別 名 「ガーデニア(Gardenia)」「せんぷく」葡(せんぷく)、山梔子(さんさし)
英 名 「Cape jasmine 、gardenia 」
花言葉 「私は幸せ者」「とても幸せです」「優雅」「洗練」
「清潔」「喜びを運ぶ」「幸福者」「夢中」「清浄」
「楽しい日々」「私は幸せ」「胸に秘めた愛」
季 語 「仲夏」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
本州の中部以南に自生する常緑低木で、高さは一~三メートル。
庭木として多くの園芸種がある。六月~七月、枝先に香りのいい白色の六弁花を
咲かせ、夜にはさらに香りたちます。
アカネ科 クチナシ属
開花期・・・・春~初夏
原産地・・・・日本 台湾 中国 インドシナ
花色・・・・・・白
葉の形状・・照葉 長楕円形 長卵形
草丈・・・・20cmから80cm
花持ち・・・4日程度
クチナシ(梔子、巵子、支子、学名: Gardenia jasminoides)は、
アカネ科クチナシ属の常緑低木。
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが
多い。果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、
様々な利用があります。
形態・生態
・樹高1-3 mほどの低木。
・葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、
長さ5-12 cm、表面に強いつやがあります。
筒状の托葉をもちます。
・花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせます。
花弁は基部が筒状で、先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色ですが、徐々に
黄色に変わっていきます。
花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は「ジャスミンのような」
という意味があります。
・10-11月ごろに赤黄色の果実をつけます。
果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴です。
また、側面にははっきりした稜が突き出ます。
スズメガに典型的な尻尾(尾角)をもつイモムシがつきますが、これは
オオスカシバの幼虫です。
奄美大島以南の南西諸島に分布するイワカワシジミ(シジミチョウ科)の幼虫は、
クチナシのつぼみや果実等を餌としております。
クチナシの果実に穴が開いていることがありますが、これはイワカワシジミの
幼虫が中に生息している、または生息していた跡です。
分布
東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、
日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生します。
人間との関わり
人家周辺に栽培されることが多い。
ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もあります。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されております。
・果実にはカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、
乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられました。
・発酵させることによって青色の着色料にもなる。
これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、
たくあんなどを黄色に染めるのに用いられます。
・大分県の郷土料理・黄飯の色づけにも用いられております。
クロシンはサフランの色素の成分でもあります。
・果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の
一つです。煎じて黄疸などに用いられます。
黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われます。
八潮市、湖西市および橿原市の市の花です。
黒人ジャズ歌手のビリー・ホリデイはしばしば、クチナシの花を髪に飾って
舞台に立ちました。
《基本情報まとめ》
クチナシ属(クチナシぞく、学名: Gardenia)は、アカネ科の属の一つ
・茜(あかね)科。
・学名
Gardenia jasminoides(クチナシ)
Gardenia radicans(コクチナシ)
Gardenia : クチナシ属
jasminoides :ソケイ属(Jasminum)に似た
radicans : 根を生じる
Gardenia(ガーデニア)は、18世紀のアメリカの医師かつ博物学者の、
