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扉の向こうにあるものは・・・

黄梅

2014年02月05日 20時39分36秒 | 花の神話と伝説
別 名  【迎春花(げいしゅんか)】【金梅(きんばい)】
   




花言葉゛ 【ひかえめな美】【恩恵】【期待】【優美】【気高い】

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迎春花の名前の由来
・葉より先に咲く花びらが5~6枚の春らしい黄色い花は、冬の終わり頃から先が垂れ下がった枝に花を咲かせ始めるので、中国では迎春花と呼ばれております。
古代中国の伝説上の聖王の花
花言葉の由来 
・花言葉「恩恵」「期待」は禹(う)が洪水を治めたという古代中国の治水伝説からつけられたそうです。
大洪水が起こり、禹が氾濫する川の治水のために家を離れるときに、腰に巻いていた木の蔓を愛する娘に手渡し出かけたので、娘は洪水が引いて、禹が戻ることを「期待」していました。
禹は治水に成功して戻りましたが、娘は長く待つ間に石に変わり、木の蔓は根が生えて葉が茂り、禹が娘をだきしめて泣き、涙がかかると、娘にからまっている蔓に黄色い花が一斉に咲きました。
花びらに涙がかかったように、鮮やかな黄色が白く透明になっていき、高杯形のオウバイの花は終わります。
・花言葉「気高い」は中国皇帝の正装の色であり、高貴のシンボルカラーの明黄色の花色に対してつけられたものです。
本情報
・モクセイ科オウバイ属(通称ジャスミン)の落葉小低木。
・中国原産の観賞植物。高さ0.5~2メートル。
・茎の若い部分は緑色で四角く、上部は垂れます。
・春、葉に先立って 6弁黄色の梅に似た花を開きます。
 
 同じ「黄梅」と書いても、「こうばい」と読むと黄色く実った梅のみのこと
 を表す言葉になりますが、本日はそれとは違う、「おうばい」と読む黄色い
 花の話です。

半つる性耐寒性常緑低木、
流通時期:冬~早春に鉢花を見かけます。

四方に伸びた枝に黄色い小花を咲かせ、その花の形が梅に似ているので黄梅と書きますが、じつは梅は5弁花、黄梅は6弁花と花形が違います。

モクセイ科で、しかもウインタージャスミンという英名なので、香りがよい花だと思われがちですが、残念ながら芳香はなく結実もしません。

オウバイ(黄梅、学名: Jasminum nudiflorum)
モクセイ科ソケイ属の落葉性半つる性低木。
学名からもわかるようにジャスミンの仲間であるが、花に香りはほとんどありません。
種小名は「裸花の」、つまり花が無毛であることにちなみます。

和名に「ウメ(梅)」がつきますが、ウメはバラ科植物で、近縁植物ではありません。
花の形が似ているだけなのです。

特徴
・花期は3 - 4月頃で、ウメに似た黄色の高杯形の花を咲かせます。
・花期には葉は出ておりません。レンギョウとよく似ております。
・木犀(もくせい)科。
・学名
  Jasminum nudiflorum
  Jasminum : ソケイ(ジャスミン)属
  nudiflorum : 裸花の、無毛の花の
  Jasminum(ジャスミン)は、アラビア語の「yasmin(マツリカ)」
  の名に由来します。

・開花時期は、 1/10 ~ 3/20頃。
・中国原産。
・江戸時代初期の頃に渡来。
・春先に鮮やかな黄色の花が咲きます。
・昔から鉢植えや盆栽などに利用されております。
・一重と八重のものがあります。
・黄色い花が梅に似ていることと咲く時期が同じことから
 この名前になりましたが、本来、梅とは関係なく、ジャスミンの仲間。
   (香りはありません。)
・中国では、旧正月(2月)頃に咲き出すので「迎春花(げいしゅんか)」と
 呼ばれております。

黄梅のまどろみ揺れる昼下がり

・葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
・開花時期は1月から3月。
・葉の展開に先立って花をつけます。
・花径は20ミリから25ミリくらいで、雲南黄梅(ウンナンオウバイ)よりも小形である。
 また、雲南黄梅(ウンナンオウバイ)は開花時期には葉が出ております。
・花冠は5つから6つに裂ける。
・雄しべは2本、雌しべは1本てず。
・果実はできません。
・英名はウインタージャスミン(winter jasmine)

※星屑を散りばめて咲く黄梅は枝先垂らし風に揺ら揺らと
 ひらひらと舞う蝶のよに黄梅は冷たき風も春を感じさせます。

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必要に応じて 加筆・訂正致します。

アロエ

2014年01月21日 11時45分18秒 | 花の神話と伝説
和 名 :「蘆薈(アロエ)」「木立蘆薈(キダチロカイ)」
別 名 :「ロカイ」「医者いらず」


花言葉 :「健康」「健やか」「万能」「迷信」「信頼」「苦痛」「悲しみ」
季語 アロエに季語はありませんが、花をつけて「冬の季語」になります。
「花アロエ・アロエの花」

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日本で園芸種として一般的なのは「キダチ(木立)アロエ」。
「アロエ」とは、アラビア語で「苦い」という意味。
昔も今も、アロエの苦さは、悠久なり。
様々な健康効果は、4000年以上前から認められていた。
クレオパトラも、アロエエキスを美容のために使っていたとの説もある。
アロエ解説アロエはユリ科の多肉の常緑多年草。
原産地はアフリカ。花の色は、黄、橙赤。花は毎年は咲かない。
・アロエ(蘭: Aloë)はアロエ科アロエ属の多肉植物の総称。
・現在までに300種以上が知られている。
・アロエ属全体としては原産地はアフリカ大陸南部、およびマダガスカルに集中しております。 古くはアロエの「ロエ」を漢字で音訳(当て字)した「蘆薈」の読みを変えた、
 「ろかい」と称しました。
 琉球方言ではこの漢字の中国風の発音「るふぇー」と称します。
・日本にも伝来し、現在は九州、瀬戸内海、伊豆、千葉と
 主に太平洋側に多く自生しております。
 日本ではキダチアロエとアロエベラが多く、その他アロエ・サポナリア、
 アロエ・不夜城もよく栽培されております。
・アロエ属の科は分類体系によって異なっており、アロエ科、ユリ科、ツルボラン科のいずれ かとなります。
・世界で一番大きなアロエはバイネーシー (A. bainesii)で 高さ18mにもなり、
 花穂は三叉に分岐、ピンクの花をつけます。
逆に、最小のものはアロエディスコイングシー (A. descoingsii) で最大でも
 数cmにしかなりません。
種類
キダチアロエ

普通観賞用に栽培されるものはキダチアロエ(学名Aloe arborescens)といわれております。
「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がります。
暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつけます。
葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はありません。
ワシントン条約によって輸出入は制限されております。
アロエベラ
食用にはアロエベラ (A. vera) の外皮を剥いたゼリー質が使用されております。
ほぼ全種がワシントン条約で保護されるアロエ属にあって唯一栽培種として例外措置されて降ります。
花は黄色で、葉は長く株の中心部の葉が成長し、外側の葉は成長に伴い枯死します。
寒さには弱い。
食用ではヨーグルトに入れるほか、日本では刺身などにされております。
生薬
日本薬局方に基原植物として収載されているアロエは、
アロエフェロックス (A. ferox、ケープアロエともいう)及び、
これとアロエアフリカーナ (A. africana)、
またはアロエスピカータ (A. spicata) との雑種と定められております。
これらの葉の汁を濃縮乾燥させたものが、日本薬局方でいう「アロエ」てす。
※なお、キダチアロエ・ケープアロエ以外の観葉植物として出回っているほとんどのアロエには、薬効となる成分は含まれていないので、誤った使用をすべきではありません。

キダチアロエは、昔から俗に「医者いらず」といわれてきたものであり、葉肉の内服で健胃効果があるとされ、また含有するバルバロインの下剤効果により便秘に効果があります。ただし、体質によっては胃炎を起こす場合があることや、継続摂取による大腸の色素沈着を起こすことがあることなども報告されております。また外用として傷や火傷に用いられる場合もあります、逆に悪化させた例も報告されており、使用には一定の注意が必要である。なお、ドイツの薬用植物の評価委員会コミッションEによれば、ゲル状物質(葉の中央にある柔組織に存在する粘性の物質)の外用は、痛みや火傷の回復に対して有効性が示唆されております。
注意点 専門機関の研究によれば、子宮収縮作用が有るため、妊娠中の使用は避けるべきである2]。また、長期間の多量摂取や12歳以下の小児の摂取、妊娠中・授乳中や月経時及び腸の病気の場合、摂取には注意が必要です。
《基本情報》まとめ
ユリ科 多年草
原産地 南アフリカ
草丈 (日本)1~2メートル前後、(原産地)3~4メートル前後
     ※原産地では、茎が木質化する。
花期 2月
花色 朱赤
アロエの分類  
植物界  Plantae 
被子植物門  Magnoliophyta
単子葉植物綱 Liliopsida
 ユリ亜綱 Liliidae
 ユリ目  Liliales
 アロエ科 Aloaceae
 アロエ属 Aloe
・百合(ゆり)科。
・学名 Aloe arborescens
   Aloe : アロエ属
   arborescens : 木質の、木本状に育つ
  Aloe(アロエ)の名は、アラビア語の「alloeh(苦味のある)」のことばから。
・草丈:1m~4m(地域によって大きく異なる)
・植え付け期:5月~9月  
・開花時期は、11/15 ~ 2/10頃。(開花期:11月~1月)
  (夏咲きの品種もあります)。
・南原産地はアフリカ(マダガスカル)
・花が咲くものと咲かないものがあります。
 鉢植えしているものは咲きにくいようです。
・橙色の花。
・葉は肉質でギザギザ。
 健康食品となるがすごく苦い♪
 別名「医者いらず」。
 整腸や胸やけ、やけどによく効くらしい。 
・日本で栽培されるのは、ほとんどが
 「木立(きだち)アロエ」という種類です。
 「木立蘆薈(きだちろかい)」の名前もあります。
 ”蘆薈(ろかい)”は、「aloe」を「ロエ」と音読みしたものに
 「蘆(ろ)」と「薈(え:会)」の漢字をつけたようです。
 (「アロエ」を中国語音訳した漢字の「蘆薈」からきたとの説もあります。)
    木立アロエ(キダチアロエ)
  ≒ 木立ロエ
  = 木立蘆薈 (キダチロカイ)
・葉っぱの幅が広い「アロエ・ベラ」という種類もあります。
 ヨーグルト等で使われるのはこちらで、葉っぱは苦くありません。

誕生花:9月11日 11月22日

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ウィキペディア その他より
画像はウィキより
必要に応じて、加筆・訂正致します。

蝋梅(ろうばい)

2014年01月20日 16時29分39秒 | 花の神話と伝説
別名  「黄梅花(オウバイカ)」「唐梅(からうめ)」「南京梅(なんきんうめ)」
    「winter sweet(ウインター スウィート)」


花言葉  「先導」「先見」「慈愛」 「優しい心」「慈しみ」「ゆかしさ」
     「愛情」

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ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅、Chimonanthus praecox)は、
ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。
1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木です。
花の香りは強い。
名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいですが、別属です。

名前の由来・唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、
中国名も蝋梅であったことにちなみます。
・本草綱目によれば、花弁が蝋のような色であり、且つ臘月(ろうげつ、旧暦12月)に
 咲くからこの名がつきました。

梅に似た香りと花形で中国から伝わったことから
  「カラウメ(唐梅)、ナンキンウメ(南京梅 )」とも呼ばれます。
 英名は「winter sweet(ウインター スウィート)」です。
 因みに漢字で「蝋梅、臘梅」と表しますが、虫偏の「蝋梅」は漢名の音読みから、
 月偏の「臘梅」は臘月頃に咲くためだとされます。

・「”蝋細工”のような、 梅に似た花」から「蝋梅」の名になったらしい。
 寒さや霜から身を守るために蝋細工状なのでしょうか?
 また、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に 梅に似た花を咲かせるところから、
 ともいわれております。
 (「臘梅」の字で表わすこともあります)。

花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用されます。
品種ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、
トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種があります。よく栽培されているのは
ソシンロウバイで花全体が黄色です。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、
その周囲が黄色となっております。
栽培土壌をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育ち
開花する丈夫な花木です。
繁殖は、品種ものの一部を除き挿し木が一般的だが実生からの育成も容易。
種まきから最も簡単に育てられる樹種です。
晩秋になると、焦げ茶色の実(果)がなってきます。
もらってきて播くとよいです。
タネはアズキくらいの大きさ。寒さに遭わせたほうがよく発芽しますので、
庭に播き、5mmほど覆土しておくと、春分を過ぎてから生えてきます。
本葉が開いたら上広げてやるとよいです。
毒性
種子などにアルカロイドであるカリカンチンを含み有毒。
中毒すればストリキニーネ様の中毒症状を示す。
カリカンチンの致死量はマウス44mg/kg(静脈注射)、
ラット17mg/kg(静脈注射)です。

