とても厳しい。
当ブログを開設する直前に不審火で消失した
その後の吉志部神社を訪ねてみた。
左の黒いのが仮拝殿で、工事用のフェンスで囲われている部分が
消失した本殿のあった場所である。
びっしりとおみくじがむすびつけられていて、たくさんの信者が
初詣に参詣した様子を物語っていた。
『続 千里の歴史と伝統』に古江稲荷神社についての物語が
載っている。
ニュータウンには神社仏閣がほとんど無いが、吹田市広報課の出した
「わたしたちのまち吹田」という地図にはこの古江稲荷神社はちゃんと
載っている。
以前散歩の道すがら、きちんと整備されよく祀られているお稲荷さんを
みて、どんな謂れがあるのかとは思っていた。
昭和56年9月、社殿新築、57年4月には赤い鳥居2基新築、
以前からあった石の鳥居とあわせ、こじんまりとまとまったお稲荷
さんになったと、いうことだ。
この一帯に開拓者が現れたのは明治の初期で大阪であめ屋を
していた人が地主であったことからこの地はあめ屋新田とも呼ば
れていたそうだ。
人が住み着くとやはり五穀豊穣、子孫繁栄を願って信仰の対象を
求めるものなのだろう。
池を造り、最初はモモを作り、米が余りよく出来なかったのでタケノコ
を作るようになったらしい。
ニュータウン以前の人々の暮らしが身近に偲ばれる。
恐れ多くも社殿の中をフラッシュを焚いて拝見させていただいた。
一段下がったところにこれもまたきれいに祀られている
お地蔵さんがあった。
(上の写真は08年8月4日撮影)
本日の歩数 1万2300歩。
このブログを書き始めた直前の平成20年5月23日、400年の
伝統があり重要文化財に指定されている吉志部神社の本殿が消失した。
今朝通りかかってみると、一先ず仮本殿が出来ていた。
しかし、社務所の横には赤く焼け焦げた樹木がそのままに
なっていて痛々しい。
地蔵盆の際、写真を摂らせていただいた縁で、お供物のおすそ分け
を頂いた。達筆な手紙が添えられていたので又一枚。
何のゆかりもなかった方々とお付き合いが始まったのもお地蔵さんの
おかげかと、ぬくもりを感じる。
地蔵盆はこの辺りでは旧暦で行われるので8月24日前後が
多い。
高野台のお地蔵さんは昨日は雨にたたられたが、今日は快晴で
たくさんの提灯が灯りはなやかに祀られていた。
このお地蔵さんは一人の信心深い女性が石切神社、通称石切さんで
石仏をあつらえ、“ニュータウンには拝むものがないから”と自らが府営
住宅の一角にお祭りしたものである。
昔は子供も多く、みんなでご詠歌を歌って賑やかだったそうだが、
最近は子供が減り、ご詠歌を歌える人も居なくなってさびしくなった。
府営住宅の建て替えが進むと、このお地蔵さんもやがては居なくなって
しまうことだろう。
こちらは竹見公園に祭られている竹見地蔵尊。ニュータウン
造成時に出土したもので、文化遺産としても大事にされている
ようだ。今日は僧侶の読経があった。
上新田の竹やぶの道を抜ければ、すぐ大阪モノレールの
千里中央駅に出る。時代のギャップをものすごく実感できる
不思議なエリアである。(8月19日に紹介)
徳川時代に住み着いた人たちが祀った天神さんは『千里の氏神』
としてニュータウンの住人に盛んにアピールしているようだ。
本殿の前には難病認定の嘆願署名がおかれていたり、ガンバ大阪
の守護神もつとめているようだし、稲荷大明神の社もありと、多彩な
神様であるようだ。
1月14日に行われる大阪どんと祭りは重要無形文化財に
指定されているという。
南千里駅前のガーデンモールに祀られている子安地蔵の
供養が行われた。ブログを書き始めなければ興味を持つことも
無かったと思うが、お地蔵さんにこんなにも真剣に祈りをこめる
人がいることに感動した。
神社仏閣の無いニュータウンにも祈りを忘れない人たちが
いる。
このあと子供たちに配られるお菓子がたくさん用意されていた。
千里ニュータウンには神社やお寺が無いと思っていたが、
こんな形で住宅地にお寺があった。共に藤白台である。
『弘隆寺』 (国際ボランティアの寺)
下は 弘隆寺全景
こちらは 『西宗寺』 布教所 とある。
中へ入って見たわけではないので、どういう形で祭祀が行われて
いるか知らない。
ニュータウンに住む人の信仰の原点を少しずつたどってみたいと思う。
ニュータウンに神社は無いと以前書いたが、お地蔵さんはそこここにあるよう
である。
まず、南千里駅前のショッピングセンターは3年半ほど前に新装なったが、
そのときかなり立派なお地蔵さんの祭壇が出来た。人通りの激しい場所に
ある。
よく見ると線香が絶えず、花やお菓子も新しいものが供えられている。これから
通るたびによく観察しようと思う。今日はお賽銭を上げてきた。
大阪北急行桃山台駅に近い竹見台の小さな公園「しいのき公園」に
鎮座する竹見地蔵尊、朝早い時刻、猫が眠そうな顔でこっちを見ていた。
しきみのような緑が活けてあった。