「Garden さん」の名前にちなみます。
・開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
一重ものは早咲きで
八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。遠くからでも香ってきます。
・実(み)はオレンジ色で、薬用、染料になる。
無毒なので、布以外にも、きんとん、たくあんなどの
着色料にもなります。
・八重咲きものは実がならないが
一重咲きものは実がなります。
・実の口が開かないところから”口無し”の名になりました。
また、実にある突起部分くちばしに見立てた、
「クチハシ」からの変化、という説もあります。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。
・「小梔子(こくちなし)」は八重で「梔子」より少し小型。
形はほぼ同じ。
・5月6日、7月2日の誕生花
・「口なしの 淋しう咲けり 水のうへ」 松岡青蘿(まつおかせいら)
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 正岡子規
「山梔子(くちなし)や 築地の崩れ 咲きかくし」 堀麦水(ほりばくすい)
静岡県以西の本州、四国、九州、沖縄、中国南部、台湾の暖帯から亜熱帯に
広く分布します。
高さ2m程になる常緑の低木で、各地で庭木・切り花用として広く栽培されます。
また観賞用としても栽培されております。
・「日本書紀」をはじめ、「古今集」などの古典や「延喜式」、「本草和名」、
「和漢三才図会」などの書物に採り上げられております。
・ボタン、カイドウなどとともに、名 花十友の1つとして採りあげられて
おります。
・ 梔の字は、中国の酒を入れておく器に似たくちなしの果実を巵といい、
これに木偏をつけたもので、くちなしとは果実が熟しても口を開かないから
「口無し」と いわれております。
・将棋盤や碁盤の脚はくちなしの実をかたどっております。
その意味は「対戦する人は無言。
それを見ている人も口だしするべからず」ということ。
・ヨーロッパでは青年が恋人に最初に贈る花とされ、盛んに栽培されました。
キャサリン・ヘップバーン主演の映画「旅情」(1955年 SUMMERTIME)
でもくちなしの花は、話の重要なポイントになっております。
愛の告白の後、もらったくちなしの花(ガーデニアと呼んでいた。))を
運河へ流してしまう。
また、あまりにも有名なラストのシーンでは、列車を追いかける恋人が走りながら
胸から差し出した、くちなしは強烈なイ ンパクトだった。
ガルデニアは学名であるが、よく使われているようだ。この名は最初にこの花を
記録したアメリカの医者で植物学者のA.ガーデンの名にち なんでおります。
もともと日本産のアメリカ園芸品種の大八重梔の花は大輪で甘い酔いしびれる
ような良い香りがするが、果実が出来ないので晩秋にはさみしいし、
薬用にもならない。
この木は乾燥を嫌うので、冬は根もとに落ち葉やワラなどを寄せて
かくしてあげます。
・夏に白六弁の芳香ある花を開きます。
・小雨の降る宵闇など湿気が多くなると、 香りが濃艶に感じます。
だから、夜匂ってうれしいところに植えておくのが、くちなしを植える場所の
ポイントになります。
部屋に置くと匂いは強烈、そのため茶席にい けるのを嫌われます。
・くちなしの熟果は、昔から黄赤色の染料にされました。
永井荷風は、和紙に木版手摺りの、くちなし染めの原稿用紙を造ったと
いわれております。
夏目漱石の漱石山房 用箋もくちなし染めの用箋といわれておりました。
昔の文人には喜ばれたものらしい。また、無毒なので、栗飯、沢庵漬け、
きんとんなどの料理に使われます。
天然色素 なので、量産できなく、最近はほとんど人口着色料に代わって
きております。漢方では消炎、止血剤として使われております。
あまり知られていないが、くちなしの花は食用になります。
やや甘味があり、肉質が厚く、香りもよいので、生のまま刺身のつまにしたり、
茹でて、酢の物や和え物 などに致します。
また花酒にしたり、天ぷらにしてたべます。
国の天然記念物としては熊本市黒髪に「立田山のヤエクチナシ自生地」として
保護されております。
神話&伝説
・クチナシは、花のカトレアと並んで胸に飾るのに相応しい花です
ほのかな香りでどんな洋服にも似合い清楚です
男性は、ダンスパーティに女性を誘う時、クチナシを贈ります
女性は、ほのかな香りに包まれ幸せな気持ちになるでしょう
名前の由来・果実が熟しても割れないため、
「口無し」という和名の由来となっている説もあります。
・クチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、
つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)から
クチナシに変化したという説もあります。
・一重咲きと八重咲きがあり 一重咲きがアメリカに渡り改良され
八重咲きになりガーデニアと呼ばれています