・中国原産。
・日本には17世紀に渡来したとされております。
・ろう細工のような質感を持った花弁が特徴。
芳香を放ちます
・花の中心部分まで黄色のものは「ソシン(素心)ロウバイ」。
《基本情報》まとめ
・ロウバイ科 落葉低木
・ 原産地 中国
・ 高さ 2~4メートル
・花期 12~2月
・開花時期は、12/25 ~ 翌 3/15頃(蝋梅)。
 花色 黄色、暗紫(花の中心部)
・学名 Chimonanthus praecox(蝋梅)
    Chimonanthus praecox form. concolor
   (素心蝋梅(そしんろうばい))
   Chimonanthus : ロウバイ属
   praecox : 早熟の、早咲きの
   concolor : 同色の
   Chimonanthus(チモナンサス)は、ギリシャ語の
  「cheimon(冬)+ anthos(花)」が語源。
  「冬の花」を意味します。 
・よく見られるのは蝋梅のうちの 「素心蝋梅(そしんろうばい)」。
 花の外側だけでなく内側も黄色いのが特徴。
 ふつうの「蝋梅」は内側がちょっと赤っぽい。 
・葉っぱは、
 ふつう花が咲く前に落葉しますが、開花時にまだ残っていて
 徐々に落葉する場合もあるようです。
 表面はザラザラした感触。
・花のあとでできる実は、なんともユニークな形。
 花の姿からは想像できません。
・1月27日の誕生花(蝋梅)
・極寒の葉のない枝の中途で花をつけ、
 梅に似た香りのよい黄色い花をうつむき加減に咲かせます。
 中国では厳寒期に咲く花木の代表格として、
 このロウバイとツバキ、ウメ、スイセンを「雪中四花」と呼ぶそうです。
・ロウバイの花は径2㎝、色は外側の花弁が黄色で中心部は暗紫色ですが、
 庭木などに多く植えられている変種のソシンロウバイ「素心臘梅(蝋梅)」は、
 中心部までが黄色です。
 晩秋に卵形でこげ茶色の実が成ります。
 ナンテン・ツバキ・スイセンとともに冬を代表する花のひとつで、
 そっと控えめに咲く姿は日本人好みの趣で、茶花や生け花にもよく利用されます。
 樹高は2~4m。花期は12~翌2月頃で鉢の市販期は11~12月頃です。

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ウィキペディア その他 より
必要に応じて追加・訂正致します。

葉牡丹

2014年01月18日 18時11分10秒 | 花の神話と伝説
別 名  「花キャベツ」


    

花言葉 「利益」「慈愛」「物事に動じない」「祝福」「愛を包む」
季語 晩冬

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ハボタン(葉牡丹 Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)は、
アブラナ科アブラナ属の多年草。
園芸植物として鮮やかな葉を鑑賞するが、観葉植物より一年草の草花として扱われる事が多い。
名前の由来
葉を牡丹の花に見立てたもの。
耐寒性に優れ、冬の公園を彩るほか、門松の添え物にも利用されますが、暖地では色づかず、寒地では屋外越冬できません。
概要
・様々に着色した葉が、サニーレタスのように同心円状に集積した形態のものを鑑賞します。
・大別して葉に葉緑体以外の色素を持たない品種と、赤キャベツ同様に色素(アントシアニン)を持つものがあり、一定以下の低温に晒されてから出葉すると葉緑素が抜け、白やクリーム色、または紫、赤、桃色等に色づく。 それまでに分化した葉が周縁部を緑色に縁どり、着色した中心部の葉とのコントラストが美しい。
主に冬期の花壇やプランターなどで、屋外栽培されます。
花は黄色で4-5月に開花しますが、観賞の対象とされず、薹が立つ前に処分されてしまうことが多い。 但し、近年は薹が立って(節が伸びて)葉の密集した形態が崩れた状態を愛でる人もあります。 また、多年草として育てれば樹木のような枝を出し、それぞれの枝の先端にハボタンがついた姿(踊りハボタン)となります。
作出
結球しない古い品種のキャベツ、またはケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されたと見られます。

ケールの渡来時期は鎌倉時代中期または江戸時代前期とされておりますが、現在見られるハボタンの作出時期としては、園芸ブームに沸き、草本植物の斑入りなど葉変わりが珍重された江戸中期以降と見られ、縁起のよい紅白二色が好まれたという。
当時、博物学者の山岡恭安による「本草正正譌」(1778年)で牡丹菜、葉牡丹と記載されておりますが、文献上の初見とみられ、古典園芸植物とも言いわれております。

明治以降は冬の園芸植物として広まる一方で海外に紹介され、戦後はさらに品種も増え、現在では世界各地で栽培されております。

園芸品種
主に葉の形状に特色をもつものと、色づきに特徴のあるものがあります。 従来は花壇や鉢植え用の植物でありましたが、大阪花博で切花用の茎が長く伸びる品種が発表されるなど、多様化しております。

葉が平滑な東京丸葉が江戸時代からの直系であり、これに縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる名古屋縮緬が鉢植え向けに作出された。戦後、両者を交配してその中間の、葉が波を打っている大阪丸葉が生まれ、この3種が代表的で、それぞれに白と紅(赤紫色)、薄紅の3色があった。 品種名は紅スズメ、白スズメ(縮緬系)、紅ハト、白ハト、ツグミ(丸葉系)など。

1980年代から、葉が縮れて深い切れ込みがある「くじゃく」や「さんご」「かんざし」、中央部だけが紅になる「日の丸」、葉の部分が小さな切り花用の高性種など様々な品種が出てきました。
そのほか、ハボタンは自家不和合性を持つため、他のアブラナ属近縁種植物と交雑しやすく、種取りや品種改良では注意する必要があります。
(販売されている新品種の多くはキャベツ同様の一代雑種であり、種子を採っても同じものは育たない)
栽培
播種期は真夏の7月から8月の上旬。
タネは2-3日で発芽するが、小苗は様々な害虫の大好物で、一晩で全滅することも多い。
タネをまいたらオルトラン粒剤などを一緒にまいて、虫に食われないようにします。
発芽直後の徒長を抑える為に矮化剤を使うこともあります。

1,2回仮植えしたあと、花壇に25cmくらいの間隔で定植するか、6寸以上の鉢に植えます。
矮化剤の使用や播種時期を遅らせることでミニハボタンに出来ます。
気温が下がらないと着色した葉は出現しない。着色後も肥料の晩利きで緑色の葉が出たり、キャベツのように葉が丸まろうとする。気温の上昇でも緑色の葉が出ます。

春に開花した株を花茎と共に数枚の葉を付けて切り取ることで踊りハボタンとして育てることが出来ます。
花茎を切り取った後一回り大きな鉢に植え替えて育てると、樹木のように枝が伸びて秋には踊りハボタンとなります。
病気
苗立枯病:リゾクトニア菌が原因。苗を定植した直後に掛かりやすい。
水をやりすぎた際にも枯れやすくなります。リゾレックス水和剤が有効。
灰色かび病:ゲッター水和剤が有効。
害虫
アオムシ:葉を食害する。4-6月と9-11月に発生しやすい
コナガ:葉を食害する。4-7月と9-11月に発生しやすい
カブラヤガ:昼間は地中に潜み、夜間に細部を食害する。4-6月と8-11月に発生しやすい
ヨトウムシ:ハスモンヨトウ。葉を食害する。5-6月と9-11月に発生しやすい

これらすべての害虫にオルトラン水和剤が有効

食用
食用植物であるケールやキャベツと同種なので、食べることはできますが、以下の点に留意すべきです。
食用に改良された野菜より食味が落ちます。
園芸用農薬(野菜への使用が禁じられているもの)が付着している可能性があります。
・キャベツの仲間。結球はしません。
・低温にあうと、葉が美しく発色します。
・ヨーロッパ原産ですが、日本で改良が進んだ。
・ 江戸時代から栽培されており、「古典園芸植物」のひとつとされております。

葉の形状から、以下の3タイプに大別されます。
「名古屋系(名古屋縮緬)」・・・葉の先が大きく縮れるタイプ
「東京系(東京丸葉)」・・・葉が縮れず、平滑になるタイプ
「大阪系(大阪丸葉)」・・・名古屋と東京の中間タイプ

さらに改良が進み、葉が切れ込む「切り葉系」品種や、小型の切り花用品種など、バラエティーに富んだタイプが出回り、人気も高まっております。
「本当の花」は、春に咲く黄色い4弁花。
【まとめ】
アブラナ科 一年草(育て方によっては多年に渡る生育も可能)
原産地 ヨーロッパ西南部
草丈 30~40センチ
観賞期 11月~2月
葉色 紫、紅、白、赤、ピンクなど
・油菜(あぶらな)科。
・学名 Brassica oleracea var. acephala
   Brassica : アブラナ属
   oleracea : 菜園の、畑に栽培の
   acephala : 頭状花のない
 Brassica(ブラシカ)は、古いラテン名で「キャベツ」を意味します。 
・開花時期は、 3/25 ~ 5/10頃。
・ヨーロッパ原産。17世紀に渡来。
・キャベツやブロッコリーの仲間。
 2月頃から中央部が盛り上がってきて、 
 4月頃からその先端に花をつける。
 「駿河の初日(するがのはつび)」などの園芸品種も多い。
・重なり合った葉が牡丹の花のように美しいことから「葉牡丹」。
・江戸時代の貝原益軒も本で紹介しているようです。
 当初は「牡丹菜(ぼたんな)」と呼ばれておりました。
 その頃から、日本の正月飾りとして親しまれておりました。
  (紅白の色合いがおめでたいとされる)
・冬のあいだじゅう、鑑賞用として花壇に植えられております。
・12月30日の誕生花(葉牡丹の葉)

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ウィキペディア その他より
必要に応じて、訂正・加筆致します。






シクラメン

2014年01月14日 11時16分13秒 | 花の神話と伝説

別 名  「篝火花(かがりびばな)」「豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)」
     「かがり火草」「ブタのパン」



花言葉  「内気」「はにかみ」「遠慮がち」「疑いを持つ」
(赤)  「嫉妬」「きずな」「愛情」
(白)  「清純」「綿密な判断」「思いやり」
(ピンク)「憧れ」「内気」「はにかみ」


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・ 年末年始の代表的な鉢花です。
原種に近い小型の「ガーデンシクラメン」も人気が高まっております。
・つぼみと葉の数が比例するため、葉の数が多い株を選ぶと、たくさん花が咲きます。
・シクラメン (学名 Cyclamen persicum Mill.)
 サクラソウ科シクラメン属に属する多年草。
・地中海地方原産で、花期は秋から春。
 冬の花として有名。
名前の由来
・和名は「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」と「篝火草(カガリビバナ)」の
二種類があります。
『豚の饅頭』は、植物学者大久保三郎
がシクラメンの英名:sow bread
(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)
を日本語に翻訳した名です。
『篝火花』はシクラメンを見たある日本の貴婦人(九条武子だといわれている)が
「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた牧野富太郎が名づけました。

前者は球根を、後者は花を見て名づけております。
尚、現代ではシクラメンに対しては滅多に和名を用いる事がありませんい。

また、シクラメン属の総称としてシクラメンということもあります。

本記事におけるシクラメンは、特に明記しない限りC. persicumとその品種、
変種の意味です。

シクラメンの生態
・シクラメンは双子葉植物として分類されておりますが、実際に土から芽を出す時は
一枚しか出てきません。
また、子葉から数えて7、8枚目の葉が出た頃から花芽の形成が始まります。
また、葉芽と花芽は一対一で発生して行きます。
花を放って置くとすぐ結実しますが、結実させたままにすると株が弱り、
最悪枯れてしまいますので、採種が目的でも数輪残すだけ、目的でなければ
全て取り除くのが好ましいようです。
・球根は茎が肥大したもので、乾燥に弱く、分球しません。
・芽は球根の上部にかたまってつきます。

シクラメンの歴史
シクラメンは元々地中海沿岸、トルコからイスラエルにかけて原種が自生しております。
名前は受粉後に花茎が螺旋状に変化する性質から
ギリシア語のキクロス(kiklos:螺旋・円)から命名されました。
古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、
サポニン配糖体シクラミン(Cyclamin)を含む有毒にもかかわらず
 「アルプスのスミレ」 などの美称があり、食用とされておりました。
大航海時代以後ジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用にする
習慣はなくなりました。
・シクラメンの花に着目して品種改良が行われたのはドイツです。
シクラメンの原種の中でもシクラメン・ペルシカムに注目して、
品種改良が進められました。
・花色もピンクほか白、赤、黄などバラエティに富んだものができた。

