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2012年一般教書演説、日本語訳(その2)

2012-02-02 16:14:00 | 2012年一般教書演説
我々はもう、外部委託や悪質債権、そしてまやかしの金融利益によって弱体化された経済には戻りません。今夜私は、どのようにして我々は前進すればいいのかを話したいと思います。そして長持ちする経済の――アメリカの製造業、アメリカのエネルギー、アメリカの労働者のための技術、そしてアメリカの価値観のリニューアルにより作り上げられる経済の設計図を示したいと思います。

この設計図はまず、アメリカの製造業から始まります。

私が大統領に就任した時、アメリカの自動車産業は崩壊の瀬戸際にありました。ある者は死んでしまった方がいいとまで言いました。百万もの雇用において、私はそのようなことが起こる事を拒否しました。救済の代わりに、我々は責任を求めました。労働者と自動車メーカーとを和解させました。企業に設備一新と構造改革を行わせました。そして今、GMは世界トップの自動車メーカーに返り咲いたのです。クライスラーはアメリカにおいて、他のどの大手自動車メーカーよりも速いスピードで成長しています。フォードはアメリカの施設や工場に数十億の投資を行なっています。そして産業全体では16万近くの雇用を増やしました。

私はアメリカの労働者に賭けました。私はアメリカの産業に賭けました。そして今、アメリカの自動車産業は戻ってきたのです。

デトロイトで起こっていることを、他の産業にも起こすことができます。クリーブランドでも、ピッツバーグでも、そしてLaurie(ノースカロライナの州都)でも起こすことができます。全ての仕事を離れてしまった岸に戻せるわけではありません。しかし現在、中国のようにある場所でビジネスを行うのはとても高価になっています。その一方で、アメリカはより生産性が高いのです。数週間前にMaster LockのCEOが私に話してくれました。仕事(拠点)を故郷(アメリカ)に戻すのは彼にとっては当然である、と。現在この15年で初めて、Master Lockのミルウォーキーの労働組合化された施設はフルに稼働しています。

我々には今、製造業を元に戻す大きな機会があるのです。しかし機会を掴まなくてはなりません。今夜ビジネスリーダーへ送る私のメッセージはシンプルです。あなたの国へ雇用を戻すために何が出来るのかを自分自身に問いかけなさい。そうすればあなたの国は、あなたの成功を助けるためにできる事は何でもします。

我々は税法から始めるべきです。現在仕事を移転して海外で利益を得る企業は、税制上優遇されています。一方でアメリカに留まることを選択した企業は、世界最高規模の税率に打撃を受けています。それはおかしいし、誰もがそれを分かっています。だから変えましょう。

まず第一に、もしも仕事において外部委託を望むのであれば、税金控除を得るべきではありません。そのお金はMaster Lockのような、故郷に仕事を戻す事を決意した会社の移転経費に充てるべきです。

第二にアメリカの企業は、仕事を移転して海外で利益を得ることで、公平に分かち合う税負担から逃れられるべきではありません。今日から全ての多国籍企業は最低基本税を納めなくてはならないようにするべきです。そして全ての1セント銅貨が、ここアメリカに留まり、ここで雇用する事を選んだ企業の税金の引き下げに使われるべきなのです。 

第三に、もしあなたがアメリカの製造者であるなら、より大きな減税を得るべきです。もしあなたがハイテク製造業者であるなら、あなたがここで製品を作るために我々は税金控除を倍にするべきです。そしてもしあなたが、工場が町を去って打撃を受けた地域への移転を望むなら、新たな施設、設備、或いは新規労働者の教育のための財政援助を得るべきなのです。

私のメッセージはシンプルです。仕事を海外に向け航海させるビジネスに恩恵を与えるのをやめ、ここアメリカで雇用を創り出す企業に恩恵を与える時であると。これらの税制改革案を私に持ってきて下さい。そうすればすぐにサインします。

我々はまた、アメリカの会社が世界中により容易に商品を売る事が出来るようにしています。2年前、私は5年以内にアメリカの輸出を倍増させるという目標を設定しました。我々が著名して法を成立させた2党間合意により、計画よりも早い目標達成に向け順調に進んでいます。そして間もなくパナマ、コロンビア、そして韓国において、アメリカ製品の新たなる消費者が多数生まれるでしょう。間もなくソウルの通りをデトロイトやトレド、そしてシカゴから輸入された新車が走ることになるでしょう。