ウエディングブーケに良く使われています
しかし実になるのは、一重咲きで中国では、気持ちを落ち着かせる薬効と
されております。
花言葉のいわれ
アメリカでは、男性が女性をダンスパーティに誘う前に彼女に贈る
コサージュ用の花を花屋に届けてもらう場合、クチナシの花を選ぶように
いわれております。
クチナシの花には香水の原料となる甘い香りがあり、昔女性たちは
着物のたもとに入れていたそうです。
中国ではユリ、スイセン、ウメ、キクなどと七香の一つになっています。
みみなしやま【耳成山】
大和三山の一つ。
奈良盆地南部,橿原(かしはら)市にある標高140mの山。安山岩からなり,
円錐形の美しい山容をなす。
《万葉集》巻一に載る長歌〈藤原宮の御井の歌〉に〈耳成の青菅山は
背面(そとも)の大御門に 宜(よろ)しなべ神さび立てり〉とうたわれた
ように,藤原京の北に位置する山であった。
三山相闘の伝説で著名であるが,歌枕でもあり,〈みみなし〉に
〈耳無し〉の意をかけて,この山に多数自生したクチナシを詠み合わせた
〈みみなしの山のくちなし得てしがな思ひの色の下染めにせむ〉
(《古今集》)などという歌もあります。
天国に咲くといわれているこの花は邪悪なものを追い払うといわれてます。
眺めていると気持ちが落ち着いてくるのは、この花に消炎、
鎮痛の作用があるからです。
★地上に咲いた最初のクチナシの花のお話。
ガーデニアという名の清楚な女性がいました。ガーデニアは白い色が好きで、
家具やカーテンや服やリボンを白い色で統一していました。
ある時、天使がガーデニアのところにやってきました。天使は植物の実をガ
ーデニアに渡し、(これは天国の植物です。大切に育ててください。
そして花が咲いたらキスして下さい。1年経ったらまた来ます。)と言って
天に帰っていきました。
ガーデニアは鉢植えを大切に育てました。
ちょうど1年経った頃、鉢植えの植物は白くて香りのよい花を咲かせました。
この花が地上に最初に咲いたクチナシの花でした。
ガーデニアがクチナシにキスをすると、天使が現れました。
天使は、(あなたこそ私の求めていた人です。)と言ってガーデニアにプロ
ポーズしました。ガーデニアと天使は結婚し、仲良く幸せに暮らしました。
ガーデニアは、くちなしの属名です。天国に咲くといわれているこの花は、
邪悪なものを追い払うともいわれております。
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ウィキペディア その他より掲載
必要に応じ、加筆・訂正致します。
英 名 「Cape jasmine 、gardenia 」
花言葉 「私は幸せ者」「とても幸せです」「優雅」「洗練」
「清潔」「喜びを運ぶ」「幸福者」「夢中」「清浄」
「楽しい日々」「私は幸せ」「胸に秘めた愛」
季 語 「仲夏」
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本州の中部以南に自生する常緑低木で、高さは一~三メートル。
庭木として多くの園芸種がある。六月~七月、枝先に香りのいい白色の六弁花を
咲かせ、夜にはさらに香りたちます。
アカネ科 クチナシ属
開花期・・・・春~初夏
原産地・・・・日本 台湾 中国 インドシナ
花色・・・・・・白
葉の形状・・照葉 長楕円形 長卵形
草丈・・・・20cmから80cm
花持ち・・・4日程度
クチナシ(梔子、巵子、支子、学名: Gardenia jasminoides)は、
アカネ科クチナシ属の常緑低木。
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが
多い。果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、
様々な利用があります。
形態・生態
・樹高1-3 mほどの低木。
・葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、
長さ5-12 cm、表面に強いつやがあります。
筒状の托葉をもちます。
・花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせます。
花弁は基部が筒状で、先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色ですが、徐々に
黄色に変わっていきます。
花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は「ジャスミンのような」
という意味があります。
・10-11月ごろに赤黄色の果実をつけます。
果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴です。
また、側面にははっきりした稜が突き出ます。
スズメガに典型的な尻尾(尾角)をもつイモムシがつきますが、これは
オオスカシバの幼虫です。
奄美大島以南の南西諸島に分布するイワカワシジミ(シジミチョウ科)の幼虫は、