シクラメンに関する伝説
・草花好きだったソロモン王が王冠に何か花のデザインを取り入れようと思い
様々な花と交渉するが断られ、唯一承諾してくれたシクラメンに感謝すると、
シクラメンはそれまで上を向いていたのを、恥ずかしさと嬉しさのあまりに
うつむいてしまった、と言うものがあります。
・アプレイウスは著書「本草書」の中で、シクラメンを鼻に詰めると
脱毛に効果があると指摘されております。
日本でのシクラメン
日本には明治時代に伝わりました。
日本での本格的な栽培は、岐阜県恵那市の故・伊藤孝重氏の手により始まりました。
シクラメンは高温多湿の日本の気候に合わず、様々な栽培方法が模索されました。

戦後、急速に普及し、日本での品種改良も進められ、
花色も黄色や二色、フリンジ咲き、八重咲きなどが登場します。

日本における鉢植え植物では生産量はトップクラスで、
冬の鉢植えの代表格として定着しております。

「死」「苦」との語呂合わせ、また花の赤色は血をイメージするなど、
病院への見舞いにこの花や鉢植えを持っていく事は縁起が悪い組み合わせとされており、
(鉢植えは「植え」が「飢え」、「根付く」が転じて「寝付く」となる語呂合わせの為)。
ただし、これには科学的な根拠があるわけではありません。

ミニシクラメン
従来、鉢で育てる室内観賞用のシクラメンが一般的であったが、原種との交雑により、
1996年(平成8年)に埼玉県児玉郡児玉町(現本庄市)の田島嶽氏が屋外に植栽可能な
耐寒性のあるミニシクラメンの系統を選抜し、
「ガーデンシクラメン」として売り出したのがこの種類のシクラメンの始まりです。
この「ガーデンシクラメン」はガーデニングブームの波に乗り流行し、
全国で生産が始まり、瞬く間に普及いたしました。

香りシクラメン
通常、栽培種のシクラメンは全く香りがしませんか、香りが薄いのが一般的。
前述のとおり栽培種のシクラメンはドイツにおいてC.persicumという種から
花が大きくて綺麗なものを長年に渡り選抜していった結果、
香りは注目されずに徐々に失われていったためです。
これは、この種のシクラメンの香気は埃・乾燥した木材様のセキステルペンという成分が
主体であり、一般に臭いと感じる事に起因します。
なお、日本では布施明の歌『シクラメンのかほり』(小椋佳作詞・作曲)が
1975年(昭和50年)にヒットしたことによってシクラメンの香気に対する期待感や
要望が表れるようになりました。

このため、一般の栽培種のシクラメン生産者や育種家らの手によって
香りのシクラメンの育成がされてきました。
これは、C. persicum種の中に僅かに含まれる香気であるシトロネロールという
バラ様の香気成分が突然変異などにより比較的に多く含まれるものを選抜したものであるが、
親の遺伝によって香りが良くないとされるセキステルペンの香気成分も無くならない事が多いため、基本的な香り成分の種類には差が少なく芳香なシクラメンの作成は困難でした。

このようななか、1996年(平成8年)に埼玉県農林総合研究センター園芸支所(現園芸研究所)が
バイオテクノロジーを用いて、栽培種であるC.persicum種と芳香を有する野生種であるC.purpurascens種との種間交雑[(2n=2x=48)×(2n=2x=34)=(n=41)]を行い、種子で増殖可能な
交雑種(2n=82)の2系統の育成に世界で初めて成功した。

C.purpurascensの原種は、花は小さく質素ですが、
バラ様の香気成分であるシトロネロールや
シナミルアルコールというヒアシンス様の香気成分、
スズラン様の香気成分を発する種です。

この種間交雑により、花や株は一般の園芸種のように大きく、
香りはこの野生種の芳香が大きな花から多く発せられます。
いわゆる「芳香シクラメン」が誕生することとなり、
従来の園芸種とは全く違うバラとヒアシンスを合わせたような香気を持つ
栽培用シクラメンが一般に流通するに至りました。

現在、埼玉県がこの芳香シクラメンについて花色の違う3品種の育成を行い、
「孤高の香り」「麗しの香り」の2品種を種苗登録するとともに
「香りの舞い」の1品種を出願しております。
このことにより、これまで花の“色”と“形”しか品種の違いがなかったシクラメンに“香り”という新たなアイテムが加えられ、消費者の選択肢が広がりました。

原種シクラメン
これまでの園芸用のシクラメンはC.persicumという一種から改良された品種でした。
しかし、ガーデンニング人気の高まりとともに、
野趣の富む「原種シクラメン」にも注目が集まり、園芸種の原種のほか、
別の種に属する野生種が一部の収集家によって栽培されております。
特に、C.hederifoliumやC.coumなどの種は流通量が多く購入しやすい。

なお、これら野生種の多くはヨーロッパ原産ですが、
現在は条約により輸入できなくなっております。

シクラメンの種類
現在、鉢植えとして品種改良が進められ、一般に入手できるのはシクラメンのなかでも
シクラメン・ペルシカム(Cyclamen persicum)のことです。

シクラメンの誕生花としての日にちは12月7日、
1月14日の二日です。

・古くは花よりもその塊根に存在価値を見出され、薬用や食用にも用いられたといわれるシクラメンですが、その塊根には毒も含まれるため、現在では口にする習慣は途絶ええています。

・シクラメンのお花は、1つのお花が1枚の葉っぱと対になって生まれてきます。

・そろそろ色が褪せて萎れそうになったら、根元からそっと捩るようにして取ってあげると、新しいお花をどんどん咲かせます。

・お花を放置しておくと種をつけることもありますが、エネルギーをとられてしまうので、お花を楽しみたいなら種つくりはほどほどに。

・水やりは、根元の塊根を濡らさないように気をつけます。

・少々コツが要りますが、涼しい場所で上手に夏越しをさせてあげると、次のシーズンにもまたお花を楽しむことができます。

・一方、ガーデニングがブームになったころから急激に広まっているのが、ガーデンシクラメンといわれる種類のもの。

・小型の可愛らしいシクラメンで、戸外で地植えにして楽しめる耐寒性を備えています。

あっという間に広まり、最近は園芸店などで普通に見かけるようになりました。
清楚なミニシクラメンや、原種に近い素朴な野生種のシクラメンが、ロックガーデンふうのお庭にさりげなく咲いているのも素敵ですね。
大きな鉢植えではピンとこなかった「アルプスのスミレ」の別名にも、なるほどと頷ける姿です。

・桜草(さくらそう)科。
・学名
  Cyclamen persicum
   Cyclamen : シクラメン属
   persicum : ペルシャの

 Cyclamen(シクラメン)は、ギリシャ語の「kiklos(円)」が語源。
 塊根が丸い球形のようなところから。  

・開花時期は、10/25 ~ 翌 4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。
 明治末期に渡来。
・花屋さんでよく見かけます。
・花びらは5枚あり、いずれも上に強くそりかえり咲きます。
・初冬から春まで咲いております。
 年末年始頃から室内でもよく飾られ、色はさまざま。
 鑑賞用の園芸植物。
 寒さに強い品種のことを「ガーデンシクラメン」と呼ばれております。
 また、シクラメンのことを、園芸では「ミニシクラメン」と
 呼ぶことが多い。

・1月7日、2月4日、
 12月8日の誕生花

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ウィキペディア その他より 
 必要におうじて加筆・訂正致します。


楪(ゆずりは)

2014年01月08日 22時25分51秒 | 花の神話と伝説
別名 「親子草(おやこぐさ)」



花言葉 「若返り」「世代交代」「譲渡」「新生」

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《この花の基本情報》
ユズリハ科 常緑高木
原産地 日本、韓国、中国
高さ 10メートル前後
花期 4~5月
花色 暗紫色(雌花)

・ユズリハ科の常緑高木。
・暖地の海岸近くに多く、庭木ともされております。
・葉は互生し、大形の狭長楕円形で、質が厚く濃緑色。
・葉柄は赤い。雌雄異株。
・初夏、黄緑色の小花を総状につけ、実は暗青色に熟します。
・新旧交代がはっきりしていることから「譲る葉っぱ」、それが「譲葉」になりました。
 新しい葉が出てくると 古い葉を落とす植物のうちの代表的な木。
 正月の飾りにも使われます。
[季]新年
・灯台草(とうだいぐさ)科
 または、譲葉(ゆずりは)科。
・学名 Daphniphyllum macropodum
   Daphniphyllum : ユズリハ属
   macropodum : 長柄の、
   太い軸のDaphniphyllum(ダフニフィーラム)は、ギリシャ語の
 「daphne(月桂樹の古名) + phyllon(葉)」が語源。
  葉の形が月桂樹に似ていることから。
・太平洋側の暖地の林中などに生える、背の高い木。 
・葉っぱと樹皮は薬用にもなります。
・葉っぱのつけ根は赤い。
・初夏に花が咲く。
・夏に実がなり、実はしだいに青くなります。
  (ぶどうみたいです)
・「楪」とも書きます。
・「代々の家督の継承」を象徴する縁起のよい木として、また葉の入れ替わりがはっきりしている点を新年を迎えることになぞらえて正月飾りに使われます。
・花がトウダイグサに似ている所から、「トウダイグサ科」とされておりましたが、
その後「ユズリハ科」として独立分類されました。
・葉にアルカロイド系の有毒成分を含み、牛が食べて中毒症状を起こした事例があります。
雌雄異株。写真には、暗紫色の雌花が写っております。

楪は難解地名としてよく紹介され、山形新聞に連載され出版されました
『やまがた・地名伝説』も、町内の無音・須走・平足・八色木などと
ともに取り上げています。
☆ 楪は新旧葉の交代がよく目立ち、譲られていくことから、
親子の家譲りも安泰におこなわれることを願って集落名としたこと、
☆漢字で意味をよく表しているのは譲葉ですが、杠葉・柊とも書かれ、
楪集落もそう書かれたこともあり、
☆楪は文字を記す薄い木簡の意味もあり、
葉がこの木簡に似ていることから表記にされたこと、
☆明治9年(1876)にこの表記が確定したことなどを、
郷土研究サークル員の阿部公彦さんの話をもとによくまとめられています。
☆ 枕草子に「ゆづり葉のいみじうふさやかにつやめき、」などとあって、
昔から親しまれた木のようです。

★ゆずりは地名は数10ほどあり、譲葉が一番多いのですが、
譲羽(じょうば・ゆずりは)・弓弦葉・遊鶴羽・杠・紅葉などがあり、
楪も愛知県阿久比町(あぐいちょう)・岐阜県八百津町(やおつちょう)・
大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)に、楪葉が福岡県久山町(ひさやままち)にあり、
楪は全国でただひとつではないのです。

 庄内では譲葉が平田町・西坂本にあり、
羽黒町町屋の遊摺木田(ゆすりぎだ)も、石動(いするぎ)で
石動神社の田との説もありますが、ゆに遊を当て、
ずりに摺を当てる例があることから譲木田と考えられます。
杠は佐賀県三瀬村(みつせむら)の大字ですが、
室町時代に当地を支配した杠(ゆずりは)氏に由来するといいます。
紅葉は大分県耶馬渓町(やばけいまち)にあります。

 辞典には譲葉は新旧葉の交代の妙なる木の総称とあるので、
紅葉(もみじ)・杠(こう)・柊(ひいらぎ)なども、
ゆずりはの新旧葉の交代に似ていることから当て字にされたのでしょう。

春に新芽が出ると、まるで代を譲るかのように一斉に前年の葉を落とすことから、
この名前が付きました。

「代々の家督の継承」を象徴する縁起のよい木として、また葉の入れ替わりがはっきりしている点を新年を迎えることになぞらえて正月飾りに使われます。

花がトウダイグサに似ている所から、「トウダイグサ科」とされておりましたが、
その後「ユズリハ科」として独立分類されました。

・参考として
《この花が冠された詩》
「ゆずり葉」  作・河合酔茗
 小学校6年生の国語教材として、教科書に収録されている。
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 ウィキペディア他より
加筆・訂正等は必要に応じていたします。とりあえずの掲載です。







福寿草

2014年01月02日 12時35分21秒 | 花の神話と伝説
別 名  「元日草(がんじつそう)」「朔日草(ついたちそう)」



花言葉  「幸福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」
     「悲しき思い出」「思い出回想」「幸福を招く」「祝福」

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フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)
キンポウゲ科の多年草。毒草。
1月1日の誕生花

特徴
・日本では北海道から九州にかけて分布し山林に生育します。
シノニム(同一種を指す同意語)の種小名で、
amurensis は「アムール川流域の」という意味。
・花期は初春であり、3-4cmの黄色い花を咲かせます。
 当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつきますが、
 次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせます。

 この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引するため、
 太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)します。
・葉は細かく分かれております。夏になると地上部が枯れます。

・初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、
 典型的なスプリング・エフェメラルです。

・根はゴボウのようなまっすぐで太いものを多数持っております。

春を告げる花の代表。
そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持っております。
福寿草という和名もまた新春を祝う意味があります。

