別 名 トランペットフラワー (Trumpet creeper)
花言葉 「名誉」「栄光」「名声」「華のある人生」「女性らしい」
「華やかな」「女性」「崇高」「気高い」
季 語 晩夏
凌霄の花(のうぜんのはな)
子季語 凌霄、凌霄葛、のうぜんかづら
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ノウゼンカズラ(凌霄花、紫葳、Campsis grandiflora)は
ノウゼンカズラ科のつる性木本。
夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつける、つる性の落葉樹。
気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを延ばします。
花冠は漏斗状。
結実はまれです。
中国原産で、平安時代に渡来したといわれております。
名称ノウゼンというのは凌霄の字音によるといわれております。
古くはノウセウカズラと読まれ、これがなまってノウゼンカズラとなりました。
霄は「空」「雲」の意味があり、空に向かって高く咲く花の姿を表しております。
夏の暑い時期は花木が少なく、枝を延ばした樹木全体に、ハッとするような
鮮やかな色の花を付け、日に日に咲き変るので、よく目立ちます。
花の形がラッパに似ていることから英語では「トランペット・フラワー」、
「トランペット・ヴァイン」あるいは「トランペット・クリーパー」と呼ばれております。
特徴
・茎の先に房状花序をつけます。
・花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開きます。
・葉は奇数羽状複葉。
・つるは気根を出し固着しながら伸びていきます。
・幹はフジと同じように太くなります。
・樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、地下茎を延ばしひこばえを周囲に
芽生えさせ、繁殖します。
・落花すると、蜜がたれ周りを湿らすほど。その蜜にメジロや蜂が集まってきます。
その蜜は毒性があるといわれておりますが、根拠のない俗説・風評。
・花や樹皮は漢方薬では利尿や通経に使われます。
・園芸品種が複数存在し、ピンクや黄色などの花色もあります。
・新梢に房となって花が枝元から次々に咲き、花は毎日のようにすぐに散ります。
・花が終わった新梢をそのままにしておきますと、樹の姿が乱れ、樹勢が衰えるので
適切な剪定が必要。
・鳥媒花であり、世界でもっとも小さい鳥といわれるハチドリが空中をホバリング
しながら嘴を花の中にさし込んで蜜を吸います。
花言葉「名誉」
この花は、形がラッパに似ていることから、アメリカではラッパツルクサともいいます。
立派な人の名誉をたたえ、表彰するときにはラッパを吹き鳴らすことから、
「名誉」と言う花言葉が生まれたようです。
近縁種
ノウゼンカズラ属はノウゼンカズラと、アメリカ合衆国南東部原産の
アメリカノウゼンカズラ(C. radicans)、
およびこれらの雑種C. × tagliabuana からなります。
アメリカノウゼンカズラの花は中国系ノウゼンカズラより小ぶりで細長く、
濃い赤橙色。
《基本情報まとめ》
・凌霄花(のうぜんかずら)科。
・学名 Campsis grandiflora(凌霄花)
Campsis radicans(アメリカ凌霄花)
Campsis : ノウゼンカズラ属
grandiflora : 大きい花の
radicans : 根を生ずる
Campsis(カンプシス)は、ギリシャ語の「Kampsis(湾曲、曲がっている)」が語源。
おしべの形が曲がっているところから。
・開花時期は、 6/25 ~ 9/15頃。
・中国原産。
古くから薬として使われておりました。
日本には平安時代の9世紀頃に渡来しました。
・オレンジ色の派手な花。
・つるでどんどん伸びていきます。
いろいろからみついていきます。
・とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島から持ち帰ったといわれるものが
金沢市にまだ健在のようです(樹齢400年以上・・・)
・古名の「のせう」が変化して「のうぜん」になったともいわれております。
「凌霄」の音読みの”りょうしょう”が変じて「のしょう」になったとも
いわれております。
「凌霄花」は漢名からで、「凌」は”しのぐ”、
「霄」は”そら”の意味で、
つるが木にまといつき天空を凌ぐほど高く登るところから、この名がつきました。
・茎、花が甘いらしく、よく蟻(あり)がうろうろしております。
・江戸時代の貝原益軒さんが「花上の露、目に入れば目暗くなる」と記述し
いかにも有毒の花、というイメージがついておりますが、実際には毒はありません。
作品
凌霄花に秋の通ふか風見ゆる 恒丸
凌霄の咲くや田中の薬師堂 露羔 「東華」
凌霄や水なき川を渡る日に 蒼虬 「蒼虬発句集」
凌霄や木を離れては何処這ん-- 桃隣 「古太白堂句選」
のうぜんや真白き函の地震計 日野草城「青芝」
家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな 「正岡子規」「子規全集」
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ウィキペディア その他より掲載