クチナシのつぼみや果実等を餌としております。
クチナシの果実に穴が開いていることがありますが、これはイワカワシジミの
幼虫が中に生息している、または生息していた跡です。
分布
東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、
日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生します。
人間との関わり
人家周辺に栽培されることが多い。
ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もあります。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されております。
・果実にはカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、
乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられました。
・発酵させることによって青色の着色料にもなる。
これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、
たくあんなどを黄色に染めるのに用いられます。
・大分県の郷土料理・黄飯の色づけにも用いられております。
クロシンはサフランの色素の成分でもあります。
・果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の
一つです。煎じて黄疸などに用いられます。
黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われます。
八潮市、湖西市および橿原市の市の花です。
黒人ジャズ歌手のビリー・ホリデイはしばしば、クチナシの花を髪に飾って
舞台に立ちました。
《基本情報まとめ》
クチナシ属(クチナシぞく、学名: Gardenia)は、アカネ科の属の一つ
・茜(あかね)科。
・学名
Gardenia jasminoides(クチナシ)
Gardenia radicans(コクチナシ)
Gardenia : クチナシ属
jasminoides :ソケイ属(Jasminum)に似た
radicans : 根を生じる
Gardenia(ガーデニア)は、18世紀のアメリカの医師かつ博物学者の、
「Garden さん」の名前にちなみます。
・開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
一重ものは早咲きで
八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。遠くからでも香ってきます。
・実(み)はオレンジ色で、薬用、染料になる。
無毒なので、布以外にも、きんとん、たくあんなどの
着色料にもなります。
・八重咲きものは実がならないが
一重咲きものは実がなります。
・実の口が開かないところから”口無し”の名になりました。
また、実にある突起部分くちばしに見立てた、
「クチハシ」からの変化、という説もあります。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。
・「小梔子(こくちなし)」は八重で「梔子」より少し小型。
形はほぼ同じ。
・5月6日、7月2日の誕生花
・「口なしの 淋しう咲けり 水のうへ」 松岡青蘿(まつおかせいら)
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 正岡子規
「山梔子(くちなし)や 築地の崩れ 咲きかくし」 堀麦水(ほりばくすい)
静岡県以西の本州、四国、九州、沖縄、中国南部、台湾の暖帯から亜熱帯に
広く分布します。
高さ2m程になる常緑の低木で、各地で庭木・切り花用として広く栽培されます。
また観賞用としても栽培されております。
・「日本書紀」をはじめ、「古今集」などの古典や「延喜式」、「本草和名」、
「和漢三才図会」などの書物に採り上げられております。
・ボタン、カイドウなどとともに、名 花十友の1つとして採りあげられて
おります。
・ 梔の字は、中国の酒を入れておく器に似たくちなしの果実を巵といい、
これに木偏をつけたもので、くちなしとは果実が熟しても口を開かないから
「口無し」と いわれております。
・将棋盤や碁盤の脚はくちなしの実をかたどっております。
その意味は「対戦する人は無言。
それを見ている人も口だしするべからず」ということ。
・ヨーロッパでは青年が恋人に最初に贈る花とされ、盛んに栽培されました。
キャサリン・ヘップバーン主演の映画「旅情」(1955年 SUMMERTIME)
でもくちなしの花は、話の重要なポイントになっております。
愛の告白の後、もらったくちなしの花(ガーデニアと呼んでいた。))を
運河へ流してしまう。
また、あまりにも有名なラストのシーンでは、列車を追いかける恋人が走りながら