江戸時代より多数の園芸品種も作られている古典園芸植物で、緋色や緑色の花をつける品種もあります。
正月にはヤブコウジなどと寄せ植えにした植木鉢が販売されます。ただし、フクジュソウは根がよく発達しているため、正月用の小さな化粧鉢にフクジュソウを植えようとすると根を大幅に切りつめる必要があり、開花後に衰弱してしまいます。
翌年も花を咲かせるためには不格好でもなるべく大きく深い鉢に植えられたフクジュソウを購入するとよい。露地植えでもよく育ちます。

また、根には強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることがあります。しかし、毒性(副作用)も強く素人の利用は死に至る危険な行為です。
薬理作用、毒性共にアドニンという成分によるものと考えられております。

誤食
地面から芽を出したばかりの頃は、フキノトウと間違えて食べ、中毒を起こします。

《この花の基本情報》
・金鳳花(きんぽうげ)科。多年草
・学名
  Adonis amurensis
   Adonis : フクジュソウ属
   amurensis : アムール川流域の(黒竜河:中国北東部)
     
 Adonis(アドニス)はギリシャ神話に登場する、イノシシの牙に突かれて
 死んでしまった青年の名前に由来しておりますむ。
 傷から出た、血のように赤い花にたとえられました。
  (欧州産の本属のものは、黄色い花ではなく赤い花らしい)。

・原産地 日本、中国、朝鮮半島、シベリア
・開花時期は、 2/ 1 ~ 3/15頃。
・黄色の、きれいな色の花。

・お正月に花屋さんで 売られているものはハウス栽培されたもの。
 花芽は晩秋にできますので、その後約1ヶ月、寒さにあわせて室内に
 とりこんでおきますと お正月頃に咲きます。
 ふつうは咲き出すのは2月からです。
・光や温度に非常に敏感で、昼間でも日がさえぎられると1~2分で花がしぼみ、
 再び日があたるといつの間にか花が開きます。
 寒い時期に咲くので、花びらを開閉することで 花の中の温度を下げないように
 しているようです。
・福寿草の花と南天の実とセットで「難を転じて福となす」
 という縁起物の飾り付けがされることがあります。
 名前も、めでたい「福寿(幸福と長寿)」の 草の意。
・根と茎は有毒です。
・花が終わる頃人参(にんじん)の葉のような、こまかい葉が出てきて
 一面に広がります。

・旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、新年を祝う花として、
 いろんなおめでたい良い名前がつけられたものと思われます。

・「朝日さす 老師が家や 福寿草」   与謝蕪村

 「日のあたる 窓の硝子や 福寿草」  永井荷風

 「水入りの 水をやりけり 福寿草」  正岡子規



春先の開花時には草丈が数センチですが、伸びきると2~30センチにもなります。

寒くて、冷たい雪の下で春を待ち、暖かな日差しが差しこむころ
黄色い小さな花を咲かせる福寿草をみると、春の訪れを喜び
温かい気持ちになれます。
名前のごとくにささやかな幸せを運んでくれるように思います。

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ウィキペディア その他より 必要に応じて加筆訂正致します。

菫(すみれ)

2013年12月10日 20時33分19秒 | 花の神話と伝説
別 名
(Violet)「立壷菫(たちつぼすみれ)」「立坪菫(たちつぼすみれ)」   



花言葉 紫「誠実、貞節」
    白「純潔、清浄」
    青「つつましい幸せ」
    一般的には「私のことを考えて下さい」
    菫「思慮、思慮深い、思い」
    匂菫 「奥ゆかしい、控えた美しさ  

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・菫(すみれ)科。
・学名
  Viola mandshurica(すみれ)
  Viola grypoceras (立壷すみれ)
   Viola : スミレ属
   mandshurica : 満州地方産の
   grypoceras :  曲がった角(つの)の
 Viola(ビオラ)は「紫色の」という意味。
・開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃。
・いろいろな種類があります。
 国産、外国種とも合わせると数百種類。
・花とは別に、目立たない「閉鎖花」をつけそこでタネをつくります。
・園芸品種にパンジーがあります。

・1月29日、2月1日の誕生花(菫)
 4月17日の誕生花(匂菫)

・スミレ(菫)は、スミレ科スミレ属の植物の総称であるが、狭義には、Viola mandshurica という種の和名です。

・ここでは種としてのスミレを記します。
なお、類似種や近縁種も多く、一般にはそれらを区別せずにスミレと総称していることが多い。それらについても下記を参照されたい。
特徴
種名としてのスミレ(Viola mandshurica)は、
・道ばたで春に花を咲かせる野草です。
 深い紫(菫色)の花を咲かせます。
・地下茎は太くて短く、多数の葉を根出状に出します。
・葉は根際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつけます。

・花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつけます。
5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になり、
ラッパの管に当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので距(きょ)といいます。
花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から着きます。
・平地に普通で、山間部の道ばたから都会まで、都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出します。
・山菜としても利用されております。
葉は天ぷらにしたり、茹でておひたしや和え物になり、花の部分は酢の物や吸い物の椀ダネに致します。ただし他のスミレ科植物、例えばパンジーやニオイスミレなど有毒なものがあるため注意が必要です。
分布
北海道から屋久島までの日本列島に広く見られます。
国外では朝鮮、中国からウスリーに及びます。

毒性
毒成分: ビオリン、サポニン、ビオラルチン、グリコサイド
毒部位: 種子、根茎
毒症状: 嘔吐、神経麻痺、心臓麻痺

由来等
「スミレ」の名はその花の形状が墨入れ(墨壺)を思わせることによる、という説を牧野富太郎が唱え、牧野の著名さもあって広く一般に流布しておりますが、、定説とは言えません。
※花の形が、大工道具の”墨入れ”に似ていることによるらしいです。
 「すみいれ」の呼びがしだいに「すみれ」になりました。
 (木や石に直線を引く(描く)ときに、 墨糸を用いる”墨壷(すみつぼ)”という大工道具があります。これを”墨入れ”とも呼ばれております。
  ちなみに、筆習字をするときに 黒い墨汁を入れるのは「墨入れ」ではなく「硯(すずり)」)です。

学名の種小名 mandshurica は「満州の」という意味です。
和名である「スミレ」は、このままだと属名や科名、さらには目名と紛らわしいので、スミレ愛好家は特に本種を指す場合、この名に由来するマンジュリカで呼ぶことがあります。

菫の神話と伝説
①ギリシャ神話によれば、 川の神の娘イオは、天の王ゼウスと戯れていましたが、天の女王ヘラが来るのがわかったので仔牛になって隠れ、ゼウスは仔牛の食糧としてスミレを作りました。また、イオは、ゼウスに愛されたためにヘラの嫉妬に苦しめられ、世界をさまよったあげく星になったので、ゼウスはイオの美しい目を思い、スミレの花を創りました。

②イオは羊飼いの美青年アチスの許嫁でしたが、アポロンもイオを望んだので、林の女神がイオをスミレの花に変えて隠してしまいました。

③シェイクスピアはスミレを「ヴィーナスの乳房より香りのよい花」と表現し、「冬物語」の中では「ジュノーの瞼よりも美(うる)わしい」と讃えております。
また、アメリカでは三月の誕生花。

④大きいバラとユリが天界詩の月と日であれば、スミレはまさにその星なのでしょう。
星は小さくても、その煌(きらめき)においては、筆舌につきない情趣をもっています。星とスミレの浅からぬ相関関係は、ワーズワースのルーシーという詩の一節に巧みに表われています。「苔むす岩根に生えいでて、人眼を半ばはばかるスミレ、あわれ美(うる)わし、ただひとつ、空に輝く星のごと」。

⑤またシェイクスピアの「ハムレット」の中で、薄命なオフェリ了の埋葬にのぞんだ兄レァーティーズが「妹を地に葬れよ、願わくばその美しく潔い肉より、スミレの生えんこと」言った言葉は広く知られております。

⑥西洋で愛される小さい花は、多くは空色またはスミレ色のものであって、それが美とされるのは、美女の清らかな眼を連想させるからなのでしょう。
なお紅の花は唇を、淡紅色の花は頬の色や皮膚の色を想わせ、黄色い花は病的な虚弱な色、純白の花は人間味のない色として共に疎んぜられるのが、しばしば西洋人の花の色に対する感覚のようです。

⑦西洋人が古くから愛好してきたスミレとしては、もう一つニオイスミレがあります。これは古代ギリシャではアテネの紋章となっていたようで、またローマ時代には貴族たちが入浴に用いたとも言われております。

⑧このように人類の歴史に早くから登場しておりましたので、古い絵面にもしばしば姿を現わしております。たとえばドイツのステファン・ロホナー(一四○○~一四五一年)によって描かれた「スミレを持ったマドンナ」では、聖母マリアがニオイスミレを持っています。
また、ファン・デル・フースの大作「羊飼いの礼拝」(一四七六-一四七八年の作品で、フィレンツェのウフィツ美術館蔵)では、ニオイスミレが床に撤き散らしております。
床にスミレを撤いてある絵画は他にもみられます。

⑨もちろん、15~16世紀に織られたフランスのタピスリーにも、しばしば登場しております。
前述のロホナ-、ファン・デル・フースは共に北方の画家ですが、イタリア出身のレオナルド・ダ・ヴィンチにも、ニオイスミレのスケッチがあり、また、同じイタリアのジヨヴァンニ・ディ・パオロの「最後の審判」の中にも描きこまれていますから、南方の画家たちにも、ニオィスミレが親しまれていたことは明らかです。

⑩桃山時代以後の日本の絵画にもスミレはしばしば登場しております。
たとえば狩野永徳筆の有名な大徳寺・聚光院の襖絵にも描かれていますし、また永徳の父・松栄も「四季花烏図」の中に描き込んでおります。
また光琳の「花卉屏風」にもタチッポスミレが描かれております。

⑪パンジー(サンシキスミレ)の花言葉は「物想い」。
ギリシャの愛の神キューピッドの放った矢がはずれて純白のスミレにあたりました。
その傷で三色のスミレが生まれたのだそうです。
また春の野に降りた天使たちが、一群のスミレをみつけて、地上にもこんなに美しい花があるのかと驚き、「私の面影をうつしてあげよ う、人々に天上の想いと清らかな愛を伝えなさい。あなたの行末が栄光に満ち、この花を見る人に倖せがあるように」とささやき、花に三度キスして天上高く舞いあがって行きました。
それで天使の面影と三色を宿し、春のよろこびを告げる使者として世界の果てまで床しく咲さひろがったと伝えています。

パンジーは英名、フランス名はパンセで、「憩う」とか考えるという意味。
一人で考えこんでいる人の顔に見たてたのでしょう。「物想い」という花言葉はこの辺からでたのでしょう。

⑫日本では蝶が飛んでいる姿に似ていることから、遊蝶花の古名があります。
パンジーは古来幾多の詩人の眼にとまり、「心の落ち着き」「頭巾(ズキン)の下の三つの顔」「門の後ろでのキス」、「門の所でキスして下さい」などと非常に多くの名をもって呼ばれていますが、これは花そのものが可憐であるというばかりでなくこれが持つ伝説の力も相当あるからなのでしょう。

⑬また、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の二幕一場には、「乙女はそれ(パンジー)を恋慕花と呼ぷ」と書かれております。

パンジーの伝説は古代ギリシャにまで逆のぼりますが、長い中世の間はどうなっていたのか明らかではありません。
しかし、中世が終り、ルネッサンスの初め頃にパンジーが愛好されていたことはいくつかの絵に裏付けられています。
六世紀に織られたフランスのタピスリーにもパンジーの登場するものが残っており、またイタリアのジヨヴァンニ・ディ・パオロ作「謙譲の聖母一四四○年頃)や、ジェラルド・ダビッド(一四六○~一五二三年)の「聖母子」(ブラドー美術館蔵)などにも出てきます。
ことに後者ではキリストが手にパンジーを持っておりこの花に対する愛好の情を強く物語っているといえるでしょう。

十六世紀から、パンジーが確立する十九世紀までの間にも、パンジーは数々の絵画に登場します。
たとえば、一六四○年に描かれたレナールの「花のある籠」(ループル美術館蔵で、一九六六年に日本にも来ました)でも、色々な花 にまじって小さなパンジーが一輸顔をだしており、ヤン・ファン・ウィスム(一六八二~一七四九年)の「花瓶の花」(ロンドンのナシヨナ
ル・ギャラリー蔵)では、色々な花の間にパンジーが二輪みられます。
以後、育種が進み、一八二四年に描かれたアントニオ・ピキリオスの絵に登場するパンジーは、いくらか大輪になり十九世紀末になりますと、印象派の画家たちがパンジーを描いた作品をいくつか残しています。
ヘンリー・ファンタン・ラトウール(一八三六~一九○四年)が描いた「パンジー」(二ューヨーク・メトロポリタン美術館蔵)、一八八六年に描かれたゴッホの「パンジーとタンバリン」(アムステルダム市立美術館蔵)などがあります。

