おもしろケアマネ全員集合! (監修:アヒルとガチョウの2人)

主任介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の男2人が『笑い』と『気づき』の情報を共同発信いたします。

号泣  アヒル

2010年04月22日 | 映画 ・ ドラマ ・ 観劇
 メッタに行かない渋谷で「クロッシング」を見る。

テーマは「脱北」病気や飢餓でしょうがなく祖国を抜け出した父親と残された少年の絆を描いた感動作。

めったに泣けないアヒルも演技に引き込まれ号泣。

韓国映画の質は、かなり高いがこの演技は素晴らしい。見たことのない俳優ばかりで、ドキュメントのように思えてくる。

北朝鮮の悲惨な現状を下地にしているが、家族の情愛や絆がメインテーマ。誰でも共感できるが、親の立場にいれば涙が自然にあふれてくる。

丹念に脱北者が聞き取りをして作り上げたという。

北朝鮮にシンパシーは感じないが、愛情によって結ばれた家族のすばらしさは、国を超えた美しさがある。

もちろん北朝鮮を批判的に描いているが、悲惨な状況でも人間らしく家族を愛し、祖国を思う気持ちを持ち続けている。

豊かな国が忘れてしまっていることを思い出させてくれる。

映画館(ユーロスペース)は中高年で一杯、泣ける場面では全員嗚咽。

葬式でもこれだけの大人が集まって、一斉に泣くことはないだろう。

人に優しい気持ちを持てなくなった疲れ気味のケアマネジャーや思いっきり泣きたい人にはお薦めの一本です。

映画館が無理ならDVDでも。

☆☆☆☆☆(星五つ)


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1 コメント

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Unknown (熊吉)
2010-04-22 21:58:08
 色々な多岐に渡る趣味や知識に脱帽します
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