イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

85.ソロモンが開いた貿易港

2006年10月14日 | Weblog
【写真:エジオン・ゲベル】 ミルトス社 聖書の世界より
 
 さて、美味しい昼食で満腹になった私たちは、ヌエバを後にして再び国境のタバに向かいます。途中バスを降りて紅海のエーラット湾に浮かぶ、コーラル・アイランドという小さな島を眺めながら、気分をリフレッシュしました。実はこの島が聖書に書かれてあるエジオン・ゲベルだと言われているのだそうです。

・ヨテバタを出立してアブロナに宿営し、アブロナを出立してエジオン・ゲベルに宿営し・・・・・(民数33:35)
・ソロモン王はエドムの地、紅海の岸のエラテ(エーラット)に近い、エジオン・ゲベルで数隻の船を造った。(列王上9:9:26)
・ソロモン王はエドムの地の海辺にあるエジオン・ゲベル及びエロテ(エーラット)へ行った。(歴下8:17)

 説明によれば、ソロモン王は海外貿易港として開いたエジオン・ゲベルやエーラットを中心に、アフリカやインドの国々から香油、香料、宝石、金などの高価な商品を輸入したということです。
 青い海と心地よい風に吹かれながら、遠い昔に思いを馳せ、垣間見たソロモンの知恵と権力に、気を奪われてしまいそうでした。
 みなそれぞれに写真を撮り合い、再びバスは国境のタバを越えます。昨日と違って、通関手続きはすんなりと進み、ダビデさんの運転するイスラエルのバスに乗り換えた時は、なぜかホッとしたのを覚えています。

 やがて、昨日荷物を預けたエーラットのモリア・プラザホテルに到着しました。最高級のホテルです。シナイ山帰りの私たちには何よりのもてなしでした。ドレスアップして、ルームメイトの児玉さんと夕食前の散歩に出ます。なつめやしと、しゅろの木に囲まれたプール、水際に設置された照明に、色を変えて踊る水、小さいながらも日本風に作られた庭、お伝えする感激の言葉が見つかりません。

 ただ、試練という人生の荒野を忍耐して、最後まで歩み続ければ、このように喜びの場所が用意されているという、主に対する確信をいただいたことは大きな宝です。主は確かに生きてらして、昼も夜も導いていてくださることを証致します。
コメント
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