花ことばより
・スミレの花言葉は「温順・謙虚・慎み深さ・愛・純潔・誠実・小さな幸せ」です。
紫色の可愛らしい花をつけるスミレには、いくつかの神話があります。
今回紹介するのは、そのうちの2つの話です。

Ⅰ 川の神の娘・イオは美しい娘で、ある時オリンポスの最高神・ゼウスに見初められてしまいます。2人が草原にいた時、ゼウスの妻・ヘラが通りかかりました。彼女は嫉妬深いので、

もし見つかったら、イオはとんでもない仕打ちを受けるに違いない、と思ったゼウスは、彼女を子牛に変えてしまいました。これでゼウスとイオは、しばらくの間は気付かれずにすみました。

 でも、問題はありました。―子牛になってしまったイオは、今まで食べていたものを食べることができませんでした。食べれるものは雑草だけ、元々は人の姿をしていた彼女にとって、

それはとても辛い試練でした。…さすがに可哀想だと思ったゼウスは、彼女のためにスミレの葉を作りました。この時、スミレにはまだ花はありません。

 やがて、イオのことがヘラに知られてしまいました。彼女はイオを星にしてしまい、ゼウスは悲しみました。そしてイオのことを忘れないために、スミレに紫色の花をつけました。
その花の色は、イオの瞳と同じ色でした…。

Ⅱこれは全く別の話。
スミレの花が、かつて真っ白だった頃のことです。―愛と美の女神・ヴィーナスは、ある時息子のキューピッドに質問をしました。
「お母さんとこのスミレの花、どっちが綺麗だと思う? お母さんよね?」
「僕、スミレの方が綺麗だと思う」
 それを聞いたアフロディテは、非常に怒りました。ちっぽけな存在に過ぎないスミレが、母である自分より美しいと、息子に言われたことが悔しかったのです。彼女はその腹いせに、

スミレの花を叩きました。すると今まで真っ白だったスミレの花が、みるみるうちに紫になってしまいました。そして今でも、この花は紫になっているのです。

 まず、「温順・慎み深さ・愛・誠実・小さな幸せ」と言う言葉は、最初に言ったゼウスとイオのことではないかと思います。―二人の愛は、公には許されないものです。その儚い恋は、

とても慎み深いものだっただろうと察せられます。その愛は温順だっただろうし、その結末もイオが星になると言う、とても穏やかなものでした。

 また、ゼウスはイオのために、とても誠実に尽くしました。―彼女のためにスミレを作り、彼女を思って同じ目の色の花を付けたのです。神である彼ならではの、普通の人にはとても

できない思いやりだとは思えないでしょうか? イオは多分、自分のためだけに尽くしてもらえて幸せだったと思います。例えそれが、どんなに小さな幸せでも、私はいいと思います。

誰かに心配されることは、時には辛いことでもあります。でも、裏を返せば、それだけ自分は愛されているのだと言うことでもあるのです。


 続いて「謙虚・純潔」と言う言葉についてですが、こちらは2つ目のスミレのことでしょう。―多分キューピッドは、自分の思いをそのまま述べたのだと思います。アフロディテにすれば

腹立たしいことでしょうが、彼にとってはとても謙虚なことなのだと思います。自分の思いを、ありのままに伝えること。…時には、それをためらってしまうこともありますよね。

 また、スミレの花は、そんなキューピッドに純潔な心を与えたのではないかと思います。白と言う色は、元々純潔を表します。今の私達の心は、お世辞にも純潔とは言えません。

時には、悪意にまみれた心にもなるのです。現にキューピッドは「お母さんの方が綺麗だ」と言ってご機嫌を取ることだってできたのです。でも彼はそれをしなかった。それは自分の

気持ちを裏切ることになり、スミレの花が持つ純潔と言う意味を失ってしまうからに他なりません…。

・「春の野に 菫つみにと 来(こ)し我そ
  野をなつかしみ 一夜寝にける」 万葉集 山部赤人

 「山路(やまじ)きて なにやらゆかし 菫草(すみれぐさ)」
   野ざらし紀行  松尾芭蕉

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現在は12月です。冬菫で「俳句」を詠もうと致しました折「すみれ」について掲載致します。
菫は「春」の花ですが、たんぽぽ 等も今頃咲いている場合がございます。
「狂い咲き」「寒菫」「返り花」「狂い花」などと季節はずれに咲く花「冬の季語」として
用いられております。
尚 ウイキペディアその他 花物語等から掲載致しました。
加筆・訂正等もございます。とりあえずの掲載です。

ちなみに私はこの野に咲く「すみれ」の花が好きです。











水仙

2013年12月09日 18時59分55秒 | 花の神話と伝説
別 名 「雪中花(せっちゅうか)」



花言葉 「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」
   (日本水仙)「自己愛」
   (白)「神秘」「尊重」
   (黄)「私のもとへ帰って」「愛に応えて」
   (ラッパズイセン)「尊敬」「心づかい」
  (房咲水仙)「思い出、記念」
    (ラッパ水仙)「持って生まれた素質」
    (口紅水仙) 「詩人の心」
    (糸水仙)  「思い出」 
    (笛吹水仙) 「優しい追憶 」
    (八重咲水仙)「田園の幸福 」


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・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名
  Narcissus tazetta
    var. chinensis(日本水仙)
   Narcissus : スイセン属
   tazetta :小さいコーヒー茶碗(イタリア語)
   chinensis : 中国の
 
・開花時期は、12/15 ~ 翌 4/20頃。
 早咲きものは正月前にはすでに咲き出します。
 (「日本水仙」「房咲き水仙」などの早咲き系は12月から2月頃に開花)。
 3月中旬頃から咲き出すものは花がひとまわり大きいものが多い。
 (「ラッパ水仙」や「口紅水仙」などの遅咲き系は、3月から4月頃に開花)。
・地中海沿岸原産。
・日本へは平安末期に中国から渡来。

名前の由来
・漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」になりました。
 漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」
 という中国の古典から。
 きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名されました。
・学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、
 泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたらいつのまにか
 1本の花になってしまった。”ナルシスト”の名はここからきております。
  ※下記「文化」の欄で・・・・
・イギリスの国花の一つ。
・いろいろな種類があります。
 「日本水仙(にほんずいせん)」が 最もポピュラー。
・福井県の県花(水仙)

《この花の基本情報》
ヒガンバナ科 球根植物
原産地 南ヨーロッパ、地中海沿岸
草丈 20~50センチ
花期 (日本水仙)12~4月
    (西洋水仙)3~4月
花色 白、黄色、クリーム色

形態・生態
多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。
草丈は、品種・環境によるが、15 - 50cm程度。

茎は、黒い外皮に包まれた鱗茎の内部にある。そのため切断しない限り人の目に触れることはありません。葉身は、若干厚みがあり扁平で細長く、つや消しのような表面をしております。

葉の間からつぼみをつけた花茎が伸び、伸びきるとつぼみが横向きになり、成熟するとつぼみを覆っていた包を破って花が開く。典型的なスイセンの花の場合、雌蕊(しずい)は1本、雄蕊(ゆうずい)は6本。6枚に分かれた花びらと、中心に筒状の花びらを持つが、6枚に分かれている花びらのうち、外側3枚は萼(がく)であり、内側3枚のみが花弁である。二つをあわせて花被片(かひへん)と呼ぶ。一方、中心にある筒状の部分は副花冠(ふくかかん)という。花被片・副花冠の形状と花の着き方により、品種を区分します。
分布
原産地は主にスペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域、アフリカ北部まで広がり、原種は30種類ほど知られている。また、園芸用に品種改良されたものが広く栽培されております。

日本においては、ニホンズイセンが古くに中国を経由して渡来したといわれております。分布は、本州以南の比較的暖かい海岸近くで野生化し、群生が見られます。越前海岸の群落が有名であり、福井県の県花ともなっております。
群生地
をくづれ水仙郷・江月水仙ロード(千葉県安房郡鋸南町) - 12月下旬から2月初旬
越前海岸(福井県) - 1月下旬から2月下旬
爪木崎(静岡県下田市須崎) - 12月下旬から1月下旬
灘黒岩水仙郷(兵庫県南あわじ市) - 1月中旬から2月中旬
立川水仙郷(兵庫県洲本市) - 1月中旬から2月中旬

人間との関わり
毒性有毒植物で毒成分はリコリン (lycorine) とシュウ酸カルシウム (calcium oxalate) など。全草が有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセンの致死量は10gである。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱(あさつき)と間違えて食べ死亡した例がある。
葉がニラととてもよく似ており、ニラと間違えて食べ中毒症状を起こすという事件がときどき報告・報道される。ニラとの大きな違いは次の通りです。
葉からの臭いがない(ニラは葉からニラ独特の強い臭いを放つ)。
鱗茎がある(ニラは髭(ひげ)根で鱗茎はない)。
品種改良
原種は花弁が細くねじれており、それを平たい花弁にするのに50年ほどかかりました。その後、八重咲きなどの花容の品種改良、および、白と黄色以外の色を出すための品種改良がなされ、副花冠が赤、ピンクのものが加わった。品種改良の中心地は栽培に気候が適しているイギリスが草分けである。現在ではオランダ、日本がそれに続いております。
増え方と育て方
チューリップやヒヤシンスなどと同様に典型的な球根植物。市販の球根を買って花壇や鉢に植えて育てる。一定の寒さに当たらないと開花しない性質を有する。晩秋に球根が市場に出回るのでそれを植えて育てる。ニホンズイセンだと初春には開花するが、西洋スイセンは4月ごろに開花する。春先には開花株が出回り、それを観賞することもできる。

開花後は葉と茎が枯れるまで切らずに置いておくと、球根が太る。チューリップと異なり、子株が育っても親株も残る(チューリップは子株が育つと、親株が衰える)。被子植物である以上、結果し、種でも増えるが、開花までには数年かかるため、育種(品種改良)を目的とする場合を除けば一般には行われません。球根を分球させて増やします。

スイセンは日本の気候と相性が良いので、植え放しでも勝手に増えます。球根が細分化するばかりで、開花しない場合は、土壌の窒素過多か、植え付けが浅すぎることが原因です。夏場は地表面を別の植物で覆うと、温度が上がり過ぎず、地中の球根に適した環境を維持できます。

文化
・Narcissus という学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。
神話によると、ナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたものの、高慢にはねつけ恨みを買いました。ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死んでしまいます。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものです。だからこそスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲ていいるのです。
・「スイセン」という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来します
・水辺で咲く姿を仙人にたとえたのでしょう。

別名に雪中花、雅客。方言ではチチロ、キンデバナ、キンデ、シイセン、ハルダマなどの呼び名があります。
また、ラッパスイセン (Daffodil) はウェールズの国章であり、ウェールズでは3月1日の聖ダビデの日 (Saint David's Day) に、ラッパスイセンかリーキを身につける習慣があります。

ウイリアム・ワーズワースは "I Wandered Lonely as a Cloud" という著名な詩を、またE・E・カミングスは "in a time of daffodils" という詩をそれぞれ遺しております。

海外では水仙は「希望」の象徴であり、ガン患者をサポートする団体の多くで、春の訪れと共に咲くこの水仙が「希望」のシンボルとして募金活動のキャンペーンに用いられております。
別名「雪中花(せっちゅうか)」の由来  
雪の中でも春の訪れを告げるところからつけられました。

・1月2日の誕生花(房咲水仙)
 2月9日の誕生花(ラッパ水仙)
 3月4日の誕生花(口紅水仙)
 3月16日の誕生花(糸水仙)
 4月3日の誕生花(笛吹水仙)
 4月16日の誕生花(八重咲水仙)

・「其(そ)のにほひ 桃より白し 水仙花」  松尾芭蕉
 「初雪や 水仙の葉の たはむまで」   松尾芭蕉
 「水仙や 白き障子の とも映り」 松尾芭蕉
 「水仙や 寒き都の ここかしこ」 与謝蕪村(よさぶそん)
 「水仙の 花の高さの 日影かな」 河合智月(かわいちげつ)
 「水仙の 香やこぼれても 雪の上」 加賀千代女(かがのちよじょ)

1月3日(瞳の日・駆け落ちの日・戊辰戦争開戦の日)の誕生花
(黄)1月2日(初夢・初荷・初売り,初商・仕事始め・書き初め・皇室一般参賀・月ロケットの日・箱根駅伝往路)の誕生花
(ラッパズイセン)1月13日(たばこの日,ピース記念日)の誕生花

(日本水仙)12月30日(地下鉄記念日・ルーマニア建国記念日・証券取引所 取引所大納会)の誕生花
花言葉の由来水面に映った自分の姿に恋をした、ギリシャ神話の美少年「ナルキッソス」の伝説にちなんでおります。
花の中心部分「副冠」の長さが、周囲を取り巻く花びらと同じ長さ・もしくはより長い種類が
「ラッパズイセン」と定義されている。
「日本水仙」は、地中海沿岸原産のものが中国に渡り、その後渡来したとされております。
栽培されていたものが各地で野生化したとされるが、清楚な佇まいと香りが、華道・茶道といった日本の美意識とマッチし、重用されております。

