【写真:アブダットの遺跡】
チンの荒野に山のような小高い丘があります。アブダットはその上に、冠のように建てられたナバテヤ人の街でした。説明を聞きましょう。
「ナバテヤ人というのは、北西アラビヤ出身のアラビヤ人のことです。遊牧民ですね。紀元前3世紀ごろには、ヨルダン川の東側、ダマスコからシナイ半島までの広大な地域を支配していました。大規模な灌漑を行なって農耕を営んだと言われています。
現在のヨルダン領にペトラという街がありますが、当時はそこがアブダットの首都でした。ペトラには岩山を彫って造った神殿がありますが、それを見るとですね、ナバテヤ人がいかに強大な勢力を誇っていたか、よくわかります。
現在はネゲブの荒野を開拓するために、アブダットの近くに農業試験場を設けて、ナバテヤ人の古代農業に学んでいます。・・・・あの頂上に見えている建物は、ローマの全盛時代のものです」
バスを降りて、遺跡を残す小高い丘を眺めながら、当時を偲びました。
チンの荒野に山のような小高い丘があります。アブダットはその上に、冠のように建てられたナバテヤ人の街でした。説明を聞きましょう。
「ナバテヤ人というのは、北西アラビヤ出身のアラビヤ人のことです。遊牧民ですね。紀元前3世紀ごろには、ヨルダン川の東側、ダマスコからシナイ半島までの広大な地域を支配していました。大規模な灌漑を行なって農耕を営んだと言われています。
現在のヨルダン領にペトラという街がありますが、当時はそこがアブダットの首都でした。ペトラには岩山を彫って造った神殿がありますが、それを見るとですね、ナバテヤ人がいかに強大な勢力を誇っていたか、よくわかります。
現在はネゲブの荒野を開拓するために、アブダットの近くに農業試験場を設けて、ナバテヤ人の古代農業に学んでいます。・・・・あの頂上に見えている建物は、ローマの全盛時代のものです」
バスを降りて、遺跡を残す小高い丘を眺めながら、当時を偲びました。