チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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海津大崎のさくら

2015-04-10 | グルメ色な日記

4月はじめ、台湾に行っている間に関西では桜が満開になり、戻ってきたらば連日の雨と寒さで桜を愛でることもないまま葉桜になってしまった。でも日頃の行いが本当にいいのだろうね〜、琵琶湖の海津大崎(かいづおおさき)へ行こうと以前から予定していた日に限って雨が降らなかった。

「日本のさくら名所100選」にも選ばれている海津大崎。昨年、雨で予定変更をして行けなかったので今年はそのリベンジ。湖北の高島市マキノ町海津に、4キロに渡って800本のソメイヨシノが咲き誇り、見事な桜のトンネルができる。このあたりはまた、岩礁が半島のように湖に突き出ている景勝地で、屋形船に乗ってまずは湖からお花見。すぐそばに竹生島(ちくぶじま)が浮かぶ。

こんなに寒いお花見も初めてだね〜って言いながら、でも雨が降らないだけでもラッキーだね、と薄曇りの空に向かって感謝する。近畿では遅咲きのエリアなので、昨日9日の時点で九分咲きぐらいだった。

陸に上がると、桜のトンネルは車と人で大渋滞していたので、通り抜けはせずに、古民具・小道具&カフェ「海津」のテラスに座って湖を眺めながら至福の一時を過ごした。この景色、素晴らしくない?↓

このあと、福井から京都へと続く鯖街道の途中、朽木大野(くつきおおの)にある蕎麦屋で食べる予定だったのに、でもおそ昼でお腹空いてたから、匂いにつられてカレーライスを食べてしまった。ぜんざい、くずもち、なんていうかわいいもの食べてたメンバーもいたけどね。

そして、海津から国道367号線、鯖街道を走ること小一時間。朽木大野のあたり、田んぼや安曇川の景色の中に突然桜並木がそこかしこに現れてくる。山間だけど海津より暖かいのだろう、桜はもう散り始めてはいたけれど、期待以上の桜並木の多さに感激。穴場ドライブスポットだった。

永昌庵は売り切れ次第終了の店。大丈夫、まだ残っていたから、午後4時に二度目のランチ。

十割蕎麦のざると、とち餅の入った暖かい「とちかっちん」。

とち餅を揚げて、揚げ出し豆腐のようにだしをかけた「とちあげ」も美味しかった。信楽の器を使い、店内には、以前訪れたことのある窯元の器も置いてあったから、ついついみんなして買ってしまったよ。

ここ数年滋賀に行くたびに意外な発見があり、その魅力に気づき始めた。そしてこの時期の京都はどこへ行っても人の多さでゲンナリするだけだが、滋賀にはそれほど混まない隠れスポットが結構あるように思う。比叡山の麓で友人を一人下ろしたが、住宅街にも桜並木が延々と続き、感嘆の声を上げてしまった。曇り空の中、桜満喫の一日だった。

そして、今日はまたまた全国的に一日中雨。。。アルコールなしのお花見だったけど、間にあってよかった〜!