アルカロイドを含む球根は薬用、花は香料として利用されております。
50種ほどの原種が確認されている。

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ウィキペディア その他より
加筆等の可能性ございます。




ポインセチア

2013年12月08日 16時04分07秒 | 花の神話と伝説
別 名  「猩猩木(しょうじょうぼく)」



花言葉 「祝福する」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「清純」
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・灯台草(とうだいぐさ)科。
・学名
  Euphorbia pulcherrima
   Euphorbia : ユーフォルビア属
   pulcherrima : 非常に美しい
・11月から12月頃よく見かけます。
まっ赤。(まんなかの黄色い部分が花)。
・マダガスカルの国花。
・12月22日の誕生花(ポインセチア)

名前の由来 
Euphorbia(ユーフォルビア)は、ローマ時代のアフリカのモーリタニア王の侍医「Euphorbus さん」の名にちなんだものです。  
 「Euphorbus さん」が、これらの植物の乳液を初めて薬に使ったところからつけられました。
・アメリカの初代メキシコ公使(駐メキシコ大使)のJ・R・ポインセット氏がメキシコで発見し、アメリカ帰国後に紹介して広まったことから「ポインセチア」になりました。

別名猩猩木(しょうじょうぼく)は ”猩猩”は中国の想像上の怪獣で 猿のような顔をもち、毛は紅色。
中国の伝説の動物「猩々(顔が赤くて酒を飲む、サルに似た動物)」に見立ててつけられました。
   赤い花なので この猩猩にたとえられたと思われます。
   (猩猩=オランウータンの説もあります。)
・「猩猩」シリーズ
 猩猩袴  猩猩草  猩猩木
・「ユーフォルビア」シリーズ
 野漆  灯台草 猩猩草  初雪草 花麒麟  尾瀬沼大戟

ポインセチア(英名poinsettia、学名 Euphorbia pulcherrima)は
トウダイグサ科トウダイグサ属の植物。
常緑性低木。
特徴
・葉は薄く、楕円形。花はいわゆる杯状花序です。
花びら等は存在しません。
・その下に着く葉の形の苞葉が赤く染まるのが鑑賞の対象となっております。
・その赤さはキリストの血の色に例えられております。
・原産はメキシコと中央アメリカ。
・原産国とされるメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれております。

日本には明治時代に渡来しました。
・和名はショウジョウボク(猩々木)。
・大酒飲みの赤い顔が特徴の、伝説上の動物である猩々に似ていることから名付けられたといわれております。
・観葉植物として、クリスマスの時期にあわせて短日処理をして、紅葉させて緑色の葉色とのコントラストを楽しむ。
ただし0℃を下回るような場所に放置すると葉が落ちてしまうので、クリスマスの時期の管理には注意が必要です。

増やし方は、水を張った容器や、土に挿し木をすれば発根します。
(水に挿す場合は、水に挿す前に切り口から出る乳液状の樹液を拭き取っておきます。
時期により植物の活性が違うので活発な暖かい時期に行う)。
園芸品種が近年多様化しており、従来の紅色に加えて、乳白色、淡い黄緑、ピンク、斑入りなどのバリエーションが楽しめます。強剪定にも耐えます。

一般に鉢植えの植物というイメージが強いが、宮崎県宮崎市堀切峠の沿道には5万本以上植えられており、12月の開花時期には日南海岸の展望と合わせて名所となっております。

小さな花が数個固まって咲いているため、1つの花のように見えます。

類似種
ショウジョウソウがあります。
全体によく似ておりますが、草であり、幹は木質化致しません。。
また、包葉も全部は色づかないのが普通です。
日本では時に帰化植物としても見られております。

毒性
全草にフォルボールという有毒成分が含まれ、皮膚炎・水疱などを引き起こします。
致死的な毒ではないが、1919年にハワイで子供がポインセチアを食べて死亡した例が報告されております。
また、発がんプロモーションを促進する作用があることもわかっております。

メキシコ原産であり、原産地では、高さ5メートルにもなりす。
花びらにみえるのは、花苞(かほう)という萼の一種で、 色をつけて虫や昆虫を引き寄せる役割を持っていると考えられております。
・花は、中心に粒のようにみえる部分。

《この花の基本情報》
トウダイグサ科 常緑低木
原産地 メキシコ
高さ 2~5メートル前後
花期 11~1月
花色(花苞の色) 赤、白、オレンジ、ピンク、絞り


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ウイキペディアその他より 加筆・訂正の可能性ございます。

竜の髭

2013年11月27日 21時07分16秒 | 花の神話と伝説
別 名 「弾玉(はずみだま)」「蛇髭」


花言葉 「変わらぬ想い」
花の季語は晩夏 実は冬
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竜の髭/はづみだま/蛇の髭の花 について
・ユリ科の常緑宿根草。
・全国の山野や身近な道端等に生育します。
・山地の林の中などに生えます。
 庭の縁取りなどでよく使われております。
・匍 匐枝を延ばして群生し、細長い葉が蛇の髭のようだというので
 この名が付けられました。
夏、束生した葉の間から花茎を伸ばし、白又は薄紫色の小さな花を
下向きに数個つけます。
秋になると丸い瑠璃色の美しい種子をもちます。
草丈は十センチ~十五センチくらいですが、 矮性のものもあります。
植込みの下草や縁取りとして使われております。

実の季語三冬 蛇の髯の実/竜の髯の実
山野の林中に自生し、庭園にも植えられております。
初夏のころ淡紫色の小花を咲かせ、晩秋から冬にかけてえんどう
豆くらいの大きさの実をつけます。
熟すると美しい碧色となります。

伝説
今から千年も前のこと。沼田(のんだ,今の五料地区)に住む美しい娘が、にし
き野の里の若者と恋をしました。  ところが、平将門がこのあたりに攻め入っ
てきたとき、土地のものが娘を将門に差し出そうとしたのです。

白羽の矢がたった娘は追い詰められ、矢川の急流に身を投げてしまいました。
それを知った若者も後を追いました。

 やがて、そこへは二つの光る碧玉(へきぎょく)が、流れのまにまに漂うのが
見えました。村人は「娘はきっと龍神の変化で、玉はその精であろう」と考え、
二つの玉を拾い上げてほこらにまつりました。

 それから五百年ほど後、利根川の大洪水の濁流に龍神が現れ、ほこらに竜
巻を起こしたかと思うと、黒雲とともに姿を消しました。みると、ほこらから玉が
一つ消え失せていました。村人は、残る一つを奪われないように二重の箱に収
め、別院にまつりました。

 後に高僧がやってきて、ここに寺を建てました。それが福島地区の玉龍山満
福寺で、その玉は、今も寺で大切に守られています。

 玉を見た者は、眼がつぶれるといい伝えられているため、今まで誰1人として
見た人はいません。
これが「玉村」という地名の由来になったとも言われています。+


大葉蛇の髭 (おおばじゃのひげ)
蛇の髭(じゃのひげ)
(大葉竜の髭(おおばりゅうのひげ)、竜の髭(りゅうのひげ))
・百合(ゆり)科。
・学名
  Ophiopogon planiscapus (大葉蛇の髭)
  Ophiopogon japonicus  (蛇の髭)
   Ophiopogon :ジャノヒゲ属
   planiscapus :花茎の扁平な
   japonicus :日本の
 Ophiopogon(オフィオポゴン)は、ギリシャ語の「ophio(蛇)+ pogon(ひげ)」が語源。
 日本名「ジャノヒゲ」の直訳から。
 【大葉蛇の髭】
   白い花
花茎は黒
   葉っぱは少し幅広。
   実(タネ)は緑色になります。
 【蛇の髭】
   うす紫色の花
   花茎はうす緑
   細い葉っぱ。
   実(タネ)は青色になります。
・根のところどころが肥大してこぶ状になります。
 根のこぶを漢方では「麦門冬(ばくもんどう)」
 と呼び、せきどめの薬用に致します。(大葉蛇の髭)。
・「髭」は「ひげ」と読みます。
 「ひげ」の漢字は3種類あります。
   「髭」→ くちひげ
   「鬚」→ あごひげ
   「髯」→ ほおひげ

名前の由来 
・大葉蛇の髭、の別名 「大葉竜の髭(おおばりゅうのひげ)」
   線のように細い葉っぱの形を竜(蛇)のヒゲにたとえられました。
 「弾玉(はずみだま)」丸い実(タネ)を子供が遊びに
   用いたことからよばれております。
形態・生態
高さ10cmほどで細い葉が多数出ます。
この葉が竜の髯に似ているので名付けられたといわれております。
夏に総状花序に淡紫色の小さい花をつけます
子房は種子を1個含みますが、成熟前に破れて種子が露出し、青く熟します。
葉状から、ジャノヒゲ(蛇の鬚)またはリュウノヒゲ(龍の鬚)と
いわれておりましたが、ジョウノヒゲが転訛して、ジャノヒゲになったと考えらます。

ジョウノヒゲとは、「尉(じょう)の鬚」の意であり、能面で老人の面を
「尉(じょう)」といい、この葉の様子をその面の鬚(あごひげ)に見立てました。

分布・生育地
日本を含む東アジアからフィリピンの森林に広く分布します。
また、よく植え込みに用いられております。

人間との関わり
生薬
根は所々太く紡錘形になり、これを麦門冬(ばくもんどう)と称して
鎮咳・強壮などに用いられております。

日本薬局方に収録の生薬。
麦門冬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、
清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われております。

食用
茎は高知県などでは食用とされ、ゆがいてから更に
アゲ(油揚げ)などと一緒に煮て食べます。

文化
龍の髭が詠われているもの。
  「あしひきの 山菅の根の ねもころに 我はそ恋ふる 君が姿に」  万葉集
  「愛し妹を 何処行かめと 山菅の 背向に寝しく 今し悔しも」  万葉集

…「リュウノヒゲ(龍の髭)」のことを古くは「ヤマスゲ(山菅)」と呼ばれておりました。
ちなみに「ヤブラン(薮蘭)」の別名も「ヤマスゲ(山菅)」です。

リュウノヒゲの方が本来の山菅である

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ウィキペデア その 他より

昨年こちらで、【熨斗蘭 (のしらん)】を掲載致しました。が
こちらの「蛇の髭」と竜の玉との違い等 他を加筆・訂正致します。
画像の実なども曖昧です。


カトレア

2013年11月23日 22時49分52秒 | 花の神話と伝説
別 名(和名) 日の出蘭



花言葉  「優雅な女性」「魔力」「成熟した魅力」
     「あなたは美しい」「純粋な愛」「高貴な美人」「素朴」
     「品格と美」「真の魅力」「理想郷」
(黄)  「魅了」
季 語  三冬

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ラン科の多年草。
原産地は熱帯アメリカ。
日本には明治の中ごろに渡来しました。
季節は10~2月。
花の色は、赤、オレンジ、ピンク、緑、紫、黄、白。

カトレヤ(カトレアとも。Cattleya)とは中南米原産のラン科植物の1つの属、
あるいはその近縁属との交配品種を含む1群の植物です。
美しい花を咲かせることからよく栽培され、最も有名な洋ランです。
洋ランの女王とも言われております。
名前の由来
名前はこの属の最初の収集者で最初に栽培で花を咲かせたWilliam Cattleyに
ちなみ、属の名前として献名されたものです。
もともと牧野富太郎が南米から送ってもらった植物の梱包材として使われていた
この着生植物に興味を持ち、栽培してみたところ予想もしなかった見事な花を
つけたため、イギリスの著名な植物学者、ジョン・リンドリーが記載して
献名したという逸話が伝わっております。
これ以降、カトレヤ属は洋ランの代表として注目され、四大洋ランのトップに必ず
挙げられております。
カトレヤの名はカトレヤ属の植物の総称として使われております。
これは当然ですが、この属および近縁属との属間交配も多く行われ、それらは
カトレヤの花をより美しいものにするために行われた傾向があります。そのため、
それらの属間雑種にはそれ相応の名が与えられてはおりますが、一般には
それらすべてをまとめてカトレアと呼んでおります。
なお、近年の分類体系の変更により、
その属の境界も変遷をたどっており、カトレヤの名を冠する植物の幅も広く
なった面があります。
和名
C. labiata に対してヒノデランというのが牧野富太郎によって与えられました。
花の美しさを日の出に見立てたとのこと。
<香り>
甘く優しい香り。
ツンとする感じはなく、甘すぎもなく、自然と馴染んでいくような奥行きのある香り。
蝶のようにひらひらしている花びらが、一層華やかな気分にさせてくれます。
概要
非常に大輪で派手な花であり、言わば洋ランの代名詞として扱われ、現在では
多くの交配種があり、栽培されております。
切り花としては華麗さと高級感を演出します。
カトレアを国花としている国はブラジル、フィジー、コロンビア、
コスタリカの国花で、ランの中でも有名な花の1つです。
形態的特徴
・品種が多く、一年を通してそれぞれに咲き分かれます。
 花径は3センチから15センチ、花色、形なども多種多様です。
 高温多湿で風通しが良く、適度に日の当たる場所を好みます。
 寒さには非常に弱いので、冬期でも13℃以上が必須。
花のいわれ
カトレア属をはじめとするいくつかの属の交配によってできた多数の種の総称を
カトレア(またはカトレヤ)と呼びます。
カトレアは木や岩に張り付いて生活する着生ランの一種で、カトレアの野生種ランが
2万5千種以上あるなかでも、輝くような色彩と香りを放ち鮮やかに咲く花姿から
「洋ランの女王」と呼ばれ、スーパースター的存在です。
大輪の花弁はほかのランと比べると薄くて透き通るような美しい花色で、夏咲き、
秋咲き、冬咲きもあり一年中流通しています。
植物は普通、属と属の間の交配は不可能といわれますが、カトレアは属間交配が
進み、つぎつぎと新しい品種が作られています。
1茎に1花のものから10数花をつけるものもあります。
草丈は20~50㎝ほど、花色は赤・ピンク・黄色・緑・白・赤紫・青紫で、
花の形も豊富で、3㎝の小形種から18㎝にも及ぶ大形種まであります。
豪華な花姿はブーケやコサージュにも多用されています。

