話は少しさかのぼるが、千里ニュータウン50年記念事業の一つとして昨年
行われたキャンドルロードは、数年前から北大阪急行桃山台駅前でクリスマスに
行われていたキャンドルナイトが母体となっている。
大阪、北摂地域で活躍する建築、デザイン関係の若い人たちで作る
MOMOプロジェクトというボランティア団体が資金を出し合って
始めたものだという。

2011年12月24日 北大阪急行桃山台駅前
この技術的プロ集団の、
『たくさんの人に驚きと喜びを与えたい』という
優しい気持ちがだんだん大きくなって、昨年は千里南公園に9万個の灯りを
灯すことになった。
11月11日にはボランティアが800人集まって点灯準備などをし、1万5千人が来場する
大きなイベントに成長した。
”キャンドルロード”を訪れた人は、優れたデザイン感覚で並べられた
キャンドルの大群に驚いた。
この驚きと感激が、「千里ニュータウンの名物行事として毎年やろうよ」という
動きにつながって行く。
建築関係、デザイン関係の若手プロだから、図面を引くのはお手の物、
ポスターやチラシのデザインも垢抜けのした美しいものがさっさと
出来上がる。
素案から、手直し、完成まで
ITを駆使して仕上げていく。いちいち会議を
開いて確認する手間は要らない。
自分の仕事をしながら、そして子育てもしながらの活動だけれど、みんなの
生き生きと動く姿には
『いまどきの若いもん』の底力を感じる。