アメリカの製品の新たな市場を開拓するため、私は世界中どこへでも行きます。そして競争相手がルールに従わない行動をした場合、私は見過ごしません。私たちは中国を相手どり、前政権時と比べ2倍近くもの貿易訴訟を起こしました。そして状況は改善されました。今日1,000人を超えるアメリカ人が働けているのは、中国製のタイヤの急増を止めたからです。しかしすべき事はまだあります。他の国が我々の映画、音楽、そしてソフトウェアの著作権を侵害する事は正しくありません。多額の補助金を受けているというだけの理由で、外国の製造業者が我々よりも優位に立っているのはフェアじゃありません。

私は今夜、中国のような国の不公正な商習慣を調査し起訴する「Trade Enforcement Unit(貿易法律施行部隊)」の創設を発表します。(これにより)偽造品や危険な商品が我々の国境を超える事を防ぐために、より綿密な調査が行われます。そして議会は、資金調達やロシアのような新たな市場にアクセスする際に、アメリカの製造業より有利になる外国企業がないよう確認をするべきです。我々アメリカの労働者は地球上で最も生産性が高い。断言しましょう。活躍の場が公平であれば、アメリカはいつだって勝ち続けると。

私はまた、合衆国で雇用したいと思っているが正しいスキルを持った労働者を見つけられない多くのビジネスリーダーからも話を聞きます。科学およびテクノロジーにおける成長企業には、その仕事が出来る(正しいスキルを持つ)労働者数に対して2倍もの求人があります。考えてみて下さい。数百万ものアメリカ人が職を探している時の求人です。こんな事はもっての外です。そして我々はこの解決方法を知っています。

Jackie Brayはノースカロライナ出身のシングルマザーですが、機械工の仕事を解雇されました。その後シーメンスがCharlotteにガスタービン工場を開き、Central Piedmont Community Collegeと提携を結びました。会社が大学のレーザー光線およびロボット工学の教育コースの企画設計を支援しました。会社がJackieの授業料を払い、施設の運営のために彼女を雇ったのです。

私は職を探しているアメリカ人が皆、Jackieと同じような機会を持つ事を望んでいます。200万のアメリカ人が仕事に直結する技術を身につける為の訓練に国を挙げて取り組みましょう。私の政権は既に、その為の助けとなる企業を集め準備しています。シーメンスのような企業と、CarlotteやOrlando、そしてLouisVilleのような場所のコミュニティカレッジ(地域短期大学)の提携モデルは立ち上がり、活動しています。今、より多くのコミュニティカレッジに必要な援助を与えることが求められています。地域の職業指導センターになるために――それはデータ管理からハイテク技術に至るまで、企業がまさに今求めているスキルを人々に教えるための場所なのです。 



2012年一般教書演説、日本語訳(その1)

2012-01-31 22:18:00 | 2012年一般教書演説
議長、副大統領、議会議員の方々、素晴らしきゲストの皆さん、そしてアメリカの同志の皆さん。

先月、私はアンドリュー空軍基地に行き、イラクで任務にあたった最後の部隊の帰還を出迎えました。私達は共に最後の、誇りに満ちた敬礼を軍旗に向け行いました。その旗の元に100万人以上もの仲間が戦い、数千人が命を捧げたのです。

ここに集まった我々は皆、この時代の英雄たちが合衆国をより安全にし、より世界の尊敬を集めるものとした事を知っています。この9年間で初めて、イラクで戦闘を行なっているアメリカ人は居なくなったのです。この20年で初めて、オサマ・ビン・ラディンがこの国にとって脅威ではなくなったのです。アルカイダの将校のトップの多くは敗れ去りました。タリバンの勢力は破壊され、アフガニスタンにいる軍隊の一部は帰還を始めています。

