チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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京都からの桜便り - 2017年

2017-04-15 | グルメ色な日記

京都に半居住していて、この街は(いや日本中なのか?)こんなにも桜の木が多いのか!と初めて気づき驚き、少し感動している。寒かったおかげで例年よりも長い期間桜が咲いている。先週末からの1週間(4/7-13)の桜を時系列で見て下さい。

雨も多く、灰色の空が続いた先週末。お決まりの鴨川沿い。いつか飛んで渡ってみたい飛び石。大きいのは亀石。

鴨川沿いの川端通りをタクシーで走るだけでも、十分に花見を楽しめる。

四条木屋町辺りでバスを下りると、↓高瀬川沿いの桜並木がライトアップされていた。

雨降る中、なかなかの風情。なんか得した気分。

岡崎公園近くの冷泉通はオススメの桜スポット。こちらは西向き↓。

↓東を向くと、大文字山に陽が射してきた。左上が大の字。ふもとから小一時間のハイキングもしてみたいことの一つ。大の字の合わさっているところにベンチがあり、そこでおにぎりを食べながら街を見下ろすのが気持ち良いらしい。

友人夫婦が突然京都に来てくれ、一緒に夕食を摂った後に東寺の夜桜ライトアップに連れて行ってくれた。

京都通の彼等が、京都の夜桜では一番綺麗だという。私を連れて行きたかった、と。本当にありがとう!

車内からこれを見て↑その美しさに、ワァ〜!と叫んでしまった。

写真ではその美しさを表現できないのがもどかしい。

↓池に映る桜と五重塔。

幽玄の美というのがこれか、と思った。外国には存在しない美だね。

最近一番感動したのがここのライトアップかもしれない。間違いなく、これから毎年見たいものの一つになった。

そして翌朝、ずっと気になっていた原谷苑に初めて行った。

金閣寺の北にある村岩農園が桜のシーズンに一般公開する園内には、二十数種類の桜を中心にツツジ、ボケ、雪柳、レンギョウ、ミツマタなど色々な花が咲きほこっている。

京都市北区に位置するので市内よりも見頃は遅く、しかも桜の種類によってはまだ開花もしていないので1ヶ月ほど楽しめるらしい。

面白いのが入園料が開花具合で変わること。この日は1500円。昨年は2000円の日があったとか。これだけの庭を維持するのはそりゃ大変だ。

あまりに人が多かったのがちょっと残念だった。毎年行っている、という東寺に連れて行ってくれた友人にならって、行くなら午後遅くが狙い目なんだと思った。

桜といったらソメイヨシノや八重、枝垂ぐらいしか知らなかったので、名前も初めて聞き、見る可憐な桜の花たちは新鮮だった。

戦後全国的に植樹されたソメイヨシノは樹齢が70年ほどと短いそうで、今一斉に枯れ始めているとか。この1週間の桜見で、なんだか嫌でも桜のニュースに耳がいくようになった今日この頃。

接木で育てられる桜、幹だと思われている部分も全部枝だそう。だから時々幹から直接花が咲いているのを目にするのだと、数日前のニュースで知った。↑こちらは原谷苑の御室桜。

今年は一生分というか、これまであまり興味なくて見そびれていた花見を一気にした気分。桜、堪能しました。


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