カトレアの花 は基本的に3枚の花びらと3枚のがく片、一番目立つ中心の「リップ」と
呼ばれる花びらで構成されています。
カトレヤは着生植物であり、匍匐茎の節から出る白くて太いうどん状の根で
樹皮に張り付くようにして生活します。
根の表面は白いスポンジ状の死細胞からなる組織で覆われ、雨水や着生した樹木
の樹皮を伝って落ちてきた水をすばやく吸収し、その後でゆっくりと内側の
生きた組織で吸収します。
根の生きた組織は葉緑体を持ち、光合成の能力を持ちます。そのため、表面の
スポンジ状の組織が水を吸って光の乱反射が起こらなくなると生きた組織が
透けて見え、根全体が緑色に見えます。
植物体は全体に肉厚で固い。
匍匐茎はあまり伸びず数節だけ成長した後にすぐに立ち上がり、
多肉質の偽球茎(バルブ)になります。
偽球茎はこん棒状でやや偏平・数節からなるが、そのうちの1節だけが長く発達し、
先端には1枚だけ或いは2枚の葉をつけ、これは同じ個体でも個々の偽球茎で
変異があることがあります。そのため、偽球茎の先端の葉が1枚だけの場合、
一見するとやたらごつい葉柄を持つ1枚の葉のようにも見えます。しかし茎である
証拠に、花は偽球茎の先端の葉の根元の内側(腋芽)から出ます。
偽球茎には多量の水分や栄養分が蓄えられ、間欠的にしか水が得られない樹上の
環境に耐えられるようになっております。偽球茎と葉は何年間もの寿命を持ち、
株全体で常に数本の偽球茎を持っており、古い偽球茎では葉が枯れて落ちてもなお
余命を保ち、水分と栄養分の貯蔵器官として機能しております。
成長期になると匍匐茎と偽球茎の境界部の節の腋芽が成長を開始し、新しい
偽球茎が立ち上がり葉が伸び始める頃に新しい匍匐茎から新しい根が伸張して
樹皮に固着します。
この成長期の根の先端部はまだスポンジ状の死んだ組織が分化していないため、
みずみずしい緑色をしております。
花は偽球茎の先端から出て1~数輪つきます。ただしワルケリアナは葉を生じない
特別な偽球形を生じてその先端で開花します。
外花被はやや細い楕円形、側弁は幅広い楕円形、唇弁の基部は蘂柱を包むように
両端が上に曲がって筒状になり、先の方では卵形に広がり、周囲はひだになって
うねり、中央は濃く色づくものが多く、花びらは大きく開き、正面を向いております。
色は白からピンク系のものが多く、非常に華やかで美しい。
分布と生育環境
中南米のコロンビア、ベネズエラ、ブラジル、エクアドルなどに分布し、特にアンデス山脈などの標高100m~1500m程度の森林地帯に産する。着生植物であり、木の樹皮に付着して生活します。
栽培と品種改良
発見の当初よりその美しさのためによく栽培され、また、新たな種の発見に努めるものも多かく、近縁属との間の属間交配も行われ、多くの品種があります。ただし、それらの名前には複雑な経緯と変遷があります。そのため文献やラベルには混乱がある場合があります。
旧来の様子
20世紀末まで野生種は40種ばかり知られ、それらを元にした品種改良も行われ、
多くの交配品種がつくられました。近縁の属であるレリア(Laelia)
・ブラッサボラ(Brassavola)・ソフロニティス(Sophronitis)との間でも
交配が行われております。これらの属とカトレヤを含む4属の間では属間交配による
雑種も稔性を持つものが多く、3属間雑種や4属間雑種も作られてております。
それらはカトレヤの花の色や形の範囲を広げることを目指して行われ、一般には
すべてカトレアと認識されております。それらの系統は以下のような名称および
略称で示されました。

カトレヤ(Cattleya)・カトレヤ(C.)
ブラッソカトレヤ(Brassocattleya)・ブラッサボラxカトレヤ(BC.)
レリオカトレヤ(Laeliocattleya)・レリアxカトレヤ(LC.)
ソフロカトレヤ(Sophlovattleya)・ソフロニティスxカトレヤ(SC.)
ブラッソレリオカトレヤ(Brassolaeliocattleya)・ブラッサボラxレリアxカトレヤ(BLC.)
ソフロレリオカトレヤ(Sophlolaeliocattleya)・ソフロニティスxレリアxカトレヤ(SLC.)
ロルフェラ(Rolfera)・ブラッサボラxソフロニティスxカトレヤ(Rolf.)
ポティナラ(Potinara)・ブラッサボラxソフロニティスxレリアxカトレヤ(Pot.)

新しい体系
21世紀に入って生物分類学において分子系統による見直しが行われており、この類の分類体系にも大きく手が入った。2009年までの変更は以下の通り。

旧カトレヤ属から二葉性のものが独立し、グアリアンセ属 Gualianthe となりました。

ソフロニティス属のすべて、およびブラジル産のレリア属のものがカトレヤ属に。
これにより、現在カトレヤ属には約80種が所属しております。

他に、ブラッサボラ属の一部がリンコレリア属 Rhyncholaellia になるなど、周辺属にも変更があります。
そのために、属間雑種の学名等にも多くの変更が行われております。

参考文献
大場良一監修、『失敗しない洋ラン入門』、(2010)、主婦の友社(主婦の友生活シリーズ)
牧野富太郎、『牧野 新日本植物図鑑』、(1961)、図鑑の北隆館

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「カトレヤ」など「蘭」以外のラン科の季語

「蘭」以外でラン科植物の季語
「カトレヤ」、「春蘭」、「鷺草」、「寒蘭」があります。
季節はそれぞれ次ぎの通りです。

季語
カトレヤ Cattleya 冬
春蘭 Cymbidium goeringii 春
鷺草 Habenaria 夏
寒蘭 Cymbidium kanran 冬

洋蘭で俳句の季語になっているのはカトレヤだけなのです。

では、何故、洋蘭は季語にならないのか検討してみましょう。
洋蘭の五大属のうち、カトレヤを除いた四大属についてみてみると
第一は洋蘭は日本に自生していないことです。
歴史的にも俳句は花鳥諷詠を中心にしてきており、
自然の写生には入って来ないことが大きな原因です。
第二に栽培技術の進歩で、一年中商品が出回り、あるいは開花期間が長くなり、
季節感がなくなってきたことがあげられます。
特にファレノプシス Phalaenopsis 胡蝶蘭の場合には顕著で
自然のままでも四ヶ月以上は咲き続けます。
第三に音字の数が

シンビジューム Cymbidium 六音字
デンドロビューム Dendrobium 七音字
パフィオペディラム Paphiopedilum 七音字
ファレノプシス Phalaenopsis 六音字
胡蝶蘭 五音字
と数えられ、カトレヤの四音字や通常の季語が五音字以内であるのと比べて、
俳句にとって音字の長さが長すぎます。
俳句は五七五すなはち
最初の五音を上五、中の七音を中七、最後の五音を下五に分かれており、
六音以上では原則中七にしか使えなくなり、実質的ではないのです。
(あえて指摘しておきますが、俳句では名前を略することを好みません。
このため、シンビジュームをシンビ、デンドロビュームをデンドロ、
パフィオペディラムをパフィオ、ファレノプシスをファレノ
といった具合に略して呼ぶ名前が使えないのです)

こうして見てくると、将来にわたって、俳句の季語に「カトレヤ」以外の
洋蘭の名前が入ってくる可能性は非常に少ないと思われます。
前述のように「蘭」という季語は誤解され、新たな季語が生まれる可能性も少なく、
俳句の世界で蘭は永遠に誤解され続けることでしょう。

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訂正 加筆 ございます。ウィキペディア 他 より

とりあえずの掲載です。

山茶花

2013年11月22日 20時58分25秒 | 花の神話と伝説
別 名  「姫椿」ヒメツバキ 「岩花火」イワハナビ


花言葉  「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」
  (白)「愛嬌」「理想の恋」
(桃・赤)「理性」「謙遜」「謙虚」

季語「初冬」
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《この花の基本情報》
ツバキ科 常緑高木
原産地 日本
・椿(つばき)科。
・学名
  Camellia sasanqua
   Camellia : ツバキ(カメリア)属
   sasanqua : サザンカ
 Camellia は、17世紀のチェコスロバキアの宣教師「Kamell カメル」さんの名にちなんでおります。
・高さ 数メートル~12メートル前後
・開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。
・花の少ない晩秋から初冬にかけて咲き出します。
 長い間咲き、正月を過ぎても楽しむことができます。 
・日本原産の花木で、学名も「サザンカ」。
 江戸時代に長崎の出島のオランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんが ヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まり ました。
 九州・四国・沖縄に分布する自生種は白花が多いが、園芸種には赤や桃、ぼかし、八重咲きや濃紅・絞りなど もあります。
・日本固有のツバキ科の常緑小高木で、枝先に白か淡紅色の五弁の花を開きます。
・ツバキと異なり、花びらが一枚一枚バラバラになって散ります。
・花びらは1枚ずつ散ります。(「薮椿」は花ごと散る)
・花はとてもよい香り。
・開花時期は、薮椿は春になってから、山茶花は秋から冬咲き、と異なります。
 また、寒椿とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じでなかなか見分けがつきませんが、
 背丈でおおよそ区別することができます。
  → 寒椿(ただ、寒椿の中でも背の高い「獅子頭」などとはなかなか区別しにくいです)

名前の由来
もとは「山茶花」(さんざか)と言われておりましたが、音位転換した現在の読みが定着致しました。
・椿(つばき)の漢名(中国名)の「山茶花」が、いつの頃からかこのサザンカの名前として
 間違って定着した。
 読みは「山茶花(さんさか)」
   →「茶山花(ささんか)」
   →「さざんか」
 というぐあいに変化したようです。
 上記から、「山茶花」の漢字名も本当は誤用。

花言葉の意味
・「謙譲」は、赤い花色をして次々と咲くにもかかわらず、ほのかに香る控えめな花の姿に与えられています。
・「理想の恋」は、寒風の中で、けなげに咲いて、ひらひらと赤や白の花びらが散ってなお、地面を美しく彩る さまをたとえたのでしょうか。
・「困難に打ち勝つ」は、冬枯れで花の少ない寒いときに、強く冷たい風に吹かれながら咲くことからきている のでしょうか。

【俳句】
「山茶花を雀のこぼす日和かな」  正岡子規  
「山茶花の花や葉の上に散り映えり」高浜虚子
 
【童謡】
さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」 しもやけ おててが もうかゆい
               たきび(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂)
・11月3日、12月4日の 誕生花(山茶花)
まとめ
特徴
秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせます。
野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は赤や、白や、ピンクなど様々です。
童謡「たきび」(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂)の歌詞に登場することでもよく知られております。
漢字表記の山茶花は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれております。
分布
日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)等に、日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布します。
なお、ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しており、ツバキ、サザンカ、チャは温帯に適応した珍しい種であり、日本は自生地としては北限です。
栽培品種
サザンカには多くの栽培品種(園芸品種)があり、花の時期や花形などで3つの群に分けるのが一般的です。
サザンカ群以外はツバキとの交雑です。
サザンカ群
サザンカ Camellia sasanqua Thunb.
カンツバキ群
カンツバキ Camellia sasanqua Thunb. ’Shishigashira’(シノニムC. x hiemalis Nakai,C. sasanqua Thunb. var. fujikoana Makino) カンツバキ(寒椿)は、サザンカとツバキ C. japonica との種間交雑園芸品種群。
ハルサザンカ群
ハルサザンカ Camellia x vernalis (Makino) Makino