アメリカ軍には勇気があり、私心無き行動が出来、そして団結力があるという事をこれらの達成は示しています。公共機関や公共施設の多くは我々を失望させましたが、彼らは予想を大きく超えました。彼らは個人的な野心に燃えていたのではありません。彼らはお互いの違いに悩んでいたのではありません。目前の任務に集中していたのです。彼等は共に事を成したのです。

彼等の例に従えば、我々も成し遂げられると想像して下さい。我々の出来る範囲で、アメリカについて考えてみて下さい。人々の教育において世界をリードする国。新時代のハイテク製造と高給の仕事で人々を惹き付けるアメリカ。未来においては私たち自身のエネルギーを管理し、世界の不安定な国や場所との繋がりを持つことなく治安と繁栄は保たれる。経済は長持ちし、ハードワークが成果を生み、そして責務が報われる。

我々には出来るのです。私には分かる。何故なら我々はかつてそれらを成してきたからです。第二次世界大戦が終わり、別の時代の英雄たちが軍隊から帰還した時、彼等はこれまで知る中でも最も強い経済と中産階級社会を作り上げたのです。私の祖父はPatton軍のベテランでしたが、復員軍人援護法により大学に行く機会を得ました。私の祖母は爆弾工場の組立ラインで働いていましたが、後に最高の結果をもたらした労働者の一人でした。

彼等二人は、恐慌やファシズムを乗り越えた国家の楽観主義を共有していました。彼等は彼等自身に、より大きな役割があった事を理解していました。つまり彼等は全てのアメリカ人に得るチャンスがある「サクセスストーリー」をもたらしたのです。それは一生懸命に働けば、家族を養い、家を持ち、子供たちを大学に送り、退職後のために僅かに貯金をすることが出来るという、基本的なアメリカの約束事です。

今日議論すべきことは、その約束事を生き続けさせるための方法です。異議なき事がより緊急です。即決がより重要です。我々が出来ることは、暮らしがようやっと成り立つような国民が増え、一方で真に豊かな国民が減っていく、そんなアメリカに甘んじるのか、或いは誰もが勝つ見込みを公平に持ち、誰もが公平に分かち合い、誰もが同じルールで振る舞える経済に戻すかどちらかなのです。重要なのは民主党の価値観でも共和党の価値観でもなく、アメリカの価値観なのです。そして我々は再度要求しなくてはなりません。

どうして我々は今ここに居るのか、思い出して下さい。景気後退の遥か前から、雇用と製造は我々の岸から離れ始めていました。テクノロジーはビジネスをより効率的にしましたが、いくつかの仕事を時代遅れのものとしました。トップの人々はかつて無いほどの収入を目にしましたが、多くの勤勉なアメリカ人は増え行くコストと、支払われない給料と、そして蓄積する個人債務と闘いました。

2008年、砂上の楼閣は崩れ去りました。支払い能力がない、或いはキチンと理解していない人々が住宅ローンを組んでいた事がわかったのです。銀行は他の人達のお金で、巨額の賭け金やボーナスを得ていました。監視官は違う方を見ていたか、或いはそうした悪しき振舞を止める権限を持っていませんでした。

それは間違いでした。無責任でした。そしてそれは我々の経済を危機に陥れました。数百万もの失業者を出し、私達に更なる負債を負わせ、罪の無い勤勉なアメリカ人が全責任を負わされたのです。私が(大統領に)就任する迄の6ヶ月間で、400万近くの職が失われました。そして私達の政策の効果が出る迄に、更に400万の職が失われました。

それらは事実です。しかしこれらもまた事実です。この22ヶ月において、企業は300万以上の雇用を生み出したのです。

昨年は2005年以来最多の雇用が創出されました。アメリカの製造業者は再び雇用し始め、1990年代末以来初めての仕事を作り出しています。我々は共に2兆ドル以上の赤字を削減することに同意しました。そしてウォール街に責任を課すための新たなルールを整備しました。だからこのような危機はもう二度と起こることはありません。

アメリカはより強くなっています。そして我々は今、もう引き返せない所に来ています。私が大統領でいる限り、この勢いを加速させるためならば私は誰とでもこの議場で仕事をするつもりです。しかし妨害とは行動で闘うつもりですし、経済危機をもたらすような政策に逆戻りする事にはそもそも反対です。