必要に応じ、加筆・訂正 します。
花言葉 「名誉」「栄光」「名声」「華のある人生」「女性らしい」
「華やかな」「女性」「崇高」「気高い」
季 語 晩夏
凌霄の花(のうぜんのはな)
子季語 凌霄、凌霄葛、のうぜんかづら
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ノウゼンカズラ(凌霄花、紫葳、Campsis grandiflora)は
ノウゼンカズラ科のつる性木本。
夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつける、つる性の落葉樹。
気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを延ばします。
花冠は漏斗状。
結実はまれです。
中国原産で、平安時代に渡来したといわれております。
名称ノウゼンというのは凌霄の字音によるといわれております。
古くはノウセウカズラと読まれ、これがなまってノウゼンカズラとなりました。
霄は「空」「雲」の意味があり、空に向かって高く咲く花の姿を表しております。
夏の暑い時期は花木が少なく、枝を延ばした樹木全体に、ハッとするような
鮮やかな色の花を付け、日に日に咲き変るので、よく目立ちます。
花の形がラッパに似ていることから英語では「トランペット・フラワー」、
「トランペット・ヴァイン」あるいは「トランペット・クリーパー」と呼ばれております。
特徴
・茎の先に房状花序をつけます。
・花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開きます。
・葉は奇数羽状複葉。
・つるは気根を出し固着しながら伸びていきます。
・幹はフジと同じように太くなります。
・樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、地下茎を延ばしひこばえを周囲に
芽生えさせ、繁殖します。
・落花すると、蜜がたれ周りを湿らすほど。その蜜にメジロや蜂が集まってきます。
その蜜は毒性があるといわれておりますが、根拠のない俗説・風評。
・花や樹皮は漢方薬では利尿や通経に使われます。
・園芸品種が複数存在し、ピンクや黄色などの花色もあります。
・新梢に房となって花が枝元から次々に咲き、花は毎日のようにすぐに散ります。
・花が終わった新梢をそのままにしておきますと、樹の姿が乱れ、樹勢が衰えるので
適切な剪定が必要。
・鳥媒花であり、世界でもっとも小さい鳥といわれるハチドリが空中をホバリング
しながら嘴を花の中にさし込んで蜜を吸います。
花言葉「名誉」
この花は、形がラッパに似ていることから、アメリカではラッパツルクサともいいます。
立派な人の名誉をたたえ、表彰するときにはラッパを吹き鳴らすことから、
「名誉」と言う花言葉が生まれたようです。
近縁種
ノウゼンカズラ属はノウゼンカズラと、アメリカ合衆国南東部原産の
アメリカノウゼンカズラ(C. radicans)、
およびこれらの雑種C. × tagliabuana からなります。
アメリカノウゼンカズラの花は中国系ノウゼンカズラより小ぶりで細長く、
濃い赤橙色。
《基本情報まとめ》
・凌霄花(のうぜんかずら)科。
・学名 Campsis grandiflora(凌霄花)
Campsis radicans(アメリカ凌霄花)
Campsis : ノウゼンカズラ属
grandiflora : 大きい花の
radicans : 根を生ずる
Campsis(カンプシス)は、ギリシャ語の「Kampsis(湾曲、曲がっている)」が語源。
おしべの形が曲がっているところから。
・開花時期は、 6/25 ~ 9/15頃。
・中国原産。
古くから薬として使われておりました。
日本には平安時代の9世紀頃に渡来しました。
・オレンジ色の派手な花。
・つるでどんどん伸びていきます。
いろいろからみついていきます。
・とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島から持ち帰ったといわれるものが
金沢市にまだ健在のようです(樹齢400年以上・・・)
・古名の「のせう」が変化して「のうぜん」になったともいわれております。
「凌霄」の音読みの”りょうしょう”が変じて「のしょう」になったとも
いわれております。
「凌霄花」は漢名からで、「凌」は”しのぐ”、
「霄」は”そら”の意味で、
つるが木にまといつき天空を凌ぐほど高く登るところから、この名がつきました。
・茎、花が甘いらしく、よく蟻(あり)がうろうろしております。
・江戸時代の貝原益軒さんが「花上の露、目に入れば目暗くなる」と記述し
いかにも有毒の花、というイメージがついておりますが、実際には毒はありません。
作品
凌霄花に秋の通ふか風見ゆる 恒丸
凌霄の咲くや田中の薬師堂 露羔 「東華」
凌霄や水なき川を渡る日に 蒼虬 「蒼虬発句集」
凌霄や木を離れては何処這ん-- 桃隣 「古太白堂句選」
のうぜんや真白き函の地震計 日野草城「青芝」
家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな 「正岡子規」「子規全集」
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必要に応じ、加筆・訂正 します。