当たったのです。
私も少し食べてみましたが甘味は感じるものの、とても苦く、お世辞にもおいしいと言える代物ではありませんでした。
今度作る時はもう少し味にこだわりたいと思います。
「自然界の動物に餌付けをするなんてけしからん」と言われる方も大勢おられることでしょう。
そういう行為は動物を弱くし人間との間に問題を引き起こすと、しかし自然林を人工林とし彼らの餌を奪っているのは人間です。
サイエンスzero見ていて年間5万種が絶滅していると言われてました。ほんとに事実なのかどんな根拠でそうなるのかは知りませんが恐ろしいほど膨大な数です。

外の皮までも食べ始めた


5ミリ角のさいの目に切って作ったママレードモドキ


空になりお椀状になった皮に入れてやると喜んで食べる。


ホルトの木の実 熟れると黒ずんでくる