果てしなくつづく三角関係

2016年05月11日 | 日記
(名前はすべて仮名)

いつも昔のことをひとりごとで喋り続けるサツさん。
真剣な表情で一点を見つめ、まばたきもほとんどせずひたすら喋っている。
同じことを繰り返し繰り返し。

するとサツさんの真向かいに座ってた耳の遠いミチさんが、自分に何か言ってると勘違いした。
しかもサツさんの真剣な表情から、自分の悪口を言われてると勘違い。

「なにぃ?」
と、耳の遠いミチさんは、サツさんに向かって大声で対抗。

すると側に居た、耳鳴りでいつも困っているリョウコさんがビックリ。

「ああ、ほんとにこの方の声イヤになるわ」
と、ミチさんを睨みながらティッシュペーパーを丸めて自分の耳につっこんだ。

それでもサツさんのひとりごとは止まらない。
同じことを何回も何回も繰り返し。

その度にあいづちを入れてた私も、だんだん頭がクラクラしてきた。
話を変えさせようとサツさんに他の話題を振ってもまだやめない。

相変わらず真剣な顔で前を見つめて…

てホラ!またミチさんが勘違いした。

「なんだってぇ!」

デカイ、デカイよ声がミチさん。

「ああ!ホントにイヤになる!」

リョウコさん、両耳を押さえてミチさんを睨む。

それでもサツさんのひとりごとが…

「あー?なんだってぇ!」

「ああ、うるさい、ホンとにイヤになる!」

繰り返し

繰り返し



繰り返しといえば、明日はタミさん平吉さんが来る日か。。