病害虫
サザンカ、ツバキ、チャノキなどのツバキ科の葉を食べるチャドクガが知られております。この毒蛾の卵かい、幼虫、繭、成虫には毒針毛があり、触れると皮膚炎を発生させます。また直接触れなくても、木の下を通ったり風下にいるだけでも毒針毛に触れ、被害にあうことがあります。


都道府県・市区町村等の木/花
市の木/花
福島県:相馬市
埼玉県:川口市、桶川市
千葉県:銚子市、船橋市
東京都:清瀬市
神奈川県:横浜市、秦野市、南足柄市
愛知県:常滑市
兵庫県:神戸市、宝塚市、三木市(推奨花)
奈良県:大和高田市
鳥取県:鳥取市
福岡県:福岡市、筑後市
大分県:大分市、日田市
宮崎県:都城市
特別区の木/花
東京都:江東区、杉並区

町の木/花宮城県:亘理郡亘理町
千葉県:印旛郡栄町、香取郡多古町
神奈川県:中郡大磯町
静岡県:周智郡森町
愛知県:西春日井郡豊山町、知多郡武豊町
京都府:久世郡久御山町、綴喜郡宇治田原町
兵庫県:揖保郡太子町
奈良県:生駒郡斑鳩町、北葛城郡河合町
鳥取県:西伯郡大山町
福岡県:田川郡糸田町
佐賀県:神埼郡吉野ヶ里町
長崎県:北松浦郡佐々町
大分県:速見郡日出町
宮崎県:児湯郡川南町
鹿児島県:曽於郡大崎町
行政区の木/花愛知県:名古屋市港区
大阪府:大阪市西淀川区、住之江区

日本が原産地であるだけにこんなにも「山茶花」が愛されているのですね。
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ウィキペディア 其の他より 訂正・加筆の可能性もございます。

石蕗 (つわぶき)の花

2013年11月13日 07時59分38秒 | 花の神話と伝説
別 名 「イシブキ」「ツワ」  
 

花言葉  「謙譲」「謙遜」「困難に傷つけられない」 
     「愛よよみがえれ」「先を見通す能力」

花の季語は「冬」
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・菊(きく)科。
・学名
  Farfugium japonicum
   Farfugium : ツワブキ属
   japonicum : 日本の
 Farfugium(ファルフジウム)は、ラテン語の「farius(列)+ fugus(駆除)」が語源、
 といわれるが諸説あります。
ツワブキ(石蕗、艶蕗、学名:Farfugium japonicum (L.) Kitam.、
シノニム:Farfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea )
キク科ツワブキ属の多年草。
名前の由来
・”つや”のある葉から”つやぶき”それが変化して「つわぶき」になりました。
・ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)
 「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられております。
・沖縄方言では「ちぃぱっぱ」といわれております。
・津和野町の名前の由来は「石蕗の野」であるという。
特徴
分布・生育環境
・日本では本州の福島県・石川県以西から四国、九州、琉球諸島(大東諸島と魚釣島を除く)
・朝鮮半島、中国、台湾に分布します。
・低地から山地の日陰や海岸に多く、暖地の海辺に自生します。
・有毒物質のピロリジジンアルカロイドを含有している。
形態
・多年草で、草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出ます。
・葉は蕗(ふき)に似ております。
・葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなります。
 長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につきます。
 これらの点はフキによく似ており、その葉は厚くて表面につやがあり、
 緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。
・花期は10-12月。・開花時期(10/15 ~ 11/末頃)
 葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ直径5cm程度の黄色い花を数輪咲か せるます。きれいな黄色の花です。
・フキが夏緑性であるのに対して、ツワブキは常緑性である。
利用
・日陰でもよく育ち、園芸植物として日本庭園の石組みや木の根元などに好まれます。斑入りの葉を持つものもあります。
・民間薬(生薬名たくご)として、茎と葉を打撲や火傷に用いられます。
・葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効がある。
・冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにするとおいしいようです。
・フキと同じように茎を食用とすることもあり、フキを原料にした煮物と同様に
 「キャラブキ」と呼ばれることもあります。
・「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」は、このつわぶきの葉っぱで作られます。
 「ふきのとう」のフキとは別種ですが、葉柄を佃煮にしたものは「キャラブキ」として食用 にされます。
変種
リュウキュウツワブキ F. japonicum var. luchuense奄美大島、沖縄島、西表島に分布する琉球諸島固有変種。渓流植物。
・ツワブキとは葉の形が極端に異なり、円形からハート形をしているツワブキに対し、
 本変種は扇形からひし形をしており、葉面積が狭くなっております。(狭葉現象)。
 これはツワブキが渓流環境に適応した結果であると考えられております。
・沖縄島と西表島では比較的多い。
 奄美大島では2つの河川に少数個体が点在するのみであり、環境省レッドリストで
 準絶滅危惧に、鹿児島県レッドデータブックで絶滅危惧I類に評価されております。
・オオツワブキ F. japonicum (L.) Kitam. var. giganteum (Siebold et Zucc.) Kitam.九州 の海岸に分布します。
 ツワブキよりも大きくなり、葉身の幅が45cm、長さが35cmにもなり、花茎も1mになります。

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・12月28日の誕生花(石蕗)
・「ちまちまと した海もちぬ 石蕗(つわ)の花」 小林一茶
 「石蕗(つわぶき)の 日陰は寒し 猫の鼻」酒井抱一(さかいほういつ)
 「いくたびか 時雨(しぐれ)のあめの かかりたる
石蕗の花も つひに終はりぬ」  斎藤茂吉(さいとうもきち)

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ウィキペデスア その他より 必要時に訂正追加致します。

柊の花

2013年11月12日 19時09分56秒 | 花の神話と伝説
柊(ひいらぎ)の花





花言葉   「先見の明」「先見」「歓迎」「用心」「剛直」「用心深さ」
      「あなたを守る」
季 語   初冬

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ヒイラギ(柊・疼木・柊木、学名:Osmanthus heterophyllus)は、
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木。

・木犀(もくせい)科。
・学名Osmanthus heterophyllus
   Osmanthus : モクセイ属
   heterophyllus :種々の葉のある
 Osmanthus(オスマンサス)は、ギリシャ語の
「osme(香り)+ anthos(花)」が語源になっております。
 
・開花時期は、11/ 1 ~ 12/20頃。
 金木犀や柊木犀の花のあと、11月になった頃に咲き始めます。
 小さな白い、愛らしい花で、 近づくと、ほのかに匂います。
 キンモクセイの香りに似た、もう少し淡白な香りです。
 めだたないが香りのよい白い小花をいっぱいつけます。
 こぼれ落ち た花が道路を真っ白に染めている光景をよく見かけます。
・よい香りの白い花は目立ちません。
 花弁は強く反り返ります。

・初夏、紫色の実を結びます。

・葉は固くてギザギザさわると痛い)。
 さわると「ひいらぐ(疼く。ひりひり痛む)」ことから、「ひいらぎぎ(疼木)」となり、 次第に「ひいらぎ」になりました。
 老木になりますと、この刺がなくなり葉も丸くなります。
・葉には光沢あります。

用途・由来
・生垣や庭木として広く利用されますが、魔除けとして鬼門の方向に植えたり縁起木として玄 関脇に植えることもあります(現代でもその目的で植えられているかは疑問です。)。

古くからその鋭いトゲによって邪気を払う木とされ庭に植える習慣がございました。
 また、鬼が目を突かれて退散したという伝説 
(「鬼の目突(おにのめつき)」)から、
・2月の節分(せつぶん)には、柊の枝葉を戸口に立てて、その葉っぱのとんがりで鬼を追い払います。
・イワシの頭を柊の枝の先端に刺してその匂いで鬼を退散させます。
・豆がらをたくさん巻き付けて、ガラガラ音を鳴らして鬼を退散させます。 
 という厄除けの習慣が現在も残っております。
・ネズミが通り抜けるようなところへ柊の枝葉を立てておくと、ネズミもトゲを恐れて通らな くなる、という”効き目”もあったようです。 
・中国では鬼を爆竹の音で追い払う慣習がありますが、ヒイラギも葉をくべると葉が膨張して はぜるのでその音で鬼は逃げていく、という話もあります。
名前の由来
 葉の縁のトゲ状のぎざぎざに触れると痛いので、古語で「ずきずき痛む、うずく」と言う意 味の「ひいらぐ」→木なので「ひいらぐ木」、それが転じて「ヒイラギ」となったようで  す。
・漢字では「柊」と書くのが一般的ですが、痛む・うずくと言う意味の「疼」の字を当てた  「疼木」でも「ヒイラギ」と読みます。
・クリスマスの飾りでよく使うのはこの「柊」ではなく、柊黐(ひいらぎもち)。
 (赤い実。葉っぱのとげの形も違う)
・季語としては、「柊の花」 は冬。
「柊の葉の間より花こぼれ」 高浜虚子 
和名の由来
・葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことから付け られました。
特徴
・東アジア原産で、日本では本州(関東地方以西)、四国、九州、琉球の山地に分布している ほか、外国では台湾でも見られます。
 樹高は4-8m。葉は対生し楕円形から卵状長楕円形、革質で光沢あり、縁には先が鋭い刺とな った鋭鋸歯があります。また、老樹になると葉の刺は次第に少なくなり、葉は丸くなってし まいます。
・葉腋に白色の小花を密生させます。
 雌雄異株で雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実します。
・花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があります。
 花冠は4深裂して、径5mmになり、果実は長さ12-15mmになる核果で、翌年6-7月に暗紫色に熟 します。
・果実は鳥に食べられて種子が散布されます。
・殖やし方は、実生または挿し木。

病虫害
ヒイラギは、庭木の中では病虫害に強い植物です。
しかしヘリグロテントウノミハムシ(ハムシ科ノミハムシ亜科)に食害されることがあります。
この虫に寄生されると、春に新葉を主に、葉の裏から幼虫が入り込み食害されます。
初夏には成虫になり、成虫もまた葉の裏から食害する。
食害された葉は、枯れてしまい再生しません。
駆除は困難で、防除として、春の幼虫の食害前に、農薬(スミチオン、オルトランなど)による葉の消毒。
夏の成虫は、捕獲駆除。
冬に、成虫の冬眠を阻害するため、落ち葉を清掃します。

ヘリグロテントウノミハムシは、形状がテントウムシに良く似ていて、「アブラムシを食べる益虫」と間違えられ放置されやすい。
ヘリグロテントウノミハムシは、テントウムシ類より触角が太く長く、また跳躍力が強く、人が触ると跳ねて逃げるので見分けがつきます。
その他の用途
鑑賞用:低木で常緑広葉樹であるため、盆栽などとしても作られております。
具材:幹は堅く、なおかつしなやかであることから、衝撃などに対し強靱な耐久性を持っております。この為、玄翁(げんのう)と呼ばれる重さ3kgにも達する大金槌の柄にも使用されております。特に熟練した石工はヒイラギの幹を多く保有し、自宅の庭先に植えている方もおります。他にも、細工物、器具、印材などに利用されます。
防犯:葉に棘があるため、防犯目的で生け垣に利用することも多い。
魔除け:古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われてきました。
家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)に南天の木を植えると良いとされている(鬼門除け)。また、節分の夜、ヒイラギの枝と大豆の枝に鰯(いわし)の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うといわれております。(柊鰯)。

類似の植物
似たような形のヒイラギモクセイは、ヒイラギとギンモクセイの雑種といわれ、葉は大きく縁にはあらい鋸歯がありますが、結実はしません。
クリスマスの飾りに使うのはセイヨウヒイラギ(学名:Ilex aquifolium)であり、「ヒイラギ」 とあってもモチノキ科という別の科に分類される別種。

その他、ヒイラギの鋭い鋸歯が特徴的なため、それに似た葉を持つものはヒイラギの名を与えられる例があります。外来種ではヒイラギナンテンがよく栽培される。他に琉球列島にはアマミヒイラギモチ、ヒイラギズイナがある。ほかに、鋭い鋸歯を持つものにリンボクがあり、往々にしてヒイラギと間違えられることがあります。また、ヒイラギを含めてこれらの多くは幼木の時に鋸歯が鋭く、大きくなると次第に鈍くなり、時には鋸歯が見えなくなることも共通しております。

10月~11月になると小さな白花を葉の付け根に、葉に隠れるような感じでかたまって咲かせます。
花の咲いた姿は(花色は違いますが)なんとなくキンモクセイやギンモクセイに似ております。
花の一つ一つは小さいですがかたまって咲くので見栄えがし、樹が大きくなるにつれてたくさん咲くようになるので芳香もいっそう楽しめるようになります。

種類
葉に白い斑のはいるフイリヒイラギ、黄色い縁取りが入るキフクリンヒイラギなどがあります。また、シナヒイラギ、セイヨウヒイラギはヒイラギとは別種でモチノキ科、ヒイラギナンテンはメギ科の植物です。
 
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ウィキペディア 他より
訂正、加筆致します。 重複等の見直しあり。