チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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プラハ・その3

2019-08-07 | グルメ色な日記

キュビズム cubisme:仏 / キュービズム cubism:英(日:立体派)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソが考え出した絵画の技法。女性たちの顔を幾何学的に描いた「アヴィニヨンの娘たち」がそのはじまりだ。それまでの絵画が一つの視点に基づいて描かれているのに対して、色々な角度からものを見る、ということから出発している。あらゆる現代美術に影響を与えたが、この技法を建築に取り入れたのはチェコだけだそうで、世界でも珍しい貴重な建物がプラハにはいくつも残っている。キュビズム建築を巡るマップまであったりして、初めてそんな世界と出会って感激だった。

M子の説明によると、アール・ヌーヴォーに飽きた芸術家たちがキュビズムに追随したものの結局それほどは受け入れられず、10数年後の第一次大戦の開戦とともに、シンプルでモダンなアール・デコが取って代わってキュビズムは消滅したそう。

↑こちらは、1920年代のキュビスム建築様式の建物「黒い聖母の家」(建物の右角に、金色の衣装を身にまとった黒い聖母がいる)。元デパートだったというこの建物の中にキュビズム・ミュージアムがあるというので、行ってみた。

らせん階段は今までみたことのない独特のライン。美しい。光が電球みたいでもある。

そして展示されていた尖った家具たち。

こんな家具が家にあったら落ち着かないね。先端恐怖症の人たちには耐えられないだろうね〜と、シニカルな発言をしながら歩き回っているうちに、頭がクラクラして気持ちが悪くなってきた。

しばし休憩しようと、二階にある老舗カフェを覗いたけど、冷房がなくてアウト。暑すぎて足を踏み入れられなかったよ。

↓プラハ最終日は早朝から、1232年に始まったという歴史あるハヴェルスカーHavelska市場へ。裏路地を歩いてホテルからはほど良い散歩だった。途中、色々と寄りましたが。

チェコは、木製やボヘミアンガラス製の可愛い雑貨が結構ある。ここはお土産が安くで手に入るし、街並みもgood !

様式もさまざまで、とにかく建物がみな素敵だ。私が大好きな緑色!いいな〜↓

もういらない、ってぐらいこのベリーの山を頬張った↓。ちょっと高いと思ったけど、日本円だと250円か。

旧市街から新市街へテクテクと戻る。

↑こちらは、街中のどこにでもある伝統的なチェコのお菓子、トゥルデニークTrdelnik屋さん。生地をぐるぐる巻きにして炭火で焼いた、トンネルのようなドーナッツのようなお菓子。グラニュー糖をまぶした「素」が一番安く、次が日本でも売っているヘーゼルナッツ・ペーストの「ヌテラNutella」を塗ったもの(私達がオーダーしたもの)。そして、トンネルの中にアイスや生クリーム、フルーツを入れたもの、と色々と好みのものを作ってもらえる。クレープ屋さんのようなものね。

早朝からお腹空いた〜!というM子の声で起こされ、普段朝食を食べない私が急かされて朝6時過ぎにはホテルのブレック・ファーストへ。早すぎでレストランがまだオープンしてなくてロビーで待つ羽目にもなった!こんなの生まれて初めてだった!でも、朝からスパークリングが飲めるのは最高だったけれど。

ビュッフェって、結局食べきれないぐらい取ってしまう。あ〜死ぬまでに悟れるのか、といつも思ってしまう。。毎回反省!

結局プラハ最終日は、朝から4食ぐらい食べ (〆はM子のゴリ押しで、お洒落なスパニッシュ・タパスのお店に入った・・・ 私はカプチーノだったけど)、午後2時の列車でいざベルリンへ。

ところが、アナウンスもなく列車が2~3時間遅延。いつまでも列車の情報がなくて、若者たちに混じって駅の床に座り込んで電光掲示板とにらめっこ。こういうのって、不安だからトイレに行けなくて、結構疲れるんだよね〜・・・

世界の中では、日本は本当に親切で安心な国です。

私は二度目のチェコだったけれど、20年前は小さかった子供達を連れてヨーロッパを車で周り、チェコでは南部に滞在しながら子供中心で動物園に行ったり、公園に行ったり。プラハには1日行っただけだった。だから、こんなにプラハが面白いという印象はなかった。美術、芸術に興味がある方は、是非プラハへ!オススメです。

では、次回はいよいよベルリンです。


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