胸から差し出した、くちなしは強烈なイ ンパクトだった。
ガルデニアは学名であるが、よく使われているようだ。この名は最初にこの花を
記録したアメリカの医者で植物学者のA.ガーデンの名にち なんでおります。
もともと日本産のアメリカ園芸品種の大八重梔の花は大輪で甘い酔いしびれる
ような良い香りがするが、果実が出来ないので晩秋にはさみしいし、
薬用にもならない。
この木は乾燥を嫌うので、冬は根もとに落ち葉やワラなどを寄せて
かくしてあげます。
・夏に白六弁の芳香ある花を開きます。
・小雨の降る宵闇など湿気が多くなると、 香りが濃艶に感じます。
だから、夜匂ってうれしいところに植えておくのが、くちなしを植える場所の
ポイントになります。
部屋に置くと匂いは強烈、そのため茶席にい けるのを嫌われます。
・くちなしの熟果は、昔から黄赤色の染料にされました。
永井荷風は、和紙に木版手摺りの、くちなし染めの原稿用紙を造ったと
いわれております。
夏目漱石の漱石山房 用箋もくちなし染めの用箋といわれておりました。
昔の文人には喜ばれたものらしい。また、無毒なので、栗飯、沢庵漬け、
きんとんなどの料理に使われます。
天然色素 なので、量産できなく、最近はほとんど人口着色料に代わって
きております。漢方では消炎、止血剤として使われております。
あまり知られていないが、くちなしの花は食用になります。
やや甘味があり、肉質が厚く、香りもよいので、生のまま刺身のつまにしたり、
茹でて、酢の物や和え物 などに致します。
また花酒にしたり、天ぷらにしてたべます。
国の天然記念物としては熊本市黒髪に「立田山のヤエクチナシ自生地」として
保護されております。
神話&伝説
・クチナシは、花のカトレアと並んで胸に飾るのに相応しい花です
ほのかな香りでどんな洋服にも似合い清楚です
男性は、ダンスパーティに女性を誘う時、クチナシを贈ります
女性は、ほのかな香りに包まれ幸せな気持ちになるでしょう
名前の由来・果実が熟しても割れないため、
「口無し」という和名の由来となっている説もあります。
・クチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、
つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)から
クチナシに変化したという説もあります。
・一重咲きと八重咲きがあり 一重咲きがアメリカに渡り改良され
八重咲きになりガーデニアと呼ばれています
ウエディングブーケに良く使われています
しかし実になるのは、一重咲きで中国では、気持ちを落ち着かせる薬効と
されております。
花言葉のいわれ
アメリカでは、男性が女性をダンスパーティに誘う前に彼女に贈る
コサージュ用の花を花屋に届けてもらう場合、クチナシの花を選ぶように
いわれております。
クチナシの花には香水の原料となる甘い香りがあり、昔女性たちは
着物のたもとに入れていたそうです。
中国ではユリ、スイセン、ウメ、キクなどと七香の一つになっています。
みみなしやま【耳成山】
大和三山の一つ。
奈良盆地南部,橿原(かしはら)市にある標高140mの山。安山岩からなり,
円錐形の美しい山容をなす。
《万葉集》巻一に載る長歌〈藤原宮の御井の歌〉に〈耳成の青菅山は
背面(そとも)の大御門に 宜(よろ)しなべ神さび立てり〉とうたわれた
ように,藤原京の北に位置する山であった。
三山相闘の伝説で著名であるが,歌枕でもあり,〈みみなし〉に
〈耳無し〉の意をかけて,この山に多数自生したクチナシを詠み合わせた
〈みみなしの山のくちなし得てしがな思ひの色の下染めにせむ〉
(《古今集》)などという歌もあります。
天国に咲くといわれているこの花は邪悪なものを追い払うといわれてます。
眺めていると気持ちが落ち着いてくるのは、この花に消炎、
鎮痛の作用があるからです。
★地上に咲いた最初のクチナシの花のお話。
ガーデニアという名の清楚な女性がいました。ガーデニアは白い色が好きで、
家具やカーテンや服やリボンを白い色で統一していました。
ある時、天使がガーデニアのところにやってきました。天使は植物の実をガ
ーデニアに渡し、(これは天国の植物です。大切に育ててください。
そして花が咲いたらキスして下さい。1年経ったらまた来ます。)と言って
天に帰っていきました。
ガーデニアは鉢植えを大切に育てました。
ちょうど1年経った頃、鉢植えの植物は白くて香りのよい花を咲かせました。
この花が地上に最初に咲いたクチナシの花でした。
ガーデニアがクチナシにキスをすると、天使が現れました。
天使は、(あなたこそ私の求めていた人です。)と言ってガーデニアにプロ
ポーズしました。ガーデニアと天使は結婚し、仲良く幸せに暮らしました。
ガーデニアは、くちなしの属名です。天国に咲くといわれているこの花は、
邪悪なものを追い払うともいわれております。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ウィキペディア その他より掲載
必要に応じ、加筆・訂正致します。