チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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ベルリン・その2

2019-08-22 | グルメ色な日記

ベルリンの街を南北に流れるシュプレー川の中洲は、museum island「博物館島」と呼ばれている。ベルリン美術館を構成する5つの博物館・美術館で構成されており、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

中洲のこちら側には、テラスを設けたカフェが立ち並ぶ。行き交う遊覧船を見ながら、ブランチをした。

どちらもサーモンを使ったプレート。↓ポテト・パンケーキにスモーク・サーモン、ホースラディッシュ・クリーム添えはナイスチョイスだった。

食後は、美術館をははしごして疲れてしまった。とにかく広い。

旅の醍醐味は街歩き。遠目に見つけたお店が気になった。後日昼下がりに入ってみたら、とても素敵な中庭のある、英語がほとんど通じないレストランだった。↓写真左奥の建物の壁画がまた素敵。「ソフィエンSophien11」

Grilled Pork Knuckles ローストした豚足/すね料理(アイスバインのロースト版かな?)は、ドイツの伝統料理。この店のものは、中がとってもジューシーで、外の皮がカリカリ。きのこソースが絶妙、絶品だった。マッシュポテトも最高だった。どこの店でもそうだが、二人でも食べきれない量。

帰国してすぐのワイン教室は白ワインのrieslingリースリングを予定していたので、とにかくどこへ行っても食事の時にはリースリングを注文した。Pflazフラッツ産のこの左のボトル↓、すっごく美味しかったので生徒さん達に飲んでもらいたかったのに、日本には輸入されていなくて、とっても残念。。

写真右の↓ モーツアルトの水も、ラベルが素敵。

ベルリンはベトナム料理が意外と美味しい、と聞いたので、ある夕vietnameseの店を探しながら歩いていたら、英語の堪能なノリのいいお兄ちゃんが話しかけてきた。「ドイツ料理を食べたいなら、このお店はベルリンで二番目に美味しいから入ってごらん!」と目の前にあったレストランをものすごく勧めてきた。「じゃあ、一番美味しいお店はどこ?」と聞いたら、「英国のウィリアム王子が excellent! 素晴らしい!と気に入った店だよ」と。なんか適当だな、と思いながらも、翌夕はここで食べることにした。残念ながら、店の名前を記憶していない。(道は覚えているので、必要な人は連絡下さい)

かろうじてテラスの長テーブルに二席空いていたので、ぎゅうぎゅうに座らせてもらう。そして、前日のお兄ちゃんは隣のブティックで働いていた!メニューには「王様の野菜」旬の白アスパラガスのバター炒めがあった!

白アスパラガスが食べられるのは6月26日まで、と期限があるなんて、初めて知った(この日はまだ6/20だった)。4月末からシーズンが始まり、ドイツ国内だけで毎年5万5千トンが収穫され、今ではドイツで一番の稼ぎ野菜だそうだ。ドイツ国産の白アスパラガスは、コクもアロマも食感もしっかりでとっても美味しい。私たちは、生ハムを巻いてみたり、と、とっても楽しんだ。でも、メインの豚肉はパサパサだったから、ベルリンで二番目に美味しい店とは言えなかったな。

姪の結婚式は、新郎が弦楽器が趣味でベルリンのアマチュアバンドに所属してでサックスやフレンホルンやら吹いていることもあって、前半は20人編成のブラス・バンド、後半はやはり大所帯のスウィング・ジャズ・バンドの演奏があり、楽しいダンスパーティーとなった。そして、翌夕は、両家の親戚達と歴史あるベルリン・コンツェルト・ハウスにベートーベンを聴きにも行った。

音楽は分からないけど、内部も素晴らしかった。そしてコンサート・ホールの外の広場には、日銭を稼ぐ音楽家達があちこちに。

ベルリン最後の夜は、新郎新婦を囲んで、親戚達と夕食を共にすることになった。もう5年ぐらいベルリンに住んでいる姪が(旦那さは10年)、私に「どこかお勧めのレストランない??」って聞いて来た時点で「ちょっと、ちょっと」と不安だった。ま、前日予約だったからここしかなくて。。と選んだレストランは、ベルリンで最古、1621年から営業しているというZer Letzten Instanz。ナポレオンも訪れたそうだ。「残念ながら、白アスパラガスはメニューにないそうです〜」と姪。

↓ソーセージと洋梨のサラダ

↓ケッパーが入ったミートボール

アイスバインが有名なお店だそうで、味は悪くなかったのに、サービスが最低だった。何度呼んでも one moment! と言ったまま、誰もやって来ない。挙げ句の果てに来た年配のウェイトレスに兄が文句を言うと、ふてくされた顔で「あなたには、選択肢が二つある。このテーブル担当の若いウェイトレスは、今、他のことで忙しい。彼女を待つか、新たに私に注文するかのどちらを選ぶ?」と、ものすごい剣幕で、上から目線で捲し上げられてしまった。たまげたな〜

日本語のガイドブックにも紹介されているんだろう、日本人観光客がちらほら。隣の四人席に日本人カップルが座っていた。そこへ日本人の男性三人連れが来たところ、その年配ウェイトレスがカップルの女性に席移動をさせ、男性四人を同じテーブルに座らせたから仰天!おとなしい日本人達は、文句も言わず会話もなく座っていた。凄いな。自分達だったら、絶対断るよな〜、兄と苦笑いしてしまった。

ネットでこの店の口コミを見てみると、総じてサービスの悪さが指摘されていた。訪れる場合、皆さん強気で行って下